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高千穂峡のボートはネット予約で。料金と駐車場は確認を

高千穂峡のボート

「一度は行きたい日本の絶景」としてもよく取り上げられる高千穂峡は、ボートで遊覧することができます。

ボートは事前予約制。当日でも空きがあれば乗船できますが、確実に乗るためには事前予約が必須です。

こちらの記事ではそんなボートの予約方法、料金、駐車場からのアクセス、さらには体験レポートも交えた注意事項を紹介しています。

高千穂峡のボート

高千穂峡は、真名井の滝が流れ落ち、高さ80~100mにも達する断崖が7kmにもわたり続く、国の名勝天然記念物にも指定されている渓谷です。

高千穂を代表する観光名所であり、人気のあるスポットです。

渓谷に沿って遊歩道が整備されていますので、素晴らしい景色を見つつ歩くこともできます。

さらにはなんと、渓谷をボートに乗って遊覧できるという、素晴らしい体験までできてしまうんです。

ボートはエンジンのついたものではなく、手漕ぎのものになりますので、自らの手で漕いで後ろ向きで進むやつです。

国の名勝天然記念物である渓谷で、ボートを漕げる機会などそうあるものではありませんし、高千穂峡を訪れたなら、ぜひともボートには乗っておきたいところ。

しかしこのボートですが、大変人気がありまして、以前はニュースでも取り上げられるほど、なかなかひどい混雑状況でした。早朝から多くの人が並んでいる様子など報じられています。

つまり、容易には乗ることができないという状況だったため、観光協会でも対策を施し、現在は事前にネット予約が可能なシステムになっています。

また、同時に混雑対策として料金も大幅に値上げされています。

料金を上げれば乗る人も減るのでは?という目論見だったようですが、実際には乗船希望者が減るということはなく、その人気も継続しています。

それだけボートというのは、高千穂峡の観光にとって、欠かせないものになっているということだと思います。

そんなボートに確実に乗るためには、事前に予約をしっかり取ることが必須です。

次項より、予約や料金の詳細などを紹介していきます。

 

ボートの予約と料金

高千穂峡のボートは、当日受け付け枠というのもありますが、そちらは事前ネット予約の状況により数が変動しますので、日程が決まっている方は、事前予約をした方が確実です。

料金

まず料金ですが、2022年10月1日に改定されています。

ボートの定員は3名(未就学児を含めた場合は4名)までで、1艇ごとの料金になります。

そして日により料金が変動するシステムとなっていますので、高千穂町観光協会の以下のページにて、事前に御確認ください。

現在のところ、1艇で4,100円と5,100円の2パターンです。

乗船時間は30分です。

昔は数百円で借りれたそうですが、現在はなかなかのお値段ですね。

今後また変更などされる可能性もありますので、できる限り追記はさせて頂こうと思っておりますが、必ず高千穂町観光協会の公式サイト(上のリンク)で、事前に御確認ください。

(※このページで紹介している料金形態は、この記事を更新した2022年10月現在のものになります。)

 

ボートの予約方法

ボートの事前予約は、乗船予定日の1週間前から2日前まで可能です。前日や当日はできません。

営業時間は8:30~17:00で、日にちと時間を予約する形になります。

料金は予約時にクレジットカード払いです。

キャンセルと日にちの変更は、乗船予定日の3日前の午前9時まで、時間のみの変更は、乗船予定日の2日前の午前9時まで可能です。

雨で川が増水してしまうと、ボート自体が休止となってしまいますので、天気予報とも相談しつつの予約をお勧めします。一度増水で休止になってしまうと、数日間その状態が続くこともあるようです。晴れていても、前日までの雨の状況により、増水で休止になる場合もあります。

ボートの運行状況は、以下のURLで随時確認できます。

https://takachiho-kanko.info/boat/detail.php

土日祝日などの予約はすぐに埋まってしまいますので、早めじゃないと取れません。

それに対し平日は、比較的近い日程でも空きがある場合が多いです。

いずれにしても、日にち変更や時間変更も可能ですので、日程が決まり次第、最速の一週間前には予約をした方が確実です。

予約は以下のサイトから。

予約方法など変更になる可能性もありますので、必ず高千穂町観光協会の貸しボート情報ページにて、事前に御確認ください。

 

高千穂峡の駐車場

高千穂峡の駐車場は3か所あります。

散策する分にはどこの駐車場からでも問題はありませんが、ボートに乗る際には少々注意が必要です。なぜかと言いますと、駐車場の場所により、ボート乗り場までの時間がかなり違ってくるからです。

駐車場の場所はこんな感じ。

ボートに乗る目的だけでしたら、第1御塩井駐車場が一番近いです。乗り場まで徒歩3分ほどで、駐車料金は500円。

ただしこの第1御塩井駐車場(キャパは約40台)は、アクセスが一番いいためすぐに満車になってしまいます。土日はもちろん平日もです。

第2あららぎ駐車場(駐車料金300円)からは、ボート乗り場まで徒歩15分ほど、第3大橋駐車場(無料)からは徒歩20分ほどです。

ボートの予約をしている方は、第1御塩井駐車場に駐車できなかった場合を考え、時間には余裕を持って行くのがベターです。

また、第2あららぎ駐車場、第3大橋駐車場からは高千穂峡の遊歩道を歩いてボート乗り場まで行く形ですので、歩くのが困難な方には厳しいルートです。特に第3大橋駐車場からはそこそこ階段を下りないといけません。

ですので場合によっては宿泊施設などからタクシーを利用するのも一つの手です。

遊歩道が整備されていますので、歩くのが苦ではない方は、高千穂峡の素晴らしい景色を眺めながら、歩いて向かうのもお勧めです。

高千穂峡の遊歩道については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

ちなみにバイクと自転車の駐輪場は、第1御塩井駐車場の近く、上の地図ですと紫色とえんじ色の間くらいの色でマークされている場所です。

また、イベントなど混雑時のみ臨時の駐車場が利用できますが、そちらからだと徒歩ではかなり遠いので、無料のシャトルバスが運行します。

 

ボートの体験レポートと注意点

僕は2022年の4月、嫁と二人で高千穂旅行に行きまして、ボートに乗りました。

天気にも恵まれまして、神秘的な景色の中、ボートに乗れるという貴重な体験をさせて頂きました。

こちらは橋の上から見える高千穂峡のボート乗り場です。

 

ボート乗り場の受付は、第1御塩井駐車場の奥、こちらの建物です。予約内容が表示されたスマホの画面の確認で受付できます。多少早めに到着したのですが、受付してくださいました。

 

こんな案内も出てます。ときどきダムの放流による増水があるみたいです。

 

こちらがボート乗り場への入口です。トイレはこの右奥にあります。

 

階段を下って向かいます。

 

下の方まで行きますと、もう眼前には切り立った崖。

 

折り返すとそこがボート乗り場です。救命胴衣をつけ、操作を簡単に教わり、あっという間に出発です。

高千穂峡のボート乗り場

 

ボートは後ろ向きで漕いで進みます。なかなか操作が難しい。

 

乗り場に向かって左手は、先ほど見た崖です。

 

反対側、右手が真名井の滝。

 

真名井の滝へとボートを漕ぎ、橋の下をくぐります。

 

他のボートとぶつからぬように慎重に。景色は凄いです。

 

ボートの操縦が下手過ぎて、崖にぶつかりつつ、進みます。

 

絶景。

 

真名井の滝に接近。危うくずぶ濡れになるとこでした。

 

滝の先にも行けます。

 

注連縄の掛けられた石も。

 

ボートに乗らなければ見られない、数々の景色を楽しみます。

 

再び滝の前を通り、帰還します。

 

ボートからの景色は、こんな感じです。絶景の連続でした。

素晴らしい時間を体験させて頂きました。

しかしです。

これは個人差があるので全員に当てはまるわけではないと思うのですが、僕に関して言いますと、ボートの操縦があまりにも下手過ぎまして、思うように進むことができなかったという、残念な点も…。

僕は嫁と二人で乗ったのですが、漕ぎ手は1名で、必然的に夫である僕が漕ぐ形になったのですが、これがもう自分でも驚くほど技術が壊滅的で…。ボートを漕ぐのが初めてだったというのもあるかもですけど、とにかくひどかった。

僕はどちらかというと運動神経はいい方なんですけどね。ボートを操る才能に関しては、ゼロだということが判明しました。

何度も崖にぶつかり、オールで崖を押して立て直したり、他のボートとぶつかったり…。危うく滝に打たれるとこでしたし。滝に打たれると救命胴衣が膨らんでしまい、色々と大変になるみたいです。危なかった。

真名井の滝付近は特にボートが密集していますので、操縦がさらに難しかったです。

高千穂峡の絶景を全身で味わいたかったのですが、操縦の難しさにパワーをだいぶ持って行かれてしまった感は否めません。

さらには必死でボートを漕ぐ僕を冷ややかな目で見ていた、対面に座る嫁が追い打ちを。「初デートだったら別れてたと思う」と。笑

これが初デートではなく、中年夫婦でよかったです。

個人差はあると思いますが、ボートの操縦がけっこう難しいので、初めての方はお気を付けください。

初デートのカップルは特に。

以上、高千穂峡のボートについてまとめてみました。

高千穂の神社巡りについては、以下の記事で詳しくまとめてあります。