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嶽宮神社(高千穂町)の御朱印と見どころ

嶽宮神社の紹介

高千穂町押方にある嶽宮神社の参拝レポートです。

読み方は「たけみやじんじゃ」です。二神大明神の外宮として創建された神社で、夫婦円満のご利益や、絵画の神様としても知られています。国見ヶ丘へと続く県道203号沿いに鎮座しています。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

高千穂の「嶽宮神社」へ

嶽宮神社は、夫婦での高千穂旅行の4日目、激しい雨の中で訪れた神社になります。

4泊5日という日程で高千穂にやって来まして、二日目くらいまではまだまだたっぷり時間があると感じていましたが、あっとういう間にもう4日目になってしまいました。

旅行って終わりが近づいてくると、寂しくなってきちゃうんですよね。帰りたくなくなります。しかも4泊5日とそれなりに滞在が長くなると、道とか場所にも少し詳しくなってきますし、愛着もかなり大きくなってきてますし。

ずっと高千穂にいたくなっちゃいます。

5日目の最終日は空港までの移動のみですので、この4日目が高千穂を満喫できる実質的な最後の日。

しかし残念ながら天気が生憎の雨。小雨くらいならまだいいのですが、かなり激しい降りの雨です。3日目までは天気に恵まれていましたので、4泊5日もいましたら、一日くらい雨になるのも仕方ありませんけれど。

本当はこの日は、午前中に「高千穂あまてらす鉄道」というのに乗り、高千穂の景色を堪能する予定だったのですが、そちらも雨で運行中止となってしまい、泣く泣く予定変更です。

さらには雲海でも知られる「国見ヶ丘」にも朝行こうかな~と思っていたのですが、そちらも取りやめることに。

雨で一番辛いのは、予定が中止になってしまうことですね。残念ながらもう日程に余裕がないので、「高千穂あまてらす鉄道」には今回の旅行では乗れないことも決定してしまいましたし。

天気予報も一日雨でしたので、嫁とどうするべきか協議をし、とりあえずは元々行く予定だった残る数か所の神社を、まず回ってしまうことにしました。

で、宿泊先の旅館を出てまずは、高千穂町のお隣、五ヶ瀬町にある三ヶ所神社に向かい、参拝します。数々の貴重な彫刻のある神社でして、雨の中ではありましたが、ゆっくり散策させて頂きました。

そして次に向かったのが、こちらの記事で紹介する嶽宮神社です。

三ヶ所神社の参拝中もかなり激しい雨が降っていたのですが、嶽宮神社に向かう頃にはそれがさらに激しく、豪雨にも近い感じなりつつあり…どうしたものかと一瞬迷いはしましたが、もう行くしかありません。翌日には東京に戻っちゃいますからね。

地図を確認しつつ、嶽宮神社の前まで到着し、車を停め覚悟を決めて向かいます。

 

ご由緒

ご祭神は、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)伊弉冉尊(いざなみのみこと)です。伊弉諾尊と伊弉冉尊は、多くの国を生み、神を生んだ神様で、二神は兄妹でもあり夫婦でもあります。伊邪那岐命、伊邪那美命とも表記されます。

創建は平安時代前期の昌泰3年といわれています。二上山に鎮座する二神大明神の外宮として創建され、嶽の宮岳大明神とも称されました。

室町時代と江戸時代に再建され、明治には本組神社へと改称されますが、昭和44年に現在の嶽宮神社へと改称されています。

夫婦円満のご利益や、絵画の神様としても知られている神社です。

 

境内案内

嶽宮神社の入口は、県道203号沿いです。

 

道路を渡り石段を上がります。

 

石段の途中には細い道路が横切っていて、その先に鳥居です。

 

右手には疏水記念碑と戦没者慰霊碑。慰霊碑に手を合わせます。

 

碑の後方は大きな杉が何本も。

 

鳥居へと向かいます。鳥居は木製の両部鳥居です。

 

左手に手水舎。

 

一礼して鳥居をくぐります。

 

鳥居の先にも石段が続き、上に社殿が見えます。左右には石灯籠。

 

石段を上がります。

 

石段を上がり切りますと、少し開けた景色に。目の前が拝殿です。

 

左手は広くなっていて、社務所と思われる建物。

 

右手はこんな感じです。

 

拝殿へと進みます。掛けられている注連縄は七五三。

 

参拝させて頂きます。

 

拝殿を振り返りますと、こんな景色です。

 

こちらは拝殿に向かって左後ろ。拝殿を振り返ったときの右前方ですね。大きな杉が連なっています。

 

社殿を左斜め前から。正面から見ると小ぶりな社殿に見えますが、脇から見ると縦に長く大きいです。

 

境内の左奥、大きな二本の木はケヤキでしょうか。

 

本殿の方まで行ってみます。

 

一周して今度は反対、右斜め前から。

 

ピントが甘いですが、右からの本殿も。

 

右手奥には、四方を榊に囲まれた石垣のようなもの。高千穂の神社ではよく見掛けます。

 

こちらは拝殿を振り返ったときの、左前方。石段を上がってきた際の右手ですね。

 

雨の境内を後にします。

 

参拝を終えて

土砂降りの中ではありましたが、いい時間が過ごせました。

激しい雨が降っているがゆえに、大きな杉の聳える境内の景色が、より神秘的に見えて素敵でした。

参道の石段の左右、特に右側には大きな杉が多く聳えていて、見惚れてしまいました。

当たり前のことを書いてしまうのですが、雨の日には雨の日じゃないと見れない景色があることを、改めて認識した気がします。同時に雨の神社の美しさというものも、再認識しました。

豪雨ですと大変なあれこれも間違いなくありますけど、その分素敵な景色が見れるんです。

僕たちが前日に参拝した二上神社と、この日最初に参拝した三ヶ所神社は、いずれも二上山に鎮座していた二上大明神を降ろして祀っている神社です。そしてこちらの嶽宮神社は、二上大明神の外宮として創建された神社とのことで、この二日間で二上山信仰の神社に三ヶ所参拝できたことに。

高千穂では天孫降臨の地と考えられている場所がいくつかあり、二上山もその一つでして、そんな二上山信仰と深く関わりのある神社に、こうしていくつも足を運べたことが嬉しいです。

イザナギとイザナミの夫婦神をお祀りしている神社に、夫婦で仲良く参拝できたことも嬉しいですね。

また、こちらの嶽宮神社は、絵画の神様ともいわれているようなのですが、その由来が色々調べてもわからず…。ただ一つだけ、「嶽宮神社には、下野八幡の鶏足寺巨寛作の一方二方三方と墨書された三体の御神面がある」というのを見つけまして、それがどのようなものなのかはわからなかったのですが、何かしら関係しているかもしれません。

わからないことがもう一つありました。高千穂の神社ではよくお見掛けするのですが、榊や注連縄に囲まれた石垣のようなものが嶽宮神社にもありまして、それが祓所のようなものなのか、それとも別の何かなのか。あれこれググってみたのですが、結局わかりらずで。わからないと余計に気になるんですけどね。

絵画や石垣については、もし何かわかり次第追記させて頂こうと思います。

激しい雨の中ではありましたが、素敵な時間を過ごすことができました。

嶽宮神社、参拝できてよかったです。

続いては、さらに県道203号をさらに山奥へと進んだ先にある、中畑神社へと向かいます。

 

御朱印

嶽宮神社の御朱印はありません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は宮崎県西臼杵郡高千穂町押方325です。

嶽宮神社の公式サイトはありません。

 

駐車場

ありません。道路を挟んで鳥居の反対側に、1~2台でしたら駐車できるスペースがあります。

嶽宮神社の駐車場

 

トイレ

ありません。

 

周辺のパワースポット

 

高千穂の神社巡り

高千穂の神社マップや神社巡りについては、こちらの記事でまとめてあります。

 

高千穂町の神社一覧

著者が参拝した高千穂町の神社の一覧です。