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瀧原宮(大紀町)の御朱印と見どころ

瀧原宮の紹介

三重県度会郡大紀町滝原にある瀧原宮の参拝レポートです。

読み方は「たきはらのみや」です。滝原宮と表記されることもあります。宮域外に鎮座している内宮(皇大神宮)の別宮で、対となる別宮の瀧原竝宮(たきはらならびのみや)が並立されています。伊勢から遠く離れていることから、志摩市にある伊雑宮(いざわのみや)とともに、遙宮(とおのみや)とも称されています。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

内宮の別宮「瀧原宮」へ

伊勢神宮というのは、125社の神社の総称というのはけっこう知られているかと思います。お伊勢参りをするのなら、ぜひとも125社全部に参拝したいところではありますが、遠方からですとそう簡単には回れません。

僕はこのたび、嫁と二人でお伊勢参りにやってきまして、125社は回れなくとも、内宮(皇大神宮)と外宮(豊受大神宮)の正宮はもちろん、その次に尊いとされる別宮にはせめて全部足を運べたらと。

別宮は全部で14あり、内宮が10、外宮が4です。

それらを全部回る場合、14か所も行かねばならぬのかと一瞬思うのですが、同じ境内にいくつかの別宮が祀られていたりもするので、そこまであちこち回らなくても大丈夫。

しかしです。

瀧原宮と伊雑宮という二つの別宮だけ、ちと遠いんです。伊勢から遠く離れた別宮ゆえに「遙宮(とおのみや)」と称されているほど。

このたび伊勢の神社巡りをするに際し、最初は2泊3日ほどの予定でおりました。しかしその場合、二つの遙宮に行くのがなかなか難しいことも判明します。相当に詰め詰めのスケジュールにすれば、行けないこともないかもなんですけどね。僕の場合はそれぞれの神社を時間掛けて回りたいので、その案は無しです。

で、当初今回は遙宮は諦める方向ではありました。どちらの宮も遠いうえにアクセスもあまりよろしくなく、行くのは大変だと思い。

しかし、じょじょに今回を逃したら次はいつになるかわからんぞ、という想いが強くなり…だったらおもいきってもう少し日程を多めにとり、二つの遙宮にも足を延ばしてみようじゃないかと、そのような結論に達しました。

そして決めた日程が4泊5日です。

瀧原宮には、その3日目に参拝させて頂くことに。

伊勢市駅近くのホテルをチェックアウトし、電車を乗り継ぎ向かいます。

多気駅というところで乗り換えまして、三瀬谷駅で下車します。移動時間は1時間ほど。

瀧原宮の最寄り駅は一つ先の滝原駅なのですが、その前に内宮摂社の多岐原神社に立ち寄るため、そちらの最寄りである三瀬谷駅で下車しました。

三瀬谷駅からはタクシーで多岐原神社に行き、参拝の間タクシーには待機してもらい、参拝後にはそのまま瀧原宮へと乗せてもらうことに。

多岐原神社からは10分ほどでした。

瀧原宮の入口に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、天照大御神御魂(あまてらすおおみかみのみたま)です。

日本国民の総氏神で、皇室の祖神である天照大御神の御魂になります。

10ある内宮(皇大神宮)の別宮の一つで、宮域外にあり伊勢から遠く離れていることから、伊雑宮とともに遙宮(とおのみや)とも称されています。

同じく内宮別宮の、瀧原竝宮(たきはらならびのみや)が並立されていて、瀧原宮には天照皇大御神の和魂(にぎみたま)、瀧原竝宮は天照皇大御神の荒魂(あらみたま)がお祀りされています。

創建の正確な年代は不明ですが、倭姫命が天照大御神を奉戴してご巡行しているとき、「大河の瀧原の国」といわれた美しいこの土地に宮殿を造立したのが始まりとされていて、内宮よりも先に天照大御神をお祀りしたとも伝えられています。

その後に伊勢の地に内宮が創建されたため、別宮となったと考えられています。

かつては天照大御神遙宮(あまてらすおおみかみのとおのみや)、大神遙宮(おおかみのとおのみや)と称されていました。

昭和には大戦時の爆撃により、宮域で最大であった御神木の太郎杉と次郎杉が被災しています。

清流の宮川から約40kmさかのぼった上流に位置する別宮で、境内には所管社である若宮神社(わかみやじんじゃ)、長由介神社(ながゆけじんじゃ)、川島神社(かわしまじんじゃ)も鎮座しています。

 

境内案内

こちらが瀧原宮へと続く鳥居です。

 

この右手は道の駅「奥伊勢木つつ木館」。

道の駅木つつ木館

 

鳥居をくぐり進みますと、突き当りは瀧原宮の宮域です。でかい木が何本も聳えています。

 

そして右に進んで行きますと、瀧原宮の入口です。

 

左にトイレ。

 

トイレの先が衛士見張所。

 

鳥居の正面に立ちます。

 

右にご由緒書き。

 

一礼して鳥居をくぐり、参道へ。

 

木々の緑に癒されながら、歩きます。

 

域内は森の中で、大木も。

 

まだまだ歩きます。

 

しばらくしますと、前方に橋。少し景色が変わります。

 

橋を渡ると右手に「御手洗場(みたらし)」の案内があり、下っていく石段です。

 

石段を下りますと、そこには清流の頓登川(とんどがわ)。こちらでお清めをします。

 

お清めを終え、参道に戻ります。参道には手水石もありました。川でお清めができない場合は、こちらで。

 

右に宿衛屋です。後ほどこちらで御朱印を頂きます。

 

左に忌火屋殿(いみびやでん)。神饌の調理を行う場所です。

 

進みます。

 

右に祓所。

 

前方に、斜めに延びる杉です。

 

そしてその先に「ねじり杉」。この場所がゼロ磁場と言われています。

ねじり杉

 

ねじり杉をしばし眺めて過ごします。ねじれてますね。

 

少し歩くと、左前方に社殿が見え始めます。この辺りもあちこちに大きな杉。

 

でかい杉の間を抜けると、景色が開けます。

 

左手は古殿地。

 

古殿地の先に社殿が並んでいます。

 

参拝順の案内が出ていましたので、そのようにさせて頂きます。

 

まずは二つ並んだ社殿のうちの奥、瀧原宮へ。

 

鳥居の左手に聳える杉もひときわでかいです。

 

鳥居をくぐり、瀧原宮に参拝。

 

続いて瀧原宮の左、瀧原竝宮へ。

 

瀧原竝宮に参拝。

 

こちらは瀧原竝宮の側から見た、瀧原宮。

 

続いて、奥のエリアへ。

 

まずは石段の先にある若宮神社へ。

 

若宮神社に参拝。御祭神は、瀧原ゆかりの水神といわれる若宮神(わかみやのかみ)です。こちらも木がすごい。

 

若宮神社を振り返りますと、こんな景色です。

 

最後に長由介神社に参拝。こちらには川島神社が同座しています。長由介神社のご祭神は、瀧原宮の御饌を司る神といわれている長由介神(ながゆけのかみ)、川島神社ご祭神は、川島神(かわしまのかみ)です。

 

長由介神社から見る別宮の景色もまた素敵です。

 

参道を戻ります。

 

帰り道、「神の手」と呼ばれている木の根っこを発見。

 

ねじり杉を再度じっくり眺め、宿衛屋にて御朱印を頂き、瀧原宮を後にしました。

 

参拝を終えて

瀧原宮、とってもよかったです。遠くまで足を運んだ甲斐がありました。

宮域内には大きな杉があちこちに聳えてまして、そんな中を突っ切っている参道が、素晴らしかった。

入口の鳥居から社殿まではけっこう距離があり、普通に歩いてもおそらく10分ほどは掛かるかと思います。僕たち夫婦はじっくり見たり写真を撮ったりなので、15~20分くらい掛かってます。ですが参道が素晴らしいので、あまり遠さは感じなかったんですよね。むしろまだまだ歩きたいくらいで。

途中、お清めをする頓登川の御手洗場も、これまた素敵でした。ちょうど他の参拝者の方が誰もいらっしゃらず、僕と嫁だけでしたので、しばらく川を眺めたり、音を聴いたりして過ごしました。そうしているだけで清められていくような、そんな気分になるものです。内宮の五十鈴川も素敵でしたけれど、やっぱり川でお清めをするのっていいものですね。

その先には、ゼロ磁場にあるという「ねじり杉」です。そのねじれて聳えている姿は、不思議ですし、惹き付けられないわけがありません。周囲の杉もでかいのですが、その中でもねじり杉の存在感は、ひときわ大きかったです。

ゼロ磁場では「気」を感じるとか、不思議な写真が撮れるとか言われているようですが、僕たち夫婦は残念ながらそういったものは特に感じることはできず…。不思議な写真も撮れずでした。

ねじり杉のある神秘的な景色を見られましたので、それだけで十分ですけどね。

で、ねじり杉から少し歩くと、社殿の並ぶ開けた空間に出るのですが、その景色もまた美しくて。

瀧原宮は、次から次へと素敵な景色が現れるお宮です。

別宮と所管社、いずれもしっかり参拝させて頂きました。

若宮神社の社殿の後方にも、大きな杉が何本も聳えていまして、そちらもまたしばし見惚れてしまいました。

帰り道には2度トカゲに遭遇。

神社巡りをしていますと、たまにトカゲを見掛けますが、見つけると嬉しいものですね。

瀧原宮、参拝できてよかったです。

瀧原宮を後にした僕たちは、すぐ近くの道の駅木つつ木館にて昼食。松坂牛を使った松阪重ってのを食べました。美味しかった。

そして道の駅から滝原駅まで歩こうかどうか迷ったのですが、だいぶ疲労も溜まっていたので、タクシーを呼びます。朝に僕たちを乗せてくれた運転手さんが来てくれました。

滝原駅からは往路と同じく多気駅で乗り換え、伊勢市駅方面へ。

この日は二見浦で宿をとっていましたので、二見浦駅まで行きます。チェックインした後に、海沿いを歩きつつ、二見興玉神社まで行き、夕方の夫婦岩を眺めたり。

宿泊したのは浜千代館という旅館だったのですが、料理も美味しかったですし、部屋からも二見浦が見えて、とっても良かったです。

今回のお伊勢旅行で初めて、のんびり宿泊した気がします。

いい宿で旅の疲れを癒し、翌日はもう一つの遙宮、伊雑宮へ。

 

御朱印

こちらが瀧原宮の御朱印です。

瀧原宮の御朱印

 

御朱印の受付時間

境内の宿衛屋(しゅくえいや)で頂くことができます。御朱印と御守りを頂ける時間は、午前6時から参拝停止時間までです。参拝停止時間は季節により異なり、1月~4月と9月が18時、5月~8月が19時、10月~12月が17時となっています。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は三重県度会郡大紀町滝原872です。

瀧原宮の公式サイトは、伊勢神宮の公式サイト内、別宮のページ内になります。
https://www.isejingu.or.jp/about/outerbetsugu/

 

電車

JR「滝原駅」から徒歩20分。

そこそこ距離がありますので、タクシーで行くのが良いかとは思います。料金は1000円ほどです。例えば滝原西村ハイヤーさん「0598-86-2007」に電話をすれば、駅まで来てくださいます。

バスの場合は「松阪駅前」から一日三本(朝、昼、夕方)ほど出ています。「滝原宮前」下車です。所要時間は1時間半ほど。

バスの時刻検索は三重交通の下記サイトが便利です。
https://www.sanco.co.jp/krs/

 

駐車場

鳥居の前に10台ほど駐車できる参拝者用駐車場があります。満車の場合は、すぐ近くに「道の駅 奥伊勢木つつ木館」があり、そちらに大きな駐車場があります。

 

トイレ

入口の衛士派出所脇にあります。すぐ近くの「道の駅 奥伊勢木つつ木館」にもあります。

 

周辺のパワースポット

 

伊勢の神社巡り

伊勢神宮と周辺の神社巡りについては、こちらの記事でまとめてあります。

 

大紀町の神社一覧

著者が参拝した大紀町の神社の一覧です。