新宿高島屋の屋上にある熊鷹社の参拝レポートです。
読み方は「くまたかしゃ」です。京都の伏見稲荷大社の摂社である、熊鷹社を勧請した神社です。高島屋の屋上開放時間内であれば、どなたでも参拝可能です。最寄駅は新宿駅ですが、住所は渋谷区の千駄ヶ谷になります。
序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。
新宿高島屋屋上の「熊鷹社」へ
年の瀬の、大晦日も近くなった12月の26日に、嫁と二人で新宿に出掛けました。
僕たち夫婦はいつも年明けになってから、僕の実家である長野に帰省をします。で、その際の手土産を買いに、新宿のデパ地下まで出掛けた次第です。僕の実家以外にも、新年の親戚への挨拶回りなどで必要な、手土産としてのお菓子をまとめて買ってしまおうと。
で、せっかく新宿に行くのなら、どこか神社に行きたいところ。
僕たちが最後に神社巡りをしたのは、11月の中旬です。秋の青空の下、羽田周辺の神社をいくつか訪れました。それから約一ヶ月半、どこにも神社に出掛けていないという日々が続いていましたので、そろそろ行きたいな~と。
しかし年末で何かとバタバタしておりまして、時間的にそんなに余裕がありませんでしたので、がっつりの神社巡りというのは難しそうです。なので今回は神社は諦めて、買い物だけにしておくか、と思っていたのですが…。
そんなときに、ちょうどいい感じで行ける神社があることを思い出しました。
それが、こちらの記事で紹介する、新宿高島屋の屋上にある、熊鷹社です。
以前から高島屋の屋上には神社があることは知っておりまして、いつか行きたいと思っていたんです。
僕たちはこれまでも新宿にて、小田急百貨店の屋上にある「小田急豊川稲荷」と、伊勢丹の屋上にある「朝日弁財天」は訪れたことがあります。
上記の他にも新宿では、高島屋と京王百貨店の屋上に神社があり、このうち京王は立ち入り禁止で参拝できないようですが、高島屋は参拝できると。
ですので、いつしか高島屋を訪れた際には参拝を果たし、新宿の屋上神社巡りを制覇したいと、そう思っていました。
故に今回は、時間的にもちょうどいい機会です。
僕たちは小田急と京王のデパ地下にて手土産を購入する予定でしたので、その前にちょいと高島屋まで行ってみることにしました。
新宿駅の東南口に降り立ち、高島屋の屋上へと向かいます。
ご由緒
ご祭神は、熊鷹大神(くまたかのおおかみ)です。鷹の神様といわれていますが、諸説あるようです。かつて朝廷に従わなかったため、神功皇后により討伐された九州の豪族、「羽白熊鷲」を神格化した神様という説もあります。また、その昔に貴族が守護神として崇拝していた羽白熊鷹を、広く信仰されていた稲荷信仰に習合したともいわれています。
本社は京都にある熊鷹社です。伏見稲荷大社の摂社で、境内の稲荷山に鎮座しています。高島屋屋上の熊鷹社も、京都の本社よりご分霊を勧請し、創建された神社です。
創建の年代や具体的な経緯は不明です。
熊鷹社には商売繁盛のご利益があることから、勧請されたのではないかと思われます。
詳しいご由緒がわかりましたら、改めて追記させて頂きます。
境内案内
高島屋の屋上は、13階から出ることができます。
屋上の地図を確認して、外へと出ます。屋上に出られる時間は、冬季は10時から18時、それ以外は10時から19時まで、との案内も出ていました。
屋上は綺麗な庭園になっています。屋外に出るとすぐ、目の前には噴水がありました。
熊鷹社は前方の方でしたが、外の景色を見るため右手の方に行ってみます。眼下には新宿御苑の森が広がり、遠くにスカイツリーも見えました。
視線を右に移して行きますと、新国立競技場や東京タワーの姿も。
一通り景色を楽しんでから、庭園の中を歩き、熊鷹社を目指します。
庭園のお隣は、お洒落なレストランのテラス席です。
そのままテラス席の脇を進んで行きますと、前方に小さな祠が見えてきました。
熊鷹社に到着です。周囲も綺麗に整備されていて、緑が綺麗です。
祠に向かって左手は、こんな感じで広くなっています。
熊鷹社の前へと進みます。祠の手前には両脇に燈籠も。
神社の後ろには、高いビルが聳えています。JR新宿ミライナタワーです。
祠の前には小さな鳥居も建てられていました。扁額には「熊鷹社」。
祠を守るように、一対のお狐さんもいらっしゃいます。
参拝させて頂きます。祠には彫刻も施されていました。扉の両脇と手前の上には龍、下には亀(もしくは玄武)です。
屋根には鳳凰でしょううか、朱雀でしょうか、鳥の彫刻がありました。
熊鷹社を振り返りますと、こんな景色です。お洒落なレストランです。
参拝を終え、再びレストランの脇道を通りつつ、目の前に聳えるドコモタワーを見つつ、屋上を後にしました。
参拝を終えて
新宿にて、小田急百貨店、伊勢丹に続き、高島屋の屋上にある神社への参拝が、ようやく決行できました。
正確には高島屋は新宿ではなく、住所は渋谷区ですけれど。てっきり新宿区だと思っていたのですが、このたび住所を確認した際、渋谷区だということを初めて知りました。
豆知識が蓄積されました。
そんな高島屋の屋上ですが、そのお洒落な空間にびっくりです。僕は今まで一度も訪れたことがありませんでしたので、初です。
まず、眺望がもちろん素晴らしいです。眼下には新宿御苑が見え、すぐ近くにドコモタワー、少し遠めにスカイツリー、東京タワーも見えました。あとは、新国立競技場なんかもよく見えます。
そんな眺望の中、屋上は綺麗に整備された庭園になっています。
で、そのまた内側には、とってもお洒落なレストランの、テラス席が並んでいるんです。
年末で寒い時期でしたので、テラスで食事をされている方は少なかったのですが、これがもう少し温かい時期なら、さぞかし気持ちいいだろうな~と。
僕はこれまで、新宿の屋上で食事などしたことがありません。どうやらそういう感じからは遠い場所で生活をしていたようでして、縁がなかったんです。これからの人生では、屋上のテラスで自然と食事ができるような、そんな生き方をしてみたいとも思います。
で、すみません、完全に話が逸れましたけれど、そのテラス席を横目に歩いて行きますと、熊鷹社の祠が奥に見えてきます。左右には緑が広がっていて、そこだけ森の中のようでした。
とても小さな神社ではありましたが、鳥居も燈籠も建てられていて、祠にはいくつもの彫刻が施されていました。
熊鷹社の本社は、京都の伏見稲荷の摂社とのことで、この記事を書くにあたり、初めてその存在を知りました。どうやら伏見稲荷の境内、稲荷山にあるパワースポットとしても知られているようです。
僕はまだ伏見稲荷大社には一度も訪れたことがありませんが、ますます興味が湧いてしまいました。
いつか伏見稲荷大社への参拝が叶った際には、摂社の熊鷹社にも、ゆっくりと立ち寄ってみようと思います。
神社巡りをしていますと、行きたいところが次から次へと出てきてしまい、困ったものです。
とりあえずは、このたびの高島屋屋上にある熊鷹社への参拝を終えたことで、新宿のデパート屋上にある、参拝できる神社は制覇したことになるかと思います。
あとは京王百貨店の屋上にある神社が、立ち入り禁止で参拝はできないようですが、少し遠めに見ることはできるみたいなので、そちらにもまた機会を作って行ってみようと思います。
高島屋屋上の熊鷹社、参拝できてよかったです。
御朱印
熊鷹社では御朱印は扱っていません。
(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)
アクセス
住所は東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2です。新宿高島屋の13階になります。
屋上に出られる時間は、3月~10月が10時から19時まで、11月~2月が10時から18時までです。
熊鷹社の公式サイトはありません。新宿高島屋の公式サイトはこちらです。
https://www.takashimaya.co.jp/shinjuku/
電車
各線 「新宿駅」から、徒歩3~5分。
また、副都心線の「新宿三丁目駅」からも地下直結で徒歩5分程度です。新宿駅などからの詳しいアクセスは、動画での解説付きで、高島屋の公式サイトのアクセスページで紹介されていますので、そちらを参照してください。
駐車場
高島屋の駐車場、または近隣に駐車場があります。詳しくは、高島屋の公式サイトのアクセスページで紹介されていますので、そちらを参照してください。
周辺のパワースポット
渋谷区の神社一覧
新宿屋上神社巡り
新宿の屋上にある神社を、こちらの記事でまとめてあります。