町田市にある町田天満宮の参拝レポートです。
読み方は「まちだてんまんぐう」です。原町田の鎮守社として崇敬されてきた神社で、本町田の菅原神社、南大谷の天神社とともに、「町田三天神」の一社に数えられています。原町田七福神の恵比寿神の神社でもあります。町田駅から徒歩10分ほど。
序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。
「町田天満宮」へ
町田の神社に足を運ぶのは、今回が初めて。ですので当然ながらこちらのブログで紹介するのも初めてです。
町田天満宮の社名自体は、以前から存じておりました。町田の大きな神社でして、いつか行きたいな~とはずっと思っていたんです。
町田自体、僕はそんなに行ったことがない街ではありますが、それでも過去に何度かは訪れたことがあり、駅周辺の景色などもなんとなくは覚えていて、けっこう栄えていたイメージがあります。思っていた以上に都会で驚いた覚えも。失礼ながら。
このたびは、そんな町田の神社巡りに出掛けることに。
町田方面でちょっとした用事がありましたので、その足で町田に行ってみることにしたんです。
僕と嫁、さらには嫁の妹という三人での組み合わせ。嫁の妹さんも社寺巡りが好きでして、たま~に一緒に出掛けるんです。とはいえ前回三人で神社巡りに出掛けたのが令和元年(2019年)の末くらいだったので、なんと約4年振り。そんなに久しぶりだということを、今この記事を書いていて気付きまして、ちょっとびっくりです。月日の経つのは本当に早いものですね。恐ろしいです。
今回はそこまでがっつりな神社巡りではなく、三社のみを事前にピックアップします。
まずは町田天満宮、続いて金森杉山神社、最後に母智丘神社という三社で、回るのもその順番。
多少駅から離れる神社はあるものの、いずれも町田駅の周辺ですので、そこまで歩く距離も大きくはなさそうです。
三社回り終わったら、居酒屋で一杯引っ掛けようという計画。それも含めての神社巡りが恒例にはなってます。
季節は11月です。天気は曇りで、少し肌寒く感じる気温。
お昼くらいに町田駅に到着し、さっそく町田天満宮を目指します。
嫁の妹は以前にも町田天満宮には参拝したことがあるようで、初なのは僕たち夫婦のみ。ゆえに妹の道案内で歩きます。
駅からは10分ほどでした。
歩道橋を渡っていますと、その先に鳥居が見えてきました。
町田天満宮に無事到着です。
ご由緒
ご祭神は、菅原道真公(すがわらのみちざねこう)です。
菅原道真公は、平安時代の類まれなる才能の持ち主だった学者で、学問の神様としても知られています。
創建は安土桃山時代の天正10年です。 原町田村が本町田村から分村した際に、古くから祠があった現在の地に、菅原道真公をお祀りしたのが始まりといわれています。
江戸時代初期の元和元年には社殿が造営されます。
江戸時代後期の嘉永6年には、京都白川殿より「町田天満威徳天神」の社号を賜ります。
明治になり菅原神社と称されますが、昭和39年に大綱神社と日枝神社を合祀し、社号も現在の町田天満宮へと改称しています。
原町田の鎮守社として崇敬され、本町田の菅原神社、南大谷の天神社とともに、「町田三天神」の一社に数えられています。
原町田七福神の恵比寿神の神社でもあります。
境内案内
歩道橋の先、こちらが町田天満宮の入口です。立派な石鳥居と、左に社号碑。
一礼して鳥居をくぐります。右にご由緒書きがあり、その後ろには造営の記念碑など石碑がいくつか並んでいます。
左に手水舎です。後方には梅の木が何本も。お稲荷さんと思われる境内社も見えますので、そちらは後ほど行ってみることに。
お清めをします。手水舎には龍もいます。水盤は明治時代に奉納されたものとのこと。
参道に戻り、進みます。境内には大きなクスノキが何本も。狛犬さんと石灯籠も連なっています。
参道の左手は開けていて、神楽殿が見えます。
右には撫で牛さん。ご挨拶をして、さっそく撫でさせて頂きます。撫で牛さんの後ろにも赤い鳥居が連なっていますので、後ほど行ってみることに。
参道の狛犬さんは全部で三対。最初の狛犬さんが一番古いもののようです。こちらが左の狛犬さん。子供もいます。
こちらが右の狛犬さんです。
参道は緩く左に折れ、その先に拝殿です。
こちらは二対目と三対目、左の狛犬さんたち。
同じく二対目と三対目の、右の狛犬さんたち。
そして右に二頭目の撫で牛さんです。先ほどのものは石で、こちらは銅製ですね。同じくこちらも撫でさせて頂きます。
拝殿は木の茶色を基調とした建物です。
参拝させて頂きます。
拝殿を振り返りますと、こんな景色です。周囲はマンションだらけですけど、境内は広々としています。
境内の左手奥にも立派な境内社が見えましたので、行ってみることに。
こちらは社殿を左斜め前から。
社殿の脇には神輿庫がありまして、金色の御神輿が見られます。手前の楠もでかいです。
神輿庫のお隣の境内社は、旧社殿を利用した建物。大物主神をお祀りする金毘羅宮、素戔嗚尊をお祀りする八雲社、恵比寿神をお祀りする西の宮と、聖徳太子が合祀されています。
境内社の前にも狛犬さんです。こちらが左の狛犬さん。
こちらが右の狛犬さん。お隣には恵比寿様の姿も。
恵比寿様は、こちらの境内社に合祀されている西の宮のご祭神になります。
旧社殿だったというこちらの建物、彫刻が凄いです。
彫刻をさらにアップで。
社殿の扉にも、木や鳥の彫刻が施されています。
こちらは境内社の前辺りから見た境内の景色。
入口に近い側の撫で牛さんの後ろにあるお稲荷さんへ。出世稲荷です。
連なる鳥居をくぐり、神狐さんたちに迎えられ、参拝。
今度は反対側、手水舎の後ろのお稲荷さんにも。
境内を一通り散策し、社殿の右手にある授与所にて御朱印を頂き、町田天満宮を後にしました。
参拝を終えて
町田天満宮は、境内が広々として開放感のある神社でした。
周囲には高層マンションがあちこちに聳えているのですが、こちらの境内だけは空が広く、気持ちがよかったです。この日は曇が多めでしたけれど、晴天でしたら開放感もさらに大きかったかもしれません。
そんな広々とした境内には、立派な木々が何本も。大きなクスノキ、ケヤキ、イチョウ、梅など、様々な木々が目を惹きます。
これだけ色々な木がありますと、季節によって色んな景色が楽しめるのではないかと。僕が訪れたのは11月ですので、特にこれと言って花や紅葉はありませんでしたけれど…。あと3~4ヵ月後には、手水舎の後ろの梅が綺麗に咲くんでしょうね。
参道には三対の狛犬さんと二対の石灯籠。さらには右手に二頭もの撫で牛さん。
鳥居をくぐり境内に入った時点で、それらのものがいっきに目に飛び込んでくる感じです。その中心は前方の拝殿です。
撫で牛さんは二頭ともしっかりと撫でさせて頂きました。
社殿は柔らかな印象を受ける建物です。どことなく優しい感じがしました。
それに対し、左奥にある旧社殿の境内社は、彫刻が凄く荒々しい感じもしました。どの彫刻も精巧で迫力があり、見入ってしまいました。扉にまで彫刻が施されていましたし。町田八幡宮で一番印象に残ったのは、それらの彫刻かもしれません。
また、境内社の前の狛犬さんも目を惹く容姿でして、同じく印象に残っています。
旧社殿には恵比寿様もお祀りされていまして、「原町田七福神」の一神になっています。原町田七福神巡りは、2009年に原町田商店街の有志によりできたそうで、福禄寿は商工会議所、大黒天はカリヨン広場など、少し変わったところにもいらっしゃったりするみたいです。面白そうですね。
回ってみたいな~とは思うんですけどね。この日はそこまで時間に余裕はなかったので、またいつか。
七福神巡りって色んなところにありますけれど、僕は意外と完遂できていないものが多いんですよね。逆に気付ぬうちにいつの間にか回り終えていたパターンもありますけれど。
牛を撫でたり、大木を見上げたり、彫刻を眺めたり。
広々とした境内を、ゆっくりと散策させて頂きました。
町田の大きな神社だけあり、僕たち以外にも常に参拝者の姿がありました。
この日の神社巡りで最初にして、僕が町田で初めて訪れた神社、町田天満宮。
参拝できてよかったです。
続いては、そこから南東にある、金森杉山神社へと向かいます。
御朱印
こちらが町田天満宮の御朱印です。
御朱印の受付時間
御朱印と御守りを頂ける時間は、9時半頃~夕方までです。
(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)
アクセス
住所は東京都町田市原町田1-21-5です。
町田天満宮の公式サイトはこちらです。
https://tenmangu.newsinet.com/
電車
JR/小田急線「町田駅」から徒歩10~12分。
町田駅前通りを東に進み、歩道橋を渡った先です。
駐車場
境内に参拝者用の駐車場があります。特別な日でなければ問題なく駐車できるかと思われます。周辺にはコインパーキングもいくつかあります。
トイレ
授与所の脇にあります。
周辺のパワースポット
町田市の神社一覧
著者が参拝した町田市の神社の一覧です。