神社と御朱印、ときどき寺院

美しき日本の神社をご案内。

高千穂の神社巡りと御朱印の解説をどこよりも詳しく。
伊勢神宮と周辺の神社巡り。御朱印・順路・所要時間などを全解説
戸隠五社巡りの御朱印と順路。見どころや所要時間も解説
宮島の神社仏閣巡りと御朱印を徹底解説。

さくら稲荷神社(調布市)の御朱印と見どころ

さくら稲荷神社の紹介

調布市布田にあるさくら稲荷神社の参拝レポートです。

読み方は「さくらいなりじんじゃ」です。調布駅の東口を出てすぐ、ビルの立ち並ぶ一角に鎮座する、小さなお稲荷さんです。境内には立派な桜の木があります。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

調布の「さくら稲荷神社」へ

この日は、調布駅周辺の神社をいくつか巡り、その最後に訪れたのが、こちらの「さくら稲荷神社」です。

僕の嫁さんが最近マンホールの蓋にハマっておりまして、調布は漫画家の水木しげるさんゆかりの地ということで、ゲゲゲの鬼太郎マンホールというのがあるんです。で、嫁がその撮影をしたいと。

そんな流れで、調布の神社巡りも同時に決行することになったわけです。

この日はここまで、上布田稲荷神社、布多天神社、若松稲荷神社と三つの神社を訪れました。若松稲荷神社からは、天神通り商店街という、鬼太郎のモニュメントのある通りを歩き、四つ目に訪れる神社として、駅の近くにあるさくら稲荷を目指します。

鬼太郎のモニュメントやマンホールに関しては、僕が別で書いているこちらのブログで紹介しています。

僕は久しぶりに調布という街を訪れたのですが、いつの間にか駅が地下化され、すっかり景色が変わっていました。

数年前に訪れたときは、駅は既に地下にありましたが、周辺は工事中の建物が多かった覚えがあります。それがみんな出来上がって、きっと今の景色になっているんだと思います。

調布駅が地下化されたのは2012年とのことですので、もう6年ほど前です。それまでは京王線と京王相模原線が、平面交差(二つの路線が同一平面上で交わる)という状態だったそうです。どうやらそれを解消するために、駅の地下化が進められたみたいですね。

駅が地下化するというのは、何かと都合がいい点も多いかとは思いますが、ホームから改札までが遠くなるなど、ちょっとしたデメリットもあるかと思います。

そして「地図が見づらくなる」というのも、そんなデメリットの一つかと。

地図を頼りに向かったさくら稲荷は、調布駅のすぐ近くに位置しています。「駅を背にして~」という見方などすると、おそらくすぐに見つけられる場所なのですが、駅や線路が地下に潜っていますと、意外とわかりづらくなるんです。

まぁ、地下鉄と同じと言えば同じなんですけどね。

駅自体を目印にしなければいいのですが、どうしても地図上で駅が形として表示されてると、ついついそっちに引っ張られてしまい、現在地もよくわからなくなったりするんです。

目印など考えず、ただただGPSに従えばいいんですけどね…。

そんな少々現在地を見失うという過程もありつつ、最後は調布には僕より来たことがあるという嫁の力もあり、無事に目的のさくら稲荷を見つけることができました。

到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、推定ですが、五穀豊穣の神様である宇迦御魂命(うかのみたまのみこと)です。倉稲魂命とも表記され、稲荷神とも同一です。

創建の年代や経緯などは、残念ながら一切わかりませんでした。

境内には桜の木がありますので、社名はそれに由来しているのかもしれません。

調布駅の北側、駅からすぐのビルの立ち並ぶ一角に鎮座しています。

 

境内案内

こちらがさくら稲荷の入口です。入口に桜の木がありますので、社名はこの桜に由来しているのかもしれません。

f:id:inudenchi:20180624194624j:plain

 

さくら稲荷は、とっても小さな神社です。一礼して鳥居をくぐり境内へ。

f:id:inudenchi:20180624195105j:plain

 

社殿の前には、狛犬さんとお狐さんが一対ずつ並んでいます。どちらも小ぶりで可愛い。こちらが左の狛犬さんとお狐さんです。

f:id:inudenchi:20180624195125j:plain

 

こちらが右側の狛犬さんとお狐さん。

f:id:inudenchi:20180624195137j:plain

 

とっても可愛いので、それぞれをアップで撮影。こちらが左の狛犬さん。よく見ると子供がいます。でもまるで子供を踏んづけているようにも見えます。

さくら稲荷神社の左の狛犬

 

こちらが右の狛犬さんです。どちらも可愛くて持って帰りたくなります。

さくら稲荷神社の右の狛犬

 

こちらが左のお狐さん。小さいですけどスマートですね。

さくら稲荷神社の左の狐

 

こちらが右のお狐さん。持って帰りたい。

さくら稲荷神社の右の狐

 

社殿の前へと進みます。

f:id:inudenchi:20180624195242j:plain

 

時間を掛けて参拝します。

f:id:inudenchi:20180624195252j:plain

 

社殿を振り返るとこんな感じです。可愛い狛犬さんやお狐さんをもう一度眺め、さくら稲荷神社を後にしました。

f:id:inudenchi:20180624195304j:plain

 

参拝を終えて

さくら稲荷はとても小さな神社でした。

周囲をビルに囲まれた中、ひっそりと佇んでいます。入口に桜の木がありましたので、春には綺麗な景色が楽しめると思います。社名もその桜に由来しているのではないかとも思われます。

そして、このような小さな神社にも関わらず、狛犬さんのインパクトがかなり強烈でした。

さくら稲荷では、お狐さんだけではなく、狛犬さんも社殿を守っています。社殿の前に一対のお狐さん。さらにその前に一対の狛犬さんがいる形です。警備が厳重です。

そしてその狛犬さんもお狐さんも、小ぶりでとっても可愛いんです。

特に目が釘付けになったのは、狛犬さんの方ですね。とっても特徴のある容姿をしているんです。

全体的なサイズは大きくないのですが、まず顔のサイズがでかい。

二頭身~三頭身くらいですね。

しかも、その顔がなんとも言えない顔なんです。可愛らしくもあり、悪魔のようでもあり、驚いているようでもあり。迫力は満点です。

目も口も鼻も、それぞれのパーツが大きくて、特に牙の大きさなどは目立ちます。

そんな迫力のあるお顔にも関わらず、体に比べて明らかに顔が大きいので、またそれが可愛い感じになっちゃってるんです。

後ろにいるお狐さんは、小さいですけれどスマートで、かっこいい顔をしていました。

しかしそんなお狐さんのかっこいい顔を全てかき消してしまうくらい、狛犬さんの可愛さはインパクトがありました。

いい出会いができました。

小さなお稲荷さんではありましたが、訪れることができて良かったです。

この日の神社巡りは、このさくら稲荷を締めにして終了です。

全部で四ヶ所の神社を回ったのですが、どこも素敵なところで、いい参拝ができました。

鬼太郎のあれこれも見ることができましたし、大満足です。

この後僕たちは、駅前のサイゼリヤにてランチがてら一杯引っ掛け、ほろ酔いで帰路に就きました。

調布にはまだまだ行ったことのない神社が他にもたくさんありますので、いつか全部制覇できたらと思っています。

 

御朱印

さくら稲荷神社では御朱印は扱っていません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都調布市布田1-45-2です。

さくら稲荷神社の公式サイトはありません。

 

電車

京王線 「調布駅」から徒歩1分。

東口から北側に出て、細い路地に入っていくとすぐ右手にあります。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。近くにコインパーキングがいくつかあります。ほんの一瞬でしたら、神社前の道路に迷惑にならないよう、路駐も可能かと思います。

 

周辺のパワースポット

 

調布市の神社一覧

 

若松稲荷神社(調布市)の御朱印と見どころ

若松稲荷神社の紹介

調布市小島町にある若松稲荷神社の参拝レポートです。

読み方は「わかまついなりじんじゃ」です。布多天神社の境外末社で、調布市立第一小学校の一区画、甲州街道沿いに鎮座している神社です。最寄り駅は調布駅です。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

調布の「若松稲荷神社」へ

6月の上旬、朝から雨という天気予報に反して、びっくりするくらい気持ちよい晴れだったため、思わず嫁と出掛けてしまいました。

僕も嫁も休みだったため、雨ならのんびり家で映画でもと思っていたのですが、気持ちよい晴れを目の当たりにしてしまい、出掛けたくてたまらなくなってしまったんです。

そしてこの日の目的地に選んだのが、調布です。

元々、どこかのタイミングで調布方面と言いますか、多摩方面には行こうと思っていたんです。

と言いますのも、先月に訪れた聖蹟桜ヶ丘にある小野神社にて、社務所に人の気配がなく、御朱印を頂けなかったんです。で、改めてどこかで出直そうと思っていたので。

さらに嫁と行き先を検討した結果、最近嫁がハマっている「マンホールの蓋」撮影のため、調布という行き先になったわけです。

調布は漫画家の水木しげるさんが暮らしていた街で、ゲゲゲの鬼太郎マンホールがあるらしく、嫁がそれを撮影したいと。

そんな流れで行き先が決定し、聖蹟桜ヶ丘にて小野神社を経由したあとに、調布に降り立ちました。

鬼太郎のマンホールを探しつつ、最初に訪れたのは、商店街の中にある「上布田稲荷神社」です。

続いて、調布の鎮守である大きな神社、「布多天神社」に参拝。

その後、三ヶ所目の神社として向かったのが、こちらの記事で紹介する「若松稲荷神社」です。

調布に行くと決めた時点で、事前にまずGoogle Mapにて「調布市 神社」と検索するわけですよ。そうするといくつか神社が表示されますので、駅の周辺神社を一つずつ画像などで確認。で、ある程度回るルートを決めてしまいます。

だいたい僕たち夫婦の神社巡りはそんな感じです。目的地があれば、その周辺の神社もできるだけ回ってみようという魂胆で。

調布では、駅から離れたところにもけっこう神社が点在していたのですが、朝から暑い日でしたし、無理せずに駅周辺だけに絞りました。

二ヶ所目に訪れた布多天神社を後にし、地図を確認しながら歩いていきますと、甲州街道沿いに緑が茂る一角を発見。

この日三ヶ所目、若松稲荷神社に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、社名からの推定になりますが、五穀豊穣の神様である宇迦御魂命(うかのみたまのみこと)です。倉稲魂命とも表記され、稲荷神とも同一です。

すぐ近くにある布多天神社の境外末社です。

元々はこの辺りにあった井上家の屋敷神だったそうですが、創建の年代や、現在の若松稲荷と称されるようになった経緯などは、残念ながら一切わかりませんでした。

調布市立第一小学校の一区画、甲州街道沿いに鎮座している神社です。

 

境内案内

甲州街道沿い、木々が鬱蒼と茂っている一角が、若松稲荷神社です。

f:id:inudenchi:20180624191436j:plain

 

こちらが鳥居の正面です。ここからですと奥の社殿は緑に隠れてていて、全体が見えません。

f:id:inudenchi:20180624191448j:plain

 

石鳥居へと進みます。太陽の光が遮られ、涼しげな境内です。

f:id:inudenchi:20180624191502j:plain

 

鳥居の脇、左手には石碑が二つ。手前の石碑には社名が刻まれています。

f:id:inudenchi:20180624191619j:plain

 

一礼して鳥居をくぐります。

f:id:inudenchi:20180624191700j:plain

 

鳥居の先、左手には手水鉢がありました。水がありませんでしたので、手をはたいてお清めします。

f:id:inudenchi:20180624191717j:plain

 

境内は広くはありませんが、木々が何本も茂っています。

f:id:inudenchi:20180624191730j:plain

 

社殿へと歩を進めます。社殿の前には小さな一対のお狐さん。

f:id:inudenchi:20180623222957j:plain

 

こちらが左のお狐さんです。

若松稲荷神社の左の狐

 

こちらが右のお狐さん。子供もいます。左右どちらもスマートなお狐さんです。

若松稲荷神社の右の狐

 

まるで時間が止まったかのような空間にて、参拝します。

f:id:inudenchi:20180624191840j:plain

 

社殿を振り返るとこんな景色です。右には学校があり、左には甲州街道です。

f:id:inudenchi:20180624191855j:plain

 

社殿の右奥はこんな感じです。何の木だろう?と思って見ますと、「イタヤカエデ」と名前が書かれていました。

f:id:inudenchi:20180624191912j:plain

 

社殿をぐるっと一周してみます。こちらは右斜め前から社殿を撮影。

f:id:inudenchi:20180624191924j:plain

 

誰もいない静かな空間をしばし楽しんでから、若松稲荷神社を後にしました。

f:id:inudenchi:20180624191938j:plain

 

参拝を終えて

若松稲荷神社の境内は、そこだけ時間が止まっているような、そんな感覚になる場所でした。

すぐ隣には交通量の多い甲州街道が走っていて、車がひっきりなしに通っています。

にも関わらず、その空間だけ取り残されていると言いますか、切り離されていると言いますか、そんな感じがしてしまいました。

決して荒れているとかそういうわけではありません。綺麗に手入れもされているのですが、全体的に時間が止まっているような不思議な雰囲気なんです。

ジャングルのように鬱蒼と緑が茂っていて、そこだけ突如深い森が出現したかのようになっています。少し遠目に見ますと、緑に埋もれているようにも見えます。

それだけ緑が多いので、陽射しも遮られ、薄暗くもなっていて、余計にひっそりとした印象を受けたのかもしれません。

僕たちが訪れたのは6月でしたので、濃い緑に覆われてはいましたが、また別の季節に訪れたら違った印象を持つかもしれません。

奥には調布市立第一小学校の校舎がすぐ近くに建っています。境内から校舎の裏側が見えますので、若松稲荷は小学校と甲州街道に挟まれた場所に位置していることになります。

時間帯なのか、学校からは子供の声などは特に聞こえませんでした。境内に入ってしまうと甲州街道の騒がしさなども不思議と耳に入らなくなるんです。そのような立地にありながら、参拝の間中、とても静かだった気がします。

時間が止まったような境内の中、社殿の前には一対のお狐さんがいます。とぢらのお狐さんも、顔がシュっとしていてスマートでした。

全体的に「静」な境内の中で、唯一お狐さんが「動」だった感じがします。

神社を巡っていますと、たまに「時間が止まった神社」に出会うことがありますが、若松稲荷は僕にとってそんな神社でした。

創建の年代や社名の由来など、そういったものが一切わからなかったのですが、きっとこの地にずっと静かに鎮座していた神社なんだと思います。

参拝できてよかったです。

若松稲荷神社は、調布駅北口から延びる道路と甲州街道の交差点のすぐ近くですし、布多天神社からもすぐですので、近くを訪れた際には是非立ち寄ってみてください。

きっと夜はかなり怖い神社ですけど。

この後僕たちは、鬼太郎のモニュメントがある天神通り商店街を抜け、駅近くに地図で見つけた「さくら稲荷神社」へと向かいます。

 

御朱印

若松稲荷神社の御朱印はありません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都調布市小島町1-8-9です。

若松稲荷神社の公式サイトはありません。布多天神社の公式サイトはこちらです。
http://fudatenjin.or.jp/

 

電車

京王線 「調布駅」から徒歩5分。

中央口から出て、北に延びる一番大きな通りを進み、甲州街道を左折するとすぐ、左側にあります。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。近くの布多天神社に駐車場がありますので、そちらに停めて徒歩で行くのが良いかと思います。駅周辺にはコインパーキングもいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

調布市の神社一覧

 

布多天神社(調布市)の御朱印と見どころ

布多天神社の紹介

調布市にある布多天神社の参拝レポートです。

読み方は「ふだてんじんじゃ」です。多摩地方有数の古社であり、布田五宿の総鎮守とされ、五宿天神とも称され崇敬されてきた神社です。ゲゲゲの鬼太郎にも縁の深い神社で、甲州街道から少し入った先に鎮座しています。最寄り駅は調布駅です。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

調布の「布多天神社」へ

僕は東京の三鷹市在住でして、調布市というのは三鷹市の南側にあり、繋がっています。

しかし、滅多に行く機会がないんです。

縦のラインで電車が走ってれば、たまには行く機会もあるとは思うのですが、そんな路線はありません。あるいは車があればちょいちょい行ったかもしれませんが、あいにく僕は車も持っていませんので。

最後に調布を訪れたのは、2年ほど前かと思います。

友人達とバーベキューをするのに、天気予報が見事に雨になってしまい、急遽「雨でもBBQができる場所」で探したところ、調布のBBQ場が浮上したんです。

京王フローラルガーデンANGEというところにある、BBQ Villageってとこですね。

f:id:inudenchi:20180623201420j:plain
(画像出典:asoview.com)

京王多摩川駅という、個人的には全く馴染みのない駅が最寄でして、都心からですと決して行きやすい場所とは言えません。

しかし、手ぶらで行って、雨でも快適にBBQができ、お酒の飲み放題もあって、なかなかいいBBQ場でした。是非また行きたいな~と思う場所でした。

と、神社巡りには何の関係もないことを書いていますが…。

今回、調布を訪れるのはそのBBQ以来と言うことが書きたかったんです。

久しぶりに調布に行くことになったきっかけは、最近うちの嫁がマンホールにハマっておりまして、調布に「ゲゲゲの鬼太郎」マンホールがあるので見に行きたいと。

調布は『ゲゲゲの鬼太郎』の作者である水木しげるさんが暮らしていた街で、鬼太郎にちなんだ色々があったりするみたいです。

調布の鬼太郎については、僕が別で書いているこちらのブログで紹介しています。

鬼太郎のマンホールを探して撮影しつつ、近隣の神社巡りもしよう、という計画で調布まで出掛けました。季節は6月のあたまです。

調布駅から北に歩き始め、歩道上にあるマンホールを探しつつ、まずは「上布田稲荷神社」という小さなお稲荷さんに参拝。

続いて向かったのが、こちらの記事で紹介する「布多天神社」です。事前に調べましたところ、調布の大きな神社のようです。

鬼太郎のマンホールを全種類コンプリートし、甲州街道を横断して少し進みますと、石鳥居と新緑の綺麗な境内が姿を現しました。

無事到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、少彦名命(すくなひこなのみこと)菅原道真公(すがわらのみちざねこう)です。少彦名命は日本神話の神様で、医薬、温泉、知識、酒造の神など、様々な性質を持った神様です。菅原道真公は学問の神様として知られています。

創建年代は不明です。社伝によると、飛鳥時代より遥か以前、垂仁天皇の時代とされています。平安時代前期の書物には既にその名が記述されていることから、それ以前の創建であることは間違いないと考えられています。

元々は現在の調布駅の南側(多摩川寄り)に鎮座していたのですが、戦国時代の前期に多摩川が大氾濫を起こしたことをきっかけにして、現在地に遷座しました。その際に当初からのご祭神である少彦名命に加え、菅原道真公が合祀されました。

江戸時代には甲州街道が作られ、この辺りには五宿(上石原、下石原、上布田、下布田、国領)ができ、布田五宿と呼ばれました。布多天神社は布田五宿の総鎮守とされ、五宿天神として崇敬されていました。

その後布田五宿は調布町となり、布多天神社も調布町の鎮守となっています。

多摩地方有数の古社であり、はるか昔より、人々に厚く信仰されている神社です。

 

境内案内

こちらが布多天神社の入口です。石鳥居の向こうは大きな木が何本も茂っていて、森のようになっています。

f:id:inudenchi:20180623201808j:plain

 

鳥居の手前、左手には布多天神社のご由緒。

f:id:inudenchi:20180623201831j:plain

 

一礼して鳥居をくぐります。

f:id:inudenchi:20180623201847j:plain

 

木陰になっている参道が真っ直ぐに延びています。

f:id:inudenchi:20180623201900j:plain

 

右手の奥には石碑がいくつか並んでいましたので、行ってみます。その前にある黒松も立派でした。

f:id:inudenchi:20180623201913j:plain

 

碑の一つに新撰組と近藤勇ゆかりのものがあり、目が留まります。

f:id:inudenchi:20180623201929j:plain

 

こちらは高く聳えている赤松です。

f:id:inudenchi:20180623201953j:plain

 

参道に戻ります。

f:id:inudenchi:20180623202011j:plain

 

左手には囲われた一角が。何の木を囲っているのかはわかりませんでした。

f:id:inudenchi:20180623202025j:plain

 

その先には途中で折れてしまったと思われる大きな木です。「シラカシ」の木と書かれていました。

f:id:inudenchi:20180623202038j:plain

 

シラカシの奥に手水舎です。

f:id:inudenchi:20180623202052j:plain

 

お清めをします。

f:id:inudenchi:20180623202113j:plain

 

手水舎の脇にも立派な黒松が聳えていました。

f:id:inudenchi:20180623202126j:plain

 

参道を進みます。少し左に折れた先に社殿が見えます。

f:id:inudenchi:20180623202146j:plain

 

左手には「くろがねもち」の木です。

f:id:inudenchi:20180623202200j:plain

 

くろがねもちの木の先にも、補強された大きな木です。

f:id:inudenchi:20180623202214j:plain

 

木の向かい側には、とても古いものに見える燈籠も。

f:id:inudenchi:20180623202328j:plain

 

右手には神楽殿です。

f:id:inudenchi:20180623202455j:plain

 

拝殿の全貌が見えてきました。参道の左手に境内社のお稲荷さんがありましたが、そちらは後ほど参拝することに。

f:id:inudenchi:20180623202513j:plain

 

ゲゲゲの鬼太郎のポスターが貼ってありました。鬼太郎は、この神社の裏にある森に住んでいるという設定らしいです。

f:id:inudenchi:20180623202549j:plain

 

燈籠の後ろには、狛犬や拝殿などの説明が並んでいます。狛犬は調布市内では最も古いものとのこと。

f:id:inudenchi:20180623202723j:plain

 

茶色の社殿と後ろの緑、青い空が綺麗です。後ろの森には鬼太郎が住んでいるんですね。

f:id:inudenchi:20180623202752j:plain

 

こちらが左の狛犬さん。確かにかなり古いものに見えます。

布多天神社の左の狛犬

 

こちらが右の狛犬さん。どちらも小ぶりで可愛い顔をしていました。

布多天神社の右の狛犬

 

右の狛犬さんの先に、神牛さんです。撫でさせて頂きます。

布多天神社の牛

 

拝殿の正面へ。絵になりますね。

f:id:inudenchi:20180623201241j:plain

 

拝殿へと進みます。茶色を基調とした建物で、落ち着いた雰囲気のある社殿です。

f:id:inudenchi:20180623202949j:plain

 

6月の晴れ渡る空の下、参拝します。

f:id:inudenchi:20180623203004j:plain

 

拝殿を振り返り参道を見ますと、こんな景色です。緑が綺麗です。

f:id:inudenchi:20180623203019j:plain

 

拝殿に向かって右手に小路が続いていますので、行ってみます。まず小路の先には石碑が二つありました。

f:id:inudenchi:20180623203039j:plain

 

小路を折れると石鳥居があり、奥には境内社が並んでいます。

f:id:inudenchi:20180623203051j:plain

 

石鳥居の後ろには大きなケヤキ。

f:id:inudenchi:20180623203150j:plain

 

右手には手水舎がありました。水がなかったので、手をはたいてお清めします。

f:id:inudenchi:20180623203205j:plain

 

手水舎の後ろに小さな祠がありましたので、まずはそちらに参拝します。祠は厳島神社でした。

f:id:inudenchi:20180623203222j:plain

 

続いて、正面の境内社に向かいます。正面が金刀比羅神社と大鳥神社、左が稲荷神社です。

f:id:inudenchi:20180623203244j:plain

 

社殿の前には狛犬さん。こちらの狛犬さんも古いものに見えます。

f:id:inudenchi:20180623203300j:plain

 

二つの境内社に参拝します。この位置からは、布多天神社の本殿も見えました。

f:id:inudenchi:20180623203315j:plain

 

さらに右手には三つの祠が並んだ境内社。左から、御嶽神社、祓戸神社、疱瘡神社です。参拝します。

f:id:inudenchi:20180623203331j:plain

 

境内社への参拝を終え、拝殿前に戻ります。こちらは拝殿を右斜め前から撮影。

f:id:inudenchi:20180623203349j:plain

 

拝殿に向かって左手に社務所と授与所がありましたので、そちらで御朱印を頂きました。

f:id:inudenchi:20180623203410j:plain

 

境内の左手にも大きな木が茂っています。緑が多いです。

f:id:inudenchi:20180623203432j:plain

 

社務所の前はちょっとした庭園のような感じで、松や梅がありました。

f:id:inudenchi:20180623203447j:plain

 

そのお隣におみくじエリアがあり、ゲゲゲの鬼太郎おみくじがありました。

布多天神社のゲゲゲの鬼太郎おみくじ

 

拝殿を左斜め前からも激写。

f:id:inudenchi:20180623203515j:plain

 

最後に、参道の途中にあった境内社のお稲荷さんにも参拝します。

f:id:inudenchi:20180623203536j:plain

 

先ほどの社務所の前、松と梅があった場所を正面から見ますと、こうなってます。一通り境内を散策し、布多天神社を後にしました。

f:id:inudenchi:20180623203549j:plain

 

参拝を終えて

訪れたのが6月の前半、朝から晴れて気持ちのいい一日でしたので、境内の緑がとても綺麗でした。

鳥居をくぐると、その先にはすぐに開けた境内。広くなった空間に、木々があちこちに聳えています。

たくさん伸びる木の中で、僕は特に松の木が印象に残りました。赤松、黒松が何本もあり、どれも見事な松でして、空に向かってどこまでも伸びている感じがしました。

神社の境内には大きな木があることが多いですけれど、どんな種類の木もそれぞれ違った魅力があり、惹き付けられます。松は少し曲がりながら伸びてるものがけっこう多い気がするのですが、それがまた素敵です。

布多天神社は菅原道真公を祀る天神様ですので、神牛さんもいましたし、梅の木もありました。天神信仰では牛が神の使いとされています。また、梅は道真公の後を追って飛んできたという「飛梅」の伝説もあります。

神牛は、他の天神社では、自分の体で悪い部分を撫でると良くなると書かれているのをよく目にしますので、布多天神社の神牛には特にそのような説明はなかったのですが、とりあえず撫でてみました。

しかし…この日はめちゃめちゃいい天気だったため、神牛さんがとっても熱くなっていて、まともに撫でられず…。火傷するかと思いました、ほんとに。

神牛さんは熱々になっていましたが、それくらいいい天気の中、ゆっくりと境内を散策させて頂きました。緑の多い境内でしたので、この季節は歩いているだけで気持ちいいです。

平日だったせいか、参拝者の姿もちらほら見掛ける程度でして、とても静かな空気の中、参拝もさせて頂きました。

茶色を貴重とした社殿も落ち着いた雰囲気がありましたし、境内社もどれも静かに佇んでいました。

拝殿前の狛犬さんは、江戸時代中期に奉納されたもので、市内では最古の狛犬さんだそうです。確かにかなり古いものに見えました。小さな狛犬さんでしたが、綺麗な容姿をしている狛犬さんでした。

かつては甲州街道を行き来していた人たちが、皆この境内に立ち寄ったのかな~とか想像しますと、当時の様子をこの目で見てみたくなります。この辺りは布田五宿と呼ばれる宿場町で、布多天神はその総鎮守だったとのことですので、きっとここで一休みした人たちが、旅の無事を願って参拝したんだろうな、と。

また、調布は水木しげるさんにゆかりの街とのことで、境内には「鬼太郎おみくじ」もありました。鬼太郎はこの神社の裏の森に住んでるという設定のようで、そう言われると本当に鬼太郎がいる気がしてきてしまいます。

もしかしたら水木しげるさんも、この神社を訪れていたかもしれないですね。

一通り境内社にも参拝した後、授与所にて御朱印を頂いたのですが、なんと書いて頂いた後に、祓串にて御朱印帳のお祓いをしてくださいました。このパターンは僕はこちらが初めてです。後ほど調べましたところ、どうやらこれは僕たちだけではなく、御朱印を頂くと皆さんお祓いをして頂けるそうです。新鮮でした。

布多天神社、参拝できてよかったです。

緑の多い境内にて、心地よい時間を過ごさせて頂きました。

この後僕たちは、地図にて布多天神の近くに見つけた「若松稲荷神社」へと向かいます。

 

御朱印

こちらが布多天神社の御朱印です。

布多天神社の御朱印

 

こちらは、別日に頂いた「ゲゲゲ忌限定」御朱印です。

布多天神社のゲゲゲ忌限定御朱印

ゲゲゲ忌限定御朱印は、水木しげるさんの命日に合わせて調布で行われている「ゲゲゲ忌」の期間限定のものになります。期間中は、近隣にある下石原八幡神社の「ねこ娘御朱印」も、布多天神社にて頂くことができます。2018年の期間は11月23日~12月2日でした。2019年以降に関しては、調布市観光協会公式サイト「調布観光ナビ」でご確認ください。限定御朱印の有無や期間などもご確認できるかと思います。

 

布多天神社では上記の他に、境内社の大鳥神社の御朱印が、酉の日限定で頂くことができます。

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、9時から16時までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都調布市調布ヶ丘1-8-1です。

布多天神社の公式サイトはこちらです。
http://fudatenjin.or.jp/

 

電車

京王線 「調布駅」から徒歩6~7分。

中央口から出て、北に延びる一番大きな通りから一本東に入った、天神通り商店街を真っ直ぐです。

 

駐車場

参拝者用の駐車場があります。第一駐車場、第二駐車場があり、50台ほど駐車可能です。

 

周辺のパワースポット

 

調布市の神社一覧

 

上布田稲荷神社(調布市)の御朱印と見どころ

上布田稲荷神社の紹介

調布市布田にある上布田稲荷神社の参拝レポートです。

読み方は「かみふだいなりじんじゃ」です。天神通り商店街という、ゲゲゲの鬼太郎のモニュメントが並ぶ通りの途中に鎮座していた神社です。天神通りのお稲荷さんとして親しまれてきました。最寄り駅は調布駅になります。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

調布の「上布田稲荷神社」へ

6月のとある木曜日。

僕も嫁も休日だったのですが、天気予報は雨だったので、この日はのんびり家で過ごすことに決めていました。家で昼間からお酒でも飲みながら、映画でも見てダラダラしようかな~と。

ところがです。のんびりと目を覚ましますと、天気予報に完全に反して、外はめちゃめちゃいい天気だったんです。

こんないい天気なのに出掛けないなんてもったいない!そう思ってしまう程に。

そんなわけで、僕と嫁はダラダラ家でという方針を180度転換し、急遽どこかに出掛けることにしました。

とはいえ急なことですので、無計画です。どこに行くかも全く決めていません。

そこで、僕は最近、新撰組の土方歳三を描いた司馬遼太郎さんの小説『燃えよ剣』を読んで感動したばかりでしたので、日野にある土方歳三資料館をこの日の行き先として提案します。そして嫁も賛成。

目的地は決まりましたが、念のため休館日を確認しようと土方歳三資料館の公式サイトを見たところ…なんと、月に2回ほどしか開館日がなく、この日も見事に休みでした。撃沈です。

で、嫁からの新しい提案が「調布にマンホールを撮りに行く」というものでした。嫁は最近マンホールにハマっていまして、どうやら調布は漫画家の水木しげるさんにゆかりの地で、それに因んでゲゲゲの鬼太郎マンホールがあるみたいなんです。

ですので、そのマンホールを撮影がてら、調布の神社巡りをしてみないかい?という提案。

さっそく僕も調布の神社をいくつか調べてみたところ、調布駅の北側には「布多天神社」という大きな神社もあるようですし、周辺には小さな神社もいくつかあるようです。

この日の予定が決まりました。

「調布にて鬼太郎のマンホールを探しつつ、神社巡りをする」という一日です。

準備を整え電車を乗り継ぎ、調布駅に降り立ちます。

僕は調布駅には数年前に訪れたことがあったのですが、駅も地下になっていて、すっかり景色も変わっています。

方向音痴を発揮しつつも、地図を確認しながら北に向かい歩き始めますと、続々と鬼太郎のマンホールを発見。鬼太郎マンホールについては、僕が別で書いているこちのブログで紹介しています。

鬼太郎マンホールは全部で6種類あり、マンホールにさほど興味のない僕でも、ちょっとテンションが上がってしまいました。

マンホールを探しつつ、途中に神社があったのも確認していましたので、地図を見ながら進みます。最初に立ち寄る予定だった神社が、こちらの記事で紹介する「上布田稲荷神社」です。

マンホールのある通りとは一本別の通り、天神通り商店街というところに上布田稲荷神社はある模様。

いくつか鬼太郎マンホールを撮影し終わり、天神通り商店街へと出ますと、そこに赤い鳥居が見えました。

上布田稲荷神社に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、推穀豊穣の神様である宇迦御魂命(うかのみたまのみこと)です。倉稲魂命とも表記され、稲荷神とも同一です。

創建は昭和36年です。京都の伏見稲荷大社より御分霊を勧請し、創建されました。

以来、天神通りのお稲荷さんとして、地域の人々に親しまれてきた神社です。

 

※追記

令和元年に、社殿や鳥居の老朽化、後継者不足などにより、存続が難しいとのことで、上布田稲荷神社は残念ながら、現存はしない神社となりました。ご神体は東伏見神社にお返しになったとのことです。

 

境内案内

上布田稲荷神社は商店街の中にあります。こちらが入口です。

f:id:inudenchi:20180622204634j:plain

 

こちらは桜の木でしょうか?入口に一本と、奥にもありました。

f:id:inudenchi:20180622204703j:plain

 

参道を進み、鳥居へと向かいます。広くはありませんが、緑の多い境内です。

f:id:inudenchi:20180622204045j:plain

 

参道に並べられた石が、五円玉のようになっていました。

f:id:inudenchi:20180622204750j:plain

 

鳥居の前に立ちます。鳥居が二つ連なり、その向こうが社殿です。

f:id:inudenchi:20180622204802j:plain

 

こちらが鳥居の左側。緑が茂っています。青い紫陽花も咲いています。

f:id:inudenchi:20180622204825j:plain

 

右側にはつつじが咲いていました。

f:id:inudenchi:20180622204855j:plain

 

一礼して最初の鳥居をくぐります。二つ目の鳥居の前にはお狐さん。

f:id:inudenchi:20180622205004j:plain

 

こちらが左のお狐さんです。

上布田稲荷神社の左の狐

 

こちらが右のお狐さん。どちらも古いもののように見えます。

上布田稲荷神社の右の狐

 

二つ目の鳥居をくぐり、社殿の前へ。

f:id:inudenchi:20180622205055j:plain

 

参拝します。上には可愛い一対の狐が描かれていました。

f:id:inudenchi:20180622205108j:plain

 

社殿の中には、奉納されたと思われる、小さなお狐さんがいくつも並んでいるのが見えました。

f:id:inudenchi:20180622205126j:plain

 

社殿から振り返り参道を見ますと、こんな景色です。緑の茂る境内にてしばらく過ごし、上布田稲荷神社を後にしました。

f:id:inudenchi:20180622205141j:plain

 

参拝を終えて

布多天神社へと延びる天神通り商店街の中にあった上布田稲荷神社。

小さなお稲荷さんでしたが、緑が多い境内がちょっとした箱庭のようにもなっていて、素敵な神社でした。

入口にも奥にも桜らしき木がありましたので、きっと春には綺麗な桜を眺めることができる場所になるんだと思います。

ぱっと見は小さな公園のような感じなのですが、奥には赤い鳥居が二つ連なっていて、その先に社殿も見えます。

参道には石が敷かれていて、その石が五円玉のような形をしていまして、意外と印象に残りました。真ん中に穴の開いた石が鳥居の奥まで続いている景色は、可愛らしいと言いますか、不思議な感じと言いますか。とにかく、言葉は雑ですけれど、いい感じでした。

6月という季節柄もあるかもしれませんが、鳥居から先、参道の両脇には色々な植物が元気に育っていまして、緑に埋め尽くされています。鳥居の赤と草木の緑の対比が綺麗で、絵になります。一見すると草花がぼうぼうも見えるかもしれませんが、綺麗に手入れされています。

社殿の前にいたお狐さんも可愛い容姿をしていました。

また、社殿の中には奉納されたと思われる、小さなお狐さんがたくさんいるのも見えました。

創建のご由緒などが書かれたものも境内には特になく、ググって調べてもわからなかったので、どういう経緯でこのお稲荷さんが建てられたのかはわからずじまいだったのですが、きっと昔から大事に守られているお稲荷さんなのではないかと思います。

小さな神社でしたが、緑の中、心地良い時間を過ごさせて頂きました。

上布田稲荷神社は天神通り商店街の中にあります。そして天神通り商店街は、鬼太郎やねずみ男などのモニュメントがある通りです。

しかし上布田稲荷神社への参拝を終えた時点で、僕たちはそんなことは全く知らず…。

鬼太郎のモニュメントなど一切目にすることなく、元のマンホールがある通りに戻ってしまいました。マンホールの続きを探すべく。(この1時間ほど後に、たまたま帰り道でモニュメントを発見することができたため、見逃さずに済んだんですけどね。危うく知らずに帰るところでした。)

この後僕たちは、鬼太郎のマンホールを全て無事写真に収め、布多天神社へと向かいます。

 

御朱印

上布田稲荷神社では御朱印は扱っていません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都調布市布田1-35-2です。

上布田稲荷神社の公式サイトはありません。

 

電車

京王線 「調布駅」から徒歩3~4分。

中央口から出て、北に延びる一番大きな通りから一本東に入った天神通り商店街を進むと、左手にあります。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。調布駅周辺にコインパーキングがいくつもあります。

 

周辺のパワースポット

 

調布市の神社一覧

 

関戸九頭龍神社(多摩市/聖蹟桜ヶ丘)の御朱印と見どころ

関戸九頭龍神社の紹介

多摩市にある関戸九頭龍神社の参拝レポートです。

読み方は「せきどくずりゅうじんじゃ」です。古くから多摩川の水神として崇敬されてきた神社で、龍に似た赤い兜をっかぶった白蛇が境内に現れるという伝説もあります。聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩すぐです。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

聖蹟桜ヶ丘の「関戸九頭龍神社」へ

季節は5月の半ば。新緑が気持ちいい季節に、嫁と二人で聖蹟桜ヶ丘周辺の神社巡りに出掛けてきました。

午後から突然の雷雨があるかもという天気予報だったのですが、まあ大丈夫だろうと高をくくって。

最近うちの嫁はマンホールにハマっておりまして、聖蹟桜ヶ丘には「あらいぐまラスカル」のマンホールがあり、それを撮りに行きたいとのことで、今回の神社巡りに繋がりました。

マンホールを撮影した足で、近くの神社巡りもしてみようと。

さらには聖蹟桜ヶ丘は、ジブリ映画『耳をすませば』の舞台になった場所で、実際に映画に出てきたのと同じ景色が色々とあるみたいですので、そちらも回ってみようと。

神社巡り、マンホール、聖地巡礼と、盛りだくさんの目的を持ちつつの聖蹟桜ヶ丘です。欲張りコースです。

まず最初は、武蔵国一宮と言われる「小野神社」に参拝。

続いて、『耳をすませば』の舞台となった「いろは坂」を歩き、いくつかロケ地を写真に収めつつ、同じく舞台にもなっている「金比羅宮」に参拝します。

いろは坂への道中では、嫁の目的だったラスカルのマンホールも発見しました。

当初の目的を全てこなし、順調なお散歩だったのですが…。

金比羅宮への参拝を終えた少し後、雷が鳴り出し、雨が…。

雲行きが怪しくて雨きそうだな~という感じはあったのですが、やっぱりきました。天気予報のとおり突然の雷雨に襲われることに。念のため折りたたみ傘を持参していたのでずぶ濡れにはなりませんでしたが、雨の中を嫁と早足で駅前まで急坂や階段を下りる羽目になりました。

雨もじょじょに激しくなってきましたので、そのまま駅ビルに入り帰路に就くというのが賢い選択ではありますが…あと一ヶ所、事前に訪れる予定だった神社が駅のすぐ近くにあったんです。

それが、こちらの記事で紹介する「関戸九頭龍神社」です。

大きな神社ではないようですが、できることなら参拝しておきたい。

強くなる雨の中、小さな折りたたみ傘一本しか持ち合わせていなかった僕たちですが、この際ですのでおもいきって関戸九頭龍神社まで行ってみることにしました。

地図を確認しつつ小走りで進みますと、公園の手前に鳥居が現れ、関戸九頭龍神社に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、九つの頭を持つ龍神である九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)と推定されますが、定かではありません。

創建の年代も不明ですが、鎌倉時代から室町時代にかけてと言われています。大洪水が発生し、その際に川上から関戸大河原の地に九つの頭を持つ龍のようなものが流れ着き、それを御神体として祀ったのが始まりとされています。

近くには多摩川が流れていて、洪水や氾濫も頻発していましたが、こちらの神社だけは水没することがなかったことから、多摩川の水神として崇敬されるようになりました。

龍に似た赤い兜をっかぶった白蛇が、しばしば境内に現れるという伝説もあります。

元々の社殿は、もう少し東側にあたる大栗橋の大河原に位置していましたが、昭和中頃の区画整理により現在の地に遷座しました。

多摩川の水神として、また、虫歯にもご神徳があるとして、古くからこの地の人々に親しまれている神社です。

 

境内案内

地図を確認しつつ歩いて行きますと、前方に木が茂る一角が。その手前にはよく見ると鳥居も見えます。

f:id:inudenchi:20180613203808j:plain

 

こちらが関戸九頭龍神社の入口です。参道の右奥に社殿です。

f:id:inudenchi:20180613203833j:plain

 

一礼して鳥居をくぐり境内へ。

f:id:inudenchi:20180613203843j:plain

 

社殿の正面に立ちます。後ろには木々の緑。

f:id:inudenchi:20180613203210j:plain

 

社殿の前には、とても小さな狛犬さんがいました。

f:id:inudenchi:20180613203917j:plain

 

こちらが左の狛犬さん。

f:id:inudenchi:20180613203929j:plain

 

こちらが右の狛犬さんです。これだけ白い狛犬さんというのも珍しいですけれど、顔もけっこう特徴的です。

f:id:inudenchi:20180613203940j:plain

 

社殿へと進み出ます。

f:id:inudenchi:20180613203954j:plain

 

雨の音を聞きながら、参拝。

f:id:inudenchi:20180613204005j:plain

 

社殿から参道を見ますと、こんな景色です。写真で見ると晴れているように見えますが、けっこう雨が降っています。

f:id:inudenchi:20180613204022j:plain

 

お隣は九頭竜公園という公園になっています。

f:id:inudenchi:20180613204045j:plain

 

参拝を終えて

小さな神社ではありましたが、おもいきって訪れてみてよかったです。

ちょうど境内に到着する頃に雨が一段と激しくなってきまして、社殿の下にてしばらく雨宿りをさせて頂くような感じになってしまいましたけれど。

お隣にはけっこう大きめの公園があるのが見え、そちらが「九頭竜公園」で、どうやら色々なモニュメントなんかもあったみたいです。

雨にやられて公園までは足を延ばさなかったのですが、どうせなら行けばよかったな~と、ちょっと後悔です。また次に聖蹟桜ヶ丘に訪れる機会があれば、その際には公園にも行ってみようと思います。

九頭龍神社と言えば、僕は真っ先に箱根にある九頭龍神社を思い出します。もう何年も前になりますが、冬の箱根にて、嫁と二人で雪の中をひたすら歩いて参拝した覚えがあるんです。船で行ったりレンタサイクルで行ったりする方法もあるみたいなのですが、そんなことを知らない僕たちは、なかなかの距離を徒歩で。

まだ神社巡りを始めたばかりの頃でして、とても印象に残っている神社なんです。

こちらの関戸九頭龍神社が箱根の九頭龍神社と関係があるのかどうかはわかりませんでしたが、今回の参拝で、箱根の九頭龍のことなども懐かしく思い出しました。また行きたいな~と。

箱根に訪れたのはまだこのブログを始める前でしたので、記事として残せていないのも心残りです。近々嫁と相談の上、箱根旅行でも計画してみようと思います。

(※追記:この約3ヶ月後に箱根の九頭龍神社にも再度参拝することができましたので、そちらの記事は下記になります。)

この日は関戸九頭龍神社を含め、全部で三ヶ所の神社に参拝することができました。

『耳をすませば』の聖地巡礼もできましたし、最後に雨にやられはしましたが、とっても充実した時間を過ごすことができました。

載せ忘れていたのですが、こちらが嫁が目当てにしていたあらいぐまラスカルのマンホールです。

銀杏バージョンと桜バージョンの2種類ありました。

多摩市のラスカルのマンホール

f:id:inudenchi:20180613204323j:plain

この他にも、多摩市オリジナルのマンホールをいくつか写真に収めることができ、嫁も満足そうでした。

多摩市というのはなかなか来る機会がないのですが、またどこかで時間を作って、この地域の行ったことがない神社に出張してみようと思います。

この後僕たちは、昼飯も兼ねて昼間から一杯引っ掛け、ほろ酔いで帰路に就きました。

いい神社巡りができました。

 

御朱印

関戸九頭龍神社では御朱印は扱っていません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都多摩市関戸4-19-2です。

関戸九頭龍神社の公式サイトはこちらです。(本務社である熊野神社のサイト内に紹介ページがあります。)
http://shamu-sho.wixsite.com/sekido-kumanojinja/sekido-kuzuryujinja

 

電車

京王線 「聖蹟桜ヶ丘駅」から徒歩3~4分。

東口から出て、川崎街道を越えてすぐです。九頭竜公園の西側になります。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありませんが、神社前の道路に迷惑にならないようにでしたら、短時間駐車することは可能かと思われます。近くにコインパーキングもいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

多摩市の神社一覧

 

金比羅宮(多摩市/聖蹟桜ヶ丘)の御朱印と見どころ

金比羅宮の紹介

多摩市桜ケ丘にある金比羅宮の参拝レポートです。

読み方は「こんぴらぐう」です。映画『耳をすませば』の舞台として登場したことでも知られている神社で、桜ヶ丘いろは坂の途中に鎮座しています。最寄り駅は聖蹟桜ヶ丘駅です。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

『耳をすませば』のロケ地「金比羅宮」へ

この日は嫁の「聖蹟桜ヶ丘でマンホールの写真が撮りたい」という要望に答え、出掛けて来ました。

聖蹟桜ヶ丘には「あらいぐまラスカル」が蓋に描かれたマンホールがあるとのことで、それを写真に収めたいと。

その足でせっかくなので周辺の神社巡りをしよう、と言ういつもの流れではあるのですが、今回はそれにもう一つの目的が加わっています。

少々照れくさい言い方をしますと、いわゆる映画の「聖地巡礼」ってやつです。

聖蹟桜ヶ丘は、ジブリの映画『耳をすませば』の舞台として知られています。僕もそのことは知っていました。ですので事前に調べてみたところ、どうやら駅から徒歩圏内の「いろは坂」という坂を中心にして、ロケ地になっている場所が多いみたいです。

僕も嫁も特別に「耳をすませばが大好き!!」とかそういうわけではないのですが、普通にジブリ映画は好きですし、耳をすませばも何度も見ています。いい映画ですよね。

なのでそのモデルとなった場所があるのでしたら、やっぱり行ってみたくはなるものです。

僕は図らずも四谷にある須賀神社を以前訪れたのですが、これは『君の名は。』の聖地巡礼になってしまっています。

さらには別で書いているブログの方ですが、地元に帰省した際に遊びに行った公園も、『君の名は。』の聖地巡礼に。

今回も、神社巡りとマンホールのためやって来た聖蹟桜ヶ丘ですが、がっつりと『耳をすませば』の聖地巡礼になってしまいそうです。

聖蹟桜ヶ丘に降り立ち、この日最初に訪れたのは、駅の北側にある「小野神社」です。小野神社への参拝を終えた僕たちは、いったん駅に戻り、今度は南側のいろは坂を目指すことに。

駅前には散策マップがあり、耳をすませばの舞台も案内が出ています。

f:id:inudenchi:20180611213515j:plain

今回一番の目的地は、いろは坂の途中にある「金比羅宮」。ここは雫が杉村に告白された場所です。

駅からそこそこの距離はありそうですが、とりあえず金比羅宮までは行ってみようと。

この日の天気予報は曇りだったのですが、午後に雷雨になるとの予報も出ていて、じゃっかん雲行きが怪しいので少々急ぎ足で歩き始めます。

 

ご由緒

ご祭神は、日本神話の神様である大物主命(おおものぬしのみこと)です。国の守護神であり、蛇神、水神、雷神などの性格も持つ神様です。金毘羅大権現と同一ともされています。

創建は江戸時代の中後期です。この辺りの紺屋(染め物屋)であった井上林蔵という人物が、四国の金刀比羅宮から勧請したのが始まりとされています。鎮座地は、かつて新田義貞と北条泰家の軍勢が戦った場所でした。

社殿の造営は、江戸城や京都御所の造営に関わった宮大工、明王太郎が請け負っています。

社殿には壮麗な彫刻が施され、多くの額や絵馬が奉納され、大いに繁栄したそうですが、昭和33年に火災により焼失していまいます。ご神体は無事でした。

その後付近一帯の開発に伴い、昭和41年に、60メートルほど移動した現在の地に社殿が再建されました。

境内には、現存はしませんが、男に捨てられた娘が夜叉となり、藁人形を打ちつける丑の刻参りをして男を死に追いやったという、「物見の松」と呼ばれる老木があったそうです。

また、映画『耳をすませば』で、主人公の雫が野球部員の杉村から告白されるシーンで、モデルとなっている神社です。境内にはこれにちなんだ「恋みくじ」があります。

桜ヶ丘のパワースポットとしてだけではなく、映画の舞台としても人々に親しまれている神社です。

 

境内案内

すみません、境内案内という項でありながら、以下、ほぼ『耳をすませば』の聖地巡礼案内になります。

その過程にて、金比羅宮の境内も紹介させて頂きます。

映画の画像はnaverに上がっていたものを転載させて頂きました。

まず、前述もさせて頂きましたが、駅前には周辺の散策地図と、お隣に「青春ポスト」という、夢や目標を投函してください、と書かれたポストがありました。

f:id:inudenchi:20180611222930j:plain

 

駅からいろは坂に向かい歩き出します。

f:id:inudenchi:20180611222947j:plain

 

しばらく歩き橋を渡ると、前方に坂が見えてきました。あれがいろは坂です。

f:id:inudenchi:20180611223017j:plain

 

いろは坂に突入。どうやらここも映画に登場しているようです。

耳をすませばのロケ地

f:id:inudenchi:20180611223049j:plain
(画像出典:matome.naver.jp)

 

うねうねした坂を登って行きます。徒歩ですと真っ直ぐに突っ切れる階段があります。

f:id:inudenchi:20180611223300j:plain

 

けっこう長い階段に突入します。

f:id:inudenchi:20180611223316j:plain

 

ゆっくりゆっくり上ります。もうおっさんなので、膝や腰に負担を掛けぬよう。

f:id:inudenchi:20180611223332j:plain

 

振り返るとこんな感じです。ここは映画の中で雫が駆け下りた階段でした。

f:id:inudenchi:20180611223346j:plain

f:id:inudenchi:20180611223359j:plain
(画像出典:matome.naver.jp)

 

そして、長い階段を登り切った先、左手が目的地の金比羅宮です。こちらが入口です。

f:id:inudenchi:20180611223500j:plain

 

石鳥居の先には社殿が見えます。

f:id:inudenchi:20180611223523j:plain

 

鳥居の右手には金比羅宮と社名が刻まれた石碑。ここで間違いありません。

f:id:inudenchi:20180611223555j:plain

 

左には石の祠が並んでいましたので、手を合わせます。

f:id:inudenchi:20180611223642j:plain

 

一礼して鳥居をくぐり境内へ。大きな神社ではありませんが、綺麗に手入れされています。

f:id:inudenchi:20180611223658j:plain

 

右手には金比羅宮のご由緒と、その手前に「恋みくじ」です。

f:id:inudenchi:20180611223724j:plain

 

社殿へと進みます。映画では社殿前の石段に、雫と杉村が腰掛けてました。

f:id:inudenchi:20180611213034j:plain

 

まずは参拝します。

f:id:inudenchi:20180611223835j:plain

 

社殿を左斜め前から。

f:id:inudenchi:20180613184659j:plain

f:id:inudenchi:20180613184731j:plain
(画像出典:matome.naver.jp)

 

右斜め前からも。映画のワンシーンが浮かびます。

f:id:inudenchi:20180613184834j:plain

f:id:inudenchi:20180613184847j:plain
(画像出典:matome.naver.jp)

 

もう一度正面から。僕たち中年夫婦も、映画のように石段に腰掛けてみたりしちゃいました。年がいもなく…。

f:id:inudenchi:20180613184934j:plain

 

社殿の後ろは急な斜面になっていて、森です。

f:id:inudenchi:20180613185145j:plain

 

社殿から参道を見ますとこんな景色です。遠くで雷が鳴り、雨が今にも降りそうでしたので、金比羅宮を後にします。

f:id:inudenchi:20180613185200j:plain

 

雨が降り出す前に、少しだけ上まで行ってみることに。再び坂道を上ります。

f:id:inudenchi:20180613185214j:plain

 

すぐ左手に「天守台」がありました。こちらも映画でモデルになっている場所です。

f:id:inudenchi:20180613185234j:plain

f:id:inudenchi:20180613185245j:plain
(画像出典:matome.naver.jp)

 

天守台から下へと続く階段はこんな感じです。

f:id:inudenchi:20180613185324j:plain

 

いろは坂をさらにもう少し上りますと、左手にはこんな景色が広がっていました。いい眺めです。

f:id:inudenchi:20180613185337j:plain

 

その少し上にロータリーがあり、ここが映画で地球屋のあったロータリーか?と思って撮影したのですが…。ここではないことに後で気付きました。

f:id:inudenchi:20180613185401j:plain

 

地球屋のロータリーは、もっと上だったみたいです。雷が鳴り雨が降り始めたので、急いで駅まで戻ることにします。

f:id:inudenchi:20180613185415j:plain

 

走るように来た道を戻っていますと、行きは気付かなかったのですが、途中に公園がありました。「いろは坂桜公園」で、こちらも映画に登場してるみたいです。

f:id:inudenchi:20180613185431j:plain

 

公園からの眺めはこんな感じです。雨が強くなってきたので、急いで公園を後にし、駅まで駆け戻りました。

f:id:inudenchi:20180613185444j:plain

 

参拝を終えて

聖蹟桜ヶ丘駅から金比羅宮へは、急坂やら階段やらをそこそこ歩くことにはなりましたが、行ってみてよかったです。

楽しかったです。

『耳をすませば』は何度も見た映画なので、今回実際にそのモデルとなった場所を訪れてみて、なんとなくは頭の中で合致させることはできたのですが、できれば事前にじっくりもう一度見直してから来ればよかったな~と思ってしまいました。

そうすればさらに楽しめたのではないかと思います。

でも逆に、これから『耳をすませば』を見るときには、「あ、ここ行った場所だ!」という視点での見方も間違いなくできると思いますので、新たな楽しみができました。

今回唯一の心残りは、地球屋のロータリーまで行けなかったことです。

金比羅宮から少し上がった場所にもロータリーがありまして、僕はてっきりそこだと思ってしまったんです。ちゃんと確認すれば間違いに気付き、もう少し上まで行っていたのに…と。涙

ただそのとき、天気予報どおりに雷がゴロゴロと鳴り出し、雨も降り始めました。こりゃいかんと大慌てで来た道を戻ることとなり、結果的に大事なロケ地を一ヶ所見逃すという過ちを犯してしまいました。

無念です。

一応折りたたみ傘は一つ持っていたのですが、豪雨になる気配もあり、超早足で急な石段を下り、坂を下りました。

その途中、「いろは坂桜公園」がありましたので、そちらにも超急ぎ足で寄立ち寄りつつです。

雷もゴロゴロ鳴っていますし、雨も次第に激しくなりますし、けっこう必死でなんとか駅前まで辿り着きました。

地球屋のロータリーこそ見逃してしまいましたが、それでも『耳をすませば』の聖地巡礼も兼ねた小ハイキングは楽しかったです。

そしてロケ地としてももちろんですが、神社としての金比羅宮も静かで素敵な場所でした。

金比羅宮は、境内も広くはなく社殿も大きくはありません。山の中にひっそりと佇んでいます。社殿の後ろはけっこう深い森になっています。

周囲にはお洒落な家も並んでいるのですが、かつてこの辺りは新田義貞と北条泰家の軍勢が戦った場所とのことです。その当時はどんな景色が広がっていたのか、見てみたくなりますね。

もしかしたら土日などは聖地巡礼で多くの人が訪れるのかもしれませんが、この日は平日で、僕と嫁しかいませんでした。

社殿の前にて、映画の中のように腰掛けて写真を撮ってみたりもしてしまいました。中年夫婦が交互に。

のんびりと楽しい時間を過ごさせて頂きました。その後に雷が鳴り出し、大慌てにはなりましたが。

いつもの神社巡りにプラスして、映画の聖地巡礼という楽しみも満喫できました。

この後僕たちは、雨の降る中ではありましたが、もう一ヶ所駅のすぐ近くに「関戸九頭龍神社」があるのを地図で見つけていましたので、足早に向かいます。

 

御朱印

金比羅宮では御朱印は扱っていません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都多摩市桜ヶ丘1-54-4です。

金比羅宮の公式サイトはこちらです。(本務社である熊野神社のサイト内に紹介ページがあります。)
http://shamu-sho.wixsite.com/sekido-kumanojinja/sakuragaoka-konpira

 

電車

京王線 「聖蹟桜ヶ丘駅」から徒歩12~15分。

西口のロータリーを左(南)に進み、大きな交差点を直進。そのまま真っ直ぐ進むといろは坂で、その途中の左側にあります。徒歩ですとそれなりに急な坂と階段を上る形になります。バスの場合は駅から「桜ヶ丘二丁目/永山駅」方面に乗り、「浄水場前」バス停で下車すると徒歩3分ほどです。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。近くにも駐車場がありませんので、聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩かバスが確実です。あるいは平日など参拝者が少ない日で、ごく短時間で近隣の方のご迷惑にならないようにでしたら、短時間でしたら神社前の道路に駐車することは可能かと思われます。

 

周辺のパワースポット

 

多摩市の神社一覧

 

小野神社(多摩市/聖蹟桜ヶ丘)の御朱印と見どころ

小野神社の紹介

多摩市一ノ宮にある小野神社の参拝レポートです。

読み方は「おのじんじゃ」です。紀元前の創建とも考えられている古社で、武蔵国の一之宮として広く崇敬されてきた神社です。平安時代には源頼義と義家が訪れ、太刀一振りと詠歌一首を奉納しています。最寄り駅は京王線の聖蹟桜ヶ丘駅です。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

聖蹟桜ヶ丘の「小野神社」へ

僕は神社巡りがささやかな趣味であり、このようなブログも書かせて頂いております。

神社に出掛ける際には、ほとんど嫁と一緒に出掛けていまして、神社巡りは僕の趣味というより夫婦の趣味ですね。散歩の延長線になってるような感じで、それを口実に東京の様々な場所を歩いたり、地方に旅行に出掛けたりもしています。

そんな中、いつの間にやらうちの嫁が、新たな趣味を始めていたんです。

それが「マンホール」です。

どうやらマンホールの蓋のデザインというのが、けっこう流行ってるみたいなんです。地域によってデザインが違うみたいで、撮影してインスタに上げたり、収集したりするのが、特に女性の間で人気があるようです。

おっさんである僕は、そんなこと全く知りませんでした。

嫁と一緒に神社巡りで色んな地域に行きますと、確かに嫁はたまにマンホールの写真を撮っていました。で、見せてくれてたりもしましたので、蓋が地域によって違うということは僕も認識していましたが、そんなに流行っているとは。

中には、その場所ならではの凝ったデザインのものもあるみたいです。

そんなマンホールがきっかけで、この度僕たちは聖蹟桜ヶ丘に行くことになりました。

嫁が「あらいぐまラスカル」のマンホールが聖蹟桜ヶ丘にあるとの情報をどこかからか仕入れ、写真を撮りに行きたいと言い出したわけです。

聖蹟桜ヶ丘は多摩市でして、日本アニメーション株式会社の本社スタジオというのが市内にあり、その関係でラスカルのマンホールが作られたようです。

僕は特にマンホールに興味があるわけではありませんが、嫁に付き合い聖蹟桜ヶ丘まで行ってみることにしました。

多摩市というのは僕は普段行く機会がない地域ですし、聖蹟桜ヶ丘も地名だけは知っているものの、行くのは初めてです。

せっかくなので嫁のマンホールに付き合いつつ、駅周辺に神社があれば回ってみようと。

さらに聖蹟桜ヶ丘は、ジブリ映画「耳をすませば」の舞台になった場所だと聞いたことがありましたので、あわよくばその聖地巡礼的な散歩もしてみようと。

事前にマンホールの場所、駅周辺の神社、耳をすませばの舞台などを調べ、5月の下旬に出掛けました。

その最初の目的地が、こちらの記事で紹介する「武蔵国一宮 小野神社」です。

初めての聖蹟桜ヶ丘駅に降り立ち、地図を確認しながら小野神社を目指します。

 

ご由緒

ご祭神は、日本神話の神様である天ノ下春命(あめのしたはるのみこと)と、瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)です。

天ノ下春命は、知恵を司る神である八意思兼神の御子で、現在の秩父地方を支配していた知々夫国造の先祖ともされています。瀬織津姫命は天照大神とも関係が深いといわれる、水や川など治水の女神であり、祓い浄めの女神でもあります。

創建の年代は不明ですが、紀元前の安寧天皇の時代と考えられています。最初にその名が史料に見られたのが奈良時代になりますので、それ以前ということになります。

武蔵国開拓の祖神である天ノ下春命を主神としてお祀りしたのが始まりとされています。

武蔵国の一之宮から六之宮を合わせて祀った、武蔵国総社である六所宮(現在の府中にある大國魂神社)創建の際には、東殿第一次の席を与えられ、一之宮と称されました。

また、武蔵国八座と呼ばれる神社の一社にも数えられています。

平安時代には、源頼義と義家が訪れ、太刀一振りと詠歌一首を奉納しています。

その後も北条氏や太田道灌の崇敬を受け栄えますが、戦乱や多摩川の氾濫により被災したため、戦国時代に掛けて衰退してしまいます。

再興されたのは江戸時代。徳川二代将軍秀忠により再興され、一宮大明神として厚く信仰を集めました。

府中市にも同名の小野神社がありますが、多摩川の氾濫に伴い、遷座を繰り返した結果二社になったという説と、どちらかが本社でどちらかが分祠という説があります。

武蔵国一之宮として、現在も厚く信仰されている神社です。

 

境内案内

聖蹟桜ヶ丘駅から小野神社を目指して歩いていますと、途中右手に大きなケヤキの木が二本。元々この辺りに小野神社の一之鳥居があり、このケヤキは御神木とのこと。

f:id:inudenchi:20180610200323j:plain

 

ケヤキのお隣には、こんなモニュメントもありました。三つ巴の紋章が刻まれています。

f:id:inudenchi:20180610200340j:plain

 

ケヤキから長閑な川沿いの道を歩いて行きますと、右手に小野神社の境内。そのまま歩き正面の入口に回ります。こちらが入口の大鳥居です。

f:id:inudenchi:20180610200355j:plain

 

鳥居の脇には、これまた見事な大きなケヤキ。

f:id:inudenchi:20180610200409j:plain

 

入口の燈籠は、片方が太陽、片方が月を現すものでした。これは実際に灯りを入れなくても、昼間は太陽からの明り、夜は月明かりが入り、火を灯しているのと同じ効果があることを意味しているらしいです。

f:id:inudenchi:20180610200438j:plain

 

右の燈籠の奥には歌碑がありました。

f:id:inudenchi:20180610200451j:plain

 

鳥居には神紋の菊の紋章が入っています。一礼して鳥居をくぐり境内へ。

f:id:inudenchi:20180610200513j:plain

 

鳥居の先には狛犬さんと、随神門。

f:id:inudenchi:20180610200531j:plain

 

狛犬さんは比較的新しいものに見えます。こちらが左の狛犬さん。

小野神社の左の狛犬

 

こちらが右の狛犬さん。どちらも迫力のある顔をしています。

小野神社の右の狛犬

 

随神門へと進み、目が釘付けになりました。この随神門、彫刻が凄いです。

小野神社の隋神門

 

一番手前に龍、その奥にも龍です。

f:id:inudenchi:20180610200634j:plain

 

こちらは左の前面。上は四神の朱雀、下は獅子でしょうか。この随神門には、十二支と四神が彫られているとのこと。

f:id:inudenchi:20180610200658j:plain

 

こちらは右の前面。上には兎と、その脇には鼠もいます。

f:id:inudenchi:20180610200718j:plain

 

そして門の中、内側の左手を見上げると、雷神が。

f:id:inudenchi:20180610200740j:plain

 

右側には風神です。

f:id:inudenchi:20180610200806j:plain

 

門の中、両側には右大臣と左大臣。

f:id:inudenchi:20180610200831j:plain

 

後ろには四神の玄武です。

f:id:inudenchi:20180610201027j:plain

 

側面にも猿や猪や牛、龍(もしくは青龍)と虎(もしくは白虎)。色々います。

f:id:inudenchi:20180610201105j:plain

 

随神門からしばらく動けなかったのですが、一通り彫刻を眺めた後、先へ進みます。前方に赤い社殿が見えます。

f:id:inudenchi:20180610201141j:plain

 

参道の右手に手水舎です。

f:id:inudenchi:20180610201201j:plain

 

手水舎の後ろの建物には、日本古来の神道の神々の像である「木像随身倚像」が納められていると書かれています。こちらは一般公開はされていないようです。

f:id:inudenchi:20180610201219j:plain

 

手水舎にて、お清めをします。

f:id:inudenchi:20180610201231j:plain

 

右手前方には神輿庫。

f:id:inudenchi:20180610201504j:plain

 

参道の左手はこんな感じで開けています。奥には社務所が見えます。

f:id:inudenchi:20180610201521j:plain

 

拝殿へと進みます。緑の中の赤がひときわ鮮やかに見えます。

f:id:inudenchi:20180610201537j:plain

 

右手に、ハート型の窪みがある石がありました。どうやらこの石は、縁結びのパワースポットにもなっているみたいです。

f:id:inudenchi:20180610201550j:plain

 

拝殿の正面へ。なんだかとても綺麗です。

f:id:inudenchi:20180610195712j:plain

 

拝殿前にも狛犬さんです。こちらが左の狛犬さん。

f:id:inudenchi:20180610201620j:plain

 

こちらが右の狛犬さん。どちらも少し愛嬌のある顔立ちです。

f:id:inudenchi:20180610201634j:plain

 

派手な装飾などは一切ありませんが、鮮やかな赤が目を惹く社殿です。

f:id:inudenchi:20180610201649j:plain

 

僕と嫁しかいない境内にて、時間を掛けて参拝します。

f:id:inudenchi:20180610201703j:plain

 

拝殿を振り返り参道を見ますと、こんな景色です。

f:id:inudenchi:20180610201716j:plain

 

拝殿を右斜め前から撮影。絵になります。

f:id:inudenchi:20180610201730j:plain

 

社殿をぐるっと一周回れそうでしたので、右手の奥に進んでみます。

f:id:inudenchi:20180610201752j:plain

 

横からは後ろの本殿も見えました。

f:id:inudenchi:20180610201809j:plain

 

一周して社殿の左手へ。小さな祠がありましたので、手を合わせます。末社の秋葉神社でした。

f:id:inudenchi:20180610201850j:plain

 

祠のお隣には12柱の神様が合祀されている、境内社合殿です。参拝します。

f:id:inudenchi:20180610201908j:plain

 

社殿の左手からも本殿を。

f:id:inudenchi:20180610201922j:plain

 

こちらにも大きなケヤキがありました。ついつい見上げてしまいます。

f:id:inudenchi:20180610201936j:plain

 

一周して拝殿前に戻ります。

f:id:inudenchi:20180610201948j:plain

 

境内の右手には、もう一つ門がありましたので、そちらにも行ってみます。南門で、聖蹟桜ヶ丘駅から歩いて来ますと、こちらの門の方が近いです。南門の中には左右に古い狛犬さんがいました。

f:id:inudenchi:20180610202020j:plain

 

社務所の前には「御朱印受付所」と大きく書かれていたのですが、シャッターが閉まっていて残念ながらご不在でした。御朱印は頂けず。

f:id:inudenchi:20180610202043j:plain

 

境内の左手、入口近くにもう一つ境内社がありましたので、行ってみます。

f:id:inudenchi:20180610202107j:plain

 

こちらはお稲荷さんでした。可愛らしいお狐さんが護っていました。参拝します。

f:id:inudenchi:20180610202121j:plain

 

お稲荷さんのお隣に、小野神社のご由緒を発見。

f:id:inudenchi:20180610202133j:plain

 

一通り境内を散策し、最後にもう一度随神門を眺め、小野神社を後にしました。

f:id:inudenchi:20180610202146j:plain

 

参拝を終えて

武蔵国一宮と呼ばれる小野神社。

大鳥居をくぐってすぐの随神門が、とにかく凄かったです。彫刻が凄い。

小野神社ってどんな神社?と聞かれたら、随神門の彫刻が凄い神社だ、と即答すると思います。

見事な彫刻があらゆる面にびっしりと細かく施されていて、どれも一つ一つ迫力がありました。正面の龍にはじまり、獅子、虎、兎、牛、猪などの霊獣の他に、内側には怖い顔をした風神と雷神もいます。

僕も嫁も、鳥居をくぐっていきなり現れたこの見事な門に釘付けになってしまい、しばらく先に進めませんでした。

一周ぐるっと回りますと、様々な場所に様々な彫刻があるのを見つけることができ、ついつい興奮してしまいました。

この日は平日だったためか、参拝者も僕と嫁以外は一人お見掛けしただけです。あとは境内に誰もいない状態がほとんどでして、随神門も思う存分眺めさせて頂きました。

随神門には十二支と四神が彫られているらしいのですが、虎と龍は四神なのか干支なのかわからず…。また、十二支の蛇や羊なども自信を持って「これだ!」と言えるものが見つけられず、それがちょっとした心残りではあります。

猿を見つけたときは嬉しかったですけどね。

また、もう一つの門である南門の方には、中の両脇に古い狛犬さんがいて驚きました。門の中に狛犬さんがいるというパターンは、僕はここで初めて見ました。ガラスが反射してしまい、上手く写真には撮れなかったのが残念です。

随神門の印象が一番強くは残っていますが、広い境内の中に佇む赤い社殿も素敵でしたし、入口の大鳥居脇、末社殿の前にあったケヤキの木も大きくて迫力がありました。

駅から小野神社までの間にあった、かつて一之鳥居があったという場所にある、二本のケヤキも素晴らしかったです。小野神社を訪れる際には、是非そちらにも立ち寄ってみてください。

時間を掛けて境内を散策し、最後に御朱印を頂きたかったのですが、残念ながらこの日は社務所が閉まっていて頂けませんでした。お電話もさせて頂いたところ、その日は一日戻らないとのことでしたので、諦めます。

事前に御朱印の有無など調べた際に、「事前に電話確認をしてください」と出てたんですけどね。まぁ頂けるだろう、と高をくくって行きましたら、見事に閉まっていました。

これもまた縁だと思いますので、後日改めて伺おうと思っています。(次項で紹介している御朱印は、後日改めて参拝した際に頂いたものになります。)

御朱印ありきの参拝ではなく、参拝ありきの御朱印だと思っていますので、どうしても御朱印を頂かなくてもいいんですけどね。

立派な随神門も見れましたし、広々とした境内をのんびりと散策させて頂き、いい参拝ができました。

府中にも小野神社があり、元々はこちらの小野神社と一つだったという説もありますので、是非そちらにもいつか訪れてみたいと思います。

また、僕は府中の大國魂神社には何度か訪れたことがあるのですが、大國魂神社には武蔵国の一之宮から六之宮までが祀られているとのことで、この小野神社が一之宮だということも初めて知りました。

ちなみに一から六の宮は以下になります。

  • 一之宮…小野神社(多摩市)
  • 二之宮…小河神社(あきる野市)
  • 三之宮…氷川神社(さいたま市)
  • 四之宮…秩父神社(秩父市)
  • 五之宮…金鑚神社(児玉郡神川町)
  • 六之宮…杉山神社(横浜市緑区)

この中で僕は、今回訪れた小野神社と、以前に秩父神社にも訪れていますので、六宮のうち二つには参拝したことになります。

あと四つ、いつか回ってみたいです。

小野神社を後にした僕たちは、次の目的地へ。

映画「耳をすませば」の聖地巡礼を兼ねて、いろは坂と金比羅宮を目指します。

 

御朱印

こちらが小野神社の御朱印です。後日改めて参拝し、頂いたものになります。

小野神社の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印の受付日、時間などは不定期です。御朱印を頂きたい方は、事前に電話確認や予約を入れておくのが確実です。土日の日中は比較的いらっしゃることが多いとのことですが、平日は不在のことも多いようです。小野神社の電話番号は「042-338-1151」です。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都多摩市一ノ宮1-18-8です。

小野神社の公式サイトはこちらです。
http://onojinja.or.jp/

 

電車

京王線 「聖蹟桜ヶ丘駅」から徒歩7~9分。

西口のロータリーを右(北)に進み、大きな交差点を左折。右手に大きな二本のケヤキがあるので、その先を左斜めに入って行きます。

 

駐車場

2台だけ停められる参拝者用の駐車場があります。駅周辺にはコインパーキングもいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

多摩市の神社一覧

 

世田谷八幡宮(世田谷区)の御朱印と見どころ

世田谷八幡宮の紹介

世田谷区宮坂にある世田谷八幡宮の参拝レポートです。

読み方は「せたがやはちまんぐう」です。旧世田谷村の鎮守です。境内には土俵があり、盛んな奉納相撲でも知られ、現在も東京農業大学相撲部により奉納が行われています。東急世田谷線の宮の坂駅が最寄り駅で、線路を挟んだ反対側には、招き猫で有名な豪徳寺があります。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

相撲の名所「世田谷八幡宮」へ 

世田谷八幡宮には、4月の下旬に訪れました。曇り空ではありましたが、暑くもなく寒くもなく、お散歩にはちょうどよい気候の時節です。

この日は東急世田谷線沿いの神社をいくつか巡るため、朝から嫁と二人で出掛けて来ました。

僕は東京の三鷹市在住なのですが、世田谷線というのは普段乗る機会がなかなかない路線です。東京に住んで20年ほどになりますけれど、もしかしたら一度も乗ったことがないのでは?というくらい、利用した覚えがないんです。

今回、吉田松陰をお祀りした松陰神社というのが世田谷線沿いにあることを知り、是非とも訪れてみることに。で、せっかくなのでその周辺の神社も巡ってみようという流れです。 

まずは新宿から小田急線に乗り豪徳寺駅で下車。豪徳寺というのも名前だけは聞いたことがあったのですが、お寺に訪れたこともありませんし、駅を降りるのも初めてです。

そこから人生初だと思われる世田谷線に乗り換え、まずは三軒茶屋近くの「太子堂八幡神社」に参拝。

続いては徒歩にて約一駅分ほど移動し、地図で見つけた「若林稲荷神社」へ。さらにまたまた約一駅分を徒歩で移動し、「松陰神社」を訪れます。

松陰神社からは再び世田谷線に乗り、こちらの記事で紹介する「世田谷八幡宮」へと向かいます。世田谷八幡宮が、この日訪れる4ヶ所目の神社です。

世田谷八幡宮の最寄り駅である宮の坂駅は、小田急から乗り換えた山下駅の一つ手前です。駅を出ますと、地図を確認するまでもなく、緑が茂るエリアがすぐ近くに見えまして、どうやらそこが境内のようです。

ちなみにですが、豪徳寺というお寺はてっきり最寄が豪徳寺駅かと思っていましたら、どうやらこの宮の坂駅みたいです。世田谷八幡宮からは線路を挟んだ反対側にあるとのこと。

豪徳寺には、奉納された招き猫が無数に並んでいる凄い場所があるとの情報を嫁が持っておりましたので、世田谷八幡宮に参拝後、行ってみることにしました。さらには安政の大獄で吉田松陰らを死に追いやった井伊直弼のお墓もあるみたいです。直前に訪れた松陰神社には、境内に吉田松陰のお墓がありましたので、そのすぐ近くに井伊直弼のお墓があるとは。

朝からの神社巡りでおなかもだいぶ空いてきた頃ではありますが、宮の坂駅にて世田谷八幡宮と豪徳寺、この二つをまずは周ってみることにします。

先に世田谷八幡宮へ。

駅からはすぐ近く、3~4分だったかと思います。

交差点を渡ると左手に駐車場、右手に入口の鳥居が姿を現し、無事世田谷八幡宮に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、八幡神と同一である応神天皇(おうじんてんのう)、その父であり日本武尊命の子である仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)、応神天皇の母であり仲哀天皇の皇后である神功皇后(じんぐうこうごう)の三柱です。

八幡神をお祀りする神社ですので、総本社は大分県の宇佐市にある宇佐神宮です。

創建は平安時代の中期の寛治5年です。陸奥・出羽(現在の東北地方)を舞台とした戦役である後三年の役にて勝利を収めた源義家が、その帰途に宮の坂の地で豪雨に遭い、天候の回復を待つ間滞在しました。そしてこの度の戦勝は八幡大神の加護によるものと考え、宇佐八幡宮より分霊をこの地に勧請し、祀ったのが始まりとされています。

戦国時代には、世田谷城主七代目の吉良頼康が社殿を再興させました。この時が実質的な創建とも考えられているようです。

境内には土俵や力石があり、かつてはその勝敗により豊作凶作を占った奉納相撲なども盛んに行われていたそうです。江戸郊外三大相撲の一つにも数えられ、現在でも秋の例祭では東京農業大学相撲部により奉納相撲が行われています。

神社の脇には宮の坂という坂があり、世田谷線の宮の坂駅はそれに由来しています。

明治には一度社名が宇佐神社に改称されましたが、第二次大戦後に世田谷八幡宮に戻されました。

現在の社殿は昭和39年に造営されたもので、その社殿内には江戸時代後期に造営された旧本殿が納められています。

旧世田谷村の鎮守として、古くから厚く信仰されている八幡さまです。

 

境内案内

宮の坂駅から歩いて行きますと、世田谷八幡宮の入口は道路の右手になります。

f:id:inudenchi:20180603214407j:plain

 

道路を挟んだ反対側に駐車場と社務所があります。

f:id:inudenchi:20180603214426j:plain

 

一礼して鳥居をくぐります。緑が綺麗です。

f:id:inudenchi:20180603214447j:plain

 

鳥居の先にはもう一つ石鳥居があり、その後ろに石段が延びています。

f:id:inudenchi:20180603214518j:plain

 

右手には境内社の厳島神社がありました。こちらは後ほど参拝することに。

f:id:inudenchi:20180603214533j:plain

 

左手には神輿庫が並んでいます。

f:id:inudenchi:20180603214547j:plain

 

厳島神社の鳥居脇に、世田谷八幡宮のご由緒です。

f:id:inudenchi:20180603214603j:plain

 

二つ目の鳥居をくぐります。

f:id:inudenchi:20180603214619j:plain

 

石段の手前、左手には使われていない手水鉢がありました。

f:id:inudenchi:20180603214633j:plain

 

石段を上ります。社殿の一部が下からでも見えます。

f:id:inudenchi:20180603214647j:plain

 

石段を上がると、参道が少し左に折れて、その先に社殿があります。大きな木が何本も茂っていて森のようです。

f:id:inudenchi:20180603214701j:plain

 

右手の下に土俵が見えました。後ほど行ってみます。

f:id:inudenchi:20180603214715j:plain

 

参道の左に手水舎です。

f:id:inudenchi:20180603214732j:plain

 

お清めをします。手水舎には龍がいました。

f:id:inudenchi:20180603214745j:plain

 

手水舎の龍越しに社殿を。

f:id:inudenchi:20180603214800j:plain

 

左手の奥には神楽殿です。神楽殿の後ろにも大きな木が何本も聳えています。

f:id:inudenchi:20180603214816j:plain

 

ひときわ目を惹く立派な松も。

f:id:inudenchi:20180603214835j:plain

 

参道の右手はこんな感じです。

f:id:inudenchi:20180603214854j:plain

 

参道を進むと狛犬さんです。こちらが左の狛犬さん。

世田谷八幡宮の左の狛犬

 

こちらが右の狛犬さんです。どちらも子供がいます。

世田谷八幡宮の右の狛犬

 

子供が親を見上げている姿が可愛かったので、左右の狛犬さんを別角度からも載せてみます。

f:id:inudenchi:20180603214939j:plain

 

拝殿へと進みます。後ろの緑も綺麗です。

f:id:inudenchi:20180603213335j:plain

 

境内は広いです。参道の右手が広々としています。

f:id:inudenchi:20180603215022j:plain

 

拝殿は赤と白を基調とした建物で、けっこう大きいです。

f:id:inudenchi:20180603215038j:plain

 

静かな空気の中、参拝します。

f:id:inudenchi:20180603215058j:plain

 

拝殿を振り返るとこんな景色です。

f:id:inudenchi:20180603215111j:plain

 

境内を散策してみます。まずは拝殿を右斜め前から。

f:id:inudenchi:20180603215130j:plain

 

拝殿の右手前には、力石が並んでいる場所がありました。

f:id:inudenchi:20180603215151j:plain

 

境内の右奥へと道が延びていましたので、行ってみます。ちょっとした森ですね。

f:id:inudenchi:20180603215209j:plain

 

大きな木の向こうにもう一つ鳥居がありました。東鳥居です。世田谷八幡宮には、そちらからも出入りできるようです。

f:id:inudenchi:20180603215228j:plain

 

奥に境内社がありました。

f:id:inudenchi:20180603215304j:plain

 

境内社の前には狛犬さんです。右の狛犬さんの子供が、親の尻尾を噛んでいるという、珍しい狛犬さんでした。

f:id:inudenchi:20180603215318j:plain

 

境内社は戦没者を祀った招魂社でした。参拝します。お隣には碑もありました。

f:id:inudenchi:20180603215344j:plain

 

さらに右奥にももう一つ境内社が見えましたので行ってみます。手水舎もありました。

f:id:inudenchi:20180603215358j:plain

 

こちらの境内社は高良神社です。参拝します。

f:id:inudenchi:20180603215412j:plain

 

招魂社や高良神社の側から境内を見ますと、こんな感じです。

f:id:inudenchi:20180603215432j:plain

 

再び拝殿前に戻ります。こちらは拝殿を左斜め前から。

f:id:inudenchi:20180603215447j:plain

 

顔出しパネルがありましたので、ついつい嫁と交互に撮影を。

f:id:inudenchi:20180603215503j:plain

 

拝殿に向かい左手に授与所があります。

f:id:inudenchi:20180603215520j:plain

 

御朱印を頂こうとしたところ、この時間は書き置きのみとの案内が出ていました。セルフサービスで書き置きのものを頂きました。

f:id:inudenchi:20180603215535j:plain

 

神楽殿の裏にトイレがありまして、その前にあった松が素晴らしかったので、撮影。

f:id:inudenchi:20180603215554j:plain

 

拝殿前を後にします。

f:id:inudenchi:20180603215614j:plain

 

境内右手にある土俵へ。観客席もありますので、ここで相撲が行われるのを見てみたくなります。

f:id:inudenchi:20180603215637j:plain

 

入口にあった厳島神社へ。厳島神社への鳥居は二つあります。

f:id:inudenchi:20180603215726j:plain

 

境内への大鳥居側にある入口から、厳島神社へ。

f:id:inudenchi:20180603215746j:plain

 

池に掛かる橋の先に、祠が見えます。

f:id:inudenchi:20180603215812j:plain

 

池には亀や鯉や鴨がたくさん。賑やかです。

f:id:inudenchi:20180603215831j:plain

 

厳島神社に参拝します。

f:id:inudenchi:20180603215847j:plain

 

脇には水が流れ、蛙も載っかっていました。

f:id:inudenchi:20180603215901j:plain

 

厳島神社のさらに奥には、世田谷区の花である「さぎ草」苑がありました。見頃は夏みたいですね。一通り付近を散策し、世田谷八幡宮を後にしました。

f:id:inudenchi:20180603215917j:plain

 

参拝を終えて

世田谷八幡宮は境内が広かったです。木々もかなり多く、森の中にある神社といった感じです。

ついつい見惚れてしまう大きな木がいたるところにあるのですが、石段の上、神楽殿の裏手にあるトイレの前にあった大きな松が、個人的には一番印象に残っています。嫁のトイレを待っている間、ずっと一人で見上げていたせいかもしれませんが。

境内社の高良神社側にある、東鳥居付近にも大くて存在感のある木が何本もありました。

緑が多い境内は、歩いているだけで気持ちが良くて癒されます。

赤と白を基調とした社殿と、その後ろの緑との調和も綺麗でした。この日は生憎の曇り空でだったのですが、これが青空で晴れ渡っていたら、きっと緑がもっと鮮やかに見えていたかもしれません。

厳島神社、招魂社、高良神社の三つの境内社は、どれも静かにひっそりと、森の中に佇んでいる感じがしました。

特徴的だったのは、狛犬さんの子供たちです。

拝殿前の狛犬さんは、どちらも子供が親を見上げていて可愛かったですし、招魂社の前にいた狛犬さんは、片方の子供が親の尻尾を噛んでいるという珍しいものでした。

そして、テンションが上がってしまったのは土俵です。

僕は相撲にそこまで興味があるわけではないのですが、最近一度くらいは生で見てみたいな~と思い始めていたりもするんです。

子供の頃にはこども相撲みたいのに参加した覚えもありますが、ガチの大人の相撲というものをこれまで一度も生で見たことがないので、きっと生で見たらかなり迫力があるんだろうな~と。

土俵というものも普段の生活ではなかなか見る機会がないですけど、神社巡りをしていますと、たま~に出会います。これまでもいくつかの神社で目にしています。

そんな中で、世田谷八幡宮の土俵はひときわ立派なものではないかと。

土俵自体は他の神社で見たものと変わらない気がするのですが、世田谷八幡宮にはなんと観客席まであるんですよ。少々大げさかもしれませんけど、ローマのコロッセオみたいな造りになってるんです。

これはついつい、土俵にあがってポーズを取りたくなってしまいます。

誰も人がいなかったので、一瞬土俵に上がってみたい衝動に駆られましたが、そこはしっかり嫁が止めてくれました。

神聖なものですからね、土俵は。

この土俵では年に一度、秋の例祭時に大学の相撲部が奉納相撲を現在も行ってるとのことです。

動画がありましたので、載せてみます。

この動画を見ていますと、ますます生で相撲を見てみたくなってきました。

両国国技館も一度も行ったことがないので、検討してみようと思います。

と、なんだか相撲のことばかり書いてしまいましたが…

世田谷八幡宮では森の中にいるような、そんな気持ちよい時間を過ごさせて頂きました。

参拝できてよかったです。

この日訪れた4ヶ所の神社はどれも素敵で、いい神社巡りができました。

世田谷八幡宮を後にした僕たちは、線路の反対側にある豪徳寺へと向かいます。

豪徳寺については、僕が別で書いているこちらのブログで記事を書いていますので、よかったらご覧頂けますと嬉しいです。

 

御朱印

こちらが世田谷八幡宮の御朱印です。

世田谷八幡宮の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、9時半から16時までです。時間帯によっては、書き置きのものになります。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都世田谷区宮坂1-26-3です。

世田谷八幡宮の公式サイトはこちらです。
https://80000.or.jp/

 

電車 

世田谷線 「宮の坂駅」から徒歩3~4分。

豪徳寺駅方面の出口から出て、前の道路を左です。交差点を渡ると右手にすぐです。

小田急線 「豪徳寺駅」 / 世田谷線 「山下駅」から徒歩8~10分。

世田谷線の線路沿いを南下して、宮坂駅前交差点を右折です。

 

駐車場

約30台停められる参拝者用の駐車場があります。

 

周辺のパワースポット

 

世田谷区の神社一覧

 

松蔭神社(世田谷区)の御朱印と見どころ

松蔭神社の紹介

世田谷区若林にある松陰神社の参拝レポートです。

読み方は「しょういんじんじゃ」です。幕末の思想家である吉田松陰をお祀りしている神社で、境内には松下村塾を模した建物や、吉田松陰の墓碑。伊藤博文、木戸孝正などが寄進した26基の燈籠があります。最寄り駅は東急世田谷線の松陰神社前駅です。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

世田谷の「松蔭神社」へ

吉田松陰といえば、幕末の重要人物として必ず名前が挙がる人物で、討幕論を唱えた長州藩出身の思想家です。私塾である「松下村塾」を開き、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文、山県有朋など明治維新に関わる多くの人材を育てた人物です。最後は安政の大獄により投獄され、30歳という若さで獄中で刑死したことでも知られています。

吉田松陰はNHKの大河ドラマでもよく登場しているみたいです。僕は大河ドラマを見る習慣がなく残念ながら見ていないのですが、最近では2015年の『花燃ゆ』で伊勢谷友介さんが、2013年『八重の桜』では小栗旬さんが、2010年『龍馬伝』では生瀬勝久さんが、それぞれ松陰を演じています。

僕も幕末という時代は大好きでして、子供の頃から伝記なども読んだりしていました。小学校の自由研究で新撰組についてまとめたこともあります。

ですのでもちろん、吉田松陰も好きです。深い知識を持ち合わせるほどではありませんが、彼の生涯だったり松下村塾の様子だったり、そういうことを考えると心踊るものがあります。

そしてなんと、吉田松陰をご祭神として祀っている「松陰神社」なる神社があったんです。

松陰の出身地である山口県の萩市と、東京の世田谷の二ヶ所に。

僕は東京在住ですので、山口まではなかなか気軽には行けません。しかし世田谷の方でしたら、いつでも行こうと思えば行けてしまいますし、是非とも行ってみたいです。

元々は嫁が松陰神社の御朱印画像をどこからか見つけてきまして、僕はその存在を知りました。吉田松陰の月命日である27日に参拝すると、お姿の入った御朱印が頂けるとか。

そんな情報を仕入れましたので、せっかくなので参拝するなら27日にと決め、GW直前の4月27日に嫁と二人で訪れることにしました。

さらにはその足で周辺の神社巡りも決行します。松陰神社は東急世田谷線沿いにありましたので、同路線沿いの神社をいくつかピックアップします。

朝からの神社巡りでまず最初に訪れたのは、三軒茶屋にも近い「太子堂八幡神社」です。参拝を終え、続いては地図にて見つけた「若林稲荷神社」へ徒歩にて向かいます。

そして三ヶ所目が松陰神社です。若林稲荷からはおおよそ一駅分くらいの距離があったのですが、世田谷線は駅と駅の距離がそこまで離れていないので、じゅうぶん歩けてしまいます。

てくてくと住宅街を歩き、環七を渡り若林駅を通過し、10分ほどでしょうか。

ひときわ緑が茂っている場所があり、そちらが松陰神社でした。

無事到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、幕末の思想家・教育者である吉田松陰が神格化された吉田寅次郎藤原矩方命(よしだとらじろうふじわらののりかたのみこと)です。吉田松蔭は、明治維新に関わる多くの人物を、松下村塾にて育成したことでも知られています。

創建は明治15年です。松陰は江戸時代後期の安政の時代に、井伊直弼による安政の大獄により30歳で刑死しています。その4年後に、門下生であった高杉晋作や伊藤博文らによって、小塚原の寺院にあった松陰のお墓が、現在の地に改葬されました。そして明治15年になり、門下生だった人々によりお墓のそばに社が築かれ、御霊が祀られました。

現在の社殿は昭和2~3年に掛けて造営されたものになります。

境内には松下村塾を模した建物や、伊藤博文、木戸孝正、山縣有朋、桂太郎、乃木希典、井上馨、青木周蔵などが寄進した26基の燈籠もあります。

また、境内墓域には松陰や彼に学んだ人物たちの墓碑があります。この墓域は幕末に徳川勢により一度は破壊されたのですが、明治になって木戸孝允により修復されました。墓域の鳥居は木戸孝允が寄進したものです。隣接地には桂太郎のお墓もあります。

近くには豪徳寺というお寺があり、そちらには安政の大獄で松陰を刑死させた井伊直弼のお墓があります。

明治維新に大きな影響を与えた吉田松陰が神格化され、近年では学問の神様としても崇敬を集め、多くの参拝者が訪れる神社です。

 

境内案内

松蔭神社の入口は、交差点の一角にあります。

f:id:inudenchi:20180529205232j:plain

 

入口の綺麗に咲いているつつじの脇に、かつて一之鳥居に掛けられていた扁額がありました。地震で落下してしまったそうです。

f:id:inudenchi:20180529205244j:plain

 

参道の正面に立ちます。鳥居が黒ですね。

f:id:inudenchi:20180529205257j:plain

 

黒い鳥居がかっこいいです。後ろの緑も綺麗です。

f:id:inudenchi:20180529205309j:plain

 

鳥居の脇にはご由緒。

f:id:inudenchi:20180529205322j:plain

 

一礼して鳥居をくぐります。五瓜に卍というのが吉田家の家紋のようです。

f:id:inudenchi:20180529205338j:plain

 

参道は広々としていて気持ちいいです。桜の木も並んでいましたので、きっと春にはまた違う景色が楽しめるんでしょうね。

f:id:inudenchi:20180529205355j:plain

 

参道では野点茶店が開かれていました。休憩している人がちらほらいます。

f:id:inudenchi:20180529205425j:plain

 

右手に神輿庫です。

f:id:inudenchi:20180529205451j:plain

 

左手が神楽殿。この神楽殿は毛利家より寄贈されたものだそうです。

f:id:inudenchi:20180529205506j:plain

 

社殿の姿もじょじょにしっかりと見えてきました。右手には大きな楠が何本も茂っています。

f:id:inudenchi:20180529205520j:plain

 

右手に吉田松陰先生の像です。明治23年に製作されたものとのこと。

f:id:inudenchi:20180529205533j:plain

 

像の向かい側、参道の左手が手水舎です。

f:id:inudenchi:20180529205547j:plain

 

お清めをします。手水舎の後ろには、松蔭神社道の道標や、明治から昭和にかけての思想家である徳富蘇峰が植樹した碑などがあります。

f:id:inudenchi:20180529205604j:plain

 

参道に戻ります。社殿とその前に並ぶ燈籠、大きな楠など、全体的に素敵な景色になっています。

f:id:inudenchi:20180529205626j:plain

 

月命日の例大祭限定御朱印の案内も出ていました。

f:id:inudenchi:20180529205643j:plain

 

拝殿はけっこうでかいです。手前の楠もでかいです。

f:id:inudenchi:20180529204802j:plain

 

拝殿へと進みます。五瓜に卍の神紋が印象的です。

f:id:inudenchi:20180529205731j:plain

 

吉田松蔭に想いを馳せつつ、参拝。

f:id:inudenchi:20180529205928j:plain

 

拝殿の中、右手には大きな虎の絵である「松下虎図」が掛けられていました。これは松蔭の名前である寅次郎に因んでいるようです。

松下虎図

 

拝殿から参道を見ますと、こんな景色になっています。

f:id:inudenchi:20180529210025j:plain

 

境内を散策してみます。拝殿を右斜め前から、大楠越しに。

f:id:inudenchi:20180529210042j:plain

 

右手には大楠が何本も聳えています。石碑があり休憩できるスペースもありました。

f:id:inudenchi:20180529214759j:plain

 

境内の右奥が、松下村塾を模した建物のあるエリアです。行ってみます。

f:id:inudenchi:20180529214820j:plain

 

実際の建物と同じ造りになっているとのことで、テンションも上がります。

f:id:inudenchi:20180529214837j:plain

 

入口には、実際の松下村塾にあった瓦が展示されていました。

f:id:inudenchi:20180529214851j:plain

 

こちらにも松蔭先生の像です。

f:id:inudenchi:20180529214903j:plain

 

建物の左手から中を覗いて行きます。

f:id:inudenchi:20180529214932j:plain

 

手前の部屋が「講義室」と書かれています。こういう部屋で松蔭は教えていたんですね。下に見える石を紐で結んだものは、結界のような役割のものらしいです。

松下村塾

 

講義室を正面からも。奥には松蔭が描かれた掛け軸もありました。

f:id:inudenchi:20180529215127j:plain

 

突き当たりには記念碑です。

f:id:inudenchi:20180529215145j:plain

 

その奥には、松下村塾に関する説明が書かれていましたので、目を通します。

f:id:inudenchi:20180529215202j:plain

 

松下村塾の前から社殿の方を見ると、こんな景色です。楠が凄いですね。

f:id:inudenchi:20180529215231j:plain

 

再び拝殿前に戻ります。拝殿の左手、画像では正面に見えるのが社務所です。

f:id:inudenchi:20180529215311j:plain

 

授与所にて御朱印を頂きました。例大祭の日の御朱印は書き置きのみとの案内も出ていました。

f:id:inudenchi:20180529215327j:plain

 

拝殿を左斜め前からも撮影。

f:id:inudenchi:20180529215339j:plain

 

参道を少し戻ると、境内に奉献されている燈籠の案内がありました。そうそうたる名前が並んでいますね。

f:id:inudenchi:20180529215409j:plain

 

左右にこんな感じで燈籠が並んでいます。こちらは参道の右手です。そちらにはひときわ大きな楠も。

f:id:inudenchi:20180529215436j:plain

 

楠をしばらく見上げ、ボケ~としてみます。

f:id:inudenchi:20180529215511j:plain

 

時間を掛けて燈籠を一つ一つ見てみます。挙げたらきりがありませんので一部だけ紹介します。字が薄いのですが、左上が伊藤博文、左下が桂太郎、右上が山県有朋、右下が乃木希典です。

f:id:inudenchi:20180529215531j:plain

 

右手の燈籠の奥には、何の石でしょうか、長方形に切られた石が並んでいました。

f:id:inudenchi:20180529215548j:plain

 

左手にも道が延びていて、その先にお墓があるようです。行ってみます。

f:id:inudenchi:20180529215627j:plain

 

途中、木の根元に大黒天さまが祀られていましたので、手を合わせます。

f:id:inudenchi:20180529215641j:plain

 

墓域の入口にも鳥居があるのが見えます。

f:id:inudenchi:20180529215659j:plain

 

一礼して鳥居をくぐり、墓域へ。

f:id:inudenchi:20180529215712j:plain

 

右に折れると、もう一つ鳥居です。こちらが木戸孝允が寄進した鳥居です。

f:id:inudenchi:20180529215730j:plain

 

突き当たりに吉田松蔭のお墓がありました。手を合わせます。

吉田松蔭のお墓

 

手前には徳川家から奉納された燈籠がありました。一度お墓を破壊したお詫びとして、奉納されたそうです。

f:id:inudenchi:20180529215802j:plain

 

右の奥には長州藩の戦死者招魂碑です。この他にも周囲にはいくつか墓碑がありました。

f:id:inudenchi:20180529215821j:plain

 

お墓参りを終え、戻ります。境内の左手前にあたる場所が駐車場になっていて、そこには立派な参集殿がありました。

f:id:inudenchi:20180529215838j:plain

 

一通り境内を散策し、松蔭神社を後にします。

f:id:inudenchi:20180529215850j:plain

 

来る時には気付かなかったのですが、鳥居の左手、駐車場の入口には大きな木と、何故かトーテンポールがありました。

f:id:inudenchi:20180529215902j:plain

 

参拝を終えて

松陰神社は見どころがたくさんで、どれもこれも目を惹くものばかりの神社でした。

僕は勝手ながら、訪れる前にはそんなに大きな神社を想像してなかったんです。なんとなく小さな神社なんだろうな~と。

ところがどっこい、思っていたよりも大きく、境内も広かったです。

まず入口には黒い大きな鳥居があり、その姿がなんだかかっこよくて印象的でした。そこから真っ直ぐに延びる参道も素敵です。

境内には大きな桜や大きな楠が何本も茂っているのも見えて、それらの緑もとっても綺麗でした。

この日はGW前の平日だったのですが、参拝者は多かったです。もしかしたら月命日というのも関係あるかもしれませんが、鳥居をくぐる人の姿が途切れませんでした。

参道の突き当たりには、大きな屋根の拝殿があります。その中にあった「松下虎図」という虎と松の絵は迫力があり、見逃さずに良かったな~と。僕はそういうの、うっかり見逃すタイプですので…。拝殿の中、右手にありますので、是非見てみてください。

そして、個人的に一番テンションが上がってしまったのが、松下村塾を模した建物です。

実際の松下村塾は山口の萩に当時のまま保存されているとのことで、東京にあるのはそれを模したものです。

しかしレプリカとは言え、松下村塾というのがどんな感じだったのかはわかりますし、当時の光景などを色々と想像してしまいます。この場所(実際には萩ですが)で高杉晋作や伊藤博文が吉田松陰に学んだなんだな~と思うと、不思議な気持ちにもなります。

松下村塾は中に入ることはできませんが、外からじっくりと観させて頂きました。嫁と一緒にバッチリ記念撮影もさせて頂きました。

もう一つテンションが上がってしまったのが、燈籠です。僕は全然気付かなかったのですが、一基一基の燈篭に名前が刻まれているのを嫁が発見。薄く刻まれているので見えづらかったのですが、よく見ると伊藤博文、山縣有朋、乃木希典などの名前が。吉田松陰に学んだ人たちが、皆さん寄進したものなんですね。時間を掛けて一つ一つ確認してしまいました。

お墓のあるエリアは最後に訪れたのですが、そちらは周囲を緑に囲まれた静かな場所でした。突き当たりに墓碑が並んでいて、吉田松陰と、彼と関わりが深かったと思われる方々の墓碑が並んでいました。

お墓にはお花がお供えされていまして、それを見た時点で自分たちが手ぶらで来てしまったことに気付き、反省。お花を持って来ればよかったと…。申し訳ないです。次回訪れる際には、お花を用意して行きますのでお許しを。

授与所では、月命日限定の、お姿が入った御朱印を無事に頂くことができました。

御朱印と一緒に、こちらの栞も頂きました。吉田松蔭の栞、嬉しいですね。

f:id:inudenchi:20180529220337j:plain

拝殿への参拝、松下村塾、燈籠、お墓などなど、かなり時間を掛けて境内を散策させて頂いたので、いざ後にするとなると名残惜しいような、そんな気持ちになってしまいました。

もし吉田松陰がいなかったら、明治維新はどうなっていたんだろう?とか、今の日本は全く違う国になっていたのかな?とか、そんなこともあれこれと考えてしまったり。

そして、吉田松陰についてもっと知りたくなりました。学びたくなりました。

ちゃんと勉強したら、また改めて訪れてみようと思います。お墓にお供えするお花も忘れずに。

松陰神社、参拝できて良かったです。

この後僕たちは世田谷線に乗り、世田谷八幡宮へと向かいます。

 

御朱印

こちらが松陰神社の御朱印です。吉田松陰の月命日である毎月27日限定の御朱印で、書き置きのものを頂きました。

松蔭神社の月命日限定の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、9時から17時までです。また、神社自体の開門時間は7時から17時までです。

社務所の休務日がありその日は受け付けていません。休務日は公式サイトのトップペーで案内が出ていますので、確認してみてください。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都世田谷区若林4-35-1です。

松陰神社の公式サイトはこちらです。
http://www.shoinjinja.org/

 

電車

世田谷線 「松陰神社前駅」から徒歩3~4分。

駅の出口を出て目の前の松陰神社通り商店街を左(北上)に歩くとすぐです。

世田谷線 「若林駅」から徒歩7~8分。

豪徳寺方面の出口を出て東に真っ直ぐ進み、突き当りを左折です。

 

駐車場

境内に20台停められる参拝者用の駐車場があります。利用可能時間は7時~17時です。

 

周辺のパワースポット

 

世田谷区の神社一覧

 

若林稲荷神社(世田谷区)の御朱印と見どころ

若林稲荷神社の紹介

世田谷区にある若林稲荷神社の参拝レポートです。

読み方は「わかばやしいなりじんじゃ」です。かつては福寿稲荷神社と称されていました。若林地区の鎮守で、若林鎮守三社例大祭が毎年行われています。最寄り駅は東急世田谷線の若林駅です。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

世田谷の「若林稲荷神社」へ

この日は嫁を伴い、世田谷線沿いの神社巡りに出掛けて来ました。

僕は世田谷線という路線自体おそらく乗るのが初めてでして、その辺りは普段訪れる機会が全くないエリアです。

神社巡りをしていますと、これまで全く縁のなかった場所に行けるというのが一つの楽しみだったりもします。僕はもう東京に住んで20年ほどになるのですが、東京と言っても訪れたことがない場所だらけですからね。

僕たちの場合は車を持っておりませんので、基本的には電車と徒歩での神社巡りです。自分の足で歩くと、なんとなくではありますが、その土地を実感できる気もするんです。

神社巡りが東京の色々な場所を訪れるいいきっかけになっています。色々な駅にも降り立つことができますし、それもまた楽しいです。

ちなみにですが、東京には一体いくつの駅があるんだろう?と思いその数を調べてみたところ、なんと935駅(平成29年データ)もあるみたいです。それだけある駅の中で、自分が今まで降り立ったことがある駅なんて、きっとほんの僅かなんだろうな~と。

けっこう身近なところでも、降りたことがない駅ありますからね。

今回世田谷線沿いの神社を回るきっかけになったのは、吉田松陰を祀る松陰神社です。僕はそこまで深い知識は持ち合わせていませんが、幕末という時代は好きですし、吉田松陰も好きです。そんな吉田松陰を祀った神社があるのでしたら、これは是非とも行ってみたいです。

松陰神社は世田谷線の三軒茶屋方面にあるとのことですので、さっそく行ってみることにしました。

で、いつものパターンで周辺の神社も地図などで事前に調べ、回ってみることに。

まず最初に訪れたのは、西太子堂駅が最寄の太子堂八幡神社です。緑が多く、ウサギやインコなどもいる素敵な神社でした。

そして次に向かったのが、こちらの記事で紹介する若林稲荷神社になります。

元々は太子堂八幡神社への参拝後は、再び世田谷線に乗り、二駅先の松陰神社前駅まで行く予定でした。松陰神社に向かおうと。

しかしながら周辺の地図を見ていましたところ、太子堂八幡神社からも歩いて行けそうな距離に、若林稲荷神社という名前を見つけてしまったんですよ。

見つけたからには行かずにはいられません。

地図を頼りに世田谷の住宅街をてくてくと歩き、若林稲荷神社を目指します。

太子堂八幡神社からは、5分ちょっとだったかと思います。

赤い鳥居が目に入り、若林稲荷神社に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、五穀豊穣の神様である倉稲魂命(うかのみたまのみこと)と、日本人の総氏神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)です。

創建の具体的な年代は不明ですが、江戸時代の初期~中期と考えられています。経緯も不明です。

明治10年には、代田にあった天祖神社の別当寺(管理していたお寺)である常林寺が焼失してしまったため、天祖神社を合祀しています。これにより、ご祭神が稲荷神社の倉稲魂命と、天祖神社の天照大御神となっています。

現在の社殿は昭和59年に再建されたもので、それ以前のものは第二次大戦時の空襲により焼失しています。

かつては弁財天、大黒天、毘沙門天が合祀された末社があり、弁財天の池も境内にあったそうですが、今も残っているのは大黒天のみです。

現在の社名は若林稲荷神社ですが、かつては福寿稲荷神社と呼ばれていました。改称の経緯や時期などは不明です。

世田谷、若林の守り神として鎮座している神社です。

 

境内案内

若林稲荷は住宅街の中にありました。赤い鳥居と大きな木が見えます。

f:id:inudenchi:20180527215500j:plain

 

こちらが入口です。石段の上に社殿の姿も見えます。

f:id:inudenchi:20180527215516j:plain

 

一礼して鳥居をくぐり石段を上ります。

f:id:inudenchi:20180527215531j:plain

 

石段を上がったところには、ひときわ高く聳える木。ケヤキでしょうか。

f:id:inudenchi:20180527215620j:plain

 

すぐ正面が拝殿です。

f:id:inudenchi:20180527215634j:plain

 

左手に手水舎。

f:id:inudenchi:20180527215653j:plain

 

お清めをします。

f:id:inudenchi:20180527215705j:plain

 

手水舎の奥には立派な桜の木がありました。

f:id:inudenchi:20180527215719j:plain

 

拝殿へと歩を進めます。

f:id:inudenchi:20180527214356j:plain

 

拝殿前には神狐さんです。こちらが左の神狐さん。

若林稲荷神社の左の狐

 

こちらが右の神狐さん。どちらも少し怖いようで愛嬌もあるような、独特の表情をしています。

若林稲荷神社の右の狐

 

静かな空気の中、参拝します。

f:id:inudenchi:20180527215932j:plain

 

拝殿から参道を見ますと、こんな景色です。左奥に見えるのは神楽殿です。

f:id:inudenchi:20180527215947j:plain

 

社殿の左奥に境内社が見えましたので、行ってみます。

f:id:inudenchi:20180527220001j:plain

 

境内社は大黒天でした。

f:id:inudenchi:20180527220016j:plain

 

祠の中には大黒天さまの像も。参拝します。

f:id:inudenchi:20180527220033j:plain

 

境内の右奥にも鳥居と社が見えましたので、今度はそちらに行ってみます。

f:id:inudenchi:20180527220048j:plain

 

こちらは境内社の招魂社です。

f:id:inudenchi:20180527220102j:plain

 

右には招魂社と書かれた石碑も。

f:id:inudenchi:20180527220117j:plain

 

鳥居をくぐり、招魂社にも参拝します。

f:id:inudenchi:20180527220133j:plain

 

招魂社から若林稲荷の社殿を見ますと、奥に本殿の姿も見えました。

f:id:inudenchi:20180527220159j:plain

 

拝殿前に戻ります。拝殿を右斜め前から激写。

f:id:inudenchi:20180527220222j:plain

 

左斜め前からも激写。

f:id:inudenchi:20180527220236j:plain

 

境内の左手に社務所がありましたが、若林稲荷には御朱印がないようでしたので、特に訪問はせず。

f:id:inudenchi:20180527220313j:plain

 

境内でしばらくのんびりと過ごし、若林稲荷を後にしました。

f:id:inudenchi:20180527220328j:plain

 

参拝を終えて

一つ前に訪れた太子堂八幡神社は、平日だったにも関わらず参拝者が途切れることのない神社でした。

それに対し若林稲荷神社は、始終僕と嫁しかいないまま。参拝中も境内を散策中も、誰一人現れませんでした。

大きな神社ではありませんでしたが、静かな時間をゆっくりと過ごさせて頂きました。

若林稲荷の境内は、少しだけ高台にあります。石段を上がるとすぐ目の前には赤と白を貴重とした社殿、それを護る神狐さんが目に留まります。

神狐さんの表情が、怖いような可愛いような、僕はどちらにも感じてしまう表情をしていました。夜に来たら間違いなく怖く見えてしまいそうですけれど。

社殿の左手には大黒天が祀られているのですが、かつては弁財天と毘沙門天も祀られていたそうです。境内には弁財天の池もあったとのことで、その頃の景色も見てみたくなります。

弁財天や毘沙門天がどうしてなくなってしまったのかはわからなかったのですが、もしかしたら社殿が焼失した空襲時に、同じく失われてしまったのかもしれないですね。

現在は本殿に合祀されている天祖神社も、かつては本殿の脇に祀られていたそうです。

僕はこうして神社ブログを書き、それぞれのご由緒などをいつも調べるのですが、「社殿が空襲により焼失」という文言をかなり多く見掛けます。

どれだけ多くの神社仏閣が空襲で燃えてしまったのかと、驚かされます。

もちろん建物も寿命があるものですし、いつか新しくなっていくのが当たり前なのかもしれませんが、やっぱりできるだけ古くから残っているものを見てみたくはなりますからね。空襲のよってそれらが一瞬で失われたのかと思うと、残念です。

また、空襲という攻撃がいかに無差別だったのか、その一端を感じずにはいられません。

と、少々話が逸れてしまいましたが、空襲で焼失する前の若林稲荷神社に想いを馳せつつ、現在の境内を満喫させて頂きました。

僕と嫁だけしかいなかった若林稲荷神社。

静かな時間をプレゼントしてもらった気がします。

参拝できて良かったです。

この後僕たちは、吉田松陰を祀る松陰神社へと向かいます。

 

御朱印

若林稲荷神社では御朱印は扱っていません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都世田谷区若林2-18-1です。

若林稲荷神社の公式サイトはありません。

 

電車

世田谷線 「若林駅」から徒歩5~6分。

東側(三軒茶屋方面)の出口から出て、環七の向こう側です。

世田谷線 「西太子堂駅」から徒歩10~12分。

若林駅方面に進み、環七の手前を北上です。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。少し離れた場所にコインパーキングがいくつかあります。少しの時間でしたら、神社前の道路に迷惑にならないよう路駐しても大丈夫かとは思います。

 

周辺のパワースポット

 

世田谷区の神社一覧

 

太子堂八幡神社(世田谷区)の御朱印と見どころ

太子堂八幡神社の紹介

世田谷区にある太子堂八幡神社の参拝レポートです。

読み方は「たいしどうはちまんじんじゃ」です。境内では「幸せうさぎ」と呼ばれるうさぎが飼われていて、うさぎの神社としても知られています。最寄り駅は東急世田谷線の西太子堂駅ですが、三軒茶屋駅からも徒歩圏内です。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

三軒茶屋の「太子堂八幡神社」へ

GW直前の4月の下旬、嫁と二人で東急世田谷線沿いにある神社をいくつか周りました。

きっかけは吉田松陰を祀った松陰神社の存在を知ったことです。

僕は子供の頃から幕末が好きでして(マニアックなほどではありませんが)、小学校の自由研究では新撰組についてまとめたこともあります。

源平とか戦国時代も大好きなのですが、幕末はまた特別で。

そんな幕末の志士たちにも思想的に大きな影響を与えた吉田松陰。彼を祀った神社が世田谷あると、嫁がどこからか情報を仕入れてきたんです。そこには吉田松陰のお墓や、松下村塾を模した建物もあるとか。

これは是非行ってみたいです。

さらに、松陰の命日は10月27日なのですが、月命日の毎月27日には吉田松陰のお姿の入った御朱印を頂けるとのこと。

ですので4月の27日、嫁を伴い松陰神社への参拝を決行することにしました。

松陰神社は東急世田谷線沿いにありまして、僕は普段行く機会もなく、これまでも全く縁がなかったエリアにあります。ですのでいつものパターンなのですが、せっかく行くのでしたら周辺の神社も回ってみようということに。

そして主に嫁が色々と下調べをしまして、まず名前が挙がったのが、こちらの記事で紹介する太子堂八幡神社です。

太子堂八幡神社は三軒茶屋に近い場所に位置し、古くから鎮座する歴史ある神社のようです。

境内には「幸せうさぎ」と呼ばれるウサギがいたり、御朱印にも可愛いうさぎが入っていたり、うさぎ推しの神社でもあるようで、気になります。

そんなこんなで、この日訪れる一社目の神社を太子堂八幡神社に決定しました。

まずは太子堂八幡神社に参拝し、その後は近くに見つけた若林稲荷神社に徒歩で立ち寄り、松陰神社に向かうというルートです。

まずは小田急線にて豪徳寺駅へ。そこから東急世田谷線に乗り換え、太子堂八幡神社の最寄り駅である西太子堂駅を目指します。

僕はもう上京して20年ほどになるのですが、もしかしたら東急世田谷線という路線に乗ったのは初めてかもしれません。2両編成で車内はどことなくバスのような感じです。都電荒川線みたいな。

記憶にないだけで、随分前に乗ったことがある可能性はありますが、とにかく新鮮でした。ちょっとワクワクもしてしまいました。

そんな世田谷線で西太子堂駅に降り立ち、地図を見つつ徒歩にて太子堂八幡神社に向かいます。

歩くこと5分ほどでしょうか。

前方に白い鳥居が現れ、太子堂八幡神社に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、誉田別命(ほんだわけのみこと)です。第15代天皇である応神天皇の別名で、八幡神と同一視されています。

創建の具体的な年代は不明ですが、平安時代の後期以前と考えられています。創建当時は、この地を開拓した先祖を守護神として祀っていたと考えられています。

平安時代の終わり頃には、陸奥(現在の宮城、岩手)の安部氏征討に向かった源頼義と義家の親子が、道中に立ち寄り戦勝祈願をして、杯を交わし休憩したと伝えられています。

安土桃山時代には、源氏の氏神である八幡神が守り神として祀られるようになりました。

現在の社殿は昭和11~12年に掛けて造営されたもので、第二次大戦時の空襲でも被害を受けず、そのまま今に至ります。

古くからこの地の人々の心の拠り所として、厚く信仰されてきた神社です。

境内では「幸せうさぎ」と呼ばれるうさぎが飼われていて、うさぎの神社としても親しまれています。

 

境内案内

こちらが太子堂八幡神社の入口です。手前の左にある鳥居は、末社である弁天社のものになります。

f:id:inudenchi:20180527185126j:plain

 

まずは弁天社に参拝します。社殿の中には弁財天さまの絵が飾られていました。

f:id:inudenchi:20180527185139j:plain

 

太子堂八幡神社の鳥居へと向かいます。4月の下旬でしたので、入口には鯉のぼりが揺れていました。

f:id:inudenchi:20180527185150j:plain

 

一礼して鳥居をくぐります。

f:id:inudenchi:20180527185201j:plain

 

鳥居の先、すぐ左手が社務所です。工事中でして、授与所は手水舎隣りに移設しているとの案内も出ていました。

f:id:inudenchi:20180527185217j:plain

 

参道を進みます。石段の先には社殿が見え、周囲は緑に囲まれているのが見えます。

f:id:inudenchi:20180527185229j:plain

 

右手は公園になっています。

f:id:inudenchi:20180527185240j:plain

 

石段の入口には、小さなウサギが。

f:id:inudenchi:20180527185250j:plain

 

石段を上ります。

f:id:inudenchi:20180527185304j:plain

 

石段を上り切ると、左手に手水舎です。

f:id:inudenchi:20180527185316j:plain

 

照明や花がいい感じの手水舎ですね。お清めをします。

f:id:inudenchi:20180527185327j:plain

 

境内案内図がありましたので目を通します。奥に見える末社には後ほど参拝することに。

f:id:inudenchi:20180527185344j:plain

 

参道に戻ります。拝殿の全容も見えてきます。

f:id:inudenchi:20180527185354j:plain

 

参道の両脇に狛犬さんです。こちらが左の狛犬さん。

太子堂八幡神社の左の狛犬

 

こちらが右の狛犬さんです。子供もいます。

太子堂八幡神社の右の狛犬

 

社殿は黒に近い茶色を基調とした建物です。後ろの緑との調和が素敵です。

f:id:inudenchi:20180527184702j:plain

 

左手には、御朱印や御守りの授与所が仮設されていました。

f:id:inudenchi:20180527185500j:plain

 

奥には神楽殿があり、中には五月人形が飾られているのが見えます。そちらも後ほど行ってみることに。

f:id:inudenchi:20180527185517j:plain

 

まずは拝殿へと進みます。

f:id:inudenchi:20180527185531j:plain

 

拝殿の前にも狛犬さんがいました。こちらが左の狛犬さんです。

f:id:inudenchi:20180527185546j:plain

 

こちら、テントの陰に隠れてしまっていた右の狛犬さんです。

f:id:inudenchi:20180527185600j:plain

 

拝殿に彫られた龍が素敵でした。目が印象的です。

f:id:inudenchi:20180527185614j:plain

 

無になり参拝します。

f:id:inudenchi:20180527185631j:plain

 

参拝を終え、境内を散策してみることに。拝殿を振り返るとこんな景色です。

f:id:inudenchi:20180527185644j:plain

 

拝殿の右手前には絵馬やおみくじなどのテントがあり、大きな丸い金魚が泳ぐ水槽もありました。

f:id:inudenchi:20180527185701j:plain

 

境内の右奥には稲荷の赤い幟端が立てられていましたので、そちらに行ってみます。

f:id:inudenchi:20180527185713j:plain

 

稲荷の手前に御神木の案内があり、社殿の奥を見ますと大楠が見えましたので、近づけるところまで近づいて見ます。でっかい御神木です。

f:id:inudenchi:20180527200120j:plain

 

こちらが末社の稲荷神社。

f:id:inudenchi:20180527200136j:plain

 

石段を上ると少し特徴のあるお狐さんがいました。稲荷神社にも参拝します。

f:id:inudenchi:20180527200152j:plain

 

拝殿前に戻ります。こちらは拝殿を右斜め前からの絵で。

f:id:inudenchi:20180527200207j:plain

 

境内の右手にも鯉のぼりがなびいています。

f:id:inudenchi:20180527200307j:plain

 

鯉のぼりの奥にあった松の木も大きくて素晴らしかったです。

f:id:inudenchi:20180527200321j:plain

 

神楽殿にあった五月人形を改めて見に行きます。かっこいいです。

f:id:inudenchi:20180527200336j:plain

 

神楽殿の前には「うちのタマ知りませんか?」のタマちゃんがいましたので、嫁と交互に記念撮影を。

f:id:inudenchi:20180527200352j:plain

 

授与所の後ろにテントの待合室があり、そこにはインコのピーちゃんがいます。「人なつっこいインコです」と書かれていたので嫁が話し掛けたのですが、完全に無視されてました。

f:id:inudenchi:20180527200410j:plain

 

今さらながら、拝殿の左手前にご由緒が書かれているのに気付きます。

f:id:inudenchi:20180527200424j:plain

 

その脇には、縁結びのスポットにもなっている「相生の榊」です。

f:id:inudenchi:20180527200441j:plain

 

二本の榊の木が空へと延びていました。

f:id:inudenchi:20180527200505j:plain

 

社殿の奥は木々が茂っているのが見えます。

f:id:inudenchi:20180527200521j:plain

 

相生の榊から左手にも境外へと通じる出入り口がありました。西門です。

f:id:inudenchi:20180527200541j:plain

 

手水舎脇の末社に参拝します。こちらは出羽三山神社と塩竃神社になります。祠の前にはタコがいました。

f:id:inudenchi:20180527200558j:plain

 

その奥が「幸せうさぎ」のいるエリアのようです。行ってみます。

f:id:inudenchi:20180527200613j:plain

 

うさぎって可愛いですね。

f:id:inudenchi:20180527200630j:plain

 

奥にもうさぎがたくさん。癒されます。

太子堂八幡神社のうさぎ

 

一通り境内を散策しましたので、仮設の授与所にて御朱印を頂きます。期間ごと限定の御朱印などがかなりあるようで、その案内も出ています。

f:id:inudenchi:20180527200724j:plain

 

無事に御朱印を頂き、太子堂八幡神社を後にしました。

f:id:inudenchi:20180527200746j:plain

 

参拝を終えて

この日は平日だったにも関わらず、参拝者が途絶えることなく訪れていました。

境内の入口にあった社務所が工事中でして、御朱印や御守りの授与所が仮設テントで拝殿の前にあり、そちらには御朱印などを求める人が並んでいました。おそらく限定の御朱印や、可愛い御朱印が頂けるということで、人気の場所なのではないかと思われます。テントの待合所もありましたので、土日などはもっと多くの人で賑わうのではないかと。

僕たちも参拝後に御朱印を頂いたのですが、4月の限定御朱印が桜とウサギの二種類あり、どちらも頂きました。

御朱印を待つ間にはスランプラリー的なものがありまして、うちの嫁はスタンプラリーが大好きでして、活き活きとしてやってました。

しかも一度スタンプを捺し間違え、もう一枚紙をもらってやり直してましたね。

下の写真左がそのスタンプです。境内社を回れるような仕組みになっています。右の画像は御朱印を頂いた際の挟み紙です。

f:id:inudenchi:20180527200953j:plain

僕たちが訪れたのは4月の下旬でちょうど新緑が綺麗な季節だったので、緑が多い境内をのんびり歩くのは気持ち良かったです。

社殿の後ろも森のようになっていて、空襲でも被災せずに残ったという社殿との調和が綺麗でした。

社殿の右奥には御神木の大楠があり、その大きさは見事です。大楠には近づくことはできませんが、手前から見ることができますので、是非見てみてください。

境内の右手にあった大きな松も素晴らしかったです。

また、太子堂八幡神社には、動物たちも色々いました。

幸せウサギと呼ばれるうさぎちゃんたちが、手水舎の奥で飼われています。そう言えばウサギを見るのは久しぶりかもな~とか思いながら、その可愛い姿を観察させてもらいました。

うさぎの他にいたは、インコちゃんと、丸っこい大きな金魚(ピンポンパールという種類のようです)ですね。インコには嫁が必死に話し掛けてたのですが、完全に無視されてました。

ウサギもインコも可愛かったですし、緑も気持ち良かったですし、心地良い時間を過ごすことができました。

あとは、神楽殿に五月人形が飾られていて、そちらも印象に残っています。鯉のぼりも揺れていました。

ちなみにですが、太子堂という地名の由来は、近くにある円泉寺というお寺が聖徳太子を奉っていることから太子堂と呼ばれていて、それが町名になったそうです。円泉寺にも足を延ばしてみたかったのですが、少々距離がありましたので、この日は諦めました。いつか行けたら良いのですが。

まずは太子堂八幡神社、参拝できて良かったです。

この後僕たちは、地図で見つけた若林稲荷神社へと向かいます。

 

御朱印

こちらが太子堂八幡神社の御朱印です。4月限定の御朱印で、上が「サクラボール」、下が「幸せうさぎ春の夢」の二種類です。

太子堂八幡神社の御朱印

太子堂八幡神社の4月限定の御朱印

太子堂八幡神社では季節により御朱印が変わりますので、詳しくは神社の公式Twitterにて案内がありますので、そちらをご覧ください。種類によっては書き置きのものになる場合もあるようです。

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、9時から17時までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都世田谷区太子堂5-23-5です。

太子堂八幡神社の公式HPはこちらです。
https://www.taishido-hachiman.or.jp/

 

電車

世田谷線 「西太子堂駅」から徒歩5分。

西側(豪徳寺方面)の出口から出て、前の道路を右手に真っ直ぐです。

世田谷線 / 田園都市線 「三軒茶屋駅」から徒歩13~15分。

三軒茶屋駅からですと北西方面になります。徒歩ですとじゃっかん距離があります。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。近くにコインパーキングがいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

世田谷区の神社一覧

 

小田急豊川稲荷(新宿区)の御朱印と見どころ

小田急豊川稲荷の紹介

新宿区西新宿にある小田急豊川稲荷の参拝レポートです。

読み方は「おだきゅうとよかわいなり」です。小田急百貨店屋上の一角にある寺院です。愛知県豊川市の豊川稲荷より分霊を拝請し、小田急百貨店を守護する善神としてお祀りしています。屋上の開放時間内は自由に参拝できます。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

小田急の屋上にある「豊川稲荷」へ

新宿駅の周辺には、小田急百貨店、京王百貨店、伊勢丹、高島屋、マルイなど大きなデパートがいくつもありますが、どうやらその屋上には神社が祀られているところがけっこうあるみたいなんです。

僕はそれらのデパート自体そんなに行く機会がありませんし、そもそも屋上に行けることすら知りませんでした。そういったことは女性の方がよく知っていまして、屋上に神社があるというのも嫁がどこからか仕入れてきた情報です。

この日は嫁と二人で小田急デパートにちょっとした買い物がありましたので、せっかくなので屋上の神社にも行ってみようということになりました。

さらに僕たちのいつもの流れではあるのですが、何か用事があると、時間の許す限りその周辺の神社巡りというのをついついしてしまうんです。

ちょうど僕も嫁も休日で、用事というのは小田急百貨店のみでしたので、新宿駅周辺で今まで行ったことがない神社をいくつか巡ってみることに。

小田急に向かう前に、南新宿~西新宿~北新宿というなかなかの広範囲に渡り、合計で6ヶ所の神社を巡りました。朝から徒歩での神社巡りでしたので、歩行距離もなかなかのものです。もうへとへとです。笑

6ヶ所目に訪れたのは、大久保駅と東中野駅のちょうど中間くらいにある鎧神社というところです。平将門の鎧や、日本武命の鎧が眠っているという伝説のある神社です。

当初は鎧神社から小田急百貨店まで徒歩で向かおうかと思っていたのですが、もうへとへとになり過ぎて、大久保駅から電車で新宿に向かいました。

歩き過ぎました。笑

本当は、小田急以外にも京王とか高島屋の屋上にも行ってみようかな~とか事前にはちょっと思っていたのですが、もう歩き疲れてそれは次回にすることに。笑

とりあえずは小田急だけでも。

新宿に到着し、小田急デパートにて買い物を済ませ、最後の締めとしてエレベーターで屋上に向かいます。

小田急百貨店の本館は14階でして、僕はてっきりその上に神社があるのかと思いきや、どうやらそれは間違いの様子。13階に庭園があり、その一角に豊川稲荷が祀られているようです。

小田急デパートには過去に何度か来たことはあるのですが、そんなに上まで行くのは初めてです。

13階に降り立ちますと、レストランとちょっとした庭園があり、その先に鳥居が見えました。

無事に小田急豊川稲荷に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、仏教の神様で夜叉の一種とされる托枳尼真天(だきにしんてん)です。日本では稲荷信仰と習合し、百狐に乗る天女とされています。

本社は愛知県の豊川市にある豊川稲荷で、曹洞宗の寺院になります。

小田急豊川稲荷の創建は昭和42年です。同年、7年余りの歳月をかけて小田急新宿駅ビルが完成し、駅ビルを本館として営業する小田急百貨店が、守護の善神として豊川稲荷の分霊を拝請し、お祀りしたのが始まりです。

小田急百貨店の13階にある屋上庭園の一角に鎮座しています。

 

※追記

令和4年(2022年)に新宿駅西口再開発工事に伴い、小田急百貨店本館が営業を終了していますので、こちらの小田急豊川稲荷も参拝できなくなっています。

 

境内案内

13階でエレベーターを降りますと、扉の向こうに通路が延びていて、先には鳥居があるのが見えます。屋上に出れるのは午前11時~午後7時までとの案内が書かれています。

f:id:inudenchi:20180520222358j:plain

 

外に出て庭園を進みます。右手はレストランになっています。

f:id:inudenchi:20180520222412j:plain

 

屋上にこんなお洒落なレストランがあったとは。初めて知りました。

f:id:inudenchi:20180520222425j:plain

 

ようやく豊川稲荷の全貌が見えてきました。

f:id:inudenchi:20180520222458j:plain

 

屋上の一角が境内になっているようです。

f:id:inudenchi:20180520222517j:plain

 

鳥居の手前、左手には小田急豊川稲荷のご由緒。

f:id:inudenchi:20180520222531j:plain

 

その向こうには、すぐ近くに東京モード学園のビルも見えます。

f:id:inudenchi:20180520222601j:plain

 

鳥居の正面に立ちます。

f:id:inudenchi:20180520221945j:plain

 

一礼して鳥居をくぐり境内へ。

f:id:inudenchi:20180520222634j:plain

 

すぐ正面が祠です。

f:id:inudenchi:20180520222649j:plain

 

左手に手水鉢。その後ろには燈籠です。お清めをします。

f:id:inudenchi:20180520222705j:plain

 

奥には仏教的な黒い塔のようなものもありました。

f:id:inudenchi:20180520222735j:plain

 

右手の燈籠の脇にはつつじが綺麗に咲いていました。境内はとても綺麗に手入れされています。

f:id:inudenchi:20180520222810j:plain

 

祠の前にはお狐さんです。こちらが左のお狐さん。

小田急豊川稲荷の左の狐

 

こちらが右のお狐さん。どちらもスマートでかっこいいお狐さんです。

小田急豊川稲荷の右の狐

 

参拝します。

f:id:inudenchi:20180520222848j:plain

 

僕と嫁以外には誰も人がいませんでしたので、しばらくのんびりさせて頂き、境内を後にしました。

f:id:inudenchi:20180520222900j:plain

 

参拝を終えて

僕はこの記事の冒頭で、小田急豊川稲荷のことを「屋上にある神社」と書いてしまいましたが、正確には神社と呼んでよいものかどうか、迷います。

愛知県の豊川にある豊川稲荷自体は寺院ですし、そちらから分霊を拝請しましたので、小田急の方も神社ではなく寺院に当たるのではないかと思われます。

ただ、豊川稲荷は神仏習合の名残がかなり強く残っている寺院かと思いますので、寺院でもあり神社でもある、そういった場所ではないかと。

新宿小田急の屋上にあった豊川稲荷は、境内も広くはなく祠も小さかったのですが、ちょっとした箱庭のような感じで綺麗に手入れされていて、とても落ち着く場所でした。

入口にはしっかりと鳥居があり、中の燈籠も立派でしたし、祠を護っていたお狐さんも印象的でした。お狐さんは色が黒に近く、容姿はスマートでシュッとしてる感じです。

向かって左側には、特徴のある東京モード学園のビルをはじめ、新宿西口の高層ビル群がよく見えます。僕はもう20年ほど東京に住んでいるのですが、こんなふうに新宿でビルの屋上に自由に出入りできる場所があるとは。

しかも屋上の神社というのはこれまでノーマークでしたので、新鮮でもありました。

百貨店の屋上という立地ですし、その繁栄と社会の福祉を祈念するに当り、守護のために創建された神社とのことですので、屋敷神のような役割が強いかとも思います。この土地と建物、そこに集まる人々を護っている神様かと。

豊川稲荷が小田急百貨店の屋上にあるように、近くの伊勢丹には朝日弁財天、高島屋には熊鷹社、京王には京王開運稲荷大明神が祀られているようです。これは新宿に限ったことではなく、デパートの屋上にはけっこうそのように神社が祀られてるみたいです。

大きなビルなど建てる際には、ちゃんと守護のための神様を勧請したりするものなんですね。今までそんなこと、全く知りませんでした。

今回は小田急しか立ち寄れなかったのですが、次回新宿を訪れる際には、他の屋上も回ってみようと思います。京王のお稲荷様は立ち入り禁止で参拝できないようですが、他は参拝できるようですので。

小田急豊川稲荷を入れて、この日は新宿周辺の神社を全部で7ヶ所も回ってしまいました。

さすがに歩き疲れはしたのですが、やっぱり神社巡りは楽しいです。

この日訪れた7ヶ所の神社は、どこも素敵な神社でした。

また近々どこかに出掛けようと思います。

 

御朱印

小田急豊川稲荷では御朱印は扱っていません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都新宿区西新宿1-1-3です。

小田急豊川稲荷の公式サイトはありません。

※屋上庭園に出られる時間が11時~19時ですのでご注意ください。(変更等ある可能性もありますので、小田急百貨店新宿店の公式サイトにてご確認ください。)

 

電車

各線 「新宿駅」からすぐ。

小田急百貨店(本館)の13階になります。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありませんが、新宿西口駐車場など、近隣にいくつか大きな駐車場があります。詳しくは小田急百貨店公式の駐車場案内をご覧ください。

 

周辺のパワースポット

 

新宿区の神社一覧

 

新宿屋上神社巡り

新宿の屋上にある神社を、こちらの記事でまとめてあります。

 

鎧神社(新宿区)の御朱印と見どころ

鎧神社の紹介

新宿区北新宿にある鎧神社の参拝レポートです。

読み方は「よろいじんじゃ」です。日本武尊が東征の際にこの地に甲冑六具を隠したとも、平将門の鎧が埋められているとも伝えられている神社です。社名もそんな鎧伝説に由来しています。大久保駅と東中野駅のちょうど中間辺りに鎮座していています。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

北新宿の「鎧神社」へ

鎧神社という社名は、シンプルですがけっこうインパクトがあります。覚えやすいというのもあるのですが、僕も以前からその名前で気になっていた神社でした。

これまでにも平将門に関わる神社には何ヶ所か参拝したことがありますが、鎧が眠っているという場所は初めてです。

いつか行ってみたいな~と漠然と思っていた中、4月の下旬に嫁と二人で新宿周辺の神社巡りをしましたので、その足でおもいきって北新宿まで行ってみることにしたんです。

この日は朝から南新宿~西新宿に掛けての神社を周り、けっこうな距離を徒歩で移動。おなかも空きましたし、足腰も疲労が蓄積されています。

最初に降り立ったのは小田急線の南新宿駅でして、そこから北上していくつかの神社に立ち寄りつつ、五ヶ所目に訪れたのが、西新宿にある成子天神社です。

地図で確認しますと、そこから次に向かう鎧神社までは、決して近いわけではありません。さらに北上し、そこそこの距離を歩くことになりそうです。

時間は既にお昼をとっくに過ぎていましたので、鎧神社に行く途中にどこかでランチをできれば、と。パワーチャージを。

鎧神社は北新宿にあるのですが、僕は北新宿というエリアには、これまでほぼ行ったことがありません。もしかしたら車などで通過したことはあるかもしれませんが、徒歩でウロウロするのは完全に初めてです。

どんな美味そうなお店があるのかなど、まだ未開の北新宿に期待を膨らませつつ、成子天神社の裏側に周り、北に向かって歩き始めます。

と、すぐにお地蔵さんに遭遇しましたので、手を合わせます。「淀橋咳止地蔵尊」と書かれていました。

淀橋咳止地蔵尊の紹介

さらにその奥に小さなお稲荷さんも発見。

f:id:inudenchi:20180520204924j:plain

建物の一角にあるお稲荷さんでして、ご由緒などはわからなかったのですが、もちろん参拝します。

そこから再び地図を確認し、北へ北へと進みます。

どこかでランチを、と思いお店を探しつつ歩いていたのですが、北新宿って意外と何もないんですよ…。北新宿内でも場所によるとは思うのですが、僕たちの歩いた区域は見事に住宅ばかりでして、ほとんどお店が見当たりません。

新宿って言っても色んな場所があるんだな~と、改めて新宿の広さを感じたりもしました。

結局ランチにはありつけないまま、大久保通りを越えて少々入り組んだ路地へと入ります。

GPSと地図が頼りなのですが、僕のスマホがポンコツですので、ここで嫁のスマホに頼ったところ、ハプニングが発生。

嫁がスマホに向かい「鎧神社」と発したところ、なんとスマホに認識された言葉は…

「エロいじいちゃん」でした。

「よろいじんじゃ」と「エロいじいちゃん」、確かに響きは似ていますけれど、いかに嫁の滑舌が悪いのかよくわかりました。

予想外の変換に爆笑しつつ、改めて鎧神社の場所を確認。しばらく歩いて行きますと、木が茂る一角が視界に入りました。

ランチにはありつけませんでしたが、鎧神社には無事到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、日本神話の伝説的英雄である日本武命(やまとたけるのみこと)、国づくりの神様である大己貴命(おおなむちのみこと)、知恵の神様である少彦名命(すくなひこなのみこと)、平安時代中期に関東一円を治めた豪族である平将門公(たいらのまさかどこう)の四柱です。

創建は平安時代の前期、寛平年間で醍醐天皇の時代です。この地に薬師如来像を祀った円照寺というお寺が創建され、その鬼門鎮護のために、鎧神社が創建されたと伝えられています。

また、創建以前より、日本武命が東国の平定に向かった際、この地に甲冑六具をしまい隠したという伝説も残っています。

平安時代の前期、天慶の時代には、平将門が藤原秀郷によって討たれ、その死を悼んだ人々が将門公の鎧をこの地に埋めたという伝承もあります。一説には、将門公を討った後に重病となった藤原秀郷が、病はその祟りであると恐れたため、将門公の鎧を円照寺内に埋め祠を建てて霊を弔ったところ、病気がたちまち治ったとも言われています。

それらの鎧に関する伝承が、「鎧」という社名に由来していると考えられています。

明治には天神社を境内に摂社として祀りますが、そちらは西新宿にある成子天神社の元の社でもあります。

鎧伝説とともに、古くから人々に厚く信仰されている神社です。

 

境内案内

こちらが鎧神社の入口の鳥居です。

f:id:inudenchi:20180520205335j:plain

 

鳥居の手前にはご由緒。

f:id:inudenchi:20180520205358j:plain

 

一礼して鳥居をくぐります。鳥居の後ろにはシイの木でしょうか、大きな木が茂っています。

f:id:inudenchi:20180520205422j:plain

 

二又になっているのが多分シイの木(違ってたらごめんなさい…)で、奥が銀杏です。その後ろには境内社がありますので、後ほど参拝します。

f:id:inudenchi:20180520205508j:plain

 

この木の存在感が大きかったです。しばし見上げます。

f:id:inudenchi:20180520205522j:plain

 

参道を進みます。

f:id:inudenchi:20180520205554j:plain

 

右手には保育園。子供たちの賑やかな声が聞こえていました。

f:id:inudenchi:20180520205732j:plain

 

左手に手水舎です。

f:id:inudenchi:20180520205750j:plain

 

お清めをします。手水鉢には迫力のある顔をした龍がいました。

f:id:inudenchi:20180520205809j:plain

 

参道に戻ります。左右には立派な燈籠。

f:id:inudenchi:20180520205827j:plain

 

左には神輿庫が並んでいます。

f:id:inudenchi:20180520205845j:plain

 

右手の先には神楽殿。

f:id:inudenchi:20180520205900j:plain

 

拝殿へと歩を進めます。拝殿は茶色を基調としていて、とても落ち着いた雰囲気がある建物です。

f:id:inudenchi:20180520204037j:plain

 

こちらは拝殿前、左の狛犬さんです。けっこう大きいです。

鎧神社の左の狛犬

 

こちらが右の狛犬さん。どちらも笑っていました。

鎧神社の右の狛犬

 

左の狛犬さんの脇には、これまた大きな銀杏です。

f:id:inudenchi:20180520210035j:plain

 

拝殿前へ。境内には僕と嫁しかいないので、とても静かです。

f:id:inudenchi:20180520210127j:plain

 

時間を掛けて参拝します。

f:id:inudenchi:20180520210200j:plain

 

拝殿を背にして参道を見ますと、こんな感じです。狛犬さんの後ろ姿も可愛いです。

f:id:inudenchi:20180520210218j:plain

 

拝殿の右前には立派な松があり、脇には「兜松之碑」と書かれた石碑。この松が将門の鎧を埋めた場所の目印になっていると伝えられているそうですので、この下に鎧が埋まっているのでしょうか。

f:id:inudenchi:20180520210257j:plain

 

社殿を右斜め前からのアングルで。

f:id:inudenchi:20180520210310j:plain

 

今度は左斜め前から。

f:id:inudenchi:20180520210323j:plain

 

社殿の左奥に赤い鳥居が見えましたので、行ってみます。

f:id:inudenchi:20180520210624j:plain

 

横からは本殿の姿も。

f:id:inudenchi:20180520210639j:plain

 

突き当たりが境内末社です。一礼して鳥居をくぐります。

f:id:inudenchi:20180520210703j:plain

 

末社の前にはお狐さん。どちらもスマートで綺麗なお狐さんです。

f:id:inudenchi:20180520210723j:plain

 

末社の祠は少し高い位置にあります。こちらには稲荷神社、三峯神社、子の権現の三神が合祀されています。

f:id:inudenchi:20180520210755j:plain

 

末社の脇が鎧神社へのもう一つの入口です。

f:id:inudenchi:20180520210812j:plain

 

鳥居の左右には狛犬さんです。どちらも子供がいて、とても古い狛犬さんでした。

f:id:inudenchi:20180520210828j:plain

 

末社の後ろにも大きな銀杏がありました。

f:id:inudenchi:20180520210841j:plain

 

再び拝殿前に戻り、御朱印を頂くため拝殿の右手にある社務所へ。

f:id:inudenchi:20180520210905j:plain

 

インターホンを押そうと思ったら…その下には無情にも「本日は御朱印受付しておりません」の文字。諦めざるを得ません。

f:id:inudenchi:20180520210922j:plain

 

境内を後にします。やはり入口の木の存在感が凄いです。

f:id:inudenchi:20180520210940j:plain

 

いったん境外へ出て、左手にある境内社へ。

f:id:inudenchi:20180520211001j:plain

 

こちらの境内社は、摂社の天神社です。西新宿にある成子天神社の元の社です。

f:id:inudenchi:20180520211014j:plain

 

左手に「狛犬型庚申塔」の説明がありましたが、庚申塔がどこにあるのかわからず…。

f:id:inudenchi:20180520211027j:plain

 

その奥には石碑らしきものが並んでいます。

f:id:inudenchi:20180520211103j:plain

 

天神社に参拝するため数段の石段を上がると、そこに変わった容姿の狛犬さんがいました。こちらが狛犬型庚申塔ですね。大変珍しいものだそうです。庚申塔をしばし眺め、天神社にも参拝し、鎧神社を後にしました。

鎧神社の狛犬型庚申塔

 

参拝を終えて

日本武命の鎧と、平将門の鎧が眠っているという伝承がある鎧神社。

この境内のどこかに鎧が眠ってるのかな~と思うと、それだけでロマンがありますね。

将門の鎧は拝殿前の松の下と伝えられているそうですが、日本武命の鎧は、大木の根元にあるのかな?とか、燈篭や狛犬の下なのでは?とか、そんなことも考えてしまいます。

この直前に訪れた成子天神社は、西新宿のオフィス街にあり大勢の人が行き交っていたのですが、鎧神社はとても静かでした。たま~に保育園から子供の声が聞こえるくらいです。

参拝する人の姿もほとんどなく、境内には僕と嫁しかいない状態でして、のんびりゆっくり時間を掛けて散策させて頂きました。

鳥居をくぐるとすぐ左手に大木が並んでいて、新緑がとても綺麗です。おそらく手前にあったのはシイの木だと思うのですが、遠目に見ても迫力があり存在感が大きかったです。

木の茶色を基調とした社殿も落ち着いた感じがして雰囲気がありましたし、その前にいる狛犬さんも笑顔が素敵でした。

社殿の左奥には末社があり、そこにいたお狐さんもシュッとしていて綺麗な容姿でした。

また、摂社の天神社の前には変わった容姿の狛犬さんがいたのですが、それらは「狛犬型庚申塔」とのことで、かなり珍しいものだそうです。見れて良かったです。

境内は広々としていて、とても落ち着く神社でした。

この日はかなりの距離を歩いたわけですが、頑張って北新宿まで来てよかったな~と。

ただ一つの心残りは、御朱印を頂けなかったことです。

社務所のインターホンの下に「本日は御朱印受付しておりません」と書かれていましたので、こればかりは仕方ありません。もちろん、神社の方のご都合もありますからね。

御朱印ありきの参拝ではなく、参拝ありきの御朱印ですので、頂けなくでも参拝できたのだからそれで良いではないかと、頭ではそう理解してるのですが…。

やっぱり参拝をした後、御朱印があるなら頂きたいな~と思っちゃいますね。書き置きのものでもかまいませんので。

我儘でごめんなさい。

この日は御朱印を頂くことができませんでしたが、後日電話で確認をしてから改めて参拝し、無事に御朱印を頂きました。

ですので、次項にはそちらの画像を載せておきます。

鎧伝説の残る鎧神社。

参拝できて良かったです。

鎧神社を後にした僕たちは、大久保通りまで出て、空腹のあまり最初に目に付いたすき家に入り、牛丼をかきこみました。

本当はどこかで一杯引っ掛けながら焼肉ランチでもしてやろうと計画していたのですが、それが牛丼に変わりました。

空腹を満たした僕たちは、用事があった新宿の小田急百貨店に向かいます。

そして小田急百貨店の屋上には、「小田急豊川稲荷」という神社があるらしいので、そちらにも立ち寄ってみるとにします。

 

御朱印

こちらが鎧神社の御朱印です。

鎧神社の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、10時くらいから17時くらいまでとのことですが、ご不在のことも多いようですので、確実に頂きたい方は事前の電話確認をお勧めします。鎧神社の電話番号は「03-3371-7346」です。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都新宿区北新宿3-16-18です。

鎧神社の公式サイトはこちらです。
http://yoroi.or.jp/

 

電車

JR総武線 「大久保駅」から徒歩10~12分。

北口を出て大久保通りを左に進み、最初の大きな交差点を右折。高架の手前を左折して路地に入り5分ほどです。

JR総武線 / 大江戸線 「東中野駅」から徒歩13~15分。

JRですと東口、大江戸線ですとA1出口からJR方面です。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。近くにコインパーキングがいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

新宿区の神社一覧

 

成子天神社(新宿区)の御朱印と見どころ

成子天神社の紹介

新宿区西新宿にある成子天神社の参拝レポートです。

読み方は「なるこてんじんじゃ」です。成子富士と呼ばれる新宿区では最大の冨士塚がある神社です。境内では七福神巡りもできます。青梅街道沿いに鎮座していて、最寄は丸ノ内線の西新宿駅ですが、各線の新宿駅からも徒歩で10分ほどです。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

西新宿の「成子天神社」へ

成子天神社には、4月の下旬、暖かい日に嫁と二人で訪れました。生憎の曇り空でしたが、寒くもなく暑くもなく、過ごしやすい一日です。

この日は午前中から新宿周辺の神社巡りを始め、成子天神社が五ヶ所目に訪れる神社です。

一ヶ所目には小田急線の南新宿駅近くにある、金吾龍神社の東京分祠。その後は同じく南新宿駅近くの平田神社、西新宿寄りにある箒銀杏天満宮、西新宿の蛯子稲荷大明神という順番で巡り、五ヶ所目に成子天神社という流れです。

このルートは、南新宿から西新宿を突っ切って北に向かうという、なかなかの歩行距離を要する道のりです。縦に電車が通ってれば乗るんですけどね、電車がないので徒歩です。

三ヶ所目の箒銀杏天満宮と、四ヶ所目の蛯子稲荷大明神に関しては、たまたま平田神社から成子天神社への道中に地図で見つけましたので、立ち寄った形です。

もう一ヶ所、東京都庁の目の前に、出雲大社の恋弁天という神社がありまして、以前一度だけ訪れたことがあります。で、今回も通り道なのでそちらにも立ち寄ろうと思っていたところ、残念ながら周辺が工事中で近づけませんでした。こればかりは仕方ありませんので、また次の機会にですね。

都庁のバカでかいビルや、高級そうなホテルなど高層ビルが連なるエリアを、ひたすら北に歩きます。

成子天神社は青梅街道沿いにあるようですので、とりあえず青梅街道を目指します。

僕は若い頃に西新宿駅の近くで2年ほど働いていたことがあり、地図を見ますと元勤務先はまさに成子天神社のすぐ近くなんです。にも関わらず、当時は神社があったという覚えが全くないんです。もちろん足を踏み入れた覚えもありません。きっと神社に対して一切の興味がなかったので、その存在を意識することがなかったんだと思います。

地図ですぐ近くに「もうやんカレー」という名前も見つけて、そこにはよく食べに行ってたことは思い出したんですけどね。

成子天神社の記憶は皆無です。

そんな成子天神社を目指し、そこそこの距離を歩いて行きますと、ようやく青梅街道に出ました。

出てすぐにお堂のようなものがありましたので、一瞬ここが成子天神社か?と思ったのですが、そちらは「成子子育地蔵尊」でした。

成子子育地蔵

成子子育地蔵尊に参拝し、改めて地図を見ますと、成子天神社は青梅街道の反対側。

道路を渡り神社への入口を探してきょろきょろしていますと、かつて訪れたことのある「もうやんカレー」を見つけて懐かしい気持ちに。

そしてそこから少し西新宿駅寄りに歩きますと、公園のように綺麗に手入れされた路地があり、その先に鳥居が見えました。

成子天神社に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、学問の神様として知られている菅原道真公(すがわらのみちざねこう)です。

創建は平安時代の前期、延喜3年です。菅原道真公が九州の大宰府で亡くなられたという報せを受けた家臣が、その死を嘆き、公の生前に彫られた像をこの地に持ち帰り、祀ったのが始まりです。

元々この辺りは柏木村鳴子と呼ばれていて、大神宮が祀られ神域が広がっていたそうです。そんな場所に道真公が祀られました。現在の地よりは少し北にあたります。

鎌倉時代には源頼朝により社殿が造営されたと伝えられています。

江戸時代には春日局の勧請により、天満天神社として社殿が造営されました。

その後、寛文の時代の大火により神社の記録や社宝が全て消失してしまい、現在の地に遷座します。

第二次大戦時には再び被災し消失し、1966年に鉄筋コンクリート製の社殿が造営されますが、老朽化により2014年に再建されています。

境内には成子富士と呼ばれる、高さ約12メートルで新宿区では最大規模の富士塚があります。

また、七福神が全員祀られているので、境内で七福神巡りもできる神社です。

この場所が森だったはるか昔から、周囲を高層ビルに囲まれた現在まで、人々に厚く信仰されている神社です。

 

境内案内

こちらが成子天神社の入口です。綺麗に整備された参道が延びています。

f:id:inudenchi:20180518213724j:plain

 

参道両脇の緑が綺麗です。

f:id:inudenchi:20180518213738j:plain

 

右手に七福神の恵比寿さまです。手を合わせます。

f:id:inudenchi:20180518213755j:plain

 

少し先、左手には大黒天さまです。

f:id:inudenchi:20180518213808j:plain

 

大黒天さまの先が鳥居です。鳥居の後ろに見える木もでかいです。

f:id:inudenchi:20180518213820j:plain

 

一礼して鳥居をくぐります。

f:id:inudenchi:20180518213832j:plain

 

鳥居の先には「鳴子ウリ」の説明がありました。この辺りはかつてウリの産地だったそうです。

f:id:inudenchi:20180518213848j:plain

 

ウリのお隣に成子天神社のご由緒。

f:id:inudenchi:20180518213910j:plain

 

左手に手水舎です。

f:id:inudenchi:20180518213930j:plain

 

お清めをします。手水鉢には天神様の神紋が刻まれています。

f:id:inudenchi:20180518213946j:plain

 

手水舎のちょうど向かい辺り、参道の右手には、以前使われていたと思われる社名の碑と瓦がありました。

f:id:inudenchi:20180518214002j:plain

 

その先に毘沙門天さまです。

f:id:inudenchi:20180518214017j:plain

 

正面には赤と白の門。

f:id:inudenchi:20180518214031j:plain

 

一礼して門をくぐります。門の左右には風神さまと雷神さまがいらっしゃいました。

f:id:inudenchi:20180518214045j:plain

 

門をくぐると開けた空間が広がり、社殿の全容も見えます。境内は綺麗に整備された公園のようです。

f:id:inudenchi:20180518214103j:plain

 

左手には近代的な建物の神楽殿。

f:id:inudenchi:20180518214117j:plain

 

右手には神輿庫が並んでいます。

f:id:inudenchi:20180518214132j:plain

 

境内のちょうど中央辺りに、ひときわ大きい銀杏です。こちらが夫婦公孫樹(めおといちょう)の雌木です。

f:id:inudenchi:20180518214147j:plain

 

銀杏には近付くこともできましたので、触れさせて頂きました。

f:id:inudenchi:20180518214202j:plain

 

しばし銀杏を見上げます。

f:id:inudenchi:20180518214215j:plain

 

参道に戻りますと、右手に撫牛(なでうし)さん。色々な部位を撫でさせて頂きました。

f:id:inudenchi:20180518214233j:plain

 

その先、左右にあった燈籠も古いもののように見えました。どちらも立派な燈籠です。

f:id:inudenchi:20180519182154j:plain

 

拝殿へと進みます。

f:id:inudenchi:20180518213240j:plain

 

拝殿前には狛犬さんです。こちらが左の狛犬さん。

成子天神社の左の狛犬

 

こちらが右の狛犬さんです。どちらも古い狛犬さんで、1830年に奉納されたものだそうです。

成子天神社の右の狛犬

 

石段の先に拝殿です。赤と白を基調とした社殿で、新しい感じがします。

f:id:inudenchi:20180519182309j:plain

 

参拝します。

f:id:inudenchi:20180519182324j:plain

 

拝殿を背にして境内を見ますと、こんな景色です。

f:id:inudenchi:20180519182338j:plain

 

境内を散策してみます。まずは境内の左手にある境内社に行ってみます。

f:id:inudenchi:20180519182352j:plain

 

鳥居の奥には境内社が三つ並んでいました。左から大鳥神社、大神宮、鳴子稲荷神社です。一番左の大鳥神社の祠が黒いもので珍しかったです。

f:id:inudenchi:20180519182411j:plain

 

鳥居の脇には七福神の弁財天さまです。

f:id:inudenchi:20180519182424j:plain

 

三つの境内社から社殿寄りには井戸がありました。大変珍しい三柱鳥居で囲われています。その奥には水神宮です。

f:id:inudenchi:20180519182440j:plain

 

井戸の辺りから拝殿を見ますとこんな景色です。

f:id:inudenchi:20180519182455j:plain

 

社殿に向かい左手にも参道が延びていました。西参道で、成子天神社にはそちらからでも出入りできるようです。

f:id:inudenchi:20180519182515j:plain

 

西参道の入口には、とても古い狛犬さんが一体だけありました。こちらは1775年に奉納されたものとのこと。かなり古いです。

f:id:inudenchi:20180519182532j:plain

 

拝殿の左手前には力石が並び、大きな石碑もありました。

f:id:inudenchi:20180519182550j:plain

 

力石の左手には、七福神の福禄寿さま。

f:id:inudenchi:20180519182635j:plain

 

社殿の左奥には北参道が延びています。行ってみます。

f:id:inudenchi:20180519182652j:plain

 

北参道の左手には大きな銀杏。夫婦公孫樹(めおといちょう)の雄木です。

f:id:inudenchi:20180519182704j:plain

 

そして銀杏の奥に、成子富士と呼ばれる大きな富士塚です。想像していたよりも遥かにでかいです。

成子天神社の富士塚

 

参道の右手には七福神の寿老人さまです。

f:id:inudenchi:20180519182735j:plain

 

富士塚の前にはいくつか石碑が並んでいます。左のものは「湯殿山」と書かれていますね。

f:id:inudenchi:20180519182750j:plain

 

真っ直ぐ進むと北参道の鳥居、左手の鳥居をくぐると成子富士の入口です。

f:id:inudenchi:20180519182806j:plain

 

左の鳥居手前には富士塚の説明。新宿区内では最大の富士塚と書かれています。

f:id:inudenchi:20180519182819j:plain

 

一礼して鳥居をくぐります。

f:id:inudenchi:20180519182923j:plain

 

先には浅間神社がありました。富士塚に登る前に、安全を祈り参拝します。

f:id:inudenchi:20180519182936j:plain

 

浅間神社の脇には木花咲耶姫命がいらっしゃいました。

f:id:inudenchi:20180519183035j:plain

 

成子富士登山へ出発。

f:id:inudenchi:20180519183050j:plain

 

登山道は細いですが歩きやすいです。

f:id:inudenchi:20180519183105j:plain

 

見上げるとけっこう高いです。ごつごつした岩は富士山から持って来た溶岩とのこと。

f:id:inudenchi:20180519183120j:plain

 

途中に祠がありましたので手を合わせます。

f:id:inudenchi:20180519183132j:plain

 

そこからいっきに危険な登り坂になりました。コケたらアウトなやつです。

f:id:inudenchi:20180519183145j:plain

 

無事に登頂です。頂上には祠があり、参拝します。

f:id:inudenchi:20180519183157j:plain

 

山頂から境内を見るとこんな感じです。けっこう高さがあって怖いです。

f:id:inudenchi:20180519183210j:plain

 

境内と反対側は高層マンションだらけ。

f:id:inudenchi:20180519183223j:plain

 

高さにビビりつつもしばらく山頂で過ごし、慎重に下山します。

f:id:inudenchi:20180519183235j:plain

 

無事に下山し、北参道の先に、七福神の最後の一人、布袋和尚さまを発見します。これで七人全部制覇です。

f:id:inudenchi:20180519183301j:plain

 

拝殿前に戻り、右手にあった社務所にて御朱印を頂き、成子天神社を後にしました。

f:id:inudenchi:20180519183432j:plain

 

参拝を終えて

成子天神社は、ありきたりな言葉で申し訳ありませんが、「都会のオアシス」のような場所でした。

周囲には西新宿の高層ビルが聳え、その谷間に緑の多い成子天神社の境内があります。

参道もまるでハイキングコースのようで、両脇にはたくさんの緑があり、手入れも行き届いていて綺麗です。風神と雷神のいる門をくぐった先は、まるで公園のような境内でした。

夫婦銀杏など大きな木も目を惹きますが、全体的に手入れされた綺麗な緑の印象が強いです。

2014年に社殿が再建されたとのことですので、その際に境内も整備されたのではないかと思われます。お洒落で綺麗で、居心地が良かったです。

オフィス街の中にありますので、実際に公園のような感じで通り抜けている人も多かったです。

そんなお洒落な境内をはじめとして、見どころの多い神社ではありましたが、一番インパクトがあったのは「成子富士」と呼ばれる大きな富士塚です。事前に富士塚があることは把握していたのですが、新宿区では最大のものというだけあって、想像していたよりも遥かにでかかったです。

僕がこれまでに登った富士塚では、鳩森八幡神社、品川神社、杵築大社などが大きなものでしたが、成子天神社の富士塚がそれに新たに加わりました。

さらにはこの富士塚、登山道が途中からけっこう危ないんです。

最初はハイキングコースのように長閑な感じなのですが、途中からいきなり急で細い道になり、コケたら終わりな感じになるので、一定の緊張感がありました。

そんな険しい道のりを制覇して成子富士の山頂に辿り着くと、新宿ならではの景色が広がっています。周囲は高層ビルだらけです。

とは言えやっぱり山頂は気持ちいいですし、下を見ると少し足がすくんでしまうくらいの高さもありました。

富士塚の入口、浅間神社の脇に木花咲耶姫命の像があったのですが、この像は元々は山頂にあったそうです。2011年の東日本大震災で落下し、立て直されたとのこと。

成子天神社を訪れた際には、是非この成子富士は登ってみてください。お勧めです。ただし、くれぐれも足元にはお気を付けて。

そして富士塚の他にも色々と見どころがありました。

成子天神社では七福神巡りが境内でできてしまうんです。七福神さまが全員いらっしゃいますので、これはもう巡らないと勿体ないです。

境内に七福神が全員というのは、湯河原の五所神社で見ましたが、東京では僕はここが初めてです。

七人全員を一人ずつ探すのもまた楽しかったです。

あとは、境内末社の大鳥神社の祠が黒色でして、黒い祠というのは珍しいかと。

夫婦銀杏も素敵でしたし、撫牛もしっかりと撫でさせて頂きましたし、隅々まで散策させて頂きました。

昔働いていた場所のすぐ近くに、こんなところがあったなんて。もっと早く来ていればよかったと、改めて思ってしまいました。

成子天神社では御朱印も無事頂いたのですが、御朱印は書く方によって全く違うようで、僕と嫁は一枚ずつ別のパターンで書いて頂きました。ありがとうございます。

大きな成子富士のある成子天神社。参拝できて良かったです。

続いては、北新宿にある鎧神社を目指して歩き始めます。

 

御朱印

こちらが成子天神社の御朱印です。

成子天神社の御朱印

書く方により御朱印が大きく異なるようですが、こちらの御朱印は、「天」の文字が極太ですので、滲みに注意が必要です(裏に紙を挟む、すぐ閉じないなど)。

 

こちらが古代文字の御朱印です。

成子天神社の御朱印

 

成子天神社では、上記以外にも一月に限り、七尊像巡り(七福神巡り)の御朱印を頂くことができます。

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、9時から16時までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都新宿区西新宿8-14-10です。

成子天神社の公式サイトはこちらです。
http://www.naruko-t.org/

 

電車

丸ノ内線 「西新宿駅」から徒歩2分。

1番出口から出て、目の前の青梅街道を右手に進むとすぐです。

大江戸線 「都庁前駅」から徒歩8~10分。

E2出口が一番近いです。

各線 「新宿駅」から徒歩10~12分。

西口方面から出て、大ガード交差点から青梅街道を西です。

 

駐車場

参拝者用の駐車場がありますが、利用の際には社務所への連絡が必要になります。近くにはコインパーキングもいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

新宿区の神社一覧