稲城市の矢野口にある白山神社の参拝レポートです。
読み方は「はくさんじんじゃ」です。南武線の矢野口駅から徒歩で数分のところにある、小さな神社です。珍しいクリーム色の鳥居があります。
序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。
矢野口の「白山神社」へ
うちの嫁さんは、実家が稲城市にあります。生まれも育ちも稲城です。こちらのブログで稲城の神社を紹介するたびに、そのことも書いている気がするのですが、また書いてしまいました。
要するに、嫁の実家に用事があり、稲城を訪れることがちょいちょいあるため、その足で稲城の神社巡りをするわけです。故に、多摩地域の他の市区町村に比べますと、稲城市の神社に関しては、扱っている数が比較的多めにはなっております。
そしてまた新たに一ヶ所、稲城市の神社がこのブログに追加されます。
季節は5月の中旬です。
嫁の実家に用事がありましたので、その足でどこか近くの神社にも行ってみようと。
とはいえ、実家近くの神社はもうそれなりに制覇してしまっているので、新規開拓となると少し離れた場所になります。
そんな中で今回選んだのが、矢野口駅近くに見つけた「白山神社」です。
駅から近くで行きやすそうだった、というのも理由の一つですが、もう一つ、矢野口駅から徒歩圏内にある、ホームセンターの「くろがねや」に行きたかったんですよね。
くろがねやは東京では店舗数も少なく、あまり名前も聞かないホームセンターかと思いますが、どうやら山梨や神奈川にはけっこうあるみたいです。僕はこれまで稲城店に何度か行ったことがありますが、店舗はかなりの広さですし、売っているものも充実しています。ウロウロしてるだけで、ちょっと楽しかったりもします。
色々と購入したい物がありましたので、矢野口駅で下車し、まずは白山神社に立ち寄ってから、くろがねやに向かうというコースにしました。
この日は何ヶ所もの神社を巡るわけではなく、白山神社の一ヶ所のみの予定です。
白山神社を事前に調べましたところ、かなり小さな神社のようですし、御朱印などもないようです。ですので御朱印帳も持たずに、身軽に手ぶらで向かいます。
南武線を矢野口駅で下車し、北側に出て東に進みます。大きな道路を渡り、二本目の路地を左折しますと、その先に大きな木が茂っているのが見えてきます。どうやらそこが白山神社のようです。
駅からゆっくり歩いて、5分くらいだったかと思います。
無事、白山神社に到着です。
ご由緒
ご祭神は、日本神話の神様で、男神である伊佐那岐命(いざなぎのみこと)です。伊邪那美命(いざなみのみこと)の兄であり夫でもあり、天照大神(あまてらすおおかみ)や素戔男尊(すさのおのみこと)の父神でもある、創造神です。
もしくは、伊佐那岐命、伊邪那美命と、現世と霊界を繋ぐ神様である菊理媛神(くくりひめのかみ)の、三柱のご祭神である可能性もあります。
北陸の白山を崇める山岳信仰に基づいた神社です。
矢野口の白山神社の創建は、年代や経緯など不明です。
何かわかり次第、追記させて頂きます。
境内案内
路地を進んで行きますと、左前方に木の緑と、その下に鳥居が見えてきます。
白山神社に到着です。社殿に向かって左手に、木が三本並んでいます。
外から見る限り、社殿と鳥居、そして三本の木が並んでいるのみの、とってもシンプルな境内です。小さな神社です。
鳥居の正面に立ちます。鳥居はクリーム色ですね。
一礼して鳥居をくぐり、境内へ。
鳥居の先、正面にはすぐ社殿です。
左手の三本の木は、どれもケヤキではないかと。一番手前のケヤキが一番大きいです。
大きなケヤキをしばし見上げます。
社殿の前へと進みます。社殿は古い建物に見えます。
中には本殿が三つ並んでいるのが見えました。
参拝させて頂きます。
社殿を振り返りますと、こんな景色になっています。
こちらは社殿を左斜め前から。
右斜め前からも激写。
やっぱり入口のケヤキの木が、一番目を惹きます。
最後にもう一度ケヤキを見上げ、白山神社を後にしました。
参拝を終えて
矢野口の白山神社は、とっても質素で、シンプルな感じの神社でした。言葉が正しいかどうかわかりませんが。
境内にあるのは、クリーム色の鳥居の先に、だいぶ古いもののように見える社殿です。他には左手に、ケヤキと思われる木が三本並んでいるのみです。
一番鳥居に近いケヤキは、けっこう大きいです。住宅街の中にありますので、その大きなケヤキが神社の一つの目印になっているかと思います。簡素な境内の中でも、ひときわ目立つ存在ですね。
また、クリーム色の鳥居というのも、意外と珍しいのではないかと思います。
僕はこれまでも何ヶ所かでクリーム色というのは遭遇しているかとは思うのですが、間違いなく多くはありません。記憶に新しいところでは、今年の冬に訪れた、神楽坂の秋葉神社が、おもいっきりクリーム色でしたね。
クリーム色というのは、大きく分ければ白だと捉えてしまってもいいのかとは思いますが、やはり珍しい分、印象には残ります。なぜこの色にしたのかとか、知りたくなってしまいます。もしかしたら単に、塗料の問題なのかもしれないですけれど。
鳥居には、平成6年に奉納されたものとの記載がありました。
社殿はいつ建立されたものなのかはわからなかったのですが、最近のものではなかったです。それなりに時間が経過している建物に見えました。
創建の年代や経緯など、境内に御由緒書きもありませんでしたし、帰宅後にネットで調べてみたのですが、残念ながらその辺りは一切わからずです。
ご祭神に関しても、伊佐那岐命(いざなぎのみこと)の一柱で紹介されているものがあったのですが、実際に社殿の中を覗いたところ、祠が三つ並んでいるのが見えましたので、伊佐那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)、菊理媛神(くくりひめのかみ)という、白山神社では多い、三柱の可能性もあるのではないかと。
また何かはっきりしたことがわかり次第、追記させて頂こうと思います。
自分が参拝した神社は、いつの時代にどんな経緯で創建された神社なのか、できるだけ知りたいと思ってしまうんです。
また、稲城市には矢野口だけではなく、百村というところに、小さな石祠のみのようですが、もう一つ白山神社があるみたいですので、そちらにもいつか参拝しようと思います。
矢野口の白山神社、参拝できてよかったです。
御朱印
白山神社の御朱印はありません。
(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)
アクセス
住所は東京都稲城市矢野口346です。
白山神社の公式サイトはありません。
電車
JR南武線 「矢野口駅」から徒歩5分。
北口に出て右に進み、大通りを渡ります。そのまま真っ直ぐ歩き、左手にある二つ目の路地に入りますと、その先です。
駐車場
参拝者用の駐車場はありませんが、ごく短時間でしたら、神社の前に他の車のご迷惑にならぬよう、駐車することは可能かと思います。近くにはコインパーキングもいくつかあります。
周辺のパワースポット
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