神社と御朱印、ときどき寺院

美しき日本の神社をご案内。

日光の世界遺産巡り。順路と御朱印と見どころを解説。
宮島の神社仏閣巡りと御朱印を徹底解説。
伊勢神宮と周辺の神社巡り。御朱印・順路・所要時間などを全解説
諏訪大社の四社巡り。御朱印&記念品とおすすめのルート。

和田稲荷神社(練馬区)の御朱印と見どころ

和田稲荷神社の紹介

練馬区の石神井町にある和田稲荷神社の参拝レポートです。

読み方は「わだいなりじんじゃ」です。伝五郎稲荷、和田堀稲荷とも称されている神社で、西武池袋線の石神井公園駅近くに鎮座しています。区内では最大という大きなシラカシの木があることでも知られています。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

石神井の「和田稲荷神社」へ

和田稲荷神社は、この日訪れる五社目の神社。

ここまで練馬駅の周辺で三社、そして電車にて石神井公園駅まで移動し、駅近くの大鷲神社に参拝後、こちらの和田稲荷神社に、という流れです。

石神井公園駅といえば、その駅名のままではありますが、近くには石神井公園があります。園内に石神井池を有する大きな都立の公園ですね。

僕も石神井公園の名前だけは、上京してけっこう早い段階から知っていた覚えがあります。しかし、東京で暮らして25年ほど経ちますが、まだ一度も行ったことがないんです。

映画やドラマのロケ地としてもよく使われている公園とのことですし、いつか行ってみたいな~とぼんやりと思ってはいたのですが、なかなかその機会に恵まれず。

このたびは、そんな石神井公園の最寄り駅、石神井公園駅に降り立つということで、公園まで足を運ぶまたとない機会がついに訪れたんです。

ところがどっこい。

この日は時間に余裕がありませんでして、公園に行くなら神社巡りは無し、神社巡りをするなら公園は無し、という選択をしなければならないことに。

そして散々悩んだ末に…このたびは神社を取りました。

石神井公園内にも、石神井氷川神社という神社があるので、そちらに参拝がてら、というルートも考えはしたのですが、氷川神社の場所がこれまた公園の端でして、駅からですとけっこうあるんです。ゆえに今回はそのようなルートも断念。

無難に駅の近くを二か所、もしくは三か所巡るという形に落ち着きました。

そんなわけで、まず駅から一番近い大鷲神社に参拝。

続いて和田稲荷に向かいます。地図を確認しつつ大通りに出るとすぐ、左手に茂る木々と玉垣が見えてきました。

到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、五穀豊穣の神様である倉稲魂命(うかのみたまのみこと)です。宇迦之御魂命とも表記され、稲荷神と同一です。

創建の年代は不明ですが、江戸時代には旧和田地区の鎮守だったことから、それ以前になります。

境内の石碑には、「三百餘年の昔 京都伏見乃里より渡邊傳五郎翁の遷し祀りしと云ふ」と記されていて、渡辺伝五郎という人物が京都の伏見稲荷より勧請し、創建したものと考えられます。現在「伝五郎稲荷」とも称されているのは、この渡辺伝五郎氏に由来しています。

御神木のシラカシは、練馬区内で最大のシラカシです。

 

境内案内

こちらが和田稲荷神社の入口です。社殿の左手前に見える大木が、シラカシのようです。その左手にも大きなヒマラヤスギが見えます。

 

右には綺麗な葉桜です。

 

石鳥居へと進みます。鳥居の左右には石碑がいくつか並んでいます。

 

右手の石碑の一つが、稲荷神社と書かれた社号碑ですね。

 

一礼して鳥居をくぐり境内へ。まず前方のシラカシに目を奪われます。でかいです。

和田稲荷神社のシラカシ

 

左手にはヒマラヤスギの奥に慰霊碑。その左にも大きな切り株がありましたので、かつては何かしらの大木が聳えていたんですね。

 

参道を少し進むと、左手に手水舎です。

 

拝殿へと歩を進めます。

 

左右には神狐さんがいまして、シラカシは左の神狐さんの後ろに聳えています。

 

でかいです。そして高いです。

 

こちらは左の神狐さん。耳が大きいですね。子供もいます。台座にも神狐。

和田稲荷神社の神狐

 

シラカシは高さ18m、幹の周囲は3.8mとの説明。

 

こちらは右の神狐さん。同じく耳がでかいです。子供もいて可愛いです。

 

拝殿は白と薄い桃色を基調とした、淡い色合いの建物です。

 

左手に社務所、もしくは神楽殿です。

 

拝殿の前へ。お賽銭箱の神紋が赤いですね。

 

左前方には、小山の上にお稲荷さんが見えましたので、後ほど行ってみます。

 

参拝させて頂きます。

 

拝殿を振り返りますと、こんな景色です。

 

こちらは拝殿側から見たシラカシ。

 

色んな角度から、シラカシを見上げてみます。

 

拝殿を左斜め前から。

 

左手の境内社に。

 

小山に登り、参拝させて頂きます。

 

小山の上から見たシラカシも、やっぱりでかい。

 

小山からですと、本殿の姿も見ることができます。

 

こちらは社殿を右斜め前から。

 

慰霊碑に手を合わせ、入口の桜も眺めつつ、和田稲荷神社を後にしました。

 

参拝を終えて

和田稲荷神社は、御神木のシラカシの存在感が、圧倒的に大きな神社でした。

遠目にもその大きさはわかるのですが、近づくとさらにそれを実感します。色んな角度から眺めさせて頂きましたが、素晴らしかったです。

社殿の左手、境内社のある小山の上からのシラカシも素敵ですので、お勧めです。参拝した際にはぜひ登ってみてください。

入口に立った時点では、手前に見えたヒマラヤスギも同じくらい大きく感じたのですが、近づいてみるとやっぱりシラカシの方が断然でかかったです。

シラカシは練馬区内で最大のものとのことで、そうなると都内最大のものはどこにあるのか?と必然的に気になりはします。で、帰宅後にググってみたのですが、わからず。わからないと余計気になるんですけどね。

ちなみに日本最大のシラカシは、山口県萩市の川上地区というところにあるみたいです。そちらもいつか見に行ってみたいものです。

シラカシやヒマラヤスギだけではなく、境内には何本も木が聳えていまして、慰霊碑の脇にも大きな切り株がありましたので、かつてはもっとたくさんの大木があったものと思われます。

入口の葉桜もとっても綺麗でした。

淡い色合いの社殿も、また素敵でした。白と薄いピンクの、ほんとに柔らかい印象の建物でした。

ですのでお賽銭箱の赤の神紋が、余計に目立っていた感じはします。

参道の神狐さんは、耳が大きくて特徴のあるお顔の神狐さんで、左右どちらにも子供がいます。見ていると愛おしくてたまらなくなるような、そんな可愛らしさがありました。表情がたまらなかったです。

境内には始終僕たち夫婦しかおりませんでしたので、大きなシラカシが聳える中、のんびりと思うがままに過ごさせて頂きました。

この日は最初に訪れた練馬白山神社でも、都内最大という大きなケヤキを見ることができましたので、大木との出会いが重なります。もちろん嬉しい出会いです。

素敵な神社に足を運ぶことができました。

和田稲荷神社、参拝できてよかったです。

続いては、駅の北側にある石神井神社へと向かいます。

 

御朱印

和田稲荷神社の御朱印はありません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都練馬区石神井町1-21-15です。

和田稲荷神社の公式サイトはありません。

 

電車

西武池袋線「石神井公園駅」から徒歩3~4分。

南口を出て、駅を背にして左手に進み、大通りに出たら右方向(南)に進みます。そのまま少し歩いた先、左手です。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。近くにコインパーキングがいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

練馬区の神社一覧