神社と御朱印、ときどき寺院

美しき日本の神社をご案内。

滝尾高徳水神社(日光市)の御朱印と見どころ



滝尾高徳水神社

滝尾高徳水神社の紹介

白糸の滝のほとり「滝尾高徳水神社」へ

日光のパワースポット、滝尾高徳水神社に行って参りました。読み方は「たきのおたかとくすいじんじゃ」です。滝尾ではなく瀧尾とも表記されます。白糸の滝のほとり、滝尾神社の入口に鎮座している神社で、世界遺産である日光の社寺の一部です。

と、いきなりすみません。たった今「世界遺産である日光の社寺の一部」と書きはしましたが、滝尾高徳水神社がその範囲に入っているのかどうか、なんともいえないです。

こちらが世界遺産の範囲を示した地図です。

f:id:inudenchi:20201222212509j:plain
(※画像引用元:http://www.pref.tochigi.lg.jp/

で、滝尾高徳水神社は赤丸をつけた辺りになるかと思われます。

地図上で肌色っぽいのは道路なんですけど、滝尾高徳水神社は、この道路の右側にあるんです。なので、そう考えると世界遺産の範囲には含まれないのでは?と。

滝尾高徳水神社は比較的新しい昭和の創建でして、平成10年に滝尾の地に遷座しています。日光の社寺が世界遺産登録されたのが平成11年ですので、登録前の遷座ではあるのですが、除外されている可能性も高いのではないかと。

しかしながら、滝尾神社の境内社とのことですので、この場所も滝尾神社の境内と考えると、やはり世界遺産に含まれているのでは?とも。

色々とググってはみたんですけど、わからず。

これに関しては、ちゃんとわかり次第追記させて頂く予定です。

前置きが長くなってしまいましたが、今回の記事は、そんな滝尾高徳水神社についてです。

嫁と二人、日光の世界遺産巡りにやって来ました。

神橋より日光山内へと入り、本宮神社、四本龍神社、児玉堂と参拝。

そこから山の方へと歩きまして、開山堂へ。

そして、かつて修験者が歩いていたという、石畳の滝尾道へと入ります。

滝尾道は大きな杉が連なる中に続く山道でして、僕が是非とも歩いてみたいと思っていた道です。この日は天気にも恵まれていまして、11月でしたので紅葉も綺麗で、歩くのには絶好の日和でした。

ただ今年はクマの出没情報が大変多いため、しっかりとクマ除け鈴を身につけ、鳴らしつつ警戒しつつです。

滝尾道に入ってすぐ、北野神社がありましたので参拝し、続いて目指したのが、白糸の滝と、滝尾高徳水神社になります。

道中には巨石や大木など他にも見どころがあるようですので、そちらも楽しみです。

北野神社と石造群を後にして、滝尾道を進みます。

 

ご由緒

ご祭神は、罔象女大神(みづはのめのおおかみ)です。日本神話の水の神様で、弥都波能売神、水波能売命などとも表記されます。

創建は昭和54年です。当時の栃木県知事だった横川信夫氏が、水の鎮魂を祈念して、私財を投じ、鬼怒川沿いの藤原町高徳に創建したのが始まりです。奈良の吉野にある丹生川上神社より、御分霊を勧請して創建しています。当初の社名は高徳水神社でした。

その後、道路拡幅により移転を余儀なくされ、平成10年に現在の滝尾の地に遷座しています。滝尾神社の境内社となり、社名も滝尾高徳水神社へと改称されました。

滝尾神社へと続く石段の入口、白糸の滝のすぐ近くに鎮座しています。

 

境内案内

北野神社より、滝尾道を歩き始めます。すぐ脇には舗装道路も通っています。

f:id:inudenchi:20201222211417j:plain

 

少し進むと、右手にひときわ大きな杉と、その後ろに岩の姿。

f:id:inudenchi:20201222211616j:plain

 

岩は「手掛石(てがけいし)」との案内がありました。滝尾神社のご祭神である田心姫命が、手を掛けたと言われている岩だそうです。北野神社に詣でた帰りにこの石に手を掛けると、字が上達するとのこと。触れさせて頂きます。

f:id:inudenchi:20201222212112j:plain

 

滝尾道の両脇には、大きな杉が至るところに聳えていまして、凄い景色です。右手に通っていた舗装道路とは、じょじょに距離が離れていきます。

滝尾道

 

しばらすると、右手に「神馬の碑(しんめのひ)」です。徳川家康が関ケ原の戦いで乗った、名馬の碑とのこと。

f:id:inudenchi:20201222212244j:plain

 

滝尾道を歩くのは、僕たち夫婦のみ。人の気配は一切ありません。

f:id:inudenchi:20201222212317j:plain

 

森の空気をおもいきり吸い込みながら、歩きます。

f:id:inudenchi:20201222212400j:plain

 

滝尾道の杉は、戦国時代の頃、日光山の別当になった昌源が、山中に数万本の松と杉を植えたもので、「昌源杉(しょうげんすぎ)」と呼ばれているんだそうです。

f:id:inudenchi:20201222212436j:plain

 

昌源杉は樹齢500年以上のものも多いとのこと。その大きさに圧倒されます。

f:id:inudenchi:20201222212455j:plain

 

道はさらに山の中へ。

f:id:inudenchi:20201222212544j:plain

 

小さな橋を渡ります。左右の巨木も凄いです。

f:id:inudenchi:20201222212558j:plain

 

その先に、初めての分かれ道が出てきました。滝尾神社へはそのまま真っ直ぐですが、左には山の上へと登る石段です。

f:id:inudenchi:20201222212628j:plain

 

左の山道を上がって行くと、二荒山神社や女峰山に繋がっているみたいです。ここからの景色も素敵です。

f:id:inudenchi:20201222212643j:plain

 

分かれ道から少し先に「大小べんきんぜいの碑」です。かつてはこの辺りに鳥居などがあり、滝尾神社の聖域に入るため、大小便を禁ずるために立てられたという碑です。

f:id:inudenchi:20201222212719j:plain

 

北野神社より歩き始めて17~18分、前方に石灯籠のようなものが見えてきました。

f:id:inudenchi:20201222212734j:plain

 

灯籠の先は石段になっているのが見えます。左手には滝。

f:id:inudenchi:20201222212749j:plain

 

この左手の滝が「白糸の滝」でした。目指していた滝に、まずは到着です。水がとっても綺麗です。

白糸の滝

 

 

滝の方へと歩を進めてみますと、碑と案内がありました。白糸の滝は、弘法大師(空海)の修行の場だったそうです。

f:id:inudenchi:20201222212846j:plain

 

しばし滝を眺めます。水の音が心地よいです。

f:id:inudenchi:20201222212908j:plain

 

そして再び、先ほどの石段の前まで戻ります。この石段を上がって行きますと、滝尾神社です。

f:id:inudenchi:20201222212932j:plain

 

滝尾神社に向かう前に、まずはここから右にある、滝尾高徳水神社へ。

f:id:inudenchi:20201222212957j:plain

 

滝尾道の右手を走っていた道路と、ここで繋がっています。滝尾高徳水神社はこの道路を渡ったところです。駐車場があるのも見えますので、ここまでは車でも来られます。

f:id:inudenchi:20201222213108j:plain

 

道路を渡り、滝尾高徳水神社の正面へ。

f:id:inudenchi:20201222213125j:plain

 

左手前には、ご祭神名と奉納した方の名前が書かれたものが、風に揺れていました。このような紙は珍しいのではないかと。

f:id:inudenchi:20201222213226j:plain

 

その後ろに、ご由緒書きです。

f:id:inudenchi:20201222213240j:plain

 

鳥居の前へと進みます。背後は森です。

f:id:inudenchi:20201222210231j:plain

 

鳥居の右に手水石です。お水はありませんでしたので、手をはたいてお清めをします。

f:id:inudenchi:20201222213327j:plain

 

一礼して鳥居をくぐりますと、目の前が社殿です。社殿の左右には、蛙と亀です。この組み合わせは初めて見ました。

f:id:inudenchi:20201222213339j:plain

 

こちらが左の蛙さんです。子供も載ってます。

f:id:inudenchi:20201222213353j:plain

 

こちらが右の亀さんです。

f:id:inudenchi:20201222213450j:plain

 

参拝させて頂き、滝尾高徳水神社を後にします。社殿の前には、御朱印の案内もありました。

f:id:inudenchi:20201222213502j:plain

 

参拝を終えて

滝尾高徳水神社は、滝尾神社の境内社とのことですので、本来は滝尾神社に参拝してから立ち寄らねばいかんのを、先に参拝してしまいました。すみません。

しかしながらブログ的には、北野神社からの道のりとしてちょうどいい区切りになったので、書きやすかったです。

まず、憧れの滝尾道が、本当に素晴らしかった。

杉の巨木が至るところにありまして、もうその凄さに、色んな感覚が麻痺してきちゃうんですよ。

ものすごく神秘的ですし、圧倒される景色なんですけど、それがずっと続くので、当たり前になってきてしまって、そういう意味での麻痺、といえば伝わるでしょうか。

さらには僕と嫁以外、誰一人すれ違う人もいないという状態ですので、異空間に迷い込んでしまったかのような、そんな気持ちにもなりました。

神域の中を歩かせて頂いたんだ、と実感します。

石畳の道は決して歩きやすいわけではないですけれど、この道を歩かなければ見ることができない、数々の素晴らしい景色を満喫させて頂きました。

舗装道路からでも行けますし、そちらの方が歩きやすいのは間違いないとは思いますが、徒歩で行くのでしたら是非、滝尾道を歩くことをお勧めしたいです。

そして滝尾道の先には、滝尾神社へと続く石段の左手に、白糸の滝があります。

白糸の滝は決して大きな滝ではありませんが、その水音には癒されます。

で、滝の反対側、右手の道路を渡ったところに滝尾高徳水神社があります。この時点で、水神社の前に駐車場があるのに気付きまして、車でここまで来られることも知りました。

滝尾高徳水神社は、社殿の背後には深い森が広がっていまして、まるでその森の一部のような、完全に一体化しているような、そんな神社でした。

平成10年に現在の地に遷座しているとのことで、それまでは鬼怒川沿いの高徳という地に鎮座していたそうです。ゆえに、社名には高徳とついているのですね。

水の神様をお祀りしていますので、社殿の前には、左に蛙、右に亀という、どちらも水に関わる生き物が守っているのですが、この組み合わせというのは、とても珍しいです。僕は初めて見ました。

また、鳥居の手前にあった、奉納されていた紙というのも、珍しいものではないかと思います。

この地域の水の安全を、これからもずっと見守ってくださることを願っています。

滝尾道、白糸の滝、滝尾高徳水神社、どこもとっても素敵な場所でして、訪れることができて幸せです。

続いては、石段の上、滝尾神社へと向かいます。

 

御朱印

こちらが滝尾高徳水神社の御朱印です。

滝尾高徳水神社の御朱印

御朱印の受付時間

滝尾高徳水神社の御朱印は、二荒山神社の授与所にて頂くことができます。書置きのみのご対応となります。

御朱印と御守りを頂ける時間は、季節によって異なりますが、9時から16時まででしたら、どの季節でも頂けるかと思います。詳しいお時間は、二荒山神社の公式サイトにてご確認ください。

(※神社のご都合によりお時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は栃木県日光市山内です。

電車&バス

神橋」バス停より徒歩35~40分。北野神社からは20分ほどです。

「神橋」バス停より日光橋を渡り、右の坂道を上って行きます。途中Y字になっていている場所は、道なりに右手の方へ。その少し先、橋の手前を左折です。鈴屋という食堂が左に見える路地です。そのまま登り坂を10分ほど上がると左手に開山堂があり、そこから滝尾道に入り、20分ほどになります。滝尾神社へと続く石段の手前、右手の道路の先です。

駐車場

神社前に駐車できるスペースがあります。

滝尾高徳水神社の公式HPはありませんが、二荒山神社のHP内に案内があります。
http://www.futarasan.jp/cgi-bin/imgsys/image_c.cgi?63

 

周辺のパワースポット

 

日光世界遺産巡り

日光の二社一寺を中心とした、世界遺産の全ての社寺については、こちらの記事でまとめてあります。

 

日光市の神社一覧

僕が参拝した日光市の神社一覧です。