新宿区にある秋葉神社の参拝レポートです。
読み方は「あきばじんじゃ」です。新宿通り沿いにある小さな神社です。最寄り駅は丸ノ内線の新宿御苑駅です。ビルの間に鎮座していて、お隣には消防署があります。
序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。
御苑前にある「秋葉神社」へ
この日は新宿に用事がありまして、嫁と二人、久しぶりに電車を乗り継ぎお出掛けをしました。
コロナで緊急事態宣言が発動されて以来、初めてのプチ遠出です。
6月の上旬でして、緊急事態宣言は解除されたとはいえ、まだまだ都内では感染者が出ている状況です。できるだけ人の多いところには行かないよう心掛けてはいましたが、この日はどうしても新宿に行かねばいかんかったのです。
なのでその足で、せっかくなので神社にもちょこっとだけ立ち寄ってみようと、欲が出てしまいました。
新宿区内にはまだ訪れたことがない神社がいくつかあるのですが、新宿駅周辺となりますと、ほぼ参拝しています。未開なのは、落合とか四谷三丁目とか、その辺りですね。なのでできればそっちを攻めてみたいところではありますが、そうなるとかなりガッツリと時間が必要なので、この日は諦めることに。
どうやら天気も夕方から雨になるようで、時間にも余裕はありません。
そんな中、新宿御苑前駅のすぐ近くに、秋葉神社があるのを地図にて発見しました。同じく新宿区内にはもう一つ、神楽坂の方に秋葉神社がありまして、そちらには参拝しているのですが、御苑の方はノーマークでした。
ちょうど用事があるのが東南口の方面でしたので、御苑は比較的行きやすいです。
そんな流れでこの日は秋葉神社を訪れることにしました。
新宿の東南口の方面ですと、バルト9の近くに雷電稲荷神社という神社があります。そちらにはだいぶ前に参拝しているのですが、当時僕はまだこのブログを始めたばかりの頃でして、写真などもちゃんと撮影できていないんです。なのでいつか撮り直しに行きたいな~と思っていた神社なので、この機会にそれも決行してしまおうと。
さらには東口の花園神社も、全くいい写真が撮れていないので、もし余裕があったら行ってしまうことにしました。
雷電稲荷神社→秋葉神社→花園神社、というコースです。
午前中に自宅を出発し、新宿にてまずは用事を済ませ、そのまま雷電稲荷神社へ。
この日はだいぶ気温が高かったので、マスクを着用して歩き回るのはだいぶ辛いのですが、こればかりは仕方ない。
雷電稲荷の写真も今度こそばっちり収め、続いて御苑方面の秋葉神社を目指します。
地図を確認しつつ、新宿通りに出て東へと歩いて行きますと、御苑前駅の出口を通り越してすぐ、左手に鳥居が見えました。
秋葉神社に到着です。
ご由緒
ご祭神は、火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)です。イザナギとイザナミの間に生まれた火の神様です。
創建の年代や経緯などは不明です。
総本社は静岡の浜松にある秋葉山本宮秋葉神社になります。
秋葉神社は火防の神様として知られていますので、こちらの秋葉神社も、おそらくこの地域の火除けとして創建されたのではないかと思われます。
詳しいご由緒がわかりましたら、その際に追記させて頂きます。
境内案内
新宿通り沿い、こちらが秋葉神社の入口です。小さな神社ですが、なんだかいい雰囲気です。
鳥居の手前には、両脇に紫陽花が咲いていました。葉の緑も綺麗です。
右の紫陽花の後ろに、隠れるように社号碑です。
石鳥居の先にはすぐ社殿が見えます。一礼して鳥居をくぐります。
左右に石灯籠です。こちらは左側。
こちらは右側です。石と緑がいい感じです。
右の灯籠の後ろにある木が、境内では一番大きな木です。
木の手前に手水鉢です。こちらも素敵です。
手水鉢の先には、小さな観音菩薩像がありました。手を合わせます。
拝殿へと進みます。社殿は赤と白の他に、やまぶき色という、珍しい色が使われています。
拝殿前には左右に子連れ狛犬さんです。こちらが左の狛犬さん。よく見ると子供が鞠を噛んでいるという、これまた珍しい狛犬さんです。
こちらが右の狛犬さん。なんとこちらは、子が親の髭を噛んでます。このパターンも僕は初めて見ました。
ひととおり珍しい狛犬さんを眺めてから、拝殿前へと進みます。新宿なだけに、境内はビルに囲まれています。
拝殿には、手前に「防火守護」と書かれた大きな扁額です。
そして奥に、社名が入った扁額です。こちらはだいぶ古いもののように見えます。
拝殿の中には団扇が祀られているのが見えました。参拝させて頂きます。
脇からは本殿の姿も少し見れました。色が特徴的で目を惹きます。
狛犬さんをもう一度見たり、しばし境内にて過ごし、秋葉神社を後にしました。
参拝を終えて
小さな神社ではありましたが、境内はとっても雰囲気が素敵で、手入れも行き届いた神社でした。
まず、入口に紫陽花が咲いていまして、そこからして風流な感じで、惹かれるものがありました。
新宿通りという交通量も多い通り沿いにあるのですが、不思議と境内は静かなんです。そこだけ切り離された空間のように感じてしまいます。
お隣には消防署がありましたので、火除けの神社のお隣にというのは、意図したものなのか、それともたまたまなのか、その辺りも気になるところではあります。
境内には、とっても変わった狛犬さんがいらっしゃいました。左右ともに子連れで、左の子供は鞠を噛み、右の子供は親の髭を噛んでます。おそらくそのパターンは、僕はこちらで初めて目にしました。大変珍しいです。思わずじっくり観察してしまいました。そして、見れば見るほど、子も親も可愛く見えてくるものです。
もう一つ、狛犬さんの他にも、社殿の色が珍しかったです。山吹色、という言い方でよいかと思いますが、少しオレンジ寄りの黄色な感じです。山吹色と赤と白が貴重となった建物でして、この色合いもなかなか他では見られないのではないかと。
変わった狛犬さんと、変わった色の社殿、どちらも珍しいものを見させて頂きました。
手水鉢も素敵でした。
とても居心地がよかったです。
境内には始終僕と嫁しかおりませんでしたので、のんびりと散策できました。
また、マスクがかなり暑くてきつかったので、境内では外させて頂きまして、よりその空気感を感じることができた気がします。
やっぱりできればほんとは、マスク無しで散策したいですね。
境内では他に人がいなかったので外しましたが、新宿はやっぱり人が多いので、普通に外を歩いていても、なかなか外せる環境ではありません。
そうなりますと、マスクでの夏の神社巡りは、よほど対策を考えないと、熱中症のリスクがかなり高いな~と、この日歩いてみて実感しました。
やはり人がほとんどいないような場所に、マスク無しで出掛けていくのが、しばらくはベターな気がします。
しかしとりあえず普通のマスクでは暑すぎるので、帰宅後に夏用のマスクをソッコーで注文しました。
早く元どおり、普通に神社巡りができるようになりたいですね。
この日は秋葉神社を後にして、花園神社にも立ち寄り、帰路に就きました。いい写真も撮れました。
暑い中でしたが、久ぶりの神社参拝は、気持ちよかったです。
秋葉神社、参拝できてよかったです。
御朱印
秋葉神社では御朱印は扱っていません。
(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)
アクセス
住所は東京都新宿区新宿1-8-2です。
秋葉神社の公式サイトはありません。
電車
①丸ノ内線 「新宿御苑前」から徒歩1分。
2番出口より地上に出て、すぐ右です。
②副都心線 「新宿三丁目駅」から徒歩6~7分
C4出口、もしくはC8出口から新宿通りまで出て、東に歩いて6~7分です。
その他、新宿駅、四谷三丁目駅などからも徒歩圏内です。
駐車場
参拝者用の駐車場はありません。近くにパーキングがいつつかありますので、そちらに駐車して、徒歩にて向かう形がよいかと思います。
周辺のパワースポット
新宿区の神社一覧