町田市にある金森杉山神社の参拝レポートです。
読み方は「かなもりすぎやまじんじゃ」です。正式名称は杉山神社のみになります。江戸時代前期に創建された神社で、境内には大きな御神木のタブノキが聳えています。町田駅の南東に位置し、駅からは徒歩15~20分ほど。
序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。
町田の「金森杉山神社」へ
11月の上旬、町田の神社巡りに出掛けました。町田の神社というのは今回が初です。
そこまでがっつりな神社巡りではなく、ピックアップしたのは全部で三社のみ。
まず、以前から気になっていた町田天満宮を中心にして、近くで行けそうな神社はないか検索し、金森杉山神社と母智丘神社の二社を加えた形です。
町田の神社で検索すると、なかなかの数が出てくるんですけどね。この日は午前中に用事があり、神社巡りは午後の3時間ほどを予定していましたので、そこまでの数は回れずで。
町田市内の神社を制覇しようと思ったら、かなりの日数を要するかと思います。また、交通の便などを考えると、車がないと厳しいかもしれないですね。
僕は都内の神社巡りは基本的に電車と徒歩でして、巡った後に一杯引っ掛けて帰るのが常になってはいるのですが…もし本格的に町田を巡るのでしたら、車を用意しないといかんです。
いつか制覇できる日がくるのかどうか。きたとしても、相当先にはなりそうです。
お昼過ぎに町田駅に降り立ちまして、まずは徒歩10分ほどの町田天満宮へ。
天満宮は町田では大きな神社のようで、境内も広く見どころもあちこちにありました。
で、次に向かいましたのが、こちらの記事で紹介する金森杉山神社です。
町田天満宮からは、南東に歩いて数分と思われる場所。
この日は僕と嫁、そして嫁の妹という三人での神社巡りでしたので、地図を見つつ三人で住宅街の路地を歩きます。
そして天満宮からは10分ほどだったかと思います。玉垣が見え、杉山神社に到着はしたのですが、入口の鳥居がまだまだ先のようでして、玉垣に沿って歩くことに。けっこう参道が長い神社のようです。
ぐるっと回ってようやく鳥居に到着です。
ご由緒
ご祭神は、日本武尊(やまとたけるのみこと)です。第12代景行天皇の皇子、第14代仲哀天皇の父であり、武勇に優れた日本古代史上の伝説的英雄です。
創建は江戸時代前期の天和3年になります。旗本であった高木伊勢守の一族が、下屋敷内に奉斎したのが始まりとされています。
江戸時代末期の慶応2年と大正6年には社殿が新しく造営され、現在の拝殿は昭和11年に新築されたものになります。
近隣にある渋池神社(渋池弁財天社)は、当社の境外末社です。
境内案内
こちらが金森杉山神社の入口です。境内には大きな木が多いです。
一礼して石鳥居をくぐり境内へ。
左にご由緒書きです。目を通します。
ご由緒書きの先には、いくつもの石塔が並んでいます。平べったい四角い碑の手前までは、左から光専神、道祖神、日待塔、庚申塔、庚申塔、地神塔、庚申塔、地蔵菩薩です。
四角い碑から右が、鳥居跡記念碑と鳥居台座、皇太子殿下御降誕記念碑、日露戦争戦勝記念艦砲模擬弾(二基)。
参道に戻り、進みます。境内の木々は色んな種類ですね。
右手にひときわ大きな木。カヤの木でしょうか。違ったらごめんなさい…。
前方の社殿左の御神木も目を惹きます。
左が社務所。神楽殿も兼ねているかもしれません。
拝殿へと進みます。
右に手水舎。
手水舎には龍がいました。
拝殿へと進みます。
右に境内社の八坂神社がありましたので、後ほど参拝させて頂くことに。
拝殿前には狛犬さんです。こちらが左の狛犬さん。子供もいます。
こちらが右の狛犬さん。
拝殿には、鳳凰、龍、獅子の彫刻が見えます。龍と獅子はまるでこちらを見ているかのよう。
彫刻をアップで。これはかっこいい。
参拝させて頂きます。
拝殿を振り返ると、こんな感じ。広々とした境内に、参道が真っ直ぐ延びています。
拝殿脇の御神木に近づいてみます。何の木かわからなかったのですが、「タブノキ」と書かれていました。
しばし立派なタブノキを見上げて過ごします。
こちらは社殿を左斜め前から。
境内の奥の方も開けていて、行ってみますと本殿も見えました。
八坂神社にも参拝し、ひととおり境内を散策し終え、最後にこちらの授与所にて御朱印を頂き、金森杉山神社を後にしました。
参拝を終えて
最初に訪れた町田天満宮は、参拝者の姿も絶えることがなかったのですが、こちらの金森杉山神社は、人の気配もなくひっそりとしていました。
てっきり社務所もご不在かと思ってしまうほど、静かでした。予想外に宮司さんがいらっしゃり、御朱印も無事頂くことができましたけれど。
そんな静かな空気の中、思うがままにゆっくりと境内を散策させて頂きました。
まず、長い参道の両脇、そして社殿の周囲に、立派な木が何本も聳えているのが目に入ります。木は色んな種類がありまして、特に真ん中ほどの右手にあったカヤの木(と思われる木)と、社殿脇のタブノキが大きく、素晴らしかったです。
タブノキの方は、全く何の木なのかわからなかったのですが、幹に「タブノキ」としっかり書いてあったので、知ることができました。
神社巡りをしていますと、木の名前も自然と覚えてくるものでして、クスノキ、イチョウ、ケヤキ、マツなんかはもうすぐわかるんですけどね。それ以外がまだなかなかパッと見ではわからずで。
そして木々の他にももう一つ素晴らしかったのが、拝殿の彫刻です。
鳳凰、龍、獅子が彫られていまして、龍と獅子はまるでこちらを見ているかのようで、怖いくらいでした。
人の気配がない静かな境内で、それらの彫刻と対峙するのは、じゃっかん緊張感もありました。
迫力のある素敵な彫刻に出会えました。
鳥居をくぐってすぐ左手、石塔が並ぶ一角も、こちらの神社の見どころの一つです。一番右には奉納された砲弾も並んでいます。
失礼ながら参拝前は、こんなに色々と素敵なものを目にするとは思っておりませんでした。
いい神社に参拝できました。
この日は宮司さんがいらっしゃり、書き置きの御朱印も頂けましたが、ご不在のことも多いようです。その際には川崎市にある栗木御嶽神社にて、頂くことができるみたいです。少々遠いですけれど。
金森杉山神社、参拝できてよかったです。
続いては、町田駅の北にある、母智丘神社へと向かいます。
御朱印
こちらが金森杉山神社の御朱印です。
御朱印の受付時間
御朱印と御守りを頂ける時間は、日中の時間帯(9時から16時を目安に)です。ご不在のこともあるようです。川崎市麻生区にある栗木御嶽神社でも頂くことができます。
(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)
アクセス
住所は東京都町田市金森7-1です。
金森杉山神社の公式サイトはありません。
電車
JR/小田急線「町田駅」から徒歩15~20分。
町田天満宮の鳥居から、そのまま玉垣に沿って南東に路地を真っ直ぐ進み、突き当りを左折です。
駐車場
参拝者用の駐車場はありません。町田駅方面まで行けばコインパーキングがいくつかあります。ごく短時間でしたら、境内脇の道路に、通行の妨げにならぬよう路駐も可能かとは思われます。
周辺のパワースポット
町田市の神社一覧
著者が参拝した町田市の神社の一覧です。