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石神井神社(練馬区)の御朱印と見どころ

石神井神社の紹介

練馬区にある石神井神社の参拝レポートです。

読み方は「しゃくじいじんじゃ」です。石神井という地名の由来にもなっている神社で、西武池袋線の石神井公園駅から北に鎮座しています。境内には大きなスダジイの木が何本も聳えています。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

地名の由来にもなった「石神井神社」へ

石神井神社は、この日の神社巡りで最後に訪れた神社です。

この日は嫁と二人、練馬区の神社巡りに出掛けてきまして、これまでに以下の五社に参拝しました。

  • 練馬白山神社
  • 練馬大鳥神社
  • 東神社
  • 石神井大鷲神社
  • 和田稲荷神社

上の三つは練馬駅の近く、下の二つは石神井公園駅の南側です。

で、最後に参拝する石神井神社は、石神井公園駅の北西。一つ前に訪れた和田稲荷神社より、いったん駅まで戻り、そこから北へと向かいます。

練馬区の神社を訪れるのは、僕たち夫婦は今回が初めてでして、まだどこにどんな神社があるのか、知らないことだらけ。

この日降り立った練馬駅と石神井公園駅、そのどちらも初めての下車でした。

石神井ですと石神井公園の西に氷川神社がありまして、どうやらそちらがその辺りの総鎮守で、一番大きな神社のようです。

ですので氷川さまにもご挨拶を是非したかったのですが、駅からですと少々距離があり、この日は時間にもあまり余裕がなかったため、そちらはまた次の機会に。

その代わりと言ってはなんですが、駅の北側に「石神井の地名の由来となった神社」として石神井神社があるということを知りましたので、参拝させて頂こうと。

石神井神社も駅からは少し距離があるのですが、氷川神社ほどではありませんので、行ってみることにしたんです。

石神井という地名は何気に気になっていましたし。

そんなわけで、この日の神社巡りの締めに、石神井神社を目指すことにしました。

駅からは7~8分だったかと思います。

地図を確認しつつ歩いて行きますと、住宅街の中に大きな木の茂る一角を見つけます。

石神井神社に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、少彦名命(すくなひこなのみこと)です。少彦名命は、大国主命の国造りに力を貸した神様で、温泉、医薬、知識、酒造の神など、様々な性質を持った神様です。

創建の年代は不明です。

当社が井(池)から掘り出した石剣(石神)を祀っていることから、この辺りが石神井と呼ばれるようになり、地名の由来となっています。「井」は現在の石神井公園にある池で、石神井川の主水源となっている三宝寺池と考えられています。

 

境内案内

住宅街を歩いて行きますと、大きな木が見える場所が、石神井神社です。

 

こちらが石神井神社の入口です。奥にも大きな木が見えます。

 

鳥居の手前、左手に社号碑とご由緒書き。

 

一礼して鳥居をくぐり境内へ。

 

右手には大東亜戦争出征者各位と書かれた、平和の碑です。

 

鳥居のすぐ先、左右には狛犬さんです。こちらが左の狛犬さん。

石神井神社の狛犬

 

こちらが右の狛犬さん。子供もいます。

 

参道を進みます。社殿の両脇に大きな木が聳えていますが、右側の木の大きさが際立っています。参道の左手にはピンクの椿。

 

右手の建物が社務所です。

 

どうやら社殿の右手は、大きな木が何本か重なっているようですね。

 

今さらですが、入口に見えた大きな木は、スダジイの木でした。境内から見るとこんな感じです。

 

社殿の左右に聳える木も、スダジイのようです。右の奥にはイチョウも見えます。

石神井神社のスダジイ

 

灯籠が少し変わった石灯籠です。こちらは右側。後ろには境内社も見えますので、後ほど行ってみることに。

 

右の灯籠の手前奥にも、石祠が一つありました。こちらにも後ほど参拝させて頂きます。

 

こちらは左の石灯籠。その先には桜も咲いています。

 

拝殿へと近づくにつれ、脇のスダジイの大きさにも圧倒されます。

 

左には、おそらく一代前の古い狛犬さん。

 

狛犬さんのお隣が手水舎です。神紋は三つ巴。

 

しばしこの位置からスダジイを眺めます。

 

拝殿へと進みます。

 

拝殿前の石灯籠は、台座に松と竹が彫られていました。

 

どうしてもスダジイを見てしまいますね。

 

拝殿は木の茶色を基調とした建物です。参拝させて頂きます。

 

拝殿を振り返りますと、こんな景色になっています。やっぱり入口のスダジイもでかいです。

 

社殿右手のスダジイに近づいてみます。

 

幹も太い。

 

先ほど通り過ぎた境内社の脇には神輿庫があり、そちらにもスダジイです。

 

こちらは社殿を右斜め前から。反対側のスダジイもでかいです。

 

社殿の奥へと行ってみますと、そちらにも木々。傾いて伸びている木はこぶしでした。

 

参道脇の境内社へ。

 

境内社は稲荷神社です。参拝させて頂きます。

 

こちらは、お稲荷さんの前辺りから見た社殿です。この後小さな石祠にも参拝し、石神井神社を後にしました。

 

参拝を終えて

この日の神社巡りの締めに訪れた石神井神社は、大きなスダジイの木が何本も聳える、素敵な神社でした。

まず、住宅街を歩いて石神井神社の近くまで来た際に、ひときわ大きな木が目を惹きまして、そちらが入口のスダジイでした。それだけでも感嘆してしまったのですが、さらに境内に入ると、社殿脇のスダジイの大きさにやられます。

この日は練馬白山神社にて、都内で最大という大ケヤキを目にし、石神井駅の南にある和田稲荷神社では、練馬区内で最大というシラカシを目にし、そこからの石神井神社のスダジイです。

大木との出会いの多い神社巡りです。

白山神社のケヤキや和田稲荷のシラカシは、事前に予備知識として頭に入れていたのですが、石神井神社のスダジイは知らずに訪れましたので、ちょっとびっくりしちゃいました。

特に社殿に向かい右手の一本がでかかったです。

社殿が大きな木々に囲まれ、護られているようでした。

境内には綺麗な松などもあったのですが、やっぱりスダジイの存在感が圧倒的で、どうしてもそちらに目が行ってしまうんですよね。

社殿の後ろの斜めに伸びていたこぶしの木は、珍しくて目を惹きましたけれど。

境内にはいつものごとく、僕と嫁しかおりませんでしたので、のんびりと散策させて頂きました。

こちらの拝殿内には、明治初期以降に奉納された大絵馬が十数枚あるとのことでして、ぜひ見てみたかったのですが、どうやら例祭とお正月にしか公開されていないようで、この日はちらっとも見ることはできず。

見れないと思うと余計に見てみたくなるものですけどね。

とはいえ大きなスダジイを堪能させて頂きましたので、もうそれだけで大満足ではあります。

この日は練馬区内の神社を全部で6社参拝させて頂きましたが、どこも本当に素敵な神社でして、いい休日が過ごせました。

練馬にはまだまだたくさんの神社がありますので、また時間を見つけて出掛けてきたいと思います。

 

御朱印

石神井神社の御朱印はありません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都練馬区石神井町4-14-3です。

石神井神社の公式サイトはありません。

 

電車

西武池袋線「石神井公園駅」から徒歩8~9分。

北口を出て、駅を背にして左手に進み、大通り(富士街道)を渡ったら、高架下沿いではなく、斜めに延びる小路を進みます。そのまま住宅街を歩き、左手8つ目の路地を入ってすぐです。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。駅周辺にコインパーキングがいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

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