赤坂日枝神社
赤坂にある「山王日枝神社」へ
千代田区の永田町にあるパワースポット、日枝神社に行って参りました。読み方は「ひえじんじゃ」です。山王日枝神社とも称されます。
住所は千代田区になりますが、一般的には「赤坂の日枝神社」として親しまれている神社です。東京十社の一つでもあります。
僕はこの日枝神社には今まで一度も行ったことがありませんでした。
その存在を知ったのも、けっこう最近です。
僕は神社と言うものに興味を持ち始めたのが数年前で、御朱印を頂くようになってからはまだ二年程しか経っていません。ですので神社巡りのレベルで言いますと、まだまだ初心者レベルです。
にも関わらず、このようなブログを書いているんですけどね。笑
神社巡りをたくさんしていますと、どれがどの神社だったのかなど、こんがらがってよくわからなくなっちゃったりしませんか?笑
特に記憶が薄れてきますと、せっかく訪れた神社でも、すっかり忘れてしまったり。
そんな事態を避ける目的もあり、このようなブログを書いてたりするんですけどね。笑
そしてさらには、これが誰かのお役に立てれば尚嬉しいな、と。
神社や御朱印の情報としてもお役に立てれば嬉しいですし、写真を見て行った気になってもらえたな~などなど。
少し前置きが長くなってしまいましたが、そうです、今日は赤坂の日枝神社についてです。
この日枝神社、かなり有名な神社のようなのですが、僕は今まで全く知りませんでした。若い頃には赤坂によく用事があって出掛けたりもしてたのですが、神社の存在など全く知らず。興味がないとそんなものなんでしょうね。
嫁と二人で神社巡りをするようになってから、自然とその名前をちょこちょこ聞くように。
そもそも読み方も「ひえだじんじゃ」かと思ってましたからね。笑
「ひえじんじゃ」だと読むと知ったのも、恥ずかしながらごく最近ですので…。
赤坂に何やら大きな神社があるらしい、と言う情報を耳にし始めてから、ずっと気にはなってたんです。
同じように嫁もその存在が気になっていたようで、色々と調べたりもしてました。「東京十社巡り」なるものもあるらしく、その中にこの赤坂の日枝神社も入っていると、そんな情報もいつの間にか仕入れて来ていました。
日に日に高まる日枝神社への欲求。
そして、ついに嫁とスケジュールを合わせ、参拝を決行することに。
事前に調べたところ、日枝神社の住所は千代田区の永田町です。永田町と言えば日本の政治の中心地です。そんな街にある大きな神社ですので、きっと強いパワーのある神社なんだろうな~と。
さらには、日枝神社の周辺にも神社がけっこうあることを知り、せっかくですので回れるだけ回ってみることにします。
この日は朝起きると雨が降っていて、出掛けるのを躊躇するような空だったのですが、予報では午前中に上がるとのこと。ですので天気予報を信じて出掛けることに。
電車ですとけっこう色々な行き方のできる場所に位置しているのですが、僕たちは都合上、地下鉄の南北線に乗り、溜池山王駅からのルートで向かいます。
そして溜池山王駅から歩き始めてすぐ。
念願の日枝神社に到着しました。
ご由緒
社号が「日枝神社」ですので、山王信仰の神社になります。総本社は比叡山の麓にある日吉大社です。
ご祭神は、主祭神が大山咋神(おほやまくひのかみ)です。大山咋神は山の地主神であり、農耕や治水を司る神様です。
相殿には、日本書紀においては初めての神とされる国常立神(くにのとこたちのかみ)、黄泉の神である伊弉冉神(いざなみのかみ)、応神天皇の父である仲哀天皇と同一の足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)が祀られています。
創建の年代は不明ですが、鎌倉時代に活躍した氏族である江戸氏が、守護神として山王宮を祀ったのが始まりとされています。
戦国時代には、戦国武将であった太田道灌(おおたどうかん)が、江戸城を築城するにあたり、川越日枝神社を勧請しました。
その後、安土桃山時代に徳川家康が江戸に移封され、江戸城を居城とすることになり、城内の紅葉山に遷座し、江戸城の鎮守としました。
二代将軍秀忠による江戸城改築の際には、社地を江戸城外に遷座し、市民も参拝できるようになり、「江戸郷の総氏神」「江戸の産神」として崇敬されました。
その後火災により社殿が焼失してしまい、四代将軍家綱の時に、江戸城から見て裏鬼門に位置する、現在の地に遷座し再建されています。
昭和20年には、東京大空襲でまたしても社殿が焼失してしまいましたが、昭和33年に再建され、現在至ります。
江戸三大祭の一つである、山王祭が行われる神社としても有名です。
多岐にわたるご利益があるとして、多くの参拝者が訪れる神社です。
東京十社の一つでもあります。
境内案内
溜池山王駅から地上に出て、歩くこと3分ほど。日枝神社への案内版があり、その先にはご由緒が書かれていました。朝から降ってた雨も無事上がっています。
ご由緒の先には境内案内図。見どころも色々ありそうです。
登り坂の途中に鳥居が現れます。これが山王鳥居と呼ばれる形の鳥居です。特徴的な形をしていますね。
鳥居の右手、坂を少し下ったところにあった御神木の銀杏が素敵でした。
とても立派な銀杏です。迫力があります。
銀杏を一通り堪能し、山王鳥居をくぐります。
鳥居の先はすぐ石段になっています。上ります。
石段を上り切りますと、目の前には門です。「神門」と呼ばれる門のようです。神門の奥には拝殿が見えます。
石段の上から振り返るとこんな景色です。
神門に向かって左手に手水舎がありましたので、まずはそちらへ。
お清めをします。
神門に向かって右手の奥には幟旗が立っていますので、その先に稲荷があるようです。そちらには後ほど行ってみることに。
神門をくぐります。神門の両脇には神様がいらっしゃいます。
神門の上には「日枝神社」と書かれています。
門を抜けますと、とても開放感のある空間に出ます。空が広いです。先に見える拝殿も素敵です。
拝殿に向かって左側はこんな感じです。
同じく拝殿に向かい右側はこんな景色です。広いです。
そして、振り返りますと神門の両脇にはお猿さんがいました。僕は気付いてなかったのですが、嫁が気付きました。危うく見逃すところでした…。こちら、拝殿を背にして右側のお猿さんです。
こちらは拝殿を背にして左のお猿さんです。どちらのお猿さんも、社殿を見守っているような感じです。
正面に向き直り、参道をまっすぐ拝殿に進みます。
拝殿の前にも一対のお猿さんがいます。日枝神社は狛犬さんやお狐さんではなく、お猿さんが神様の使いです。こちらは左のお猿さんです。子供を抱っこしています。お母さん猿のようですね。撫でるとご利益があるとのことで、撫でさせて頂きました。
こちらは右のお猿さんです。こちらがお父さん猿ですね。このお猿さんも撫でさせて頂きました。
雨上がりの澄んだ空気の中、参拝します。
参拝を終え、境内を散策してみます。こちらは拝殿を背にして門を見た景色です。
拝殿に向かい左手に、お守りなどの授与所があります。
こちらは拝殿を左斜め前からのアングルで。
拝殿の右隣にあるのは祈願所です。「山王夢御殿」と書かれています。
神門の脇に御朱印の受付窓口がありましたので、嫁の希望で「東京十社巡り」の御朱印帳を購入。そして御朱印を頂きます。少し時間が掛かるようでしたので、先に散策をすることに。
一度門から外に出ます。手水舎の隣に宝物殿がありましたので、寄ってみます。こちらには誰でも無料で入ることができます。中には刀や鎧など古いものが展示されていました。
宝物殿の手前にはさざれ石が二つ。君が代にも詠まれている、あのさざれ石です。
さらに奥へと抜ける道が続いていましたので、行ってみることに。拝殿に向かって塀の外、左側に位置する場所です。
少し進むと、塀の途中にもう一つ小さな入口がありました。拝殿へはここからも向かうことができます。
その先には「山王茶寮」と「日枝あかさか」と書かれた建物。「山王茶寮」は懐石料理の食事処で、「日枝あかさか」は結婚式場のようです。
そこから左手には広い石段がありました。僕たちが来た側の参道よりも、こちらの参道の方が大きいですね。僕たちが来る時に上った石段が「男坂」で、こちらが「女坂」とのこと。
なんと、こちら「女坂」の石段にはエスカレーターがありました。これは石段が辛い人には助かりますね。
石段を下り切ったところにも山王鳥居があるのですが、工事中のようで残念ながら囲いの外からしか見えませんでした。こちらの鳥居から出ますと、赤坂駅が近いようです。
せっかくなので、そちらの石段から見上げた景色も。
再び境内に戻り、御朱印を受け取りました。御朱印と一緒に、可愛らしいお猿さんが描かれた栞も頂きました。拝殿前を後にして、再び門の外へ。今度は塀の右側を散策してみます。
右手に大きな建物があり「山車庫」と書かれていました。きっと山王祭で担がれる大きな山車が納められているのではないかと。
山車庫のお隣は「御文庫」です。書物が納められている建物ですね。
その先に赤い鳥居が見えます。
鳥居の手前に手水舎がありましたので、お清めをします。
小さな手水舎でしたが、龍がいて素敵な手水舎でした。
鳥居を正面から。こちらには末社である「山王稲荷神社」、「八坂神社」、「猿田彦神社」が祀られています。
鳥居をくぐり拝殿へ。拝殿の中にはそれぞれもう一つ鳥居があり、その間には馬の絵が奉納されていました。
こちらは左側、山王稲荷神社です。前掛けをした狛犬さんがいます。参拝します。
続いて、右側の八坂神社、猿田彦神社にも参拝。こちらにも狛犬さんがいます。
両方の本殿を真ん中から見るとこんな景色です。
末社を出て、再び散策。さらに奥へと進んでみます。神輿庫がありました。
そのまま進みますと、赤い鳥居とたくさんの幟旗。どうやらもう一つの参道のようです。
こちらは「稲荷参道」と呼ばれる参道でした。連なる赤鳥居がとても綺麗です。
石段を下り切り、振り返るとこんな景色です。日枝神社にはこちらからでも入ることができます。
そこからもう少しだけ下へと石段が続いています。
石段を下りたところに、もう一つ山王鳥居がありました。狛犬さんの後ろ姿も見えます。
日枝神社はお猿さんだけではなく、狛犬さんもいるんですね。こちらは左の狛犬さんです。
こちらは右の狛犬さんです。どちらも凛々しい狛犬さんでした。
日枝神社には、三ヶ所から入ることができるようです。どの参道もそれぞれ魅力があって素敵です。
こちらの鳥居からは、赤坂見附駅が近いようですね。
雨上がりの境内を満喫し、日枝神社を後にしました。
参拝を終えて
朝まで降っていた雨も止み、雨上がりの澄んだ空気の中で参拝することができました。
天気も悪かったので、参拝者もほとんどいないのでは?などと勝手に思いながら訪れたのですが、大きな神社だけあって、そんな天気にも関わらず多くの参拝者が訪れていました。おそらく晴れていたらもっと大勢の人で賑わっていたんだろうな~と思います。
僕は「日枝神社」と言う名前の神社を訪れるのは、今回が初めてになります。
同じく総本社が日吉大社である神社は、府中市にある日吉神社に行ったことはありますが、そこはとても小さな神社で、お猿さんなどもいませんでした。
ですので今回、拝殿前にお猿さんがいる神社と言うのも、初めて訪れたことになります。
日枝神社ではお猿さんが神の使いと考えられているとのことで、狛犬さんやお狐さんではないんですね。
門の両側にいたお猿さん、そして拝殿前にいたお猿さん、どちらもとても印象的でした。拝殿前のお猿さんは、撫でるとご利益があるとのことで、念入りに撫でさせて頂きました。笑
また、他の神社との大きな違いがもう一つ。
それは鳥居です。
山王鳥居と呼ばれるもので、鳥居の上部に三角形の屋根が乗ったような、特徴的な形をした鳥居です。これは山王信仰の象徴とされる鳥居とのことで、日枝神社の三ヶ所の参道入り口にあった鳥居は、いずれもその形をしていました。
三本の参道もそれぞれ特徴があって素敵でしたし、開放感のある境内、そこから見える高層ビルの景色、大きな拝殿、宝物殿やさざれ石…見どころがたくさんあって、存分に楽しませて頂きました。
赤坂にこんな大きくて素敵な神社があったとは。
知らないって怖ろしいですよね。今までは赤坂に来ることがあっても、気にも留めずに素通りしていたわけですからね…。
今回ようやく参拝することができて良かったです。
また、日枝神社は「東京十社」の一つに数えられている神社とのことで、「東京十社巡り」の御朱印帳もここで購入することができます。
こちらが東京十社巡りの御朱印帳です。
このようなものがありますと、全部回らずにはいられませんからね。笑
是が非でも十社回りたくなりますので。笑
のんびりと時間を掛けて、十社全て回りたいと思っています。季節をまたぎながら。
と言いつつ、東京十社の一つでもある「赤坂氷川神社」が日枝神社の近くにあることを事前に調べてありましたので、続いては赤坂氷川神社に向かいました。笑
御朱印
こちらが、赤坂日枝神社の御朱印です。
御朱印の受付時間
御朱印と御守りを頂ける時間は、9時から17時までです。開門と閉門の時間は、4月~9月が5時から18時まで、10月~3月が6時から17時までです。
(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)
アクセス
住所は東京都千代田永田町2-10-5です。
電車
①千代田線 「赤坂駅」2番出口から徒歩3分。
②南北線 / 銀座線 「溜池山王駅」7番出口から徒歩3分。
③千代田線 「国会議事堂前駅」5番出口から徒歩5分。
④銀座線 / 丸の内線 「赤坂見附駅」11番出口から徒歩8分。
どの駅からでも遠くはないかと思います。僕は溜池山王駅から行ったのですが、迷わずに着くことができました。
駐車場
参拝者用の駐車場があります。特別な日でなければ問題なく停められると思います。
赤坂日枝神社の公式HPはこちらです。
http://www.hiejinja.net/
周辺のパワースポット
千代田区の神社一覧
東京十社巡り
赤坂日枝神社は「東京十社」の一つに数えられている神社です。東京十社巡りについて、こちらの記事で詳しく紹介しています。