杉並区にある下高井戸八幡神社の参拝レポートです。
読み方は「しもたかいどはちまんじんじゃ」です。下高井戸浜田山八幡神社、浜田山八幡神社とも称されている下高井戸宿の鎮守社です。正式名称は八幡神社のみになります。西永福駅、桜上水駅、上北沢駅のちょうど中間辺りに位置しています。
序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。
「下高井戸浜田山八幡神社」へ
この日は嫁と二人で、杉並区にある大きな神社、大宮八幡宮の参拝へと出掛けました。
大宮八幡宮は西永福駅から歩いて7分ほどです。そして西永福駅の近くには、こちらの下高井戸八幡神社があるのを地図で見つけましたので、せっかくですので足を延ばしてみることにしたんです。
一ヶ所の神社だけの参拝ではもったいない。そんなふうに最近思ってしまって…ついつい近くにある神社を検索し、せっかくだからと回ってしまうんです。その結果歩き過ぎてへとへとになるんですけどね。
大宮八幡宮と下高井戸八幡神社は、井の頭線を挟んだ反対側に位置しています。地図を見ますと、少々わかりづらい感じでしたので、スマホに住所を打ち込みGPSを頼りに向かうことに。
最近神社巡りなどで、GPSを当たり前のように使うんですけど、便利な世の中になりましたよね。
これさえあれば、道に迷うことなく目的地に到着できるわけですからね。ひと昔前では考えられないくらい便利です。
その代わり、カーナビと同じで、なかなか自身では道を覚えることをしなくなっているんでしょうね。電話番号とかも同じです。便利さと引き換えに、こうやって人は退化していくのかもしれないですね。
そんな深いことを考えながらも、GPSを頼りに下高井戸浜田山八幡神社へと向かいます。
僕はけっこう方向音痴ですので、GPSがなかったらと思うと、なかなか恐ろしい。
西永福駅から住宅街の中をてくてくと歩きます。高級な住宅が多くて、家の観察を楽しみながら歩きます。お洒落な家とか豪邸とか多いと、景色としては面白いですからね。同時に豪邸に対する羨望の気持ちも湧いてきてはしまいますが…。
そんな散歩を楽しみながら歩くこと10分ほど。
無事に下高井戸八幡神社に到着しました。
GPSのおかげで辿り着くことができました。
ありがとうGPS。
ご由緒
ご祭神は応神天皇(おうじんてんのう)です。15代天皇で、八幡神と同一とされています。
創建は室町時代中期の長禄元年です。太田道灌が江戸城を築く際に工事の安全を祈願し、鎌倉の鶴岡八幡宮の神霊を勧請したのが始まりとされています。
明治25年には、村内にあった稲荷神社が合祀されています。
現在の拝殿と覆殿は昭和34年に造営されたもので、本殿は江戸時代後期に再建されたものとなります。
また、昭和初期まで宮司をされていたた斎藤守高さんは、「面芝居」と呼ばれる神楽の元締でもありました。
下高井戸宿の鎮守として古くからこの地の人々に親しまれてきた神社です。
境内案内
西永福駅から住宅街の中を歩くこと10分ほど。下高井戸八幡神社に到着しました。鳥居と手前にある大きな桜の木が目に留まります。
一礼して石鳥居をくぐります。扁額には龍です。
参道を進みます。静かな空気が流れています。
少し歩いた先に二の鳥居です。こちらも一礼してくぐります。
参道の左には少し小さめの鳥居があり、その先に境内社がいくつか祀られているのが見えます。こちらには後ほど参拝することに。
拝殿へと進みます。
参道の右手は広くなっていて、奥には神輿庫が並んでいます。
左手に手水舎です。こちらでお清めを。
参道に戻ります。
拝殿前では狛犬さんがお出迎え。左右に二対ずつの狛犬さんです。こちらが左側の狛犬さんたち。
こちらが右側の狛犬さんたちです。左右どちらも、手前の方が古い狛犬さんのように見えますね。
社殿木の茶色と白を基調とした建物です。
静かな空気の中、参拝させて頂きます。
境内を散策してみます。こちらは拝殿を背にした参道の景色です。静かな空気感が伝わるのではないかと。
拝殿の右手に社務所があるのですが、閉まっていていました。「御用の方は後ろの白い建物まで」との貼り紙。
こちらがその白い建物です。拝殿に向かって左手にあります。一通り境内を散策してから、御朱印を頂きに寄ってみることに。
拝殿に向かい右手には神楽殿。その前にある御神木の松も大きくて立派でした。
社殿の右奥に小路が続いていましたので、行ってみます。
小路の途中、こちらは社殿を横からのアングルで。拝殿の奥には本殿も見えます。そして、これまた立派な松もありました。
見事な松です。青空との対比が素敵です。
社殿の裏側は木が何本も茂っていますが、少し開けた空間になっています。
小路を進みますと、その先には鳥居がありました。境内にはこちらからでも入ることができます。裏参道ですね。
再び拝殿前に戻ります。こちらは拝殿を少し右前からのアングルで。
先ほど通り過ぎた、参道の途中にあった境内社に行ってみます。
右に祠が三つ並んでいます。右から祖霊社、御嶽神社、天祖神社です。
祖霊舎と御嶽神社の間には、大国主大神と事代主大神がいらっしゃいました。
左には稲荷神社です。小さな神狐さんがたくさんいらっしゃいました。
再び拝殿前に戻り、左手にあった白い建物へ。そちらで御朱印を頂きました。
御朱印を頂き、下高井戸八幡神社を後にしました。
参拝を終えて
下高井戸八幡神社は、とても静かで落ち着いた空気が流れている神社でした。
その前に訪れた大宮八幡宮は、七五三の時期と重なっていたこともあり、多くの家族連れで賑わっていましたので、余計にこちらが静かに感じたとのかもしれません。
僕と嫁以外の参拝者もちらほら見掛けるだけで、ひっそりとしていました。
その静かな空気が心地よくて、ついつい境内で長居をしてしまいました。
拝殿に向かって右手にある社務所が閉まっていて、人の気配もありませんでしたので、御朱印は頂けないかな~と一瞬諦めたのですが、ちゃんと貼り紙がしてあり、別の場所で無事に頂くことができました。
実は、ここに来る前に訪れた大宮八幡宮で御朱印を頂いた際、まさかの御朱印帳の「上下が逆」になって出来上がって来たんですよ。
いつも御朱印を頂くのは嫁の役目になっているのですが、嫁が受け取った御朱印帳を開くと、完全に御朱印が逆さまになっておりまして、それを見た瞬間嫁は笑っていましたね。凹むとかではなく、笑っていました。
そして、笑いながら見せてくれたのですが、こんなこともあるんですね。
渡すときにこちらがちゃんとしなかったが故の結果です。
ですので今使っている御朱印帳は、大宮八幡宮のところだけ逆さまになっています。
こんな感じです。
これもまた良い思い出になります。
そんな状態なわけですので、こちらの下高井戸八幡神社で御朱印を頂く際、一瞬迷います。このまま逆さまで行くのもありなのか、それとも元の状態に戻すべきなのか。僕としては逆さまもありかな~などと思っていたのですが、嫁にはそのような選択肢は一切なかったようで、宮司さんに逆さまになった経緯を話し、通常通りの向きで書いて頂けるよう説明していました。
と言うわけで、一時は逆さまになった御朱印帳も、この下高井戸浜田山八幡神社で無事に元に戻りました。
この日はこちらの下高井戸八幡神社を後にして、帰路に就くことに。
12月の少し冷たい空気の中での参拝でしたが、天気にも恵まれ、気持ち良い参拝ができました。
この日訪れた大宮八幡宮と下高井戸浜田山八幡神社。
どちらも素敵な神社でした。
御朱印
こちらが下高井戸八幡神社の御朱印です。
御朱印の受付時間
御朱印と御守りを頂ける時間は、日中の時間帯でしたらいつでも大丈夫とのことです。
(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)
アクセス
住所は東京都杉並区下高井戸4-39-3です。
下高井戸八幡神社の公式サイトはこちらです。
https://www.shimotakaido.org/
電車
①京王井の頭線 「西永福駅」から徒歩10分。
②京王線 「桜上水駅」から徒歩15分。
③京王線 「上北沢駅」から徒歩15分。
最寄駅は井の頭線の西永福駅です。住宅街の中にある神社ですので、わかりやすい場所とは言えません。地図を確認しつつ向かわないと迷うかもです。すぐ近くに神田川が流れていますので、一つの目印にはなるかと思います。
駐車場
境内に10台ほど駐車できる参拝者用の駐車場があります。特別な日でない限り問題なく停められるかと思います。
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