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金刀比羅宮(港区/虎ノ門)の御朱印と見どころ



金刀比羅宮

金刀比羅宮の紹介

虎ノ門のパワースポット「金刀比羅宮」

港区の虎ノ門にあるパワースポット、金刀比羅宮に行って参りました。読み方は「ことひらぐう」です。

虎ノ門のこんぴら様とも呼ばれている神社です。

この日は嫁と二人で、赤坂、六本木近辺の神社巡りをしていて、最後に訪れたのがこの金刀比羅神社です。

金刀比羅神社を訪れるのは今回が初めてですし、そもそも僕は、過去に虎ノ門と言う場所に来た覚えがありません。ですのでもしかすると、これが人生初の虎ノ門かもしれないです。

過去に気付かずに来ている可能性も否定はできませんが…笑。

ちなみに、虎ノ門と言う地名は、昔江戸城に同名の門があり、そこに由来しているようです。

この日はまず、赤坂の「日枝神社」に参拝しました。

朝まで雨が降っていたのですが、僕たちが赤坂に到着した頃には雨も止み、雨上がりの神社巡りです。

日枝神社の次は「赤坂氷川神社」へ。

その後お昼ご飯を挟み、六本木にある「久国神社」に参拝しました。

時間としてはまだ15時くらいだったのですが、12月の冬至に近い頃でしたので、陽はだいぶ短いです。

久国神社を訪れた時点で、もう空は夕方っぽくなってきています。

普段はあまり夕方の神社巡りはしないのですが、僕も嫁も滅多に港区に来ることがありません。

ですので、できる限りたくさん神社を回りたいと言う願望が自然と芽生えてしまいます。

しかも港区ってけっこう神社多いんですよね。

嫁と協議した結果、この日はあと一ヶ所だけ行ってみることに。

地図で見たところ、久国神社から歩いて行けそうな距離に「金刀比羅宮」がありましたので、最後にそちらに参拝してから帰ることに。

スマホに住所を入力して、GPSを頼りに金刀比羅宮へと歩き始めます。

しかし…

思っていたよりも距離があるようで、なかなか金刀比羅宮には近付いて行きません。

朝から歩きっぱなしですので、僕も嫁もだいぶ疲れています。

次第に嫁が無口になり、さらには無表情に…笑。

そんな嫁を「もうすぐだから、もうすぐ着くから」となだめながら歩きます。地図で見るとまだまだけっこう先だったんですけどね。笑

僕的にも、もう少し近くてすぐに着くものと思っていたのですが、距離感を見誤りました。けっこう遠かったです。汗

途中、大使館やらホテルやら、立派な建物があるゾーンを抜け、急な坂を下り、結局久国神社からは歩いて15~20分ほど掛かったでしょうか。

そこそこの距離を歩きましたが、なんとか無事に金刀比羅宮に到着することができました。

 

ご由緒

ご祭神は、大物主神(おおものぬしのかみ)崇徳天皇(すとくてんのう)です。

大物主神は日本神話の神様で、稲作豊穣、疫病除け、酒造りなどの神様です。崇徳天皇は鳥羽天皇の第一皇子で、生前に金刀比羅宮の本宮を日夜崇敬していたことなどから、本宮の相殿に祀られるようになりました。

総本宮は香川県にある金刀比羅宮(ことひらぐう)で、全国各地に分社があり、「こんぴらさん」として親しまれています。金毘羅琴平と表記される神社も多くあります。こちらの金刀比羅宮もその一つです。

創建は江戸時代前期です。讃岐の丸亀藩(現在の香川県辺り)の藩主であった京極高和が、三田にあった江戸藩邸内に、総本社の金刀比羅宮の御分霊を勧請したのが始まりです。

その後、丸亀藩の江戸藩邸移転に伴い、神社も現在の虎ノ門に遷座しました。

邸内に鎮座する形の神社ではありましたが、江戸市民の熱い要望により、毎月十日に限り、邸内を開放し参拝を許可したそうです。

当時は「金毘羅大権現」と称されていましたが、明治2年に神仏分離令により「事比羅神社」に改称し、その後明治22年に現在の「金刀比羅宮」へと改称されました。

虎ノ門のこんぴら様として古くから庶民に親しまれ、多くの参拝者が訪れる神社です。

境内に合祀されている「結神社(むすびじんじゃ)」は縁結びのパワースポットとしても有名です。

また、平成16年に虎ノ門琴平タワーと言う複合施設が完成し、社務所はその一階にあり、境内とタワーが一体化した珍しい形となっています。

 

境内案内

高層ビルの立ち並ぶ景色の中に、金刀比羅宮は鎮座しています。こちらは入口の鳥居です。近代的な景色と一体化している感じですね。

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一礼して鳥居をくぐり境内へ。

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右手には金刀比羅宮の社殿です。鳥居の前の時点で、既にその全貌がばっちり視界に入っていました。

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参道の左手に手水舎がありましたので、お清めをします。

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手水舎もなんだか少しお洒落な感じがしますね。

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こちらは拝殿に向かい正面の鳥居です。この鳥居が凄いんですよ。明神型鳥居と呼ばれるものらしく、鳥居に四神の彫刻が施されています。左が「青龍」と「玄武」で、右が「朱雀」と「白虎」です。僕が見たままで言いますと、左が龍と亀、右が鳥と虎です(笑)。四方を護っている神様とのこと。とても素敵な鳥居でした。

金刀比羅宮の鳥居

 

鳥居をくぐり拝殿に向かいます。夕方になり少し薄暗くなってきていましたので、拝殿にも明かりが灯っていました。

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拝殿前に進みます。明かりが灯った神社と言うのも、雰囲気があって素敵ですね。

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参拝します。

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参拝を終え、少し境内を散策してみます。こちらは拝殿の右奥に続いている小路です。ちょっと行ってみます。

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右手に末社が二つありました。手前に祀られていたのがこちら、「喜代住稲荷神社」です。

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奥に祀られているのが「結神社」です。縁結びにご利益のある神社です。

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結神社の前には、良縁を願う赤い紐がたくさん結ばれていました。

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その先には門があります。進んでみます。

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小路の先はもう一つの入口になっていました。裏口のような感じです。

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その裏口から境内の方を振り返ると、こんな景色になります。

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再び拝殿前に戻ります。境内が近代的なビルと一体化していて、ちょっと不思議な感じがします。

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拝殿に向かい左手に社務所があります。虎ノ門琴平タワーと言う大きなビルの一階部分になります。こちらで御朱印を頂きました。

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こちらは入る時にくぐった鳥居と参道です。境内からのアングルで。拝殿に向かって右手の参道になります。

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拝殿と向かい合う位置に神楽殿があります。こちらも近代的な感じがします。

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拝殿に向かって左手にも参道が延びていて、その先には鳥居も見えます。行ってみます。

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こちらにも手水鉢がありました。

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鳥居の近くにはご由緒が書かれています。

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そちらの鳥居側から境内を見るとこんな感じです。

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外から鳥居も撮影。どうやらこちらが正面鳥居だったようですね。僕たちが入って来たのは裏鳥居でした。この後再び拝殿前に戻り、夕暮れと神社の景色をもう少し楽しみ、金刀比羅宮を後にしました。

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参拝を終えて

金刀比羅宮は、近代的な建物と境内が融合していて、とても不思議な神社でした。

かなり珍しいタイプの神社ではないかと思います。

かと言って、違和感があるとかでは全くありません。良いバランスで神社とビルが共存している感じです。デザインをした方は凄いな~なんて思ってしまったり。

全体的に不思議な空間が出来上がっているんです。

それくらい魅力的な景観でした。

時間帯も夕方でしたので、少し薄暗くなってきた頃で、社殿に明かりが灯った様子なども暖かみがあって素敵でした。

僕たちは普段あまり夕方の時間帯には神社を訪れないのですが、たまには夕方の神社も良いものですね。

また、拝殿正面の鳥居が独特で魅力的でした。鳥居に動物の形をした神様が彫刻されているんです。僕はこんな鳥居は他では見たことがないです。かなり珍しいものみたいですね。

とは言え、全く観察力と言うものがない僕は、最初この彫刻に全く気付かず。写真を撮っても気付かず。その後に嫁に言われてようやく気付くと言う…いかに自分の観察力が低いのか、思い知らされました。笑

この金刀比羅宮までは、六本木の久国神社から歩いて来たわけですが、思ったより遠くてどうなることかと思いましたが、頑張って歩いて来て良かったです。来た甲斐がありました。

社務所で御朱印を頂いた際、窓口のところに50円のおみくじを発見し、おもわず僕も嫁もやってみることに。

久しぶりに引いたおみくじの結果は、なんと二人とも大吉でした。

おめでとうございます。笑

おみくじの結果に気分を良くし、しばし金刀比羅宮の独特の景観を楽しんだ後、帰路に就くことに。

この日は赤坂の「日枝神社」から参拝し、続いて「赤坂氷川神社」へ。そして六本木の「久国神社」から、この「金刀比羅宮」へ。

全部で四ヶ所の神社を回りましたが、どれもとても素敵な神社でした。

この辺りにはまだまだ他にも神社がたくさんありましたので、また機会を見つけて回ってみようと思います。

 

金刀比羅宮の御朱印

こちらが、金刀比羅宮で頂いた御朱印です。

金刀比羅宮の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、平日が9時から17時まで土日祝日が9時から16時までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都港区虎ノ門1-2-7です。

電車

銀座線 「虎ノ門駅」2番出口から徒歩1分。

丸ノ内線 / 千代田線 / 日比谷線 「霞が関駅」A13番出口から徒歩5分。

最寄駅は虎ノ門駅です。その他「国会議事堂前駅」「溜池山王駅」「六本木一丁目駅」などからも、少し距離はありますが徒歩圏内かと思います。

駐車場

参拝者用の駐車場はありませんが、近くにコインパーキングがいくつかあります。

金刀比羅宮の公式HPはこちらです。
http://www.kotohira.or.jp/

 

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