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猿江神社(江東区/住吉)の御朱印と見どころ

猿江神社の紹介

江東区にある猿江神社の参拝レポートです。

読み方は「さるえじんじゃ」です。猿江という地名の由来にもなっている神社で、古くより「猿江のお稲荷さん」として親しまれてきました。境内には、木材や建築関係からの信仰が厚い藤森稲荷社や、競走馬の関係者から信仰の厚い馬頭観音社があります。最寄り駅は住吉駅になります。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

住吉の「猿江神社」へ

僕が猿江神社を知ったのは、「新しい御朱印帳候補」としてその名前が嫁から挙がったことからです。

僕たち夫婦が現在使っている御朱印帳が、あと僅かで余白がなくなってしまうので、そろそろ新しいものを用意する必要に迫られました。

完全に見た目からで申し訳ありませんが、僕たちが使用する御朱印帳を選ぶ基準というのが、「かっこいい」とか「可愛い」とか、そういった感じなんですよ。

不純な動機で怒られてしまうかもしれませんが。

僕も嫁も辰年の生まれということもあり、特に龍が描かれている御朱印帳には目がなかったりします。

猿江神社の御朱印帳は龍ではなく、その社名のままお猿さんが描かれているものなのですが、画像で見るとこれがまた可愛いんですよ。

嫁がそんなお猿さんの御朱印帳情報をどこからか仕入れてきまして、次の御朱印帳候補として名前が挙がっていたんです。

しかし猿江神社は江東区の住吉というところにあり、三鷹に在住の僕たちにはなかなか行く機会のない場所。

そんな折に、なんと住吉からも遠くない、スカイツリーに行くという用事ができたため、その足で住吉に立ち寄ることにしたんです。

スカイツリーには、レストランでランチという、なんともお洒落な用事です。

これは、親戚の結婚祝いのお返しに頂いたカタログギフトにて、レストランでのお食事という項目の中から、嫁と協議の末に決めたものなんです。スカイツリーも僕たちは行ったことがないので、行ってみようと。

で、いつもの流れでスカイツリー周辺の神社巡りも兼ねて行ってみようかと地図を見ていたところ、住吉も近くだと言うことがわかったんです。その辺りの地理にも疎いので、地図や路線図などを見ていて初めて気付いたんですけどね。

スカイツリーへは押上という駅から歩いて行けるようでして、住吉はその二つお隣の駅です。

ルートとしては、まず住吉に降り立ち猿江神社にて御朱印帳を手にいれ、押上に向かうという形にします。

さらに猿江神社の近くには、日ノ先神社と宇迦八幡宮という二つの神社があるのも地図で見つけましたので、住吉ではその3ヶ所の神社を巡ってみることにしました。

そして当日、7月上旬の30度を越えた気候の中、電車を乗り継ぎ住吉駅に降り立ちます。

曇り空ではありましたが、朝から暑い日です。

まずは日ノ先神社に参拝し、続いて猿江神社へ。

日ノ先神社からは歩いてすぐだったのですが、どうやら大きな通りに面している方は裏側のようでしたので、ぐるっと回って正面の入口と思われる方に向かってみます。

そうしますと予想通り、大きな石鳥居が現れ、そちらが正面の入口でした。

無事到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)と、宇迦之御魂命(うがのみたまのみこと)です。

天照大御神は日本国民の総氏神で、皇室の祖神でもあり、太陽が神格化された神様です。宇迦之御魂命は食物や穀物を司る五穀豊穣の神様で、稲荷神や倉稲魂命と同一です。

創建の具体的な年代は不明ですが、平安時代の中期には、広い境内を持つ稲荷社として鎮座していたようです。

平安時代の後期に、源頼義・義家親子の家臣で、数々の奉勝を立てた猿藤太(さるのとうた)という勇猛な武将がこの地の入り江で力尽きてしまい、地元の漁師たちが手厚く葬り、境内に塚を建てました。それにより「猿」と「入り江」の字が取り結ばれ、「猿江」という社名になり、当初は猿江稲荷と呼ばれていたそうです。

現在の社殿は、大正の関東大震災での焼失後、昭和6年に鉄筋コンクリート造りで再建されたもので、日本最古のコンクリート社殿と言われています。

第二次大戦時の空襲でも、周囲は焼け野原だったにも関わらず、この社殿だけは奇跡的に戦災を逃れたそうです。

昭和21年に伊勢大御神を合祀し、社名も猿江神社に改称しましたが、現在も「猿江のお稲荷さん」として人々に厚く信仰されている神社です。

また、境内社の藤森稲荷社は、明治時代に宮内庁の御用材蔵に祀られていたことなどから、木材や建築関係の方からの信仰が厚い神社です。同じく境内社の馬頭観音社は、旅行や交通安全と共に、競走馬などの関係者からも信仰の厚い神社です。

 

境内案内

こちらが猿江神社の正面側の入口になります。

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一礼して石鳥居をくぐり境内へ。

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鳥居をくぐってすぐ、左手には神猿と書かれたお猿さんです。

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お猿さんの奥には、猿江という地名発祥の記念碑です。

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鳥居の右手足元には、小さな手水鉢のようなものが置かれていました。

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右手の奥には境内社の藤森稲荷神社が見えましたので、そちらには後ほど行ってみることにします。

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正面に白を基調とした拝殿です。木々の緑との重なり方がとても綺麗で、絵になります。手前の燈籠も特徴のある形をしています。

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右手に手水舎です。手水舎の建物は新しめのものに見えます。

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手水鉢は大きな石。お清めをします。

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左手に社務所です。その脇にはヒマラヤスギが聳えています。

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拝殿へと進みます。左手前には猿江神社のご由緒。

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燈籠があまり他では見掛けない形の燈籠かもしれません。けっこう大きいです。

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拝殿に近付きますと、その色は真っ白と言うよりはクリーム色に近い白でした。優しい色をしています。

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拝殿前には狛犬さん。こちらが左の狛犬さんです。

猿江神社の左の狛犬

 

こちらが右の狛犬さん。どちらも精悍な顔つきをしていました。

猿江神社の右の狛犬

 

参拝します。上の彫刻が鳥のようにも見えましたし、波のようにも見えました。

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拝殿を振り返りますと、こんな景色です。

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拝殿を右斜め前から。

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散策してみます。境内の右手、手水舎の奥の辺りに、境内社の馬頭観音社です。参拝します。

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馬頭観音社の脇には、ご由緒が書かれていました。

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その右手には、小さなお狐さんがたくさんいました。かつて祠を守っていたお狐さんたちかもしれません。手を合わせます。

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続いて、入口にあった藤森稲荷神社に参拝します。

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右には藤森稲荷のご由緒も書かれていました。

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再び拝殿前へ。右奥へと道が続いていて、大きな桜の木もあります。

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社殿の右奥へと進みますと、裏側の大通りへ通り抜けできるようです。行ってみます。右手には神輿庫も並んでいました。

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こちらが裏側の入口です。写真は境外からの絵になります。拝殿前にあったものと似た形の燈籠が並んでいました。

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境外からは、ちょうど猿江神社本殿の後ろにあたる場所に赤い鳥居が見えましたので、行ってみます。

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こちらが、猿江神社の本殿裏に祀られているお稲荷さんです。この辺りは森の中のような感じです。

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祠の前にはお狐さん。小さいですけれど、目力の強いお狐さんたちです。

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祠の両脇にも小さなお狐さんがいました。参拝します。

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このお稲荷さんを振り返りますと、道路を挟んだ反対側にも赤い鳥居が見えましたので、後ほど行ってみようと思います。

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再び境内に戻り、拝殿前へ。こちらは拝殿を左斜め前から。

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授与所にて御朱印帳を買い求め、御朱印も頂こうと思ったのですが…閉まっていました。呼び鈴を押しても反応無しでしたので、後でもう一度来てみることにします。先に他の神社を回るべく、猿江神社をいったん後にしました。

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参拝を終えて

お猿さんの御朱印帳が欲しいという、じゃっかん不純とも言える動機で訪れた猿江神社。

静かな境内にて、気持ちいい参拝をさせて頂きました。

境内もそこまで広いわけではないのですが、居心地のいい空間が造られている感じがしました。

大きな石鳥居をくぐりますと、すぐ左手にお猿さんがいます。一瞬狛犬さんの位置にお猿さんがいる、日枝神社のような形かと思ってしまったのですが、お猿さんがいたのは左のみ、一体です。

お猿さんが神の使いである日枝神社と、社名に猿が入っている猿江神社が、僕の中でごっちゃになってしまいそうです。

社殿の前にはお猿さんではなく、一対の狛犬さんがいました。どちらも凛々しくて精悍な顔立ちの狛犬さんで、かっこよかったです。

社殿は白を貴重とした建物で、柔らかくて優しい印象を受けました。少しクリーム色に近い白だったため、そういう印象を受けたのかもしれません。この日は天気が曇り空で、空の白と少し重なってしまったので、青空の日にも見てみたくなります。

拝殿の左手前にはヒマラヤスギ、右手前には大きな桜の木があり、境内の緑も綺麗でした。

雰囲気のある手水舎の右手前に、境内社の藤森稲荷社、奥には馬頭観音社があるのですが、その周辺も手入れが行き届いていて居心地が良かったです。

馬頭観音社の脇には古いお狐さんが何体もいらっしゃいまして、ぱっと見はちょっと怖い感じなのですが、よく見るとどのお狐さんも可愛らしく見えてきます。お狐さんたちの上は藤棚になっていましたので、藤の季節には幻想的な一角になるかもしれません。

一度境外に出る形にはなりますが、本殿の裏手にもお稲荷さんが祀られていまして、そちらは東松山市の箭弓稲荷神社(やきゅういなりじんじゃ)を勧請したものだそうです。境内で一番深い森の中に鎮座しているような感じで、静かな場所でした。

猿江神社に訪れた際には、是非裏手にも回ってみてください。

境内ものんびりと散策させて頂き、暑い中でしたが良い参拝ができました。

しかし、一つだけ問題が…。

元々は猿江神社の御朱印帳が欲しいというじゃっかん不純な動機で訪れたわけですが、授与所が閉まっていたんです。涙

受付時間を調べましたところ、9時~17時のようですので、一応時間内ではあります。しかしおそらく何かしらの事情でご不在かと思われますので、こればかりは仕方ありません。

ですのでとりあえず、もう一ヶ所住吉で事前にチェックしておいた「宇迦八幡宮」に行ってしまい、もう一度戻って来てみることにしました。

さらには本殿の裏手から道路を挟んだ反対側にもお稲荷さんがあるのも見えましたので、そちらにも先に寄ってしまおうと。

で、もう一度戻ったときに授与所が開いていなければ諦めることにしたんです。

そして、アップする記事とは前後してしまいますが、それら他の神社に参拝し再び戻ったころ、授与所が無事開いていました!!

お目当ての御朱印帳を買い求めることもできましたし、御朱印も頂けました。

こちらが猿江神社の御朱印帳です。

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猿江神社にて、無事に目的を果たすことができました。

時系列は前後してしまいますが、猿江神社の次に僕たちが訪れたのは、猿江神社本殿の裏手から道路を挟んだ反対側に見つけた「猿江稲荷社」です。

次の記事では、猿江稲荷社を紹介させて頂きます。

 

御朱印

こちらが猿江神社の御朱印です。

猿江神社の御朱印

 

猿江神社では、上記通常の御朱印の他に、三つの御朱印を頂くことができます。まずこちらは7月の限定御朱印(こちらは訪れる月ごとに違います)。

猿江神社の7月限定御朱印

 

こちらは境内社の藤森稲荷神社の御朱印です。書き置きのものになります。

藤森稲荷神社の御朱印

 

こちらは境内社の馬頭観音社の御朱印です。書き置きのものになります。

馬頭観音社の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、9時から17時までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都江東区猿江2-2-17です。

猿江神社の公式サイトはこちらです。
http://sarue-jinjya.o.oo7.jp/

 

電車

半蔵門線 / 都営新宿線 「住吉駅」から徒歩5分。

B1出口を出て、細い路地を真っ直ぐ進み、二本目の大きめな道に出たら左折。そのまま大きな通りを進みますと「猿江神社前」交差点に出ます。そのまま交差点を渡り、最初の路地を左折すると、正面の入口に着きます。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。ごく短時間でしたら、他の車の迷惑にならないよう神社前の道路に駐車することは可能かと思われます。近くにはコインパーキングもいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

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