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北澤八幡神社(世田谷区/下北沢)の御朱印と見どころ

北澤八幡神社の紹介

世田谷区下北沢にある北澤八幡神社の参拝レポートです。

読み方は「きたざわはちまんじんじゃ」です。北澤八幡宮(きたざわはちまんぐう)とも称されています。古くから下北沢の地に鎮座している神社で、冬の境内からは、天気がよければ冨士山を眺めることもできます。下北沢駅か池ノ上駅が最寄り駅です。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

下北沢の「北澤八幡宮」へ

このブログで世田谷区の神社を紹介するのはこれが初めてです。僕自身、もしかしたら世田谷区の神社自体が、人生で初かもしれません。忘れているだけかもしれませんが…。

いつも僕は嫁と二人で神社巡りをしているのですが、この日は嫁の妹さんも加えて三人での神社巡りです。以前にも一度この三人で回ったことがあるので、二度目ですね。以前は飯田橋の東京大神宮や、市ヶ谷の亀岡八幡宮を回ったりしました。

この日は、嫁と妹さんが朝イチで代々木八幡宮へ行き、僕は用事がありましたので、その後に合流することに。

待ち合わせ場所は下北沢駅です。

うちの嫁が、妹さんを代々木八幡宮に連れて行きたかったみたいで、せっかくなのでその足で小田急線沿いの神社をいくつか回ってみることにしたんです。

そしてまず選んだのが、下北沢にある、こちらの北澤八幡神社。なんでも境内に「ガチャガチャ」があるらしく、嫁がそれをやりたいと。

嫁は若い頃にも北澤八幡神社に行ったことがあるみたいです。

僕も若い頃に下北沢には頻繁に遊びに来ていたのですが、神社があることすら知りませんでした。

待ち合わせ時間よりも少し早く着いてしまったので、少しだけ駅の周りを歩いてみることに。

久しぶり訪れた下北沢は、駅の様相が昔とすっかり変わっていて、少々戸惑います。完全に変わってしまった場所もあれば、昔のままの場所もあって懐かしい気持ちになってみたり。

街の景色ってどんどん変わって行くんだろうな~と、しみじみ感じてしまいました。新しい建物なんかが出来ると、昔そこに何があったのかとか、なかなか思い出せないですよね。そんなもんなんでしょうけど。

そうこうしているうちに待ち合わせ時間になり、代々木八幡宮経由でやってきた嫁と妹さんと合流。

そこからてくてく歩いて、北澤八幡神社を目指します。

この日は一月の下旬、風が強くて寒い日だったのですが、快晴で雲一つない空が広がっています。

気持ち良い冬晴れの中、歩くこと10分ちょっと。

北澤八幡神社に到着しました。

 

ご由緒

ご祭神は、応神天皇(おうじんてんのう)比売神(ひめかみ)神功皇后(じんぐうこうごう)仁徳天皇(にんとくてんのう)の四柱です。

応神天皇は第15代天皇で、武神である八幡神と同一とされています。比売神は、宗像三女神、天照大御神、卑弥呼など諸説のある女神です。神功皇后は応神天皇の母、仁徳天皇は第16代天皇で、応神天皇の皇子です。 

創建は戦国時代である文明年間です。当時この地を治めていた世田谷城主の吉良家が勧請したのが始まりと伝えられています。

下北沢村を開墾する際にも、人々の心の拠り所として信仰され、下北沢の歴史と共に歩んできた神社です。

江戸時代になると、隣りに森巌寺という寺院が建てられ、昭和6年までそのお寺の別当として管理されることになります。

現在の社殿は江戸時代後期の嘉永5年に再建されたものになります。

冬の天気の良い日には、境内から富士山を眺めることもできます。

 

境内案内

下北沢駅から10分ちょっと。住宅街の中に北澤八幡神社の鳥居が現れます。

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一礼して鳥居をくぐり境内へ。鳥居をくぐったすぐ右側は公園になっています。

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参道を進みます。石段の先には拝殿が見えます。

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石段は二段階になっていてます。最初の石段を上った先が意外と広いスペースになっていて、駐車場にもなっていました。

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左手には神輿庫です。

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右手が神楽殿。車はこの奥から入れるようになっていました。

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二つ目の石段を上ります。

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石段の途中、右手に立派な木が茂っていましたので、緑が素敵で思わず撮ってしまいました。クスノキでしょうか。

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石段を上がり切りますと、拝殿の全体像がわかります。淡い色使いで、なんとなく優しい感じのする拝殿です。

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拝殿に向かい左手、木の奥に手水舎がありました。

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手水舎の手前にあった木も立派で、青空に映える緑が気持ち良いです。

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お清めをします。手水舎の奥にも鳥居があり境内社があるようでしたので、後ほど行ってみることに。

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拝殿前に進みます。こちらは左の狛犬さん。可愛らしい感じの狛犬さんです。

北澤八幡神社の左の狛犬

 

こちらは右の狛犬さんです。どちらもけっこう古いもののように見えます。

北澤八幡神社の右の狛犬

 

一月の透き通った空気の中、参拝させて頂きます。

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境内を散策してみることに。こちらは手水舎の手前です。拝殿に向かい左手ですね。坂道が延びていて、こちらからも北澤八幡神社には入ることができます。

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手水舎の奥にあった境内社に行ってみます。拝殿の左奥にあたる場所です。

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境内社はいくつかありましたので、一つずつお参りすることに。まずは正面にあった一番大きな社から。産土社(うぶすなしゃ)です。八幡神社創建以前の土地の神様で、龍神様が祀られているとのこと。

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産土社から左側にいくつか祠が並んでいる形です。すぐ左が弁天社、もう一つ先が野屋敷稲荷社です。

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鳥居をくぐり直し、弁天社と野屋敷稲荷社に参拝します。

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もう一度鳥居をくぐり直し、左の端にある二つの境内社にも参拝します。右が愛宕稲荷社、左が長栄稲荷社。

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境内社への参拝を終え、再び拝殿前に戻ります。拝殿に向かい右手はこんな感じです。奥に社務所があります。

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社務所の方に行ってみますと、その手前に「富士山が見えます」という案内。

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遠くに綺麗な富士山を見ることができました!冬のよく晴れた日じゃないと見れないようなのですが、この日はまさに冬の晴れた日。雪化粧をした富士山をしばし眺めます。

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富士山スポットから振り返って社殿を見ますとこんな感じです。斜め前からのアングルで。

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社殿の右奥にも境内社があるようでしたので、行ってみます。

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境内社は二つありました。まず手前が高良玉垂社。可愛らしい神狐さんもいます。

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鳥居をくぐり参拝します。ちょうど左の神狐さんの影が、後ろにあった石碑に映って可愛い感じになってました。

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右隣りにもう一つの境内社です。円海稲荷社です。

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二つの境内社からさらに右奥にも小路が延びていましたので、行ってみます。

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その先にはもう一つ鳥居があり、境内にはこちらからでも入れるようです。裏参道ですね。

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再び拝殿前に戻り、社務所へ。こちらで御朱印を頂きました。

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そしてこちらが、社務所前にあったガチャのおみくじです。嫁がやりたがってたやつです。回400円。嫁はもちろん、ついつい僕と嫁の妹さんもやってしまいました。

北澤八幡神社のガチャ

 

御朱印を頂き、嫁の希望だったガチャガチャもやり、一通り境内も散策しましたので、北澤八幡神社を後にしました。

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参拝を終えて

風が強く寒い日でしたが、雲一つない快晴で、気持ち良い天気の中で参拝することができました。

僕は若い頃にライブハウスによく出入りしていましたので、そんな関係で下北沢はしょっちゅう来ていた街なんです。ライブハウス多いですからね。

ですので、ちょっとした思い出なんかも色々ある街なのですが、そんな懐かしい街にある北沢八幡神社。

今まではその存在すら知りませんでしたので、今回が訪れるのは初めてです。

住宅街の中にある神社なのですが、境内はけっこう広いです。石段の周辺も広くて開放感がありますし、境内社も多くて見どころも色々あります。

冬は境内から富士山が見えるとのことでしたが、この日もばっちりとその姿を拝むことができました。富士山の一部ではなく、全体が見えるんですよ。もちろん遠目にではありますが。

雪で白くなった富士山は素敵でした。

たまたま選んだこの日にたまたま富士山が見られたというのは、ラッキーですね。

そして、富士山を眺められるかのように建っている拝殿は、色合いがとても優しい感じがしました。八幡神を祀る八幡神社ではありますが、どこか女性的な雰囲気も感じます。

拝殿奥のエリアも、陽だまりができていたりして、のんびりと散策できました。

そして、嫁の目当てであったガチャ。

中にはおみくじと石が入っているのですが、僕は砂金」が入っていました。対人関係などを良くする石とのことです。

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嫁は水晶を狙ってたようなのですが、出て来たのは赤瑪瑙石(あかめのういし)でした。赤瑪瑙石は行動力とかに効果がある石みたいです。

ちなみに、嫁の妹さんも僕と同じく砂金石でした。

富士山も見れましたし、ガチャもできましたし、御朱印も頂けましたし。気持ち良い天気の中でのんびりと散策することもできました。

清々しい参拝ができました。

参拝後には、昭和初期までこの神社を別当として管理していた、お隣にある森巌寺というお寺さんにも立ち寄ってみたのですが、閻魔様がいたりして、こちらも素敵な場所でした。北澤八幡神社を訪れた際には、是非そちらにも寄ってみてください。

続いては、ここから徒歩圏内にある代田八幡神社へと向かいます。

 

御朱印

こちらが北澤八幡神社の御朱印です。

北澤八幡神社の御朱印

この他、季節限定の御朱印もあるようですので、公式サイトにてご確認ください。

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、10時から17時までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都世田谷区代沢3-25-3です。

北澤八幡神社の公式サイトはこちらです。
https://kitazawamatsuri.wixsite.com/kitazawahachiman

 

電車

小田急線 / 京王井の頭線 「下北沢駅」から徒歩10~15分。

南口を出て徒歩10分ちょっとです。

京王井の頭線 「池ノ上駅」から徒歩で10~15分。

改札を出て左方面です。南側に歩いて10分ちょっとです。

 

駐車場

境内に駐車できるスペースがありますので、特別な日でなければ問題なく停められると思います。近くにはコインパーキングもあります。

 

周辺のパワースポット

 

世田谷区の神社一覧

 

靖国神社(千代田区)の御朱印と見どころ

靖国神社の紹介

千代田区九段下にある靖国神社の参拝レポートです。

読み方は「やすくにじんじゃ」です。正式な表記は靖國神社になります。国家のために尊い生命を捧げられたご英霊をお祀りしている神社で、日本人にとって大切な場所です。毎年7月には、戦歿者の御霊を慰める「みたままつり」が行われます。全国に16社しかない勅祭社の一社です。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

英霊をお祀りした「靖国神社」へ

私事ではありますが、この靖国神社が、僕のブログで紹介する記念すべき100ヶ所目の神社となります。その記念すべき神社が靖国神社というのも、また特別な想いを抱いてしまいます。

僕はこれまでにも靖国神社には何度となく参拝したことがあるのですが、ここ最近は訪れていませんでした。最後に参拝したのが一昨年の六月です。嫁と二人で参拝し、その時に初めて御朱印も頂きました。

僕はこのような神社と御朱印のブログを書いておりますが、書き始めたのがまだ数ヵ月前です。それ以前に参拝し御朱印を頂いた神社に関しては、写真など一切撮っていなかったりしましたので、こちらのブログでも紹介はしていませんでした。靖国神社もそのうちの一つです。

そんな個人的な事情などもあり、近々また行きたいな~と思っていたわけです。

そして、我が家にはこんなものがあったんですよ。

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靖国神社の境内には遊就館というご祭神の遺品などが展示された施設があります。その招待券が二枚です。しかも一枚は期限が間近に迫っている状態。

この招待券は、一昨年に靖国神社を訪れた際に、昇殿参拝をして頂きました。昇殿参拝は社殿の中まで上がらせて頂き参拝できるという、なかなか特別感のある行為です。初穂料が掛かりますが、靖国神社を訪れたなら、ぜひ一度はお勧めしたい参拝です。

そして以前の昇殿参拝時に、御神酒など何点かのお品を頂きまして、その中にこの遊就館の招待券が入っていました。

靖国神社にはこれまで何度も訪れているものの、遊就館にはまだ数回しか足を踏み入れたことがありません。館内を全て観て回るのは、けっこうな時間を要しますので、その都度というわけにもいかず。一昨年に嫁と訪れた際にも入ろうかと思ったのですが、たまたま閉まっていて、入れず。

ですのでずっと行きたかったんですよ。

そんな折、靖国神社から初詣のご案内が自宅に届き、そこには福引き券などと一緒に遊就館の招待券が入っているではありませんか。

つまり、以前訪れて昇殿参拝の際に頂いた招待券と、今回送られて着たもので、我が家には二枚の招待券があることに。

しかも一枚の期限が迫っておりましたので、これはもう行くしかありません。

というわけで、さっそく嫁と予定を合わせて出掛けることに。

事前に靖国神社周辺を調べましたところ、近くに平将門を祀っている築土神社がありましたので、そちらにも寄ってみることに。築土神社は九段下駅のすぐ近くでしたので、まずそちらに寄ってから靖国神社に向かうことにしました。

そして築土神社への参拝を終え、武道館方面に歩くこと数分。

久しぶりの靖国神社に到着しました。

 

ご由緒

ご祭神は、護国の英霊246万6千余柱です。「祖国を守るという公務に起因して亡くなられた方々の神霊」になります。

幕末から明治維新に掛けての内戦で命を落とした方々や、志士たち。日清戦争、日露戦争、大東亜戦争(第二次世界大戦)などの戦争で、国家のために亡くなられた方々。軍人だけではなく、従軍看護婦や女学生など戦争で命を落とした軍属や民間の方々。台湾や朝鮮反動出身者で戦死した軍人。戦争終結時に戦争犯罪人として処刑された方々。男女や身分などの区別なく、246万6千余柱の神霊が英霊として祀られています。

創建は明治2年です。明治が誕生するための大きな変革であった明治維新では、戊辰戦争などの内戦により多くの人々が命を落としました。明治天皇は、それら国家のために命をささげた人々の名を後世に伝え、その御霊を慰めるために、現在の地に招魂社を創建したのが起源です。

明治12年に、現在の靖国神社に改称されました。

大東亜戦争までは陸軍省および海軍省が管理していましたが、戦後には宗教法人となっています。

大戦後の東京裁判にて、戦犯として裁かれた英霊も祀られているため、閣僚参拝が行われた際には、中国や韓国により政治利用され、非難の対象ともなっています。2011年には韓国系中国人による放火事件、2013年には韓国人による放火未遂事件、2015年には韓国人によるトイレ爆破事件も起こっています。

日本のために尊い生命を捧げられたご英霊をお祀りしているため、日本人にとっては特別であり、大切な場所にもなっています。国家神道を代表する神社です。

全国に十六社しかない、天皇により勅使が遣わされる勅祭社の一社でもあります。

 

境内案内

九段下駅から徒歩で5分ほど。日本武道館方面に歩いて行きますと、靖国神社の入口に到着します。大きな鳥居と広い参道が視界に飛び込んできます。

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まず入口には一対の狛犬さん。こちらは左の狛犬さん。少し高い位置にいます。

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こちらが右の狛犬さん。どちらも遠くを見ているかのようです。

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こちらが最初の鳥居である第一鳥居です。かなりでかい鳥居です。その大きさに圧倒されます。高さは25mあるそうです。

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第一鳥居の両脇にも狛犬さんがいらっしゃいました。こちらは左の狛犬さん。かなり特徴のある顔立ちをした狛犬さんです。怪獣のようにも見えてしまいます。

靖国神社の左の狛犬

 

こちらは右の狛犬さん。同じく怪獣のような容姿をしています。

靖国神社の右の狛犬

 

右の狛犬さんの近くに、さざれ石です。さざれ石って、君が代でよく知っている石ではありますが、普段なかなか見る機会はありません。ですが神社を訪れていますと、意外と置かれていたりするんですよね。

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一礼して第一鳥居をくぐります。青空に映える大きな鳥居は迫力がありました。

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広い参道を進みます。参道の両脇には大きな銀杏が連なっています。

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参道の中央、高い位置に銅像があります。大村益次郎の銅像で、近代日本陸軍の創設者であり、靖国神社の創建に尽力した人物です。日本最初の西洋式銅像として、明治26年に建てられたものです。

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大村益次郎銅像の左手に、もう一つ鳥居があります。駐車場への入口になっている鳥居ですね。

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そちらの鳥居にも行ってみます。鳥居前には狛犬さんがいらっしゃいました。こちらは参道に向かって左側の狛犬さんです。

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こちらが右の狛犬さんです。どちらも凛々しい表情をしています。

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鳥居の近くに喫煙所があり、その手前には境内案内図がありました。境内はかなり広いです。

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再び参道を進みます。先には第二鳥居と門が見えます。

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参道の途中には、休憩所や土産物屋さんもあります。

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第二鳥居の手前には、参道を横切る道路が通っていて、そこには大きな灯篭がありました。

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道路を渡り第二鳥居に近付きます。第二鳥居は青銅製の鳥居では日本一の大きさの鳥居とのこと。

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第二鳥居の手前辺りで後ろを振り返りますと、こんな景色が広がっています。

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一礼して第二鳥居をくぐりますと、その先左手に大きな手水舎です。こちらでお清めをします。

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手水鉢もとても大きいです。

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手水舎の向かいには、奉納された酒樽。

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手水舎の先に、靖国神社のご由緒書き。

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参道を進むと神門です。

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神門の扉には大きな菊の紋章。かなり大きいです。

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神門を抜けますと、その先には鳥居と拝殿が見えます。

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神門の先はとても開けた空間になっています。広いです。こちらは参道の右手。桜の木がたくさんあります。

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灯籠があったのですが、よく見ますと上に何匹もの龍が乗っていて、かっこいい灯篭でした。

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神門脇の大きな銀杏の木には白鳩がたくさん留まっていました。その手前には白鳩鳩舎があるようです。

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こちらは参道の左手です。木々の先には斎館。

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こちらが参道を進んだ先の中門鳥居です。ここまで来ますとようやく拝殿の全体像が見えてきます。

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中門鳥居から左手にも参道が伸びていて、その先にたくさんの絵馬が展示してあるのが見えましたので、参拝前にちょっと行ってみます。

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「全国神社奉納絵馬展」と書かれていて、各地の神社の絵馬が展示されていました。ついついじっくり見てしまいます。それぞれ個性のある絵馬が展示されていて、面白かったですね。さらに近くには「奉献酒銘柄展」もあり、奉納されたお酒の銘柄も展示されていました。

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そのまま絵馬展の先の参道を進んでみます。鳥居ではなく門がありましたので、そちらからいった境外に出てみます。この門が南門です。写真は境外から見た南門です。

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門の扉には菊の紋章が彫られていました。

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南門の前にも一対の狛犬さんがいます。顔がかなり特徴的ですね。こちらは境外から門に向って左手の狛犬さん。

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こちらが右手の狛犬さんです。どちらの狛犬さんも、迫力も威厳もあるのですが、鼻の穴が大きいので、なんとなく愛嬌も感じてしまう顔立ちです。

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南門をくぐって境内に入ると、左手にも広い道が続いています。正面かから拝殿を見た時の左奥にあたる位置ですね。この先に元宮があるようです。

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南門から中門鳥居に戻る途中にも、小さな鳥居が一つありました。おそらくこの先は鎮霊社かと思われます。手だけ合わせて前を通らせて頂きます。

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少々寄り道をしてしまいましたが、参拝するため中門鳥居に向かい参道を戻ります。

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一礼して中門鳥居をくぐります。鳥居の先、右手には御守りなどの授与所があります。中門鳥居内の拝殿前は撮影禁止となっています。

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こちらが靖国神社の拝殿です。とても立派な拝殿です。(鳥居の手前から撮影しました。)拝殿前に進み、参拝させて頂きます。

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拝殿の右手には、大きな絵馬がありました。今年(2017年)は酉年ですので、大きな酉の絵馬です。

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絵馬の右手が御朱印所になっています。御朱印はこちらで頂くことができます。

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一礼して中門鳥居を出ます。拝殿に向かい右手にも参道が延びていますので、そちらにも行ってみます。

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桜の木がたくさんある奥には能楽堂がありました。こちらも立派な建物です。

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その先には参集殿。昇殿参拝したり、祈祷を受ける際には、こちらから受付をします。

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さらに先に進みますと、突き当たりに白い大きな建物です。こちらがご祭神の遺品などが展示されている遊就館です。

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遊就館の入り口はガラス張りでお洒落な感じです。招待券を手に、遊就館に入ります。

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遊就館の中に入ると、まず目に飛び込んでくるのが、零戦です。これだけでも中に入って見る価値があります。零戦を見れるというのは、感慨深いものがありますね。

靖国神社のゼロ戦

 

ゼロ戦の近くにはSLも展示されています。第二次大戦中にタイとビルマ(現ミャンマー)を結ぶ泰緬鉄道(たいめんてつどう)で走っていたSLだと説明が書かれていました。

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大砲も展示れさています。このエリアは入場券がなくても入ることができます。この後は招待券を使い、嫁と二人で中に入り、2時間ほど掛けて遊就館を巡ってきました。中にはもう一か所ゼロ戦や魚雷などが展示されている場所があるのですが、そこを除いては撮影禁止です。

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館内にはお土産物屋さんもあります。嫁がのらくろの手ぬぐいを購入。こちらも入場券がなくても入れるエリアです。

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お茶や軽食ができるカフェもあります。僕たちはお昼前には境内に入っていたのですが、遊就館が2~3時間掛ってしまいまたので、予想以上の空腹状態に…。ですので急遽、こちらのカフェで海軍カレーと焼きそばを頂きました。

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遊就館については、こちらの記事でも紹介していますので、よかったら見てやってください。

 

遊就館を出ますと、すでに陽が落ち始めています。少し早足で散策することに。遊就館から拝殿を右回りで後ろに回る道がありますので、そちらに進んでみます。戦歿馬慰霊像と軍犬慰霊像があります。

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その向かい側には、東京裁判でただ一人、被告団全員を無罪とする意見書を提出した、インドのパール博士の碑や、戦時中に夫を亡くし子供を育て上げた「母の像」があります。

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さらに奥に進みます。本殿の裏手にあたる場所ですね。庭園のようになっています。

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庭園の先には靖泉亭という茶室がありました。その右手には啓照館という相撲に関係した建物があり、奥には相撲場もあるようです。

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さらに奥には池です。ここは神池庭園と呼ばれる庭園です。

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神池庭園を一周してみます。池には金色の鯉もいました。池から社殿側を見ますとこんな景色です。

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完全に夕方になってきてしまいましたので、足早に参道を戻ります。

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再び拝殿前に。夕暮れの拝殿も素敵でしたので、斜め前からのアングルでも撮影してみました。

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こちらは拝殿を鳥居越しに正面から。夕暮れの神社もまた風情がありますね。

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帰路に就きます。行きは気付かなかったのですが、神門の近くにもう一つ「さざれ石」があるのを発見しました。酒樽の脇辺りです。

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参道を戻ります。こちらは参道からの第一鳥居です。夕暮れの中に立つ鳥居が素敵です。一礼して鳥居をくぐり、靖国神社を後にしました。

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参拝を終えて

久しぶりに訪れた靖国神社。

今回はいつも以上に境内をじっくりと回ることもできましたし、初めて見るものも多かったです。

狛犬さんが何対もいらっしゃることにも初めて気付きましたし、それぞれ個性的な狛犬さんで、どれも印象に残っています。特に第一鳥居の前にいた狛犬さんが、怪獣のような顔をしていて一番印象に残りました。

そしてやっぱり、まず目に入る第一の鳥居が、大きくて迫力満点ですね。圧倒されてしまいます。

他にも見どころがたくさんあって、短時間ではとても散策し切れない神社です。境内もとても広いですし。

ちょうど全国の絵馬展も開催されていて、各地の絵馬を一堂に見れてしまうのはお得感があり、面白かったです。

また、境内に見廻りをする警察官が多かったのも、靖国神社ならではかと思います。過去には物騒な事件も起こっている神社ですので、その辺りは当然なのかと思うのですが。

この日は平日だったのですが、参拝者も多かったです。おそらく土日はもっと大勢の参拝者で賑わうのではないかと。多くの日本人が足を運んでくださっているというのは、同じ日本人として嬉しいことですね。

僕たちが訪れたのは一月の中旬です。寒い日ではありましたが、天気にも恵まれ、散策するのには気持ちよい空でした。

青空に映える拝殿も素敵でした。

この日は遊就館にも立ち寄ったのですが、こちらの施設も日本人なら一度は訪れるべき施設なのではないかと思います。心に響く施設です。館内はかなり広いです。見るものも多いです。全てじっくり見ようとしますと、おそらく一日掛けても足りないくらいではないかと。戦死者の遺品や遺書なども多く展示されていて、僕は何度も涙が出そうになってしまいました。気が付けば閉館の時間が迫ってきてしまうほど、真剣に見てしまいました。それでも全く時間が足りず、かなり足早に流しながら見てしまいましたが、できればもっと時間を掛けて回りたい施設でした。

広島の平和記念資料館にも通じるものがある施設だと思います。

戦争と言うものについて。戦争に関わった一人一人の人間について。人生について。とても心に響きました。

靖国神社を訪れる際には、ぜひ遊就館にも立ち寄ってみてください。時間には余裕を持って立ち寄ることをお勧めします。

遊就館は入場料が掛りますが、フリーのエリアにも零戦など展示されていますので、お時間のない方はそれだけでも見る価値があるかと思います。

僕は零戦を見て、「かっこいい」と思う気持ちと、「これに乗って若者が突っ込んで行ったんだな~」という何とも言えない気持ちと…。『永遠のゼロ』を思い出してしまったり。

東京のこんな身近な場所に、戦争のことをこれだけ伝えている場所があるということを、ぜひ多くの人に知って欲しいです。

外交問題などで取り上げられてしまうので、もしかしたら何かしら偏見を持っている方もいらっしゃる神社かもしれませんが、靖国神社はこの国のために命を落とした英霊をお祀りしている神社です。その犠牲の上に現代の日本があるんです。僕はそんな想いで参拝をしています。

是非また訪れたいと思います。

この日は築土神社と靖国神社の二ヶ所に参拝し、帰路に就きました。

どちらも素敵な神社で、気持ちの良い参拝ができました。

 

御朱印

こちらが靖国神社の御朱印です。

靖国神社の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、3月から10月は9時から18時まで、11月から2月は9時から17時までです。

また、開門時間は6時、閉門時間は11月~2月が17時で、3月~10月が18時となります。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都千代田区九段北3-1-1です。

靖国神社の公式サイトはこちらです。
http://www.yasukuni.or.jp/

 

電車

東西線 / 半蔵門線 / 都営新宿線 「九段下駅」1番出口から徒歩5分。

JR総武線 / 有楽町線 / 南北線 / 大江戸線 「飯田橋駅」から徒歩10分。JRなら西口、地下鉄はA2かA5出口です。

JR総武線 / 有楽町線 / 南北線 / 都営新宿線 「市ヶ谷駅」から徒歩10分。地下鉄はA4出口です。

上記のどの駅からでも徒歩圏内ではありますが、一番近いのは九段下駅です。

 

駐車場

境内に参拝者用の有料駐車場があります。駐車料金は普通車で1時間400円です。

 

周辺のパワースポット

 

千代田区の神社一覧

 

築土神社(千代田区/九段下)の御朱印と見どころ

築土神社の紹介

千代田区九段下にある築土神社の参拝レポートです。

読み方は「つくどじんじゃ」です。首桶で運ばれた平将門の首が祀られたのが始まりとなっている神社です。勝負事にご利益があるとされる勝守(かちまもり)でも知られています。日本武道館の氏神でもあります。九段下駅が最寄り駅です。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

平将門の首が祀られた「築土神社」へ

今回、なぜこの築土神社にお参りに行くことになったかと言いますと、築土神社のすぐ近くには靖国神社があるんです。

僕は靖国神社には以前も何度か訪れたことがあり、昇殿参拝もしたことがあります。このブログを始める少し前にも参拝し、御朱印も頂きました。

そして現在、僕はこのような神社と御朱印のブログを書いております。

そんな中、「過去に御朱印を頂いている神社で、このブログでまだ紹介していない神社」というのがいくつかあるのですが、その理由は「神社の写真がない」からなんです。当時はこのようなブログを書くと思っていませんでしたので、特に神社の写真を撮ることもしていませんでしたので。

もちろん写真無しで紹介することもできるのですが、それでは味気ないと言いますか、伝わりづらい点も多々あるかと思います。

ですので過去に訪れたことがあり御朱印を頂いたことがある神社でも、改めて参拝し、その際に写真を撮り、それをもとに記事を書くという形をとっていました。

何か所かそんなことを繰り返していますと、都内で残っている「御朱印は頂いているけれど紹介していない神社」と言うのが気付けば後一か所のみになっていたんです。

東京以外ですと、旅行先で訪れた神社などけっこうあるんですけどね。

都内ですと、あと一か所。

それが靖国神社だったんです。

ですので、そんな理由もあり、すっきりさせてしまいたい気持ちもあり、久しぶりに靖国神社に行ってみようとなったわけです。

僕は東京の三鷹に住んでいるのですが、靖国神社は九段下にありますので、東西線で一本で行けるんです。

さらにはせっかくなので、靖国神社の近くに他の神社があれば回ってみようと思い、検索。

するとすぐ近くに、こちらの築土神社があることがわかったんです。

僕はその存在すら今まで知らなかったのですが、平将門が祀られていて、その首が安置されていた神社としても有名なところみたいです。

「平将門の首」と聞きますと、少し怖い神社なのでは?と言うイメージを持ってしまったんですけどね。決してそんなわけではなく、武道の神様、勝負の神様として信仰されているみたいです。

九段下駅からすぐ場所にあるのですが、九段下と言えば日本武道館があります。

そしてこの築土神社は、日本武道館の氏神様でもあるとのこと。

そんな予備知識を仕入れ、さっそく嫁と二人で東西線に乗り、九段下に降り立ちました。

最初に築土神社に参拝し、その後靖国神社に向かうコースです。

一月の中旬、寒い日ではありましたが、すっきりと晴れた空の中、築土神社を目指します。

九段下駅から地上に出て、地図を頼りに方角を確かめて歩き出しますと…すぐに築土神社の社殿が視界に入り、無事に到着しました。

 

ご由緒

ご祭神は、天津彦火邇々杵尊(あまつひこほのににぎのみこと)です。天照大御神の孫で、天孫降臨で地上に降りた神様です。

相殿には平安時代中期の豪族である平将門公(たいらのまさかどこう)、学問の神様である菅原道真公(すがわらのみちざねこう)が祀られています。

創建は平安時代です。戦に敗れ討ち取られた平将門の首が首桶にて運ばれ、現在の千代田区大手町付近に祀られたのが始まりです。その場所が津久戸村という村でしたので、津久戸明神として創建されたと伝えられています。

戦国時代には、太田道灌により社殿が造営され、江戸城の鎮守神として厚く崇敬されました。その後九段坂上の地に移転し、その一帯が田安郷と呼ばれていたことから田安明神と称され、日枝神社、神田明神とともに江戸三社の一つにも数えられました。

江戸時代になり徳川家康の江戸入城の際、江戸城の拡張工事のため、新宿区の筑土八幡神社の隣接地に移転し、名前も築土明神に改称されます。

明治7年に天津彦火邇々杵尊を勧請し、現在の築土神社に改称されています。

その後第二次大戦時の東京大空襲により全焼してしまいますが、現在の世継稲荷がある境内地に移転して再建されます。

平成6年には境内地にオフィスビルが建設され、社殿も新築されました。

平将門が祀られていることから、武勇長久の神社として信仰され、勝負事にご利益があるとされる勝守(かちまもり)も有名です。

日本武道館の氏神でもある神社です。

 

境内案内

九段下駅から地上に出ると、すぐに築土神社の社殿が石段の上に見えるのですが、どうやら裏口のようでしたので、改めて正面の入口に回ります。こちらが築土神社の正面入口になります。参道が大きなビルの中に続いています。

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鳥居の足元に狛犬さんです。こちらは左の狛犬さん。牙が目立っていて、迫力のある顔立ちをしていますね。

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こちらが右の狛犬さんです。どちらも少し荒々しい感じがします。

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一礼して鳥居をくぐります。鳥居の上には高層ビルが聳えています。

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ビルの中の参道を進みます。

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参道を抜けますと、社殿の全体像が見えてきます。黒を基調とした社殿ですね。

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参道を抜けた場所にも一対の狛犬さんです。こちらは左の狛犬さん。かなり古いもののように見えます。

築土神社の左の狛犬

 

こちらが右の狛犬さん。後ろには狛犬の説明が書かれていて、どうやら千代田区内では最古の狛犬さんのようです。

築土神社の右の狛犬

 

その先、左手に手水舎です。

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手水舎には龍がいました。一月ですので水が冷たいのですが、こちらでしっかりとお清め。

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拝殿へと進みます。屋根が大きく立派な拝殿です。

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手前の屋根、中央には鳳凰がいました。

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静かな空気の中、参拝させて頂きます。

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境内を散策してみます。拝殿に向かい右手に世継稲荷神社と書かれた案内板。行ってみます。

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小路が奥へと続いています。素敵な参道ですね。

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途中に手水鉢があり、金魚がいました。金魚が全く動いていなかったので少し心配になりましたが、どうやら寒さで動いていなかっただけのようです。ちゃんと生きてました。

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小路の突き当たりには、古札納所と力石が二つ。

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突き当たりを右に折れた場所に、世継稲荷神社がありました。ビルの谷間ではありますが、ちゃんと陽が当たる場所に祀られています。

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世継稲荷神社にも参拝させて頂きます。

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右手には、東京大空襲の際に火の中に飛び込み、世継稲荷のご神体を救ったとされる山本岸太郎氏の石碑がありました。そして後ろにはビルの中へと続く扉。

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建物の中に入りますと、そこに社務所がありました。こちらで御朱印を頂くことができます。

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御守りもたくさんあります。勝守(かちまもり)もありましたが、お正月には特別な勝守があるらしいです。

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御朱印を頂き、再び拝殿前に戻ります。

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拝殿の左手にも、奥への続く小路があります。その先は裏参道になっていまして、僕たちは最初、そちらから入ってきてしまいました。

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小路を進んでみますと、社殿の裏側に少しスペースがあり、鹿のような、犬のような置物が二体ありました。

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再び拝殿前に。こちらは拝殿を背にした参道のアングルです。一通り境内を散策し、築土神社を後にしました。

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参拝を終えて

平将門の首が祀られていたという築土神社。

有名な神社のようですが、僕は今までその存在すら知らず、初めて訪れました。

「平将門の首」と聞いてしまいますと、勝手になんだか怖いイメージを持ってしまいます。きっと「首塚」の影響だとは思うんですけどね。将門の怨念や呪いの都市伝説も色々あったりしますし。

そんなイメージから、きっとこの築土神社も怖い雰囲気のある神社なのでは?と若干ビビりながら訪れたわけです。

しかしです。

実際に訪れてみますと、そんな僕の不安に反して、境内はオフィスビルと融合しているような造りになっていて、とてもお洒落な感じなんですよ。先月虎ノ門にある金刀比羅宮に行ってきたのですが、そこを思い出すような、近代的なビルと神社が合体したような境内です。

さらに、怨念やら呪いのイメージが僕の中で先行してしまっていた平将門ですが、戦に長けていて、とても優れた武将であったことから、勝負運などに大変ご利益があるとされているんです。怨念があるとして有名な「首塚」も、実は勝負運のパワースポットとして訪れる人も多いとか。

ですのでこの築土神社も、そんな平将門を祀っていることから、勝負運のご利益を得たいと、多くの人が参拝する神社だったんです。お正月に限定で授与される「勝守(かちまもり)」は有名みたいです。

僕たちが訪れた際にも、おそらく会社ぐるみで御祈祷を受けていると思われる方々もいらっしゃいました。

平将門の首は、第二次大戦時の戦災で焼失してしまったとのことですが、この神社の中に首桶と首が祀られてたんだな~と思うと…不思議な気持ちにもなりますし、ロマンを感じてしまったりします。首桶は、見ると目がつぶれると言われていて、宮司さんですら容易に見ることができなかったそうです。

僕はまだ将門の首塚にも行ったことがないのですが、そちらにも興味が湧いてきちゃいました。いつか訪れてみようと思います。

また、僕が以前訪れた、東京大神宮の近くにある桐生稲荷神社と白菊稲荷神社は、こちらの築土神社の境外末社でした。自分のブログ内でその二社の記事を見返しますと、ばっちり「築土神社の境外末社」と自分で書いているのですが…すっかりそんなこを忘れておりまして、このたび改めて気付きました。

築土神社の境外末社は、もう一社、船河原町築土神社という神社が市ヶ谷の方にあるみたいですので、機会がありましたらそちらにも参拝してみたいです。

初めて訪れた築土神社。

参拝できて良かったです。

この後僕たちは、そこから徒歩ですぐの場所にある靖国神社へと向かいました。

 

御朱印

こちらが築土神社の御朱印です。

築土神社の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、9時から17時までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都千代田区九段北1-14-21です。

築土神社の公式サイトはこちらです。
http://www.tsukudo.jp/

 

電車

東西線 / 半蔵門線 / 都営新宿線 「九段下駅」7番出口から徒歩2分。

都営三田線 / 半蔵門線 / 都営新宿線 「神保町駅」A2番出口から徒歩7~10分。

JR総武線 / 有楽町線 / 南北線 / 大江戸線 「飯田橋駅」から徒歩10~13分。JRなら東口、地下鉄はA4出口です。

上記のどの駅からでも徒歩圏内ではありますが、一番近いのは九段下駅です。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありませんが、近くにコインパーキングがいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

千代田区の神社一覧

 

三社神社(豊島区/池袋)の御朱印と見どころ

三社神社の紹介

豊島区池袋にある三社神社の参拝レポートです。

読み方は「さんしゃじんじゃ」、もしくは「さんじゃじんじゃ」です。池袋御嶽神社のすぐ近く、住宅街の中に鎮座する小さな神社です。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

池袋の「三社神社」へ

この日は嫁と二人で池袋に遊びに来ていました。

その足で、せっかくなので池袋の神社も行って見ようと言うことになったわけです。

用事と言うか、遊びの方がお昼くらいには終わりましたので、午後はフリーです。

さっそく池袋駅周辺の神社を検索したところ、駅のすぐ近くには神社は見当たらなかったのですが、少し歩いた場所には点在しているようです。気になる神社がけっこうあります。

僕たちは西口方面におりましたので、行きやすそうな場所に池袋御嶽神社があるのを発見し、行ってみることに。

池袋御嶽神社は、西口から歩いて10分ちょっとくらいの神社でした。特に迷うこともなく到着し、のんびりと参拝させて頂きました。御朱印も頂くことができました。

そして、参拝を終えて改めて地図を見たところ、御嶽神社のすぐ近くに三社神社と言うのがあるのをいつけたんです。最初は御嶽神社の境外末社なのでは?と思ったくらい近い場所です。

しかし、距離的にはすぐ近くなのですが、どうやら小路をぐるっと回らないと辿り着かない場所のようで、細い路地の中にあるみたいです。

その時点で、かなり小さな神社であろうことはなんとな~く予測できたのですが、見つけてしまったからには行ってみたくなるもの。

というわけで、地図を見ながらとにかく行ってみることに。

そしてこんなところに神社があるのか?と不安になりながら歩いて行きますと…

路地の曲がり角に、赤い鳥居が姿を現しました。

 

ご由緒

ご祭神は不明です。

創建の年代や経緯など、ご由緒も不明です。

社名から推察しますと、三つの神社が合祀された神社であるとも考えられます。

また、この辺りは和の初期には三業地として栄えていた地区のようです。三業地と言うのは料理屋・待合茶屋・芸者屋(置屋)の三つを合わせて「三業」と呼ぶようで、花街のことを三業地と呼んだりもするようです。もしかしたら、その辺りに社名も関係しているのかもしれません。

社殿の中にはお稲荷さんが祀られています。

また、社殿には「嚴嶋辨財天(厳島弁財天)」と書かれた扁額が掛かっていて、境内には「正量不動」と書かれた碑もあります。

池袋の路地裏にひっそりと鎮座している神社です。

 

境内案内

細い路地を歩いていますと、曲がり角に小さな鳥居が現れます。こちらが三社神社の入口です。

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一礼して鳥居をくぐり、境内へ。

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鳥居をくぐった先、右側には小さな手水鉢がありました。

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数段の石段があり、その先が社殿です。ちょうど社殿のあたりだけ陽が射しています。

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石段を上がったところ、左手に「正量不動」と書かれた石碑です。

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祠の前に進み、参拝させて頂きます。中には神狐さんがいましたので、お稲荷さんが祀られているものと思われます。

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境内は狭いのですが、綺麗に手入れがされていました。社殿右側はこんな感じです。

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祠の右側には「嚴嶋辨財天(厳島弁財天)」の扁額。弁財天さまも祀られていると言うことでしょうか。

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社殿の左側はこんな感じです。

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社殿を背にしたアングルです。ちょっとした庭のような境内ですね。

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一通り境内を散策し、三社神社を後にしました。

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参拝を終えて

三社神社は、とても小さな神社でした。

境内も広くはなく、祠もいたってシンプルです。

ですが、ちょっと不思議な感じのする空間ではありました。

住宅街の路地の中にありますし、周囲はけっこう高さのあるマンションが建っていたりします。そんな中で、この一角だけ時間が止まっているような感じでした。

ちょうど社殿にだけ陽が射していて、それもまたなんとも言えない不思議な空気を作っていました。たまたまそんな時間帯に訪れただけのことだとは思いますが。

境内は小さな庭のようになっています。綺麗に手入れもされていますし、居心地の良い場所でした。

創建の年代や経緯などは不明ですし、社名の由来などもわからなかったのですが…祠の中にお稲荷さんが祀られていたり、壁には弁財天と書かれていたりしましたので、何かしら三つの神様を合祀して「三社神社」と呼ばれているんじゃないかな~と。あくまでも推測ですが。

さらに入口の石碑には正量不動と刻まれていましたので、不動明王さまもどこかにいらっしゃったのかと。

そう考えると色々と混乱はしてきますが、考えてもわかることではないですからね。詳しいことがわかりましたら、その際には追記させて頂こうと思います。

とても小さな神社ではありましたが、参拝できて良かったです。

この日は年の瀬で、風が冷たくて寒い日ではありましたが、空は雲一つない快晴で、とても気持ち良い神社巡りができました。

神社巡りと言いましても、池袋御嶽神社と、この三社神社の二つしか行っていませんが。

この後、池袋駅まで戻り、駅の近くで一杯引っ掛けつつ昼食をとり、ほろ酔いで帰路に就きました。

池袋周辺にはまだまだ神社がありますので、また日を改めて参拝に訪れたいと思います。

 

御朱印

三社神社では御朱印は扱っていません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都豊島区池袋3-52-16です。

三社神社の公式サイトはありません。

 

電車

各線 「池袋駅」から徒歩で10~15分。

西口、もしくは北口から出ると行きやすいです。

有楽町線 「要町駅」から徒歩で10~15分。

東武東上線 「北池袋駅」から徒歩で15~20分。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありませんが、神社のお隣がコインパーキングです。

 

周辺のパワースポット

 

豊島区の神社一覧

 

池袋御嶽神社(豊島区)の御朱印と見どころ

池袋御嶽神社の紹介

豊島区にある池袋御嶽神社の参拝レポートです。

読み方は「いけぶくろみたけじんじゃ」です。正式名称は御嶽神社のみになります。池袋駅西口一帯の鎮守で、池袋駅からは徒歩で10分ちょっとです。境内には池袋とゆかりのある梟(ふくろう)の親子像があり、梟の御守りも授与されています。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

池袋の「御嶽神社」へ

僕のこのブログでは、豊島区の神社は今回が初登場となります。

ブログに限らず、もしかしたら豊島区の神社に参拝するのは、僕はこれが人生初かもしれません。記憶を辿っても、そういった覚えが全くありません。アホなので忘れているだけの可能性も否定はできませんが。

豊島区と言えば、僕が真っ先に思い浮かべるのが池袋です。多くの方が僕と同じように、池袋を思い浮かべるんじゃないかな~とも思います。

新宿、渋谷、六本木などと並ぶ東京の歓楽街ですよね。

もちろん僕も過去には何度も池袋に行ったことがあります。

個人的な話ではありますが、僕は和柄の服が大好きでして、サンシャインの地下にあるお店に、年に一度ほど和柄のTシャツを買いに行ったりもしちゃってます。あまり派手なものではなく、控えめな和柄が中心ですけどね。

ですので、全く馴染みがない街というわけではないんですよ。学生時代には一時期池袋に通っていたこともありますし、それなりに徘徊した覚えもあります。

しかしながら、池袋で神社を見た覚えが一度もないんですよね…。もちろん神社自体はあるんでしょうけれど。

興味がなかったと言うこともあると思いますが、記憶を掘り起こしてみても、思い出せないんです。

しかし今回、ついに池袋の神社と言うものに、初めて参拝することができました。

参拝したのは、大晦日も迫った12月28日です。

この日は池袋に用事があったんです。嫁と二人で朝から出掛けまして、お昼過ぎには用事が済みました。用事と言っても、完全な遊びなんですけどね。

午後は特に予定がありませんでしたので、せっかくなので池袋の神社を探して行ってみようという流れに。

そしてネットで調べましたところ、池袋駅周辺にも何か所も神社があることが判明。駅のすぐ近く、というのはなかったのですが、少し歩いた場所には点在しています。

その中でまず選んだのが、こちらで紹介する池袋御嶽神社です。

僕たちは池袋の西側にいましたので、そこから一番近かったのが御嶽神社だったとういう理由ではありますが。

さっそくスマホの地図に池袋御嶽神社を入力して、GPSを頼りに向かってみます。

池袋駅の西口から大通りを北に歩き、途中を左折。

歩くこと10分ちょっとで、右手に池袋御嶽神社の幟が目に入り、無事到着しました。

 

ご由緒

ご祭神は、倭健命(やまとたけるのみこと)神武天皇(じんむてんのう)武甕槌命(たけみかづちのみこと)です。

倭健命は、日本武尊とも表記される、武勇に優れた日本古代史上の伝説的英雄です。 神武天皇は日本の初代天皇。武甕槌命は武神で、雷神、剣の神です。

創建の詳しい年代は不明ですが、安土桃山時代の天正年間ではないかと考えられ、社殿が創建されたのは、その約百年後の江戸時代、貞享4年といわれています。

武田勝頼の家臣団が、甲州(現在の山梨県)から池袋のこの地に逃れ、持参していた神宝で神社を造営したと言う伝承もあります。

幕末明治期には、絵師の堤等川(とうせん)が描いた大絵馬が奉納されています。

社名は長らく三嶽神社でしたが、昭和13年に現在の御嶽神社へと改称されます。

池袋西口一帯を護る神社として古くから鎮座し、災難除・厄除・防火などに大変ご利益があるといわれている神社です。

平成14年には、池袋と所縁のある梟(ふくろう)の親子像が境内に設置され、梟(不苦労・福籠)のご利益もあるとされ、梟の御守りなども授与されています。

 

境内案内

池袋駅の西口から歩くこと10分ほど。比較的大きめな通り沿いに池袋御嶽神社はありました。

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こちらが池袋御嶽神社の入口になります。参道の先には拝殿も見えます。

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寒い日でしたが、快晴で気持ち良い天気でした。青空に鳥居が映えます。

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一礼して石鳥居をくぐり参道を進みます。年の瀬でしたので、境内では年末年始の準備が行われています。

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右手に手水舎です。

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手水舎の手前には、梟の親子がいました。子供の梟が小さくて可愛いです。

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お清めをします。

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手水舎と梟の後ろが少し広くなっていて、ちょっとした公園になっています。滑り台とかもありました。真ん中には大きな銀杏の木が三本。

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三本のイチョウはどれも大きくて、見上げるとどこまでも高く伸びていそうです。素敵な景色です。

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銀杏の奥には石碑が二つありました。

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参道に戻ります。手水舎の反対側、左手にはご由緒が書かれていました。字がかなり薄くなっていて、ちゃんと読めませんでしたが。

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参道を進むと狛犬さんがお出迎えです。こちらは左の狛犬さん。凛々しい表情をしています。

池袋御嶽神社の左の狛犬

 

こちらは右の狛犬さん。どちらも少し荒々しさのある顔をしていますね。

池袋御嶽神社の右の狛犬

 

狛犬さんの先が拝殿です。ちょうど年末年始の準備で、提灯などが掛けられていて、拝殿の全容が見えづらいですが。

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派手さありませんが、優しい色合いの社殿です。

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冷たい風と済んだ空気の中、参拝させて頂きます。

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参拝を終え、境内を散策してみます。社殿の右手には梟の像とお稲荷さん。

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まずは梟の像。先ほど手水舎の手前にあったものは、親一羽で子が二羽でしたが、こちらの像は両親と子供が二羽ですね。梟の家族です。こちらにもお参りします。

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梟親子の右奥にお稲荷さんがあります。

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こちらの稲荷を護る神狐さんが、ちょっと変わった顔をしてるんですよ。こちらは左の神狐さん。前歯が出ているんです。

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こちらは右の神狐さん。こちらも前歯が出ています。愛嬌のある顔になっていますね。

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前歯の出ている神狐さんに気を取られながらも、連なる鳥居をくぐり参拝します。扁額には子育稲荷神社。子育て・子授け・安産にご利益があるそうです。

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子育稲荷神社の右には神輿庫です。中には立派なお神輿がありました。

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こちらは御嶽神社の社殿を右斜め前からのアングルで。

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社殿の左手に回ってみます。左は少し広くなっていて、車を停められるスペースもあります。その奥に神楽殿があります。

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拝殿に向かい参道の左手に社務所があります。こちらで御朱印を頂きました。

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こちらは社殿を左斜め前から。提灯で隠れてしまっていますが…。

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一通り境内を散策し、池袋御嶽神社を後にしました。

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参拝を終えて

年の瀬に訪れた池袋御嶽神社。

静かでのんびりと参拝することができました。

空気が冷たくて寒い日ではあったのですが、空は雲一つない快晴で、清々しい空気の中参拝できました。

大晦日も近い12月28日に訪れてしまいましたので、年末年始の準備が行われていました。提灯や煤払いの笹などもありました。

境内には親子の梟の像が二ヶ所あります。どちらも仲の良さそうな親子の像で、可愛らしかったです。梟は「不苦労」とか「福籠」「福朗」など書かれることなどから、縁起が良いとされていますので、頭を撫でさせて頂きました、苦労しないように、と。

また、社殿の右奥にある子育稲荷神社なのですが、ここを護っている神狐さんが印象的なんです。

先ほども書きましたが、両方とも前歯が出てるんですよね。

個人的なことですが、僕も前歯が出てるんですよ。母方の遺伝でして、母の方の親戚には、前歯が出てる人がたくさんいます。ですので前歯の出ているお狐さんを見た時に、なんだか親近感を持ってしまいました。

可愛らしいお狐さんでした。

社務所では無事御朱印も頂くことができ、嫁と一緒におみくじも引いてみました。普段そんなにおみくじなどは引かないのですが、たまにはと言うことで。おそらくこれが2016年最後の神社巡りになるであろう日でしたので、締めくくりと言うつもりも込めて、嫁と一枚引いてみます。

結果は…

なんと、二人とも大吉でした。

これは嬉しいですね。

僕は高校生の時、修学旅行で訪れた清水寺でおみくじを引き、凶だったんですよ。悔しかったのでもう一度引いたのですが、またしても凶。二度連続で凶を引くという大事件があり、それ以来おみくじは少しトラウマになっていて、あまり積極的には引かないようにしてるんですけどね。

この日は無事に大吉を引くことができ、一安心です。

そして大吉に気分を良くしたまま、池袋御嶽神社を後にすることに。

この後僕たちは、地図で調べたところすぐ近くにあった三社神社へと向かいます。

 

御朱印

こちらが池袋御嶽神社の御朱印です。

池袋御嶽神社の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、9時から18時頃までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都豊島区池袋3-51-2です。

池袋御嶽神社の公式サイトはこちらです。
https://mitakejinjya.sakura.ne.jp/

 

電車

各線 「池袋駅」から徒歩で10~15分。

西口、もしくは北口から出ると行きやすいです。

有楽町線 「要町駅」から徒歩で10~15分。

東武東上線 「北池袋駅」から徒歩で15~20分。

 

駐車場

数台でしたら境内に停められるスペースがあります。公式サイトにて「正面左手スロープより、スロープ車止めを外して、参拝者に注意して徐行運転で境内奥へお進み下さい。」との案内が出ています。近くにはコインパーキングもあります。

 

周辺のパワースポット

 

豊島区の神社一覧

 

大和町八幡神社(中野区)の御朱印と見どころ

大和町八幡神社の紹介

中野区にある大和町八幡神社の参拝レポートです。

読み方は「やまとちょうはちまんじんじゃ」です。正式名称は八幡神社のみになります。源義家の軍勢がこの地に立ち寄り、京都の石清水八幡宮の遥拝所を設けたのが始まりとなっている神社です。境内には大変珍しいちょんまげをした狛犬がいます。最寄駅は高円寺駅、野方駅、都立家政駅になります。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

高円寺の北にある「大和町八幡神社」へ

こちらの神社がある大和町という場所は、僕は個人的にちょっとした思い入れがある場所なんです。

以前この大和町で3年ほど働いていた時期があり、その期間には色々なことがありましたので。

また、僕の嫁も、僕と知り合うずっと以前、かなり若い頃にこの大和町に住んでいたことがあるらしく、おそらく色々な思い出のある場所だと思います。

僕たち夫婦にとって、大和町は縁のある場所なんです。

しかしながら、その大和町に神社があると言うのを知ったのは、僕も嫁もごく最近。嫁と二人で神社巡りをするようになったのが、ここ数年のことですので、それ以前は神社には特に興味がなかったので…。

ですので当然、お互い大和町にいた頃にも、この八幡神社には一度も訪れたことはありません。大和町に神社があることすら知りませんでしたので、当然ではありますが。

当時は知らなかった神社ですが、やはり自分たちに縁のあった場所にある神社です。その存在を知ってからとういうもの、自然と気にはなってしまいます。

ですので機会を見て行こう行こうとはずっと思っていたのですが、なかなか行けず。

そんな中、年の瀬も押し迫った12月の後半に、嫁とのタイミングがばっちり合う機会がありましたので、おもいきって二人で行ってみることに。

この日は午前中に嫁が中野で用事を済ませていましたので、お昼に中野駅で待ち合わせをして向かいます。

中野からは早稲田通りを歩いて向かったのですが、途中でたまたま妻恋神社というのを見つけましたので、そちらにも参拝させて頂きます。

そこから高円寺方面にさらに歩きます。

早稲田通りから裏道に入り、住宅街を進みます。

晴れてはいましたが、風が強くかなり寒い日でしたので、じょじょに嫁のトイレが近くなってきたようで…。しかも裏道の住宅街に入ってしまったので、コンビニなども一切なく。

焦る嫁。

それに焦る夫。

そうこうしているうちに、大和町八幡神社に無事到着しました。

申し訳ないとは思いつつ、何よりもまずはトイレをお借りすることに。

宮司さん宅で快く貸して頂き、難を逃れました。助かりました。ありがとうございました。

一安心したところで、改めて入口の鳥居から入り直します。

 

ご由緒

ご祭神は、誉田別命(ほんだわけのみこと)です。第15代応神天皇の別名で、武神である八幡神と同一視されています。 

創建は平安時代中期の天喜4年です。奥州征伐に向かっていた源義家がこの地に陣を敷き、京都の石清水八幡宮の遥拝所を設け、軍陣祭を行いました。そしてそれを見ていた村人たちが、義家の武勇を慕い、その跡に八幡社を設けたのが始まりと伝えられています。

以降、この地域の鎮守として崇敬されてきました。

現在の社殿は昭和3年に改築されたものとなります。

境内には、大変珍しい、ちょんまげの狛犬がいます。

 

境内案内

大和町八幡神社は住宅街の一角にあります。早稲田通りから路地に入り北に進んで行きますと、鳥居と長い参道が姿を現します。

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一礼して鳥居をくぐります。空の青に鳥居の黒が映えています。

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参道を進むと右手に九百年記念碑。長い歴史のある神社であることがわかります。

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参道は長く続いています。歩いていて気持ちの良い参道です。

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参道の途中に一対の狛犬さん。けっこう大きめの狛犬さんですね。こちらは左の狛犬さんです。

大和町八幡神社の左の狛犬

 

こつらは右の狛犬さん。小さな子供もいます。

大和町八幡神社の右の狛犬

 

参道の脇には大きな木が何本聳えています。午後の心地い陽射しの中を歩きます。

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お百度石があり、そこには二対目の狛犬さん。

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こちらは左の狛犬さん。最初にいた狛犬さんに比べると、少し古いものに見えます。

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こちらは右の狛犬さんです。

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狛犬さんの脇には立派なクスノキ。緑に癒されます。

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参道は続きます。

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少し進んだ先、左手には魚魂碑と書かれた石碑がありました。魚の慰霊碑ですね。珍しいです。

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ようやく拝殿の全貌が見えてきました。拝殿の前には三対目の狛犬さんも見えます。その前には二つの石碑。左が日露戦役記念碑、右が忠魂碑です。

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こちらは三対目の狛犬さんです。ちょんまげの狛犬さんです。サイズも小さく、一番古いものに見えます。左の狛犬さんから。

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こちらが右のちょんまげ狛犬さんです。可愛らしい。

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右の狛犬さんの先に手水舎です。こちらでお清めをします。

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拝殿に向かいます。派手さはありませんが、素敵な拝殿です。

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鈴の緒が四本あり、全て違う色です。どれを揺らすべきか悩みます。

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午後の柔らかい陽射しの中、参拝させて頂きます。

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参拝を終え境内を散策してみます。拝殿の左には真っ直ぐに天へと伸びる御神木。

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御神木を見上げますと、とても素敵な絵が出来上がっていました。青空に映えています。

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こちらは社殿を左斜め前のアングルで。御神木越しです。

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社殿に向かって左手にはお稲荷さんが見えますので、行ってみます。

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こちら、左の神狐さんです。少し怖い顔をした神狐さんです。

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こちらが右の神狐さん。左よりもさらい怖い顔をしています。少し近づき難い雰囲気がありますね。

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鳥居には稲荷神社と書かれています。鳥居をくぐり参拝します。「むすび稲荷」という境内社のようですね。

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八幡神社と稲荷神社の間に社務所があります。こちらで御朱印を頂きました。嫁は着いてすぐにこちらでトイレもお借りしました。

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拝殿を背にして参道を見るとこんな景色です。暖かい陽射しが差し込んでいて素敵です。一通り境内を散策し、大和町八幡神社を後にすることに。

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参道を戻り入口の鳥居を出てすぐのところに、大和育英地蔵と厄除不動尊がお祀りされていましたので、こちらにも参拝させて頂き、高円寺駅へと向かい帰路に就きました。

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参拝を終えて

12月の冷たい風が吹く中での参拝でしたが、境内には午後の陽射しが暖かく射していて、寒さを忘れさせてくれました。

ずっと来たかった神社にようやく参拝することができてよかったです。

勝手にもっと小さな神社を想像していたのですが、思っていたよりも大きくて、見どころも色々ありました。

まず、参道がけっこう長くてそれに驚きました。

拝殿までには狛犬さんが三対いらっしゃって、どれも皆違うタイプの狛犬さんでしたが、みんな可愛らしかったです。撫でたくなります。特に一番奥、手水舎の前にいらっしゃった狛犬さんは、ちょんまげがあるんです。冠や角のようにも見えたのですが、どうやらちょんまげらしく、ちょんまげ狛犬としても知られているそうです。珍しいものが見れました。

それに対し、境内社のむすび稲荷の前にいらっしゃった神狐さんは、ちょっと怖いお顔をされていましたが。

社殿は派手さはないものの、とても落ち着いた雰囲気の建物でして、素敵でした。

参拝の際ですが、鈴の緒が四本あって、色が全部違うので迷いました。これには何か意味があるのかどうか…わからなかったので、とりあえず嫁と交代で、全ての鈴の緒を揺らして鈴を鳴らしてみました。間違った方法かもしれないですが…。つまり、僕たち二人で計八回も鈴を鳴らしてしまったことになります。ごめんなさい。

参拝後は境内をうろうろしてみたのですが、御神木が素晴らしかったです。既に葉は落ちてしまっていましたが、空に真っ直ぐに伸びる様はとても迫力がありました。

社務所では御朱印を頂いたり、嫁がトイレを借りたりと、何かとお世話になりました。快くご対応頂き感謝です。

大和町八幡神社、参拝できてよかったです。

この日は中野駅から歩き、早稲田通り沿いで偶然見つけた妻恋神社に参拝し、続いてはこちらの大和町八幡神社に参拝。

二か所だけではありますが、いい神社巡りができました。

 

御朱印

こちらが大和町八幡神社の御朱印です。

大和町八幡神社の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、日中の時間帯です。社務所が閉まっている場合には、書き置きのものが社務所に置かれているようです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都中野区大和町2-30-3です。

大和町八幡神社の公式サイトはありません。

 

電車

JR中央線 / 総武線 「高円寺駅」から徒歩15~20分。

西部新宿線 「野方駅」から徒歩13~18分

西部新宿線 「都立家政駅」から徒歩15~20分

住宅街の中にありますので、少々わかりづらいかもしれません。各駅から徒歩で少し距離があります。また、JRの高円寺駅と中野駅からバスで行くこともできます。その際には「野方・練馬行き」に乗り「八幡前」で下車しますと徒歩5分ほどです。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。近くにコインパーキングがいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

中野区の神社一覧

 

妻恋神社(中野区/野方)の御朱印と見どころ

中野妻恋神社の紹介

中野区野方にある妻恋神社の参拝レポートです。

読み方は「つまこいじんじゃ」です。正式には「妻戀神社」と難しい漢字の表記になるようです。妻恋御社妻恋稲荷源左稲荷とも称されています。文京区の湯島にある妻恋神社よりご分霊を勧請して創建された神社になります。最寄り駅は中野駅です。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

中野の「妻恋神社」へ

この日は嫁と中野駅で待ち合わせをして、以前から行きたかった神社に行く予定だったんです。

住所は中野区なのですが、高円寺駅の方が近い、大和町八幡神社という神社です。

僕は以前、その神社がある大和町で働いていたこともあり、また、嫁も若い頃に大和町に住んでいたことがあると。

しかしながら、僕も嫁もそのような神社があることなど全く知らずに過ごしていました。

最近になり、こうして神社巡りをするようになってから、初めてその存在を知ることに。

自分たちに多少でも縁のあった場所にある神社と言うのは、なんとなく気になってしまうものです。大和町八幡神社も、その存在を知ってから、ずっと行きたいな~と思っていた神社です。

この日は午前中に嫁が中野で用事があり、午後はお互いに予定がありませんでしたので、良い機会なので中野から大和町八幡神社に行ってみることにしました。

僕は以前、同じ中野の新井天神北野神社に行く際に、嫁と中野駅で待ち合わせをして向かったのですが、その時は撮影用の大事なデジカメを家に忘れると言う失態を犯しました。

今回も中野で待ち合わせですので、自然とそのことを思い出します。苦い思い出です。

その失態がありましたので、今回は念入りに持ち物チェック。

デジカメも忘れることなく中野駅に到着しました。

嫁と合流した後は、ちょうどお昼でしたので、ブロードウェイの中にある回転寿司で腹ごしらえ。

その後徒歩で早稲田通りを西に向かいます。

12月の後半で、晴れてはいたのですが、かなり風の冷たい日でした。

寒さに震えながら歩いていますと…大きな警察病院があり、その向かい側に突然小さな神社を見つけてしまいました。

その辺りは過去にも何度となく通ったことがあるはずなのですが、そのような場所に神社があることに気付いたのは初めてです。

その神社が妻恋神社です。

 

ご由緒

ご祭神は、日本古代史の英雄である日本武尊(やまとたけるのみこと)、その妃である弟橘姫命(おとたちばなひめのみこと)、穀物や食物の神様である倉稲魂命(うかのみたまのかみ)です。

創建の年代は不明ですが、江戸時代中期の文化年間には、既にこの地にあったと考えられています。文京区の湯島にある妻恋神社からの分霊を勧請したのが始まりとされています。

湯島にある妻恋神社は、江戸時代には妻恋稲荷と呼ばれていたそうで、その分霊を勧請したこちらの妻恋神社も、同様に妻恋稲荷とも称されています。

また、一説には、明治の初めまでこの地に住んでいた矢島源左衛門という人物が、亡くなった妻を偲び、妻恋稲荷を勧請したともいわれています。そんな由来から、源左稲荷とも称されています。

境内には溶岩でできた石祠や、お地蔵さんを安置した祠もあります。

 

境内案内

早稲田通りを中野駅から西に歩いておりますと、右手に小さな神社が現れます。こちらが妻恋神社です。早稲田通り沿いにあります。

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境内は広くはなさそうです。鳥居が何本か連なっていますね。

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鳥居の扁額には「妻戀御社」と書かれています。この時点では何と読むのかわからなかったのですが…。後ほど調べて「つまこい」だと判明しました。

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一礼して最初の鳥居をくぐりますと、すぐ左手にも鳥居です。その先には小さな富士塚のような祠がありました。こちらには後ほど参拝させて頂くことに。

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右手に手水舎です。手水鉢には水がありませんでしたので、手をはたいてお清め。

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二つ目の鳥居をくぐった先に神狐さんです。こちらが左の神狐さんです。囲われていて少し見づらいかと思いますが…。

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こちらは右の神狐さんです。

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三つめの鳥居をくぐります。

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その先に社殿です。

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12月の冷たい風の中、参拝させて頂きます。

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社殿を背にして参道を見ますとこんな景色です。

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社殿に向かい右手にお地蔵さんがいらっしゃいましたので、こちらにも参拝。

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先ほど通り過ぎた石の祠にも参拝します。

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大きな木が何本か立っていて、社殿を護っているかのようでした。一通り境内を散策し、妻恋神社を後にしました。

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参拝を終えて

他の神社に向かう途中に、偶然見つけた妻恋神社。

うっかりすると通り過ぎてしまうような場所にある神社です。早稲田通りと言う比較的大きめの通り沿いではあるのですが、鳥居が少し奥まったところにありますので、車で通っていたら気付かないかもしれません。

僕もその前を歩いてみて初めて気付きました。

妻恋神社と言う名前の神社には、僕はこれまで一度も訪れたことがありませんので、これが初めての参拝です。

妻を恋しく思うという、なんだか素敵な社名ですね。こちらの妻恋神社も、一説にはこの地に住んでいた源左衛門さんという人が、亡き妻を偲んで創建したともいわれているそうですし。そう思うと、そんな神社に夫婦で参拝できたことも嬉しいです。

文京区の湯島に本社があるとのことですので、そちらにもいつか行ってみたいです。

(追記:翌年に湯島の妻恋神社にも参拝しましたので、以下の記事で紹介させて頂いております。)

中野の妻恋神社は、境内も狭く小さな神社ではありますが、鳥居が何本も連なっていたり、富士塚のような石の祠があったり、お地蔵さんがいらっしゃったり、何かと見どころのある神社でした。

社殿もシンプルですが古い建物のようで、雰囲気もあります。

「ひっそり佇んでいる」という表現がしっくりくるような、そんな神社でした。

創建の詳しい経緯などは諸説あるようなのですが、どのような経緯で湯島から分霊を勧請してこの地に祀られるようになったのか…知りたくなってしまいます。

偶然見つけた神社ではありますが、参拝できて良かったです。

また、余談ではありますが、この神社の向かいにある警察病院の地下には、巨大な核シェルターがあると言う都市伝説があります。

その辺りの真相も知りたいですけどね。

この後は、早稲田通りをさらに西へと進み、この日の目的地である大和町八幡神社へと向かいます。

 

御朱印

中野の妻恋神社では御朱印は扱っていません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都中野区野方1-5-4です。

妻恋神社の公式サイトはありません。

 

電車

JR中央線・総武線 / 東西線 「中野駅」から徒歩10分。

中野通りを北に進み、早稲田通りを左折。少し歩いた右側です。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありませんが、近くにコインパーキングがいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

中野区の神社一覧

 

猿田彦神社(杉並区/阿佐ヶ谷南)の御朱印と見どころ

猿田彦神社の紹介

杉並区阿佐ヶ谷南にある猿田彦神社の参拝レポートです。

読み方は「さるたひこじんじゃ」です。杉並猿田彦神社阿佐ヶ谷猿田彦神社とも称されています。太道教(たいどうきょう)という神道系の教団が管理する神社で、境内には猿田彦神社と太道教本部の社殿があります。最寄駅は新高円寺駅ですが、南阿佐ヶ谷駅からも近いです。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

阿佐ヶ谷南の「猿田彦神社」へ

この日は嫁と二人で、都内に三つしかないと言われる「双龍鳥居」というものを見に高円寺に来ていました。鳥居に龍が彫刻されているという、かっこいいやつです。

で、その三つの双龍鳥居のうちの二つが高円寺にあるんです。一つは駅からも近い場所にある宿鳳山高円寺というお寺の境内にある稲荷社の鳥居。もう一つが高円寺駅と阿佐ヶ谷駅の間くらいにある馬橋稲荷神社の鳥居です。

あと一つは東京十社の一社でもある、品川神社にあります。

僕も嫁も辰年というのもあり、龍が大好きです。ゆえに、双龍鳥居だなんてかっこいいものがあるのなら、ぜひとも見たくてたまらなくなりまして。

そんな流れで、お昼過ぎに高円寺に降り立ち、無事に二ヶ所の双龍鳥居を見届けることができました。

そのまま帰路に就いても良かったのですが、僕と嫁のいつものパターンです。「どうせなら」近くにある神社も巡ってみよう、と思ってしまうんですよね。

どうせなら、せっかくだからと、いつも神社をいくつも回ることになり、ヘトヘトになってしまうのですが、そのパターンを懲りずに繰り返しているわけです。全く学習しておりません。

この日も二ヶ所目に訪れた馬橋稲荷神社から、近くに神社はないのか地図で探してみたところ…そこまで近くではありませんが、歩けそうな距離に猿田彦神社があるのを発見。

いつものごとく、「せっかくなので…」と言いながら行ってみることに。

近くまで来てもったいない、と思ってしまうんでしょうね、きっと。

次にいつ来れるかわからないと思うと、ついつい回ってしまうんです。限界まで。

そんなわけで、猿田彦神社を目指します。

僕も嫁も猿田彦神社と言う社名の神社を訪れるのは今回が初めてです。

他の神社に境内社としてお祀りされている猿田彦神社には、今までも何度かお参りはしているんですけどね。

馬橋稲荷神社より、地図を見ながら歩くこと10分ほど。

猿田彦神社に無事到着しました。

 

ご由緒

ご祭神は、道開きの神、旅の神である猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)です。天孫降臨で道案内をした神様です。

創建の年代は不明です。三重県鈴鹿市の椿大神社より猿田彦大神の御霊を勧請して創建されたと伝えられています。

こちらの神社を管理しているのは「太道教(たいどうきょう)」という天理教から派生した神道系の教団です。太道教は主祭神が瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)で、天孫降臨の際に天照大神に遣わされた瓊瓊杵尊の道案内をしたのが、猿田彦大神です。

境内には猿田彦神社と、太道教本部の社殿があります。

 

境内案内

猿田彦神社は、馬橋通りという、細いですがそこそこ交通量の多い道路沿いにあります。JR側からですと南に歩き、右手になります。

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社殿が二つあり、道路に近い方にあるのが猿田彦神社の社殿のです。こちら、斜め前からのアングルで。

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入口にはご由緒が書かれています。

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手水舎がありましたので、参拝前にこちらでお清めをします。

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シンプルですが緑もあって素敵な手水舎です。

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そして、よく見ると手水舎の足元には蛙さんが…!僕は全く気付かなかったのですが、嫁が気付きました。本物ではなく像です。

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改めて猿田彦神社の正面に回り、一礼して鳥居をくぐります。

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参拝させて頂きます。

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参拝を終え、境内を散策してみます。猿田彦神社の右手には、広い参道があり、その先にもう一つ社殿が見えます。

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参道の右には社務所がありました。一通り散策した後に寄ってみます。

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社務所のお隣に二匹の猫ちゃん。一匹は警戒心が強く逃げてしまいましたが、もう一匹はおとなしく嫁に撫でられていました。

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参道を進みもう一つの社殿に向かってみます。

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こちらは「太道教本部」の社殿です。猿田彦神社を管理している宗教団体の本部です。この時点では太道教がどのようなものか知らないまま…参拝します。

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社殿右手に御神水所と書かれた案内。行ってみます。

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建物の脇道を進みます。人の家の敷地に入ってしまったような感じですね。

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細い道をさらに進むと…

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御神水所に到着です。レバーがありそれを引くと水が出てきましたので、とりあえず飲んでみました。

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再び太道教の社殿前に戻ります。こちらは社殿を背にした参道の景色です。社務所に寄ったところ、宮司さんが不在でして、書き置きの御朱印を頂きました。その後少し猫と遊んで、猿田彦神社を後にしました。

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参拝を終えて

僕は20年ほど前に、この猿田彦神社のすぐ近所でアルバイトをしていたことがあるのですが、神社の存在は全く知りませんでした。

今回初めて訪れて、ここは昔バイトしていた場所のすぐ近くだということに気付きました。

こんな場所に神社があったとは。

そして、この猿田彦神社はちょっと変わった神社なんですよね。

太道教と言う宗教団体が管理しているようで、境内に社殿が二つあり、どちらが猿田彦神社なのか一瞬わからないんですよ。広い参道の先にある方の社殿が大きくてメインぽいので、そちらが猿田彦神社かと思いきや、逆でした。

手前にあった少し小さめの方が猿田彦神社です。

そして、これは僕の偏見でもあるのですが、「○○教」と自分の知らない教団の名前とか書かれていると、それだけで少し距離を置いて見てしまったりするんですよね。

一概にそんな風に判断してしまってはいけないことはよ~くわかっているのですが。ちゃんと知識を得た上で判断しなくてはいけませんからね。

今回も、奥の立派な社殿に進んでみますと、「太道教本部」と書かれていまして、一体どんな宗教なのだろうと。

そして、どのような経緯で猿田彦神社と一緒に祀られているかな~と。色々気になってしまいます。

どうやら太道教のご祭神が瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)とのことで、猿田彦大神と深い繋がりがありますので、その辺りにも関係しているようです。

そこまで詳しい経緯などはわかりませんでしたので、また何かわかりましたら追記したいと思います。

太道教の社殿奥には御神水所がありまして、飲んで良いのかどうかわからなかったのですが、とりあえず飲んでみました。

社務所では宮司さんの奥さんと思われる方にご対応頂き、宮司さん不在のために書き置きの御朱印を頂きました。その際に、猿田彦神社の盃も頂いてしまいました。ありがとうございます。

社務所の隣にはかわいい猫ちゃんがいて、猫好きな嫁は猫にも絡んでました。

太道教と言う宗教の本部と猿田彦神社が共存する神社。

少し変わった場所ではありましたが、訪れることができて良かったです。

この日はJR高円寺駅より宿鳳山高円寺~馬橋稲荷神社と回り、最後にこちらの猿田彦神社を訪れ、阿佐ヶ谷駅経由で帰路に就きました。

猿田彦神社からJRの阿佐ヶ谷駅まで歩いたのですが、思ったよりも距離があってびっくりしました。

少々歩き回りはしましたが、どれも素敵な参拝ができました。

 

御朱印

こちらが猿田彦神社の御朱印です。

猿田彦神社の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、9時から16時半までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都杉並区阿佐谷南1-1-38です。

猿田彦神社の公式サイトはこちらです。
https://www.sarutahiko-suginami.com/

 

電車

丸ノ内線 「新高円寺駅」から徒歩10分。

青梅街道を南阿佐ヶ谷駅方面に歩いて10分ほどです。

丸ノ内線 「南阿佐ヶ谷駅」から徒歩12~15分

青梅街道を新高円寺駅方面に歩いて15分ほどです。

JR中央線 / 総武線 「高円寺駅」から徒歩15~20分。

丸ノ内線の南阿佐ヶ谷駅方面に歩いて20分ほどです。

JR中央線 / 総武線 「阿佐ヶ谷駅」から徒歩15~20分。

丸ノ内線の新高円寺駅方面に歩いて20分ほどです。

 

駐車場

境内に数台でしたら駐車が可能です。近くにはコインパーキングもあります。

 

周辺のパワースポット

 

杉並区の神社一覧

 

馬橋稲荷神社(杉並区/阿佐ヶ谷南)の御朱印と見どころ

馬橋稲荷神社の紹介

杉並区阿佐ヶ谷南にある馬橋稲荷神社の参拝レポートです。

読み方は「まばしいなりじんじゃ」です。参道の随神門には、都内最大といわれる大きな開運鈴があります。都内では三つしかない、昇龍と降龍が彫刻された双龍鳥居のある神社でもあります。JR高円寺駅と阿佐ヶ谷駅のちょうど中間辺りに鎮座しています。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

阿佐ヶ谷の「馬橋稲荷神社」へ

僕は若い頃から中央線沿いにずっと住んでおりまして、高円寺も阿佐ヶ谷も頻繁に足を運ぶ街です。現在も友達とお酒を飲んだりするため、ちょこちょこ出掛けております。

にも関わらず、この馬橋稲荷神社の存在は今まで全く知りませんでした。名前すら聞いたことがありませんでした。

このようなブログを書いてはおりますが、僕が神社に興味を持つようになったのは数年前ですし、それまでは一切興味のない世界だったので…。

人というのは、自分が興味のない世界に関しては、目にも耳にも入ってこないものなんですよね。不思議なもので。

神社に興味を持ち始め、嫁と一緒に神社を回り、御朱印を頂くようになったのは二年ほど前からです。

そうすると、神社に対してのアンテナが張られるようになり、色々な情報も自然とキャッチできるようになるんですよね。これまた不思議なもので。

こちらの馬橋稲荷神社も、自然とその名前は耳に入るようになり、そのうち行ってみようと思っていたんです。

そんな折ですが、数日前に僕は嫁と二人で港区の神社巡りをしました。赤坂の日枝神社に初めて参拝し、その周辺の神社も回って来ました。

その時に、虎ノ門の金刀比羅宮にも行きました。そこで見た鳥居には、龍、亀、鳥、虎が彫刻されていて、かなり特徴のあるものでした。珍しいもののようです。とってもかっこいい鳥居だったんです。

嫁もその鳥居にかなり魅力を感じ、後日色々と調べたようで、珍しい鳥居がある神社の情報などを教えてくれました。

その中に馬橋稲荷神社もあったんです。

馬橋稲荷神社には「双龍鳥居」なるものがあると。「双龍門」ともいうみたいですが。

双龍鳥居と言うのは、龍が巻き付いている姿が彫刻されている鳥居で、都内には三つしかないとのこと。

その三つとは、品川神社、馬橋稲荷神社、宿鳳山高円寺の境内にある稲荷社です。

このうち馬橋稲荷神社と宿鳳山高円寺はどちらも高円寺にあります。宿鳳山高円寺は、高円寺の地名の由来にもなっているお寺です。

僕は三鷹に住んでおりますので、高円寺までならすぐに行けます。

ということで、品川神社はまだ次の機会にして、さっそく馬橋稲荷神社と宿鳳山高円寺まで出掛けてみることに。

高円寺駅で降り、まずは近くにある宿鳳山高円寺に行き、その後に馬橋稲荷神社というルートで向かってみます。

 

ご由緒

ご祭神は、宇迦之魂神(うかのみたまのかみ)と、大麻等能豆神(おおまとのづのかみ)です。

宇迦之魂神は、穀物や食物の神様で、倉稲魂神とも表記され、稲荷神とも同一です。大麻等能豆神は、太占を司る神である櫛真智命(くしまちのみこと)と同一とも考えられている、様々な説のある神様です。

創建の年代は鎌倉時代の末期と伝えられていますが、詳細はわかっていません。経緯も不明です。

江戸時代後期の天保2年には、氏子が京都の神祇伯(神祇官の長官)に上申し、正式に「正一位足穂稲荷(たるほいなり)大明神」の御神号を賜りました。「正一位」とは神社における神階の最高位のものです。

明治40年には、村に点在していた御嶽神社、白山神社、天神社、水神社を合祀します。

この地は古来より馬橋村という地名でしたが、昭和40年に地名が変わる際に、馬橋と言う地名が消えてしまうのを憂い、社名が馬橋稲荷神社へと改称されました。

昭和50年に完成した随神門には、都内最大と言われる大きな開運鈴が吊るされ、その下で願いごとをしながら手を叩き、音が反響すれば叶うと言われています。

また、都内に三つしかないと言う、昇龍と降龍が彫刻された双龍鳥居もあります。昇龍に触りながら願い事をすると、龍が願いを天に届け叶えてくれると言われています。

古くよりこの地に鎮座し、崇敬されてきた神社です。

 

境内案内

高円寺駅から南に歩くこと5分ほど。まずは宿鳳山高円寺に到着しました。境内に入り散策してみますと、社殿の左側に稲荷社の双龍鳥居がありました。僕は双龍鳥居というものを初めて見ました。なんてかっこ良い鳥居なんでしょうか。

宿鳳山高円寺の双龍鳥居

 

双龍鳥居をじっくり観察し、奥にあった社殿にも参拝。もちろんお寺にも参拝しました。境内を少し散策してみたのですが、広くて気持ち良い境内でした。

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続いては馬橋稲荷神社に向かいます。地図を見ますと少し距離があるようです。阿佐ヶ谷方面に歩きます。GPSを頼りに歩いていますと…建物の中に鳥居と参道が出現。馬橋稲荷神社に到着です。

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ここが正面の入口なのか迷いながらも、一礼して鳥居をくぐり、参道を進んでみましたが…やはりこちらは正面の入口ではなかったので、いったん引き返して表参道と思われる方に行ってみることに。

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ぐるっと回るように歩いておりますと、床屋さんの建物に馬橋稲荷神社の案内が。

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案内通りに行った先に、表参道の入口がありました。こちらが馬橋稲荷神社の正面入口の鳥居です。

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鳥居の脇にはご由緒書き。

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一礼して鳥居をくぐり参道を進みます。

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その先にあるのが双龍鳥居です。龍の彫刻がある、都内に三つしかないと言う珍しい鳥居です。宿鳳山高円寺のものよりも大きな鳥居でかっこいいです。

馬橋稲荷神社の双龍鳥居

 

こちらが双龍鳥居の左側、昇り龍です。この昇り龍に触れながら、住所、名前、お願い事の順番で伝えると、龍が願いを天に届け叶えてくれると言われています。僕も触りながらお願いしてみます。お金持ちになれますように。

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こちらが右の降り龍です。天に届いた願いごとが降り龍から降りてくるとのこと。どちらも素敵な龍でした。

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こちらは双龍鳥居の上部と木と空です。なんだかいい感じの絵だったので撮ってみました。

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双龍鳥居をじっくり観察し終え、参道を進みます。けっこう長めの参道です。

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その先に三の鳥居です。

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三の鳥居前に一対の神狐さんです。こちらは左の神狐さん。

馬橋稲荷神社の左の狐

 

こちらは右の神狐さん。子供もいますね。

馬橋稲荷神社の右の狐

 

三の鳥居をくぐり進みます。先には随神門と拝殿が見えます。

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左手に手水舎がありましたので、こちらでお清めを。

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大きな岩を水が流れる素敵な手水鉢でした。龍もいます。

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参道に戻ります。こちらが随神門です。

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随神門には都内最大と言う大きな開運鈴が吊るされています。この下で願いごとをしながら手を叩き、音が反響すれば叶うらしいのですが…僕も嫁も何度手を叩いても反響せず…。きっと邪念が多いんでしょうね。

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随神門をくぐると、拝殿の全貌が姿を現します。

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拝殿へと進みます。拝殿手前に小さな門があり、それをくぐると一対の神狐さんがいらっしゃいました。こちらは左の神狐さんです。「願かけ狐」という小さな神狐さんが周りにたくさん奉納されていました。

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こちらは右の神狐さん。同じくたくさんの小さな神狐さんに囲まれています。

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静かな午後の空気の中、参拝させて頂きます。扁額は、右から御嶽宮、稲荷宮、「天満宮です。

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参拝を終え、境内を散策してみます。こちらは拝殿に向かい左手です。神楽殿があります。

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社殿の左奥に小路が続いていて、境内社がありました。行ってみます。

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手前にあったのが斎霊殿です。戦没者をお祀りしたものです。

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そこから奥へ向かう途中、社殿を横から見ることができます。ちょうど御祈祷が行われていて、中が明るくよく見えました。

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その先には厳島神社と水神社。

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そのお隣にも祠が三つありました。小さな神狐さんたちもいらしゃいます。

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祠の先に鳥居があり、もう一つの入口がありました。馬橋稲荷神社へはここちらからでも入ることができます。写真は境外から。

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再び拝殿の前に戻ります。拝殿に向かって右手が授与所です。こちらで御朱印を頂きました。

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授与所の先に、右手に延びる参道があります。こちらを進むと、最初に僕たちが入って来た入口に出ます。

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そちらの参道にも、もう一つ手水舎がありました。

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手水舎には龍です。どちらの手水舎にも龍がいますね。

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手水舎の奥には神輿庫があります。

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社殿を右斜め前からのアングルで。

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御朱印も頂きましたし、一通り境内を散策したので、来た道を戻ることに。随神門の近くには石碑が二つ立っていました。

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随神門の脇が駐車場になっています。

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駐車場の先にはもう一つ鳥居がありました。

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参道を戻ります。心地良い陽射しが参道を照らしています。

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こちらは双龍鳥居の裏側です。おもいきり逆光ですが。最後にもう一度双龍鳥居を眺め、馬橋稲荷神社を後にしました。

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参拝を終えて

高円寺も阿佐ヶ谷も、個人的に若い頃から馴染みのある街だったにも関わらず、その存在すら知らなかった馬橋稲荷神社。

若い頃は興味もなかったですし、そもそも知らなかったわけですから、訪れない方が当たり前なんですけどね。しかしながら、なぜ今まで行かなかったのだろう、とやはり思ってはしまいます。

また、双龍門を見に訪れた宿鳳山高円寺の方も、なぜ今まで行かなかったんだろうと、同じ思いです。

高円寺というお寺がが地名の由来になっているというのは、以前からなんとなく知っていました。にも関わらず、そのお寺には一度も行ってみようとも思わず…。今回初めて行きました。

ちなみに、宿鳳山高円寺まで高円寺駅から歩く途中に氷川神社があるのですが、こちらは僕たちも以前訪れたことがあります。今回も素通りするわけにはいかず、参拝してから宿鳳山高円寺に向かいました。

宿鳳山高円寺と馬橋稲荷神社の二ヶ所訪れましたので、この日だけで僕たちは、都内に三つしかないと言われる双龍鳥居の、二つを見たことになります。

どちらもかっこ良くて素敵な鳥居でした。

特に馬橋稲荷神社の双龍鳥居はサイズも大きくて、迫力がありました。

鳥居の左側には昇り龍、右側には降り龍がいるのですが、どちらも躍動感があってかっこいいです。

昇り龍に触れながら願いごとをすると叶うと言われていて、時間を掛けてお願いしてみました。

この昇り龍への願いごとの情報などは、都市伝説で有名な関暁夫さんが語ってる記事があり、そこから得ました。僕は関暁夫さんの都市伝説大好きなんですよね。

都内最大と言われる開運鈴のご利益に関する情報も、そこから得ました。

開運鈴の下で手を叩き、鈴の音が反響したら願いが叶うらしいのですが、僕も嫁も何度チャレンジしても反響せず…。他の参拝者の合間を縫って、これでもかというくらいチャレンジしたんですけどね。結局ダメでした。しかし、自分たちでも気付かぬうちに、実は反響していたのでは?と超前向きな解釈をしておくことに。

双龍鳥居や開運鈴はこの神社では外せない見どころかと思いますが、神社の全体的な雰囲気もとても素敵でした。

長く続く参道や、赤を基調とした社殿、奥にある祠。

午後の静かな時間帯で、陽射しも柔らかい日でしたので、とても気持ちいい参拝ができました。

御朱印も無事に頂くことができたのですが、その際に嫁が馬橋稲荷神社オリジナルのかっこ良い手ぬぐいを見つけてしまい…。

物欲との闘いをする嫁。

いったんは諦めたものの、やはり気になってしまったようで、物欲に屈し購入。

こちらがその手ぬぐいです。

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確かにかっこ良くて素敵な手ぬぐいなんです。神社のオリジナル手ぬぐいって、どこにでもあるわけではないですし、頂けて良かったのではないかと。

大事に使わせて頂きます。

一通り馬橋稲荷神社を楽しんだ僕たちは、この後地図で近くに見つけた猿田彦神社へと向かいます。

 

追記:

5年後の令和3年に再び馬橋稲荷神社を訪れました。

耐震工事が行われたとのことで、社殿が高い位置に移築され、以前とは少し景色が変わっていました。

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拝殿の姿も、以前より全体が見えるようになっています。

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以前購入した手ぬぐいのような、かっこいい龍の御朱印帳が新しく販売されていましたので、購入させて頂きました。

馬橋稲荷神社の御朱印帳

 

御朱印

こちらが馬橋稲荷神社の御朱印です。

馬橋稲荷神社の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、8時半から17時までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都杉並区阿佐谷南2-4-4です。

馬橋稲荷神社の公式サイトはこちらです。
http://www.mabashiinari.org/

 

電車

JR中央線 / 総武線 「高円寺駅」から徒歩10~13分。

南口から出て阿佐ヶ谷方面に歩き10分くらいです。

JR中央線 / 総武線 「阿佐ヶ谷駅」から徒歩10~13分。

南口から出て高円寺方面に歩き10分くらいです。

丸ノ内線 「新高円寺駅」から徒歩13~17分

JRの阿佐ヶ谷駅方面に歩いて15分前後です。

丸ノ内線 「南阿佐ヶ谷駅」から徒歩13~17分

JRの高円寺駅方面に歩いて15分前後です。

 

駐車場

10台ほど停められる駐車場が境内にあります。結婚式を挙げる方などが優先のようですが、そのような日でない限り問題なく停められるかと思います。少し歩いた場所にはコインパーキングもあります。

 

周辺のパワースポット

 

杉並区の神社一覧

 

虎ノ門金刀比羅宮(港区)の御朱印と見どころ

金刀比羅宮の紹介

港区虎ノ門にある金刀比羅宮の参拝レポートです。

読み方は「ことひらぐう」です。虎ノ門金刀比羅宮(とらのもんことひらぐう)とも称されています。複合施設である虎ノ門琴平タワーと境内が融合しています。縁結びのご利益で知られる結神社(むすびじんじゃ)や、四神の彫刻が施された銅鳥居があります。虎ノ門のこんぴら様として古くから親しまれてきた神社です。虎ノ門駅から徒歩すぐです。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

虎ノ門の「金刀比羅宮」へ

この日は嫁と二人で、赤坂、六本木近辺の神社巡りをしていまして、最後に訪れたのがこちらの虎ノ門金刀比羅宮になります。

金刀比羅宮を訪れるのは今回が初めてですし、そもそも僕は、過去に虎ノ門と言う場所に来た覚えがありません。ですのでもしかすると、これが人生初の虎ノ門かもしれないです。過去に気付かずに来ている可能性も否定はできませんが…。

ちなみに、虎ノ門と言う地名は、昔江戸城に同名の門があったことに由来しているそうです。

この日はまず、赤坂の日枝神社に参拝しました。

朝まで雨が降っていたのですが、僕たちが赤坂に到着した頃には雨も止み、雨上がりの神社巡りです。

日枝神社の次は赤坂氷川神社へ。

その後お昼ご飯を挟み、六本木にある久国神社に参拝。

時間としてはまだ15時くらいだったのですが、12月の冬至に近い頃でしたので、陽はだいぶ短いです。久国神社を訪れた時点で、もう空は夕方っぽくなってきています。

普段はあまり夕方の神社巡りはしないのですが、僕も嫁も滅多に港区に来ることがありません。ですので、できる限りたくさん神社を回りたいと言う願望が自然と芽生えてしまいます。

しかも港区ってけっこう神社多いんですよね。

嫁と協議した結果、この日はあと一ヶ所だけ行ってみることに。

地図で見たところ、久国神社から歩いて行けそうな距離に金刀比羅宮を見つけましたので、最後にそちらに参拝してから帰ることに。

スマホに住所を入力して、GPSを頼りに金刀比羅宮へと歩き始めます。

しかし…

思っていたよりも距離があるようで、なかなか金刀比羅宮は近付いてきません。

朝から歩きっぱなしですので、僕も嫁もだいぶ疲れています。次第に嫁が無口になり、さらには無表情に。

そんな嫁を「もうすぐだから、もうすぐ着くから」となだめながら歩きます。地図で見るとまだまだけっこう先だったんですけどね。

僕的にも、もう少し近くてすぐに着くものと思っていたのですが、距離感を見誤りました。けっこう遠かったです。

途中、大使館やらホテルやら、立派な建物があるエリアを抜け、急な坂を下り、結局久国神社からは歩いて15~20分ほど掛かったでしょうか。

そこそこの距離を歩きましたが、なんとか無事に金刀比羅宮に到着することができました。

 

ご由緒

ご祭神は、大物主神(おおものぬしのかみ)崇徳天皇(すとくてんのう)です。

大物主神は、国造りをした大国主神の別名、もしくは大国主神の和魂です。崇徳天皇は第75代の天皇で、生前に金刀比羅宮の本宮を日夜崇敬していたことなどから、相殿に祀られています。

創建は江戸時代前期の万治3年です。讃岐の丸亀藩(現在の香川県辺り)の藩主であった京極高和が、三田にあった江戸藩邸内に、象頭山に鎮座する金刀比羅宮の御分霊を勧請したのが始まりです。

その後、丸亀藩の江戸藩邸移転に伴い、虎ノ門の地に遷座します。

邸内に鎮座する形の神社ではありましたが、江戸市民の熱い要望により、毎月十日に限り、邸内を開放し参拝を許可したそうです。

長らく金毘羅大権現と称されていましたが、明治になり神仏分離令により、事比羅神社へと改称し、その後明治22年に現在の金刀比羅宮へと改称されました。

平成16年には、虎ノ門琴平タワーという複合施設が完成し、境内とタワーが融合した形となっています。社務所はタワーの一階にあります。

境内に合祀されている結神社(むすびじんじゃ)は縁結びのパワースポットとしても知られています。

四神の彫刻が施された、珍しい銅鳥居もあります。

虎ノ門のこんぴら様として古くから庶民に親しまれ、崇敬されてきた神社です。

 

境内案内

高層ビルの立ち並ぶ景色の中に、金刀比羅宮は鎮座しています。こちらは入口の鳥居です。近代的な景色と一体化している感じです。

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一礼して鳥居をくぐり境内へ。

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右手には金刀比羅宮の社殿です。鳥居の前の時点で、既にその全貌がばっちり視界に入っていました。

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参道の左手に手水舎がありましたので、お清めをします。

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手水舎もなんだか少しお洒落な感じがしますね。

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こちらは拝殿に向かい正面の銅鳥居です。この鳥居が凄いんですよ。四神の彫刻が施されています。左が青龍と玄武で、右が朱雀と白虎です。こんな鳥居を見たのは僕は初めてです。

金刀比羅宮の鳥居

 

鳥居をくぐり拝殿に向かいます。夕方になり少し薄暗くなってきていましたので、社殿にも明かりが灯っていました。

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拝殿前へと進みます。明かりが灯った神社と言うのも、雰囲気があって素敵ですね。

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参拝させて頂きます。

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参拝を終え、少し境内を散策してみます。こちらは社殿の右奥に続いている小路です。ちょっと行ってみます。

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右手に境内社が二つありました。手前に祀られていたのがこちら、喜代住稲荷神社です。

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奥に祀られているのが結神社(むすびじんじゃ)です。縁結びにご利益でも有名だとか。

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結神社の前には、良縁を願う赤い紐がたくさん結ばれていました。

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その先には門があります。行ってみます。

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小路の先はもう一つの入口になっていました。裏口のような感じです。

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その裏口から境内の方を振り返ると、こんな景色になります。

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再び拝殿前に戻ります。境内が近代的なビルと一体化していて、ちょっと不思議な感じがします。

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拝殿に向かい左手に社務所があります。虎ノ門琴平タワーという大きなビルの一階部分になります。こちらで御朱印を頂きました。

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こちらは入る時にくぐった鳥居と参道です。境内からのアングルで。拝殿に向かって右手の参道になります。

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拝殿と向かい合う位置に神楽殿があります。こちらも近代的な感じがします。

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拝殿に向かって左手にも参道が延びていて、その先には鳥居も見えます。行ってみます。

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こちらにも手水鉢がありました。

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鳥居の近くにはご由緒書き。

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そちらの鳥居側から境内を見るとこんな感じです。

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外から鳥居も撮影。どうやらこちらが表参道の鳥居だったようですね。僕たちが入って来たのは裏参道でした。この後再び拝殿前に戻り、夕暮れと神社の景色をもう少し楽しみ、金刀比羅宮を後にしました。

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参拝を終えて

金刀比羅宮は、近代的な建物と境内が融合していて、とても不思議な神社でした。

そう多くはないタイプの神社ではないかと思います。

かと言って、違和感があるとかでは全くありません。良いバランスで神社とビルが共存している感じです。デザインをした方は凄いです。

全体的に不思議な空間が出来上がってて、とっても魅力的な景観でした。

時間帯も夕方でしたので、少し薄暗くなってきた頃で、社殿に明かりが灯った様子なども暖かみがあって素敵でした。

僕たちは普段あまり夕方の時間帯には神社を訪れないのですが、たまには夕方の神社もいいものですね。

また、拝殿正面の銅鳥居が独特で魅力的でした。鳥居には四神が彫刻されているんです。僕はこんな鳥居は他では見たことがないです。かなり珍しいものみたいですね。どうせなら接写しておけばよかった…。アップの写真がなくてすみません。

それ以前に、全く観察力というものがない僕は、最初この彫刻に全く気付かず。写真を撮っても気付かず。その後に嫁に言われてようやく気付くと言う…いかに自分の観察力が低いのか、思い知らされました。

この金刀比羅宮までは、六本木の久国神社から歩いて来たわけですが、思ったより遠くてどうなることかと思いましたが、頑張って歩いて来て良かったです。来た甲斐がありました。

御朱印を頂いた際、窓口のところに50円のおみくじを発見し、おもわず僕も嫁もやってみることに。

久しぶりに引いたおみくじの結果は、なんと二人とも大吉でした。

おめでとうございます。

おみくじの結果に気分を良くし、しばし金刀比羅宮の独特の景観を楽しんだ後、帰路に就くことに。

この日は赤坂の日枝神社から参拝し、続いて赤坂氷川神社へ。そして六本木の久国神社から、こちら金刀比羅宮へ。

全部で四ヶ所の神社を回りましたが、どれも素敵な神社でした。

この辺りにはまだまだ他にも神社がたくさんありますので、また機会を見つけて回ってみようと思います。

いい一日が過ごせました。

 

金刀比羅宮の御朱印

こちらが虎ノ門金刀比羅宮の御朱印です。

虎ノ門金刀比羅宮の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、平日が9時から17時まで土日祝日が9時から16時までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都港区虎ノ門1-2-7です。

虎ノ門金刀比羅宮の公式サイトはこちらです。
http://www.kotohira.or.jp/

 

電車

銀座線「虎ノ門駅」から徒歩1分。2a出口です。

日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」から徒歩3分。A1かA2出口です。

丸ノ内線 / 千代田線「霞が関駅」から徒歩5分。A13番出口です。

その他「国会議事堂前駅」「溜池山王駅」「六本木一丁目駅」などからも、少し距離はありますが徒歩圏内かと思います。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありませんが、近くにコインパーキングがいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

港区の神社一覧

 

久国神社(港区/六本木)の御朱印と見どころ

久国神社の紹介

港区六本木にある久国神社の参拝レポートです。

読み方は「ひさくにじんじゃ」です。久國神社とも表記されます。社名は、鎌倉時代の名刀工であった粟田口久国(あわたぐちひさくに)作の刀が寄進されたことに由来しています。港七福神の布袋尊も祀られている神社です。最寄り駅は六本木一丁目駅です。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

六本木の「久國神社」へ

この日は嫁と二人で、朝から赤坂近辺の神社巡りに出掛けて来ました。

赤坂には日枝神社という大きな神社があるのですが、僕たちは一度も訪れたことがありませんでしたので、ぜひ行ってみようと言うことになり、出掛けて来た次第です。

そしていつものことではありますが、どうせなので、日枝神社だけではなく、周辺の神社も回ってみることに。

僕は普段、赤坂や六本木にはあまり来る機会がなく、かなり久しぶりの港区です。次にいつ来れるかわかりませんので、できるだけ多くの神社を回っておきたいと言う願望も出てきてしまいます。

事前に地図で調べましたところ、港区にもかなりたくさん神社があることがわかり、どのようなルートで回るのか悩みどころです。

まずは、一番の目的地であった日枝神社を最優先で訪れ、そこからは時間の許す限りいくつか回ってみるという、緩い感じでの神社巡りをスタートします。

日枝神社では「東京十社巡り」の御朱印も頂きましたので、日枝神社と同じく東京十社の一つに数えられている赤坂氷川神社が近くにありまして、必然的に次の目的地が赤坂氷川神社になります。

赤坂氷川神社でも無事に御朱印を頂き、さてここからが悩みどころでした。次にどの神社に行くべきか。

時間もちょうどお昼を過ぎておりましたので、千円でボリュームのある焼肉ランチを食べながら、この後のルートを嫁と相談します。

ついついビールも飲んでしまい、うっかりほろ酔いになりながら…。

そして焼肉会議の結果、できるだけ近くにある神社から行ってみようということになり、地図上で見つけた久国神社に向かってみることにしました。

地図で見ますと、直前に訪れた赤坂氷川神社からけっこう近くです。僕たちは昼食をとるため、繁華街の方に一度戻って来てしまいましたので、じゃっかん遠くはなってしまいましたが。

久国神社は、少し細い路地の中にありそうでしたので、スマホに住所を入れてGPSを頼りに歩き出します。

そしてGPSでは順調に久国神社に近付いたものの、神社の入口を見誤ると言う失態を犯したため、急な坂を上ったり下りたりする羽目に…。

気が付けば、先ほど参拝した赤坂氷川神社に着いてしまうという、なんとも方向音痴っぷりを発揮しながらも、なんとか久国神社に到着しました。

赤坂氷川神社からですと、かなり近かったです。後になってわかったことですが。

 

ご由緒

ご祭神は、穀物や食物の神様である倉稲魂命(うかのみたまのみこと)です。宇迦之御魂命とも表記され、稲荷神と同一です。 

創建の年代は不明です。古くは現在の皇居内にあったといわれています。

室町時代中期の寛正6年には、太田道濯が江戸城を築城する際に、城隍の鎮護として溜池の地に遷されます。

後に太田道濯により、鎌倉時代の名刀工であった粟田口久国(あわたぐちひさくに)作の刀が寄進され、久国稲荷神社と称されるようになりました。

江戸時代の中期に現在の地に遷座されています。

昭和20年に、現在の久国神社へと改称されます。

明治7年の火災、昭和20年の空襲により被災していますが、久国の名刀は非公開ですが現存するそうです。

現在の社殿は昭和28年に再建されたものとなります。

港七福神の布袋尊もお祀りさている神社です。

 

境内案内

赤坂氷川神社から、けっこう急な坂を下って久国神社に向かいます。南部坂と呼ばれる坂で、忠臣蔵の名場面「南部坂雪の別れ」の舞台となった坂とのこと。

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南部坂は、その急さ故に「難歩坂(なんぶざか)」と書かれることもあったそうです。僕たちはじゃっかん道に迷ったため、この急な坂を上ったり下りたり…。

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南部坂を下り切り右折。少し歩いた先、右手に久国神社の入口を見つけました。道に迷った末の到着は、嬉しさが倍増しますね。

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参道を進みます。そこまで大きな神社ではなさそうです。

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鳥居と狛犬さんが素敵です。

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狛犬さんは特徴がありました。こちらは左の狛犬さんです。鼻の穴が大きくて、なんとなく愛嬌のある顔に見えてしまいます。

久国神社の左の狛犬

 

こちらは右の狛犬さん。やはり鼻の穴が大きいです。口を開けて笑っているように見えますね。どちらも印象的な狛犬さんです。

久国神社の右の狛犬

 

一礼して石鳥居をくぐり境内へ。

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鳥居の先、左手は広くなっていて、公園になっていました。滑り台などの遊具もありますね。

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参道は右に折れ、その先が拝殿です。黄色く紅葉したイチョウが綺麗です。

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参道の左手に手水舎がありましたので、お清めを。

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大きくはありませんが、厳かな雰囲気のある拝殿です。

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参拝させて頂きます。字が薄れていますが、扁額の「久國神社」は勝海舟により書かれたものだそうです。

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拝殿の左奥にもう一つ鳥居があり、境内社がありました。猿田彦神社です。鳥居をくぐりこちらにも参拝させて頂きます。

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社殿を斜め前からのアングルでも。

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社殿の右奥に社務所の窓口があり、僕たちの気配を察したのか、宮司さんが窓を開けて顔を出してくださり、こちらで御朱印を頂きました。久国神社では、七福神の布袋尊の御朱印も頂くことができます。

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拝殿を背にして参道を見ると、こんな景色です。

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拝殿に向かい参道の左手に井戸があったのですが、宮司さんのお話ですと、近くでボーリング工事が始まってから、その影響からか水が出なくなってしまったとのこと。

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こちら、手水舎の隣にあった石碑です。お神輿の奉納記念のもので、大正十年と書かれています。

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拝殿に向かい右手にも、少し変わった像がありました。頭に龍を乗せている像です。こちらも池のようになっていたのですが、水が出なくなってしまったようです。

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一通り境内を散策し、久国神社を後にしました。

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参拝を終えて

じゃっかん迷いながらも辿り着いた久国神社。

迷ったおかげで、忠臣蔵にゆかりがあるという「南部坂」を通ることができました。迷わずに着いていたら、この坂を上り下りすることはなかったので。

とは言え、実は僕は忠臣蔵をちゃんと見たことがなく、「南部坂雪の別れ」という名場面があることも知らず…。きっと知っていたらもっと興奮したんでしょうけどね。

改めて忠臣蔵を見てみたくなりました。年末にテレビでやっていたら、録画しようと思います。

久国神社は大きな神社ではなく、境内も広いわけではありませんが、とても静かで落ち着く感じがありました。

宮司さんもとても親切で、色々教えて下さりました。嫁はトイレもお借りしました。

近くで行われているボーリング工事の影響からなのか、境内にあった井戸から水が出なくなってしまっとのお話をお聞きしましたので…また水が出るようになることを願っています。

久国神社には、社名の由来にもなっている刀が納められているとのことですが、その刀は残念ながら非公開です。粟田口久国という鎌倉時代の名刀工が作った刀とのことで、見れないと思うと余計に見たくなってしまうんですけどね。

鳥居前の狛犬さんも印象的でした。左右どちらの狛犬さんも、鼻の穴が大きくて可愛いんですよ。正面から顔を見ますと、なんとも愛嬌があり、愛おしくなります。

のんびりとした時間を過ごさせて頂きました。

直前に訪れた赤坂氷川神社も、勝海舟にゆかりのある神社でしたが、こちらの久国神社も勝海舟にゆかりがありました。拝殿の扁額の書は勝海舟によるものだと伝えられているそうです。この辺りに住んでいたとのことでしたので、きっと久国神社にもよく訪れていたんでしょうね。

また、港区には「港七福神めぐり」というのがあるのも、こつらで宮司さんに教わりました。久国神社は、その港七福神の布袋尊が祀られている神社です。御朱印も頂くことができます。

こちら、宮司さんに頂いた「港七福神めぐり」の地図です。表と裏です。

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七福神に加え、七福神を乗せる宝船がある神社もあるみたいです。気になります。

このようなものを手にしてしまうと、全部回らずにはいられなくなりませんか?東京十社巡りとか、港七福神めぐりとか…。

行かずにはいられなくなっちゃうんですよ、僕たちは。

ですので、いつかこの七福神巡りをしに、また港区を訪れたいと思います。

久国神社を後にし、続いては虎ノ門にある金刀比羅宮へと向かいます。

 

御朱印

こちらが久国神社の御朱印です。

久国神社の御朱印

 

こちらは港七福神の布袋尊の御朱印です。

久国神社で頂ける布袋尊の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、9時から17時くらいまでとのことです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都港区六本木2-1-16です。

久国神社の公式サイトはありません。

 

電車

南北線 「六本木一丁目駅」3番出口から徒歩3~5分。

日比谷線 / 大江戸線 「六本木駅」6番出口から徒歩8~10分。

千代田線 「赤坂駅」6番出口から徒歩8~10分。

南北線 / 銀座線 「溜池山王駅」12番出口から徒歩10~12分。

千代田線 「国会議事堂前駅」12番出口から徒歩10~12分。

各線から10分前後で行ける場所にあります。一番近いのは六本木一丁目駅です。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありませんが、近くにコインパーキングがいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

港区の神社一覧

 

赤坂氷川神社(港区)の御朱印と見どころ

赤坂氷川神社の紹介

港区にある赤坂氷川神社の参拝レポートです。

読み方は「あかさかひかわじんじゃ」です。東京十社の一社です。徳川吉宗により造営された社殿は、都の有形文化財に指定され、境内には江戸時代のものが多く現存しています。江戸七氷川の筆頭とされた神社でもあります。赤坂駅、溜池山王駅、六本木一丁目駅、六本木駅などの中間辺りに位置しています。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

東京十社の一つ「赤坂氷川神社」へ

このブログで紹介する神社で、港区の神社は今回が初めてとなります。

赤坂の日枝神社も紹介させて頂きましたが、日枝神社は住所が千代田区の永田町なんですよ。ですので、住所が港区の神社はこれが初めてということになります。すみません、完全に私事ではありますが。

この日は嫁と二人で、朝から赤坂近辺の神社巡りに出掛けて来ました。

赤坂だったり港区だったり、その辺りは普段僕はあまり行く機会がなく、どちらかといいますと少し縁遠い地域です。

普段から六本木とかで遊んでいるような人間でしたら、頻繁に訪れているんでしょうけどね。そのような生活とは無縁の毎日を送っておりますので。

ですので久しぶりに赤坂と言う街にやって来ました。

以前から、赤坂には日枝神社という大きな神社があると言うのを耳にしていまして、いつか行ってみたいな~と気になってたんです。嫁も同じく気になっていたようで、色々調べたりしていました。

そして、「東京十社」なるものの存在も調べたようで、僕に教えてくれました。東京十社を回る「東京十社巡り」というものもあると。

日枝神社はその東京十社のうちの一つなんです。

この日は朝まで雨が降っていたのですが、僕たちが赤坂に着く頃には止んでいて、雨上がりの気持ち良い空気になっていました。

まず向かいましたのが日枝神社です。そちらで「東京十社巡り」専用の御朱印帳も買い求め、散策も存分に楽しみました。

そして次に向かいましたのが、こちらの赤坂氷川神社です。

当初の目的は日枝神社だったのですが、せっかく赤坂まで行くのでしたら、周辺の神社も回っておきたいです。地図など調べましたところ、けっこうたくさんの神社があり、どのようなルートでどこを回るのか悩みどころです。

そんな中、この赤坂氷川神社が東京十社の中の一つであることが判明していましたので、優先的に回ってみることにしたんです。

地図を見ますと、日枝神社からも近いようです。

日枝神社から赤坂の賑やかな街中を抜け、少し静かな通りを歩いていますと…森のような一角があり、そこが赤坂氷川神社の境内でした。

到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、素盞嗚尊(すさのおのみこと)奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)大己貴命 (おおなむぢのみこと)の三柱です。

素盞嗚尊は、天照大御神の弟で、ヤマタノオロチを退治した荒ぶる神です。奇稲田姫命は素盞嗚尊と結ばれた女神です。大己貴命は、大国主命の別名で、国造りをした神様です。

創建は平安時代前期の天暦5年です。蓮林という僧が霊夢を見て、奉斎したのが始まりと伝えられています。

江戸時代になり、八代将軍徳川吉宗の命により社殿が造営され、現在の地に遷座します。現在の社殿もこのときのもので、東京都の有形文化財に指定されています。

また、この場所はそれ以前、忠臣蔵で有名な浅野内匠頭の夫人、遙泉院の実家があった場所でもあります。

幕末には勝海舟が神社のそばに住んでいて、彼が「氷川翁」などと呼ばれていた由縁にもなっています。

演歌歌手の氷川きよしの「氷川」も、彼の事務所がこの近くにあったことに由来しているそうです。

江戸七氷川の筆頭とされる神社で、開運・厄除・良縁の鎮守神として、古くから崇敬されてきた神社です。

東京十社の一つでもあります。

 

境内案内

緩やかな登り坂を上がって行きますと、右手に緑が茂った森が現れ、そこが赤坂氷川神社です。入口にはご由緒書き。

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森の小路のような参道が延びています。その先に最初の鳥居が見えます。

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参道を進み鳥居の前へ。狛犬さんがお出迎えです。こちらは左の狛犬さん。

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こちらは右の狛犬さんです。どちらも逞しい狛犬さんです。

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鳥居の先には石段が見えます。緑が多く雨上がりが気持ち良い参道です。

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一礼して鳥居をくぐり進みます。

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石段の手前、左側に小さな橋が掛かっていましたので、行ってみることに。

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水はありませんでしたが、池のようになっていました。ちょっとした庭園のような感じです。

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その奥には、人の顔が描かれた碑があります。遠目に見ると少し怖いですが…。赤坂氷川神社の維新に尽力された氏子総代の苗村又右衛門さんという方の碑でした。

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再び参道に戻ります。石段の手前、右手には鳥居があり境内社が祀られています。こちらには後ほど参拝することに。

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石段の上り口にも一対の狛犬さんです。こちらは左の狛犬さん。最初の鳥居にいた狛犬さんとは、またタイプの違う狛犬さんです。

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こちらは右の狛犬さん。どちらも可愛らしい狛犬さんですね。

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石段を上ります。

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石段を上り切ると二の鳥居があり、その手前にも狛犬さんがいました。これで三対目の狛犬さんです。そして、ここの狛犬さんは左右どちらも大きな岩の上にいます。こちらが左の狛犬さんですが、獲物を狙うかのような、襲い掛かって来そうな態勢ですね。

赤坂氷川神社の左の狛犬

 

こちらが右側の狛犬さんです。こちらも片足を岩に掛けている態勢で、かっこ良いです。

赤坂氷川神社の右の狛犬

 

参道の左手が広くなっていましたので行ってみることに。鳥居の近くには包丁塚。包丁を供養する碑です。

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その先に、既に葉はほとんど落ちていますが、見事な銀杏の木がありました。天然記念物にもなっている大銀杏とのこと。

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大銀杏から少し離れた場所に、もう一本立派な御神木が空へと伸びています。

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再び参道に戻り、拝殿へと向かいます。参道は右に折れ、その先に三の鳥居が現れ、奥には社殿の姿も見えます。

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三の鳥居の前に、またしても狛犬さんです。四対目の狛犬さんですね。こちらは左の狛犬さんです。

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こちらは右の狛犬さん。どちらもワンカップがお供えしてありました。

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三の鳥居をくぐった先、左手に手水舎です。こちらでお清めをします。

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拝殿に向かいます。門がありその手前にはまたしても狛犬さん。五対目の狛犬さんになります。小さくて可愛い狛犬さんです。笑っているようにも見えますね。

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門をくぐります。楼門です。

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楼門を抜けますと、社殿の全貌が姿を現します。雨上がりの中に佇む社殿が素敵です。参拝させて頂きます。

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社殿に向かい右手に社務所です。こちらで御朱印を頂きました。

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御朱印を頂きましたので、境内を散策してみます。拝殿に向かい左手には神輿庫があり、中には立派なお神輿がありました。

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楼門を出てみます。こちらは門を出た場所からの、拝殿を背にした景色です。

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そのまま鳥居をくぐり、右手に延びる参道を進んでみます。

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その先にお稲荷さんが祀られていました。山口稲荷です。両脇には小さな狛犬さんも。これで六対目の狛犬さんになります。参拝します。

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さらに奥にも、もう一つお稲荷さんが。桶新稲荷です。

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再び参道を戻ります。御神木の近くに、九神社と言う九つの神社を合祀した境内社がありました。

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九神社から右手に延びる参道。社殿に向かって正面の参道がこちらになります。

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せっかくですので、正面の参道から鳥居をくぐり境外に出てみます。こちらは境外からのアングルです。

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一通り散策した後、来る時に通った参道を戻り、石段を下ります。

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そして行きに通り過ぎた境内社へ。こちらは四合(しあわせ)稲荷です。四つの稲荷が合祀されていて、勝海舟によって付けられた名前とのこと。

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四合稲荷の左手にもう一つ鳥居があり、その先に西行稲荷です。

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鳥居をくぐり石段を上り、西行稲荷にも参拝。こちらの西行稲荷は火伏の稲荷とも呼ばれ、火災除のご利益があるそうです。

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西行稲荷の下あたりにも祠があり、中には小さな神狐さんがいらっしゃいました。

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一通り境内を散策し、赤坂氷川神社を後にしました。

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参拝を終えて

雨上がりに訪れた赤坂氷川神社。

緑が多く、静かな空気が流れている神社でした。

境内はけっこう広くて、見どころも色々ありました。

狛犬さんがたくさんいるので、数え始めますと、だんだんとそれが楽しくなってきます。あ、ここにもいる!ここにもいる!といった感じで。

全部で六対の狛犬さんを見つけたのですが、全てタイプの違う狛犬さんで、それぞれに魅力がありました。一番印象に残っているのは、岩の上にいた一対の狛犬さんでしょうか。石段を上った先にいた狛犬さんたとです。独特な態勢をしていて、かっこよかったです。

元々この場所には、浅野内匠頭の奥さんである、遙泉院の実家があったとのことで、大石内蔵助が討ち入り前には訪れたそうです。

また、幕末には勝海舟も近くに住んでいたとのことですので、大石内蔵助や勝海舟もこの辺りを歩いたんだろうな~と思うと…ロマンがありますね。彼等が歩いた時には、ここはどんな景色だったのだろうと想いを馳せてみたり。

とても緑が多い境内でしたので、雨上がりとの相性が良く、気持ちの良い散策ができました。

天然記念物の大銀杏も素敵でした。

こちらに来る前に訪れた、日枝神社で購入した「東京十社巡り」の御朱印帳に、十社巡り二つ目となる御朱印を頂くことができました。

十社巡りの御朱印帳なのですが、日枝神社では置いていなかった「木の御朱印帳」がこちらには置かれていて、嫁が少し悔しがっていました。先にこっちに来ていれば、木の御朱印帳にしたのにな~と。

とはいえ、木ではない方もとても素敵な御朱印帳です。

何はともあれ、無事に御朱印も頂けましたし、境内の静かな空気も存分に堪能し、大満足で赤坂氷川神社を後にしました。

参拝できて良かったです。

この後僕たちは、地図で見つけた近くにあった久国神社に行く予定だったのですが、時間もお昼を過ぎていて空腹でしたので、先にどこかでランチをすることに。飲食店が多く並んでいたエリアに向かいます。

途中、ドラマ「相棒」に登場する小料理屋「花の里」のロケ地が通り道にありましたので、そこでも写真撮影などをして、一通り楽しみました。

そして、「花の里」の近くにあった焼肉ランチの看板につられて「あんず」というお店へ。

千円でけっこうな肉の量の、お得感のある焼肉ランチを食べました。ついついビールも飲んでしまいました…。

焼肉ランチに満足し、続いてはほろ酔いで久国神社に向かうことに。

 

御朱印

こちらが赤坂氷川神社の御朱印です。

赤坂氷川神社の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、9時から17時までです。

上記の他、季節限定の御朱印も頂けるようですので、詳しくは公式サイト内の御朱印案内をご覧ください。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都港区赤坂6-10-12です。

赤坂氷川神社の公式サイトはこちらです。
https://www.akasakahikawa.or.jp/

 

電車

千代田線「赤坂駅」6番出口から徒歩8分。

日比谷線 / 大江戸線「六本木駅」7番出口から徒歩8分。

南北線「六本木一丁目駅」1番出口から徒歩8分。

銀座線「溜池山王駅」12番出口から徒歩10分。

上記の駅のちょうど中間くらいにあります。その他「赤坂見附駅」「乃木坂駅」などからも、少し遠くはなりますが、徒歩圏内かと思います。

 

駐車場

9台駐車できる参拝者用の駐車場があります。公式サイト内に駐車場案内があります。近くにはコインパーキングもいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

港区の神社一覧

 

東京十社巡り

赤坂氷川神社は「東京十社」の一つに数えられている神社です。東京十社巡りについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

 

日枝神社(千代田区)の御朱印と見どころ

赤坂日枝神社の紹介

千代田区永田町にある日枝神社の参拝レポートです。

読み方は「ひえじんじゃ」です。東京十社の一社です。住所は千代田区になりますが、赤坂日枝神社とも称され親しまれています。山王日枝神社とも称されます。江戸城の鎮守として崇敬されてきた神社で、江戸三大祭の一つである山王祭でも知られています。赤坂駅、溜池山王駅、国会議事堂前駅などが最寄りです。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

赤坂の「日枝神社」へ

僕はこちらの赤坂日枝神社には、今まで一度も参拝したことがありませんでした。その存在を知ったのも、けっこう最近です。

神社というものに興味を持ち始めたのが数年前で、御朱印を頂くようになってからはまだ二年程しか経っていません。ですので神社巡りのレベルで言いますと、まだまだ初心者レベルです。

にも関わらず、このようなブログを書いているんですけどね。

神社巡りをたくさんしていますと、どれがどの神社だったのかなど、こんがらがってよくわからなくなっちゃったりしませんか?特に記憶が薄れてきますと、せっかく訪れた神社でも、すっかり忘れてしまったり。

そんな事態を避ける目的もあり、このようなブログを書き始めました。さらには、これが誰かのお役に立てれば尚嬉しいな、と。神社や御朱印の情報としてもお役に立てれば嬉しいですし、写真を見て行った気になってもらえたな~などなど。

少し前置きが長くなってしまいましたが、そうです、今回は赤坂の日枝神社についてです。

赤坂日枝神社は、嫁と二人で神社巡りをするようになってから、自然とその名前をちょこちょこ聞くようになった神社です。とはいえ読み方も「ひえだじんじゃ」かと思ってたくらい、薄い情報しか持っておりませんでしたが…。そんなではありますが、なんとな~くずっと気にはなってたんです。

同じように嫁もその存在が気になっていたようで、色々と調べたりもしてました。「東京十社巡り」なるものもあるらしく、その中にこちら赤坂の日枝神社も入っていると、そんな情報もいつの間にか仕入れてきていました。

日に日に高まる日枝神社への欲求。

そして、ついに嫁とスケジュールを合わせ、参拝を決行することに。

事前に調べたところ、日枝神社の住所は千代田区の永田町です。永田町と言えば日本の政治の中心地です。そんな街にある大きな神社ですので、きっと強いパワーのある神社なんだろうな~と。

さらには、日枝神社の周辺にも神社がけっこうあることを知り、せっかくですので回れるだけ回ってみることにします。

この日は朝起きると雨が降っていて、出掛けるのを躊躇するような空だったのですが、予報では午前中に上がるとのこと。ですので天気予報を信じて出掛けることに。

電車ですとけっこう色々な行き方のできる場所に位置しているのですが、僕たちは都合上、地下鉄の南北線に乗り、溜池山王駅からのルートで向かいます。

そして溜池山王駅から歩き始めてすぐ。

念願の日枝神社に到着しました。

 

ご由緒

ご祭神は、主祭神が大山咋神(おほやまくひのかみ)です。山の地主神であり、農耕、治水、開拓、醸造などを司る神様です。 

相殿には、日本書紀においては初めての神とされる国常立神(くにのとこたちのかみ)、国生みをした神様である伊弉冉神(いざなみのかみ)、応神天皇の父である仲哀天皇と同一の足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)がお祀りされています。

創建の年代は不明ですが、武蔵国を発祥とする氏族である江戸氏が、守護神として山王宮を祀ったのが始まりとされています。

戦国時代には、戦国武将であった太田道灌が、江戸城を築城するにあたり、川越日枝神社を勧請しました。そちらが起源ともいわれています。

その後、徳川家康が江戸に移封され、江戸城を居城とすることになり、城内の紅葉山に遷座し、江戸城の鎮守としました。「江戸郷の総氏神」「江戸の産神」として崇敬されます。

二代将軍秀忠による江戸城改築の際には、社地を江戸城外に遷座し、市民も参拝できるようになります。

その後火災により社殿が焼失してしまいますが、四代将軍家綱の時に、江戸城から見て裏鬼門に位置する、現在の地に遷座し再建されています。

明治には准勅祭社に指定されます。

昭和20年には、東京大空襲で社殿が焼失してしまいますが、昭和33年に再建され、現在至ります。

江戸三大祭の一つである、山王祭でも知られています。

東京十社の一つでもあり、多くの人が参拝に訪れる神社です。

 

境内案内

溜池山王駅から地上に出て、歩くこと3分ほど。日枝神社への案内版があり、その先にはご由緒が書かれていました。朝から降ってた雨も無事上がっています。

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ご由緒の先には境内案内図。見どころも色々ありそうです。

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登り坂の途中に鳥居が現れます。こちらが日枝神社への入口です。鳥居は山王鳥居と呼ばれる特徴的な形のものになります。

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鳥居の右手、坂を少し下ったところにあった御神木の銀杏が素敵でした。

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立派な銀杏です。紅葉も綺麗ですけど、迫力があります。

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銀杏を一通り堪能し、一礼して山王鳥居をくぐります。

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鳥居の先はすぐ石段になっています。上ります。

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石段を上り切りますと、目の前には神門です。奥には拝殿の姿も。

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石段の上から振り返るとこんな景色です。

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神門に向かって左手に手水舎がありましたので、まずはそちらへ。

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お清めをします。

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神門に向かって右手の奥には幟が立っていますので、その先にお稲荷さんがあるようです。後ほど行ってみることに。

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神門をくぐります。神門の両脇には矢大臣さま、左大臣さまがいらっしゃいます。

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神門を抜けますと、とても開放感のある空間に出ます。空が広いです。先に見える拝殿も素敵です。

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拝殿に向かって左手はこんな感じです。

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同じく拝殿に向かい右手はこんな景色です。広いです。

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そして、振り返りますと神門の両脇にはお猿さんがいました。僕は気付いてなかったのですが、嫁が気付きました。危うく見逃すところでした…。こちら、拝殿を背にして右側のお猿さんです。神の使いのお猿さんで、神猿(まさる)さんというみたいです。

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こちらは拝殿を背にして左の神猿さんです。どちらの神猿さんも、社殿を見守っているような感じです。

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正面に向き直り、参道をまっすぐ拝殿へと進みます。

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拝殿の前にも一対の神猿さんがいます。日枝神社は狛犬さんや神狐さんではなく、神猿さんです。こちらは左の神猿さん。子供を抱っこしています。お母さん猿のようですね。撫でるとご利益があるとのことで、撫でさせて頂きました。

赤坂日枝神社の左の猿

 

こちらは右の神猿さんです。こちらがお父さん猿ですね。こちらの神猿さんも撫でさせて頂きました。

赤坂日枝神社の右の猿

 

雨上がりの澄んだ空気の中、参拝させて頂きます。

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参拝を終え、境内を散策してみます。こちらは拝殿を振り返った景色です。

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拝殿に向かい左手に授与所があります。

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こちらは社殿を左斜め前からのアングルで。

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拝殿の右隣にあるのは祈願所です。山王夢御殿と書かれています。

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神門の脇に御朱印の受付窓口がありましたので、嫁の希望で「東京十社巡り」の御朱印帳を購入。そして御朱印を頂きます。少し時間が掛かるようでしたので、先に散策をすることに。

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一度門から外に出ます。手水舎の隣に宝物殿がありましたので、寄ってみます。こちらには誰でも無料で入ることができます。中には刀や鎧など古いものが展示されていました。

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宝物殿の手前にはさざれ石が二つ。

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さらに奥へと抜ける道が続いていましたので、行ってみることに。拝殿に向かって塀の外、左側に位置する場所です。

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少し進むと、塀の途中にもう一つ小さな入口がありました。拝殿へはこちらからも向かうことができます。

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その先には「山王茶寮」と「日枝あかさか」と書かれた建物。「山王茶寮」は懐石料理の食事処で、「日枝あかさか」は結婚式場のようです。

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そこから左手には広い石段がありました。僕たちが来た側の参道よりも、こちらの参道の方が大きいですね。僕たちが来る時に上った石段が男坂で、こちらが女坂とのこと。

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なんと、こちら女坂の石段にはエスカレーターがありました。これは石段が辛い人には助かりますね。

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石段を下り切ったところにも山王鳥居があるのですが、工事中のようで残念ながら囲いの外からしか見えませんでした。こちらの鳥居から出ますと、赤坂駅が近いようです。

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せっかくなので、女坂の石段から見上げた景色も。

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再び境内に戻り、御朱印を受け取りました。御朱印と一緒に、可愛らしいお猿さんが描かれた栞も頂きました。拝殿前を後にして、再び神門の外へ。今度は塀の右側を散策してみます。

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右手に大きな山車庫です。きっと山王祭で担がれる大きな山車が納められているのではないかと。

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山車庫のお隣は御文庫です。書物が納められている建物ですね。

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その先に赤い鳥居が見えます。

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鳥居の手前には小さな手水舎があり、龍がいました。

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こちらには境内社である山王稲荷神社、八坂神社、猿田彦神社がお祀りされています。

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鳥居をくぐり拝殿へ。拝殿の中にはそれぞれもう一つ鳥居があり、その間には絵馬が奉納されていました。

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こちらは左側、山王稲荷神社です。前掛けをした狛犬さんがいます。参拝します。

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続いて、右側の八坂神社、猿田彦神社にも参拝。こちらにも狛犬さんがいます。

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両方の本殿を真ん中から見るとこんな景色です。

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再び散策。さらに奥へと進んでみます。神輿庫がありました。

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そのまま進みますと、赤い鳥居とたくさんの幟。どうやらもう一つの参道のようです。

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こちらは稲荷参道と呼ばれる参道でした。連なる赤鳥居がとても綺麗です。

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石段を下り切り、振り返るとこんな景色です。日枝神社にはこちらからでも入ることができます。

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そこからもう少しだけ下へと石段が続いています。

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石段を下りたところに、もう一つ山王鳥居がありました。狛犬さんの後ろ姿も見えます。

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日枝神社は神猿さんだけではなく、狛犬さんもいらっしゃるんですね。こちらは左の狛犬さんです。

赤坂日枝神社の左の狛犬

 

こちらは右の狛犬さんです。どちらも凛々しい狛犬さんでした。

赤坂日枝神社の右の狛犬

 

日枝神社には賛同が三つあるようです。どの参道もそれぞれ魅力があって素敵です。

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こちらの鳥居からは、赤坂見附駅が近いです。

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雨上がりの境内を満喫し、日枝神社を後にしました。

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参拝を終えて

朝まで降っていた雨も止み、澄んだ空気の中で参拝することができました。

天気も悪かったので、参拝者もほとんどいないのでは?などと勝手に思いながら訪れたのですが、大きな神社だけあって、そんな天気にも関わらず多くの参拝者が訪れていました。おそらく晴れていたらもっと大勢の人で賑わっていたんだろうな~と思います。

僕は日枝神社という社名の神社を訪れるのは、今回が初めてになります。

同じく総本社が日吉大社である神社は、府中市にある日吉神社に行ったことはありますが、そこはとても小さな神社で、神猿さんなどもいませんでした。

ですので今回、拝殿前に神猿さんがいる神社というのも、初めて訪れたことになります。

日枝神社では神猿さんが神の使いと考えられているとのことで、狛犬さんや神狐さんではないということも、恥ずかしながら初めて知りました。

神門の両側にいた神猿さん、そして拝殿前にいた神猿さん、どちらもとても印象的でした。拝殿前の神猿さんは撫でるとご利益があるとのことで、念入りに撫でさせて頂きました。

また、他の神社との大きな違いがもう一つ。

それは鳥居です。

山王鳥居と呼ばれるもので、鳥居の上部に三角形の屋根が乗ったような、特徴的な形をした鳥居です。これは山王信仰の象徴とされる鳥居とのことで、三ヶ所の参道入り口にあった鳥居はいずれもその形をしていました。

三本の参道もそれぞれ特徴があって素敵でしたし、開放感のある境内、そこから見える高層ビルの景色、大きな社殿、宝物殿やさざれ石…見どころがたくさんあって、存分に楽しませて頂きました。

赤坂にこんな大きくて素敵な神社があったとは。

知らないって怖ろしいですよね。今までは赤坂に来ることがあっても、気にも留めずに素通りしていたわけですからね…。

今回ようやく参拝することができて良かったです。

また、日枝神社は東京十社の一つに数えられている神社とのことで、「東京十社巡り」の御朱印帳もこちらで購入することができます。

こちらが東京十社巡りの御朱印帳です。

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このようなものがありますと、全部回らずにはいられませんね。是が非でも十社回りたくなりますので。

のんびりと時間を掛けて、十社全て回りたいと思っています。季節をまたぎながら。

と言いつつではありますが、同じく東京十社の一つである赤坂氷川神社が近くにありますので、この日は続いてそちらに参拝することにします。

 

御朱印

こちらが赤坂日枝神社の御朱印です。

赤坂日枝神社の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、8時から16時までです。開門と閉門の時間は6時から17時までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都千代田永田町2-10-5です。

赤坂日枝神社の公式サイトはこちらです。
http://www.hiejinja.net/

 

電車

千代田線 「赤坂駅」2番出口から徒歩3分。

南北線 / 銀座線 「溜池山王駅」7番出口から徒歩3分。

千代田線 「国会議事堂前駅」5番出口から徒歩5分。

銀座線 / 丸の内線 「赤坂見附駅」11番出口から徒歩8分。

どの駅からでも遠くはないかと思います。僕は溜池山王駅から行ったのですが、迷わずに着くことができました。

 

駐車場

参拝者用の駐車場があります。特別な日でなければ問題なく停められるかと思います。

 

周辺のパワースポット

 

千代田区の神社一覧

 

東京十社巡り

赤坂日枝神社は「東京十社」の一つに数えられている神社です。東京十社巡りについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

 

下高井戸八幡神社(杉並区)の御朱印と見どころ

下高井戸浜田山八幡神社の紹介

杉並区にある下高井戸八幡神社の参拝レポートです。

読み方は「しもたかいどはちまんじんじゃ」です。下高井戸浜田山八幡神社浜田山八幡神社とも称されている下高井戸宿の鎮守社です。正式名称は八幡神社のみになります。西永福駅、桜上水駅、上北沢駅のちょうど中間辺りに位置しています。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

「下高井戸浜田山八幡神社」へ

この日は嫁と二人で、杉並区にある大きな神社、大宮八幡宮の参拝へと出掛けました。

大宮八幡宮は西永福駅から歩いて7分ほどです。そして西永福駅の近くには、こちらの下高井戸八幡神社があるのを地図で見つけましたので、せっかくですので足を延ばしてみることにしたんです。

一ヶ所の神社だけの参拝ではもったいない。そんなふうに最近思ってしまって…ついつい近くにある神社を検索し、せっかくだからと回ってしまうんです。その結果歩き過ぎてへとへとになるんですけどね。

大宮八幡宮と下高井戸八幡神社は、井の頭線を挟んだ反対側に位置しています。地図を見ますと、少々わかりづらい感じでしたので、スマホに住所を打ち込みGPSを頼りに向かうことに。

最近神社巡りなどで、GPSを当たり前のように使うんですけど、便利な世の中になりましたよね。

これさえあれば、道に迷うことなく目的地に到着できるわけですからね。ひと昔前では考えられないくらい便利です。

その代わり、カーナビと同じで、なかなか自身では道を覚えることをしなくなっているんでしょうね。電話番号とかも同じです。便利さと引き換えに、こうやって人は退化していくのかもしれないですね。

そんな深いことを考えながらも、GPSを頼りに下高井戸浜田山八幡神社へと向かいます。

僕はけっこう方向音痴ですので、GPSがなかったらと思うと、なかなか恐ろしい。

西永福駅から住宅街の中をてくてくと歩きます。高級な住宅が多くて、家の観察を楽しみながら歩きます。お洒落な家とか豪邸とか多いと、景色としては面白いですからね。同時に豪邸に対する羨望の気持ちも湧いてきてはしまいますが…。

そんな散歩を楽しみながら歩くこと10分ほど。

無事に下高井戸八幡神社に到着しました。

GPSのおかげで辿り着くことができました。

ありがとうGPS。

 

ご由緒

ご祭神は応神天皇(おうじんてんのう)です。15代天皇で、八幡神と同一とされています。

創建は室町時代中期の長禄元年です。太田道灌が江戸城を築く際に工事の安全を祈願し、鎌倉の鶴岡八幡宮の神霊を勧請したのが始まりとされています。

明治25年には、村内にあった稲荷神社が合祀されています。

現在の拝殿と覆殿は昭和34年に造営されたもので、本殿は江戸時代後期に再建されたものとなります。

また、昭和初期まで宮司をされていたた斎藤守高さんは、「面芝居」と呼ばれる神楽の元締でもありました。

下高井戸宿の鎮守として古くからこの地の人々に親しまれてきた神社です。

 

境内案内

西永福駅から住宅街の中を歩くこと10分ほど。下高井戸八幡神社に到着しました。鳥居と手前にある大きな桜の木が目に留まります。

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一礼して石鳥居をくぐります。扁額には龍です。

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参道を進みます。静かな空気が流れています。

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少し歩いた先に二の鳥居です。こちらも一礼してくぐります。

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参道の左には少し小さめの鳥居があり、その先に境内社がいくつか祀られているのが見えます。こちらには後ほど参拝することに。

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拝殿へと進みます。

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参道の右手は広くなっていて、奥には神輿庫が並んでいます。

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左手に手水舎です。こちらでお清めを。

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参道に戻ります。

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拝殿前では狛犬さんがお出迎え。左右に二対ずつの狛犬さんです。こちらが左側の狛犬さんたち。

下高井戸浜田山八幡神社の左の狛犬

 

こちらが右側の狛犬さんたちです。左右どちらも、手前の方が古い狛犬さんのように見えますね。

下高井戸浜田山八幡神社の右の狛犬

 

社殿木の茶色と白を基調とした建物です。

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静かな空気の中、参拝させて頂きます。

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境内を散策してみます。こちらは拝殿を背にした参道の景色です。静かな空気感が伝わるのではないかと。

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拝殿の右手に社務所があるのですが、閉まっていていました。「御用の方は後ろの白い建物まで」との貼り紙。

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こちらがその白い建物です。拝殿に向かって左手にあります。一通り境内を散策してから、御朱印を頂きに寄ってみることに。

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拝殿に向かい右手には神楽殿。その前にある御神木の松も大きくて立派でした。

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社殿の右奥に小路が続いていましたので、行ってみます。

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小路の途中、こちらは社殿を横からのアングルで。拝殿の奥には本殿も見えます。そして、これまた立派な松もありました。

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見事な松です。青空との対比が素敵です。

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社殿の裏側は木が何本も茂っていますが、少し開けた空間になっています。

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小路を進みますと、その先には鳥居がありました。境内にはこちらからでも入ることができます。裏参道ですね。

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再び拝殿前に戻ります。こちらは拝殿を少し右前からのアングルで。

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先ほど通り過ぎた、参道の途中にあった境内社に行ってみます。

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右に祠が三つ並んでいます。右から祖霊社、御嶽神社、天祖神社です。

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祖霊舎と御嶽神社の間には、大国主大神と事代主大神がいらっしゃいました。

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左には稲荷神社です。小さな神狐さんがたくさんいらっしゃいました。

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再び拝殿前に戻り、左手にあった白い建物へ。そちらで御朱印を頂きました。

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御朱印を頂き、下高井戸八幡神社を後にしました。

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参拝を終えて

下高井戸八幡神社は、とても静かで落ち着いた空気が流れている神社でした。

その前に訪れた大宮八幡宮は、七五三の時期と重なっていたこともあり、多くの家族連れで賑わっていましたので、余計にこちらが静かに感じたとのかもしれません。

僕と嫁以外の参拝者もちらほら見掛けるだけで、ひっそりとしていました。

その静かな空気が心地よくて、ついつい境内で長居をしてしまいました。

拝殿に向かって右手にある社務所が閉まっていて、人の気配もありませんでしたので、御朱印は頂けないかな~と一瞬諦めたのですが、ちゃんと貼り紙がしてあり、別の場所で無事に頂くことができました。

実は、ここに来る前に訪れた大宮八幡宮で御朱印を頂いた際、まさかの御朱印帳の「上下が逆」になって出来上がって来たんですよ。

いつも御朱印を頂くのは嫁の役目になっているのですが、嫁が受け取った御朱印帳を開くと、完全に御朱印が逆さまになっておりまして、それを見た瞬間嫁は笑っていましたね。凹むとかではなく、笑っていました。

そして、笑いながら見せてくれたのですが、こんなこともあるんですね。

渡すときにこちらがちゃんとしなかったが故の結果です。

ですので今使っている御朱印帳は、大宮八幡宮のところだけ逆さまになっています。

こんな感じです。

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これもまた良い思い出になります。

そんな状態なわけですので、こちらの下高井戸八幡神社で御朱印を頂く際、一瞬迷います。このまま逆さまで行くのもありなのか、それとも元の状態に戻すべきなのか。僕としては逆さまもありかな~などと思っていたのですが、嫁にはそのような選択肢は一切なかったようで、宮司さんに逆さまになった経緯を話し、通常通りの向きで書いて頂けるよう説明していました。

と言うわけで、一時は逆さまになった御朱印帳も、この下高井戸浜田山八幡神社で無事に元に戻りました。

この日はこちらの下高井戸八幡神社を後にして、帰路に就くことに。

12月の少し冷たい空気の中での参拝でしたが、天気にも恵まれ、気持ち良い参拝ができました。

この日訪れた大宮八幡宮と下高井戸浜田山八幡神社。

どちらも素敵な神社でした。

 

御朱印

こちらが下高井戸八幡神社の御朱印です。

下高井戸浜田山八幡神社の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、日中の時間帯でしたらいつでも大丈夫とのことです。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都杉並区下高井戸4-39-3です。

下高井戸八幡神社の公式サイトはこちらです。
https://www.shimotakaido.org/

 

電車

京王井の頭線 「西永福駅」から徒歩10分。

京王線 「桜上水駅」から徒歩15分。

京王線 「上北沢駅」から徒歩15分。

最寄駅は井の頭線の西永福駅です。住宅街の中にある神社ですので、わかりやすい場所とは言えません。地図を確認しつつ向かわないと迷うかもです。すぐ近くに神田川が流れていますので、一つの目印にはなるかと思います。

 

駐車場

境内に10台ほど駐車できる参拝者用の駐車場があります。特別な日でない限り問題なく停められるかと思います。

 

周辺のパワースポット

 

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