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多岐原神社(大紀町)の御朱印と見どころ

多岐原神社の紹介

三重県度会郡大紀町三瀬川にある多岐原神社の参拝レポートです。

読み方は「たきはらじんじゃ」です。伊勢神宮内宮(皇大神宮)の宮域外に鎮座している摂社で、倭姫命が定め祀った神社といわれています。清流の宮川が流れるすぐそばに鎮座し、近くには内宮の別宮である瀧原宮があります。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

内宮の摂社「多岐原神社」へ

嫁と二人、5月の伊勢に4泊5日の日程でやって来ました。

この日はその3日目になります。

初日と二日目は、内宮と外宮を中心に伊勢市内の神社をがっつり巡りました。相当歩き回りまして、じゃっかん足腰にきているほどです。

それに対し、3日目以降は少々のんびりスケジュール。

あえてのんびりにしたわけではなく、必然的にそうなっちゃったってだけなんですけどね。

こちらの記事で紹介する多岐原神社は、そんな3日目の最初に訪れた神社です。

もともと多岐原神社はノーマークだったのですが、神宮の別宮である瀧原宮へ行こうとあれこれ下調べをしていたところ、見つけてしまいました。瀧原宮に参拝するのなら、内宮の摂社である多岐原神社にもぜひ!という情報を目にしてしまったわけです。

しかも瀧原宮というのは、正直アクセスはよろしくないです。別宮の中でも、瀧原宮と伊雑宮の二社は遙宮(とおのみや)と呼ばれているほど、遠いんですよね。なので瀧原宮だけ参拝して戻るのはもったいない。せっかく多岐原神社という摂社があるのなら、そちらにも立ち寄ろうと。

そんな流れで、多岐原神社をスケジュールに組み込みます。

僕たち夫婦は電車で伊勢にやって来ています。車でしたら、瀧原宮も多岐原神社も遠くはありますが、特に問題なく行けるかと思います。しかし問題は電車です。

伊勢市内からですと電車で1時間ほどで行けはするのですが、本数がかなり少ないです。また、瀧原宮は駅から徒歩20分くらいのようですので、歩いても行けなくはありませんが、多岐原神社は厳しい距離。最寄り駅も瀧原宮は滝原駅、多岐原神社はお隣の三瀬谷駅と、それぞれ違います。

さて、どうしたものかと。伊勢市内でレンタカーを借りて車で向かうのか、それとも電車で行きタクシーを使うのか。

さんざん迷ったあげく、電車とタクシーを選択します。まず三瀬谷駅で下車し、タクシーで多岐原神社に参拝。そのままタクシーに待機してもらい、瀧原宮へ。そんなルートにすることに。

この日の予定は余裕を持ってその二社のみにしてありますので、帰りは瀧原宮から滝原駅まで歩いてもいいですし。

伊勢市駅を8:48に出発し、三瀬谷駅に到着したのは9:47です。

三瀬谷駅自体は無人駅で、とっても小さな駅でして、降りるのは僕たちくらいかと思っていたところ、意外にも登山の服装をした方々がけっこう下車しました。

タクシーが無事に捕まえられるかも不安だったのですが、登山客を狙ってなのか、駅前には数台のタクシーが待機していましたので、なんなく乗車できました。多岐原神社経由での瀧原宮というルートも快く了承してくださいました。

乗車時間は10分ほど。県道から細い路地に入ってすぐ、そこにタクシーを停めて、運転手さんには待っていて頂き、奥にある多岐原神社に向かいます。

 

ご由緒

ご祭神は、真奈胡神(まなこのかみ)です。

真奈胡神は、巡幸中だった倭姫命が宮川の急流を渡れずに困っていたところ、お助けした土地の神様です。地域の人々には真奈胡さん(まなこさん)として親しまれています。

多岐原神社は、27ある内宮の摂社のうちの一社で、第27位の神社です。

創建の年代は不明です。真奈胡神に助けられた倭姫命が、その縁で多岐原神社を定めたといわれています。

平安時代初期の延暦23年に成立した「皇大神宮儀式帳」にその名が記載されていることから、それ以前の創建であることは間違いないと考えられます。

一時は社地が荒廃しますが、江戸時代の前期に再興されます。

多岐原神社と瀧原宮を結ぶ熊野街道伊勢路は、熊野三山へ向かう熊野古道の一部です。

清流の宮川が流れるすぐそば、静かな森に鎮座している神社です。

 

境内案内

多岐原神社には、少し下り坂になっている、右の小路を進んで行きます。

 

少し歩くと前方に大きな杉の木が見えてきます。

 

蛇行した道をさらに進むと、多岐原神社の入口に到着。

 

入口には、多岐原神社の起源が描かれた漫画がありました。

 

その先には大きな杉。

 

杉は見上げると、さらにそこでかさを実感します。

 

杉の大木に向かって左手が境内です。何やら工事中のようでもあります。

 

右手の奥、大きな杉の先に延びているのは、熊野古道。

 

境内の左手にも、大きな杉が連なっています。足元には社号碑も。

 

境内へ。左前方に社殿が見えますので、右の工事中の場所は古殿地と思われます。

 

左手の杉も、どれもでかいです。

 

右手はこんな感じ。森です。少しねじれて聳えている杉も見えます。

 

社殿の前にも大木があり、その手前に鳥居です。

 

この杉も同じくでかいです。社殿の後方も大きな木だらけ。

 

左手も森です。こちらにも大きな杉が見えます。

 

社殿へと進み、参拝させて頂きます。

 

こちらは社殿を左斜め前から。

 

社殿を振り返りますと、こんな景色です。

 

参拝を終え、最後にもう一度大きな杉を眺めます。

多岐原神社の杉

 

多岐原神社を後にします。

 

参拝を終えて

多岐原神社は、何本もの大きな杉が聳える、素敵な神社でした。

タクシーの運転手さんに待って頂いて、竹などが茂る小路を歩いて行きますと、大きな杉が目に飛び込んできまして、その時点でテンションも上がります。

そして境内に到着しますと、でかい杉が右に左に奥にと、色んなところに聳えてるんです。一本一本迫力があり、ついつい見惚れてしまいます。境内にいるのは僕たち夫婦だけですので、その大きな杉の景色を独占させて頂きました。

右手の奥に見えた杉は、少しねじれているようにも見えました。この後行く瀧原宮は、おもいっきりねじれている杉が有名みたいなので、そちらへの期待値も膨らみます。

社殿のお隣は古殿地なはずですが、白いシートが掛けられていまして、何やら工事中でした。古殿地にしては足場が組まれていましたので、その辺りが謎ではあります。もしかしたら前回の式年遷宮で、まだ前の社殿の解体が終わっていないのかも、と一瞬思いはしたのですが、そんなわけないですよね。こちらは謎なままです。

森の景色の中ですので、シートの存在感はけっこう大きかったですけど、お隣にはちゃんと社殿もありましたし、参拝もできましたので、何よりです。

境内からですと少し先に流れる宮川の姿は見えませんが、かつて倭姫が宮川を渡り、この辺りを歩いていたのかもしれないと思うと、ロマンがありますね。

また、熊野古道の一部をこの目で見られたのも嬉しかったです。僕はまだ熊野古道を歩いたことがありませんので、これが人生で初めて目にした熊野古道になります。いつか歩いてみたいものです。

小さな神社でしたが、大木の素敵な神社ですので、瀧原宮に参拝される方は、ぜひ少し足を延ばし、多岐原神社にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

車以外でのアクセスはあまりよくはありませんが、三瀬谷駅からはタクシーで10分くらいでしたので、そこまでおもいっきり行きづらい神社なわけではないと思いますし。

多岐原神社、参拝できてよかったです。

続いては、そのままタクシーにて、瀧原宮へと向かいます。

 

御朱印

多岐原神社の御朱印はありません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は三重県度会郡大紀町三瀬川字久保海道94です。

多岐原神社の公式サイトはこちらです。神宮会館の公式サイト内に紹介ページがあります。
https://www.jingukaikan.jp/125mairi/m13/1301.html

 

電車

JR紀勢本線「三瀬谷駅」から徒歩40~60分。タクシーで10分。

徒歩ですとかなり歩くことになりますので、タクシーで行くのがよいかと。駅前にタクシーがいない場合には、例えば滝原西村ハイヤーさん「0598-86-2007」などに電話をすれば、来てくださいます。

一応三瀬谷駅からバスもあるのですが、早朝に1本しかありませんので、現実的ではありません。瀧原宮前からですと1日3本ほど出ていますが、そちらも朝と夕方のみです。下車バス停は「下三瀬」が最寄りです。

バスの時刻検索は三重交通の下記サイトが便利です。
https://www.sanco.co.jp/krs/

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。坂を下る前の手前の道路の先に少し広くなっているスペースがありますので、そちらに駐車は可能かと思われます。ただし、地元の方の生活道路ですので、くれぐれもご迷惑にならないようご注意ください。もしくは、手前の県道で迷惑にならなそうな場所に路駐する形になるかと。ちなみに境内の入口まで入ってしまうと、Uターンできないです。

多岐原神社の駐車場

 

トイレ

ありません。三瀬谷駅にありますので、済ませて行きましょう。

 

周辺のパワースポット

 

伊勢の神社巡り

伊勢神宮と周辺の神社巡りについては、こちらの記事でまとめてあります。

 

大紀町の神社一覧

著者が参拝した大紀町の神社の一覧です。