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粕谷八幡神社(世田谷区)の御朱印と見どころ

粕谷八幡神社の紹介

世田谷区にある粕谷八幡神社の参拝レポートです。

読み方は「かすやはちまんじんじゃ」です。正式名称は八幡神社のみになります。芦花公園の北にある神社で、最寄り駅は京王線の芦花公園駅、もしくは八幡山駅になります。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

芦花公園にある「粕谷八幡神社」へ

5月の下旬、嫁と二人で久しぶりに都内の神社に足を運びました。

僕たちは4月に宮崎の高千穂を旅行し、そちらでがっつりと神社巡りをしたため、しばらく神社巡りはお休みしておりました。高千穂で凄い神社を回りまくりまして、パワーをもらい過ぎたというのもありますし、こちらのブログの更新が追いつかないというのもありましたし。

ゆえに、やむを得ず神社巡りを自制していた感じですね。

そんな中、絵本作家のヨシタケシンスケさんの展覧会「ヨシタケシンスケ展」が世田谷文学館というところで開催されていまして、そちらに嫁とお出掛けを。我が家にはヨシタケさんの絵本が何冊もあるんです。

で、行き先である世田谷文学館の辺りは、なかなか普段行く機会のないエリアでしたので、ついいつもの癖で、近くに神社がないか検索を。

その結果見つけてしまったのが、こちらで紹介する粕谷八幡神社です。他にも周辺にはいくつか神社があったのですが、まだ高千穂のブログ更新が全く追いついていないので、回る数は最小限に絞ることに。粕谷八幡神社ともう一社、烏山神社のみピックアップし、二社に留めます。

そんな感じで、まずヨシタケシンスケ展に行き、その後二社のみ神社巡りをすることとなった次第です。

天気は晴れ。お昼前に自宅を出発し、電車を乗り継ぎ京王線の芦花公園駅で下車。初めて降りる駅です。世田谷文学館は、駅から歩いて5分ほどでした。

既に入口には列ができている盛況ぶり。僕たち夫婦も列に並び入場し、ヨシタケシンスケさんの世界を満喫します。

お土産も色々買ってしまいました。とっても楽しかったです。

そして地図を確認しつつ、次の目的地である粕谷八幡神社へと向かいます。

粕谷八幡神社は芦花公園の中と言っていいのか、もしくは隣接している神社でして、僕は芦花公園というのも名前こそ知れど行ったことがなかったので、そちらもちょっと楽しみです。

世田谷文学館からは、5分ほどで着くかと思いきや、意外に距離がありまして、10分ちょっと掛かり到着しました。ですので芦花公園駅からですと15分以上になりますね。そこそこ遠いです。

道路沿いにも鳥居があったのですが、そちらは横からの入口でしたので、正面の鳥居へと回ります。

 

ご由緒

ご祭神は、誉田別命(ほむたわけのみこと)です。誉田別命は、第15代応神天皇の別名で、武神である八幡神と同一視されています。

創建の年代は不明です。別当寺であった東覚院の創建が鎌倉時代とも室町時代ともいわれていますので、当社もその時代の創建であると推察されます。鎌倉時代には当地が豪族の粕谷氏の所領であり、粕谷氏により勧請されたという説もあります。

旧粕谷村の開村からの鎮守社であるといわれています。

昭和34年に放火により社殿が焼失してしまいますが、その年に再建され、現在に至ります。

粕谷の地に居住していた、明治から大正にかけての文豪である徳冨蘆花(とくとみろか)が、客人を当社の入口にあった杉の下で見送っていたことから、その杉は「別れの杉」と名付けられました。別れの杉は大東亜戦争後に枯れてしまったため、現在は二代目の杉が植えられています。

芦花公園の北に鎮座している神社です。

 

境内案内

こちらが粕谷八幡神社の入口です。

 

鳥居の右手前、大きな切り株が、昭和に枯れてしまった「別れの杉」のようです。

粕谷八幡神社の別れの杉

 

別れの杉は道路側に案内書きも出ています。その脇の細いのが二代目の杉かと思ったのですが、葉っぱが杉じゃないですね。

 

再び鳥居前へ。左手にご由緒書きです。境内の左手は公園で芝生が広がっています。

 

一礼して石鳥居をくぐります。扁額には「八幡宮」。

 

境内には様々な木々。緑が綺麗です。

 

左には、作家である徳冨蘆花(とくとみろか)が粕谷村にやって来てから100年を記念した碑です。芦花公園は徳冨蘆花の旧宅が寄贈された公園です。すみません、碑の表面を撮影し忘れ、裏からのみですが。

 

その先、左手のアカマツがひときわでかいです。

 

でかいというか、高いですね。

 

アカマツの先に聳えていたのは、メタセコイアです。かつては絶滅した植物と考えられていて、生きた化石ともいわれる木です。

 

参道を進みます。前方にはイチョウやサクラ。

 

数段の石段を上がりますと、右手には鳥居があり、そちらからでも境内には出入りできます。その手前には立派な桜。

 

少し先、右手に手水石です。現在はおそらくコロナの影響で、使用できなくなっています。

 

拝殿へと進みます。拝殿の左手前のイチョウが目を惹きます。

 

参道の左手はこんな感じ。色んな木があり名札が掛けられていますので、後で見に行ってみます。

 

拝殿前には狛犬さん。後ろのイチョウは近づくと、よりその大きさを実感します。

 

しばしイチョウを見上げます。綺麗です。

 

拝殿前には狛犬さんです。こちらが左の狛犬さん。

粕谷八幡神社の狛犬

 

こちらが右の狛犬さん。

 

拝殿は赤と白を基調とした建物です。

 

右には立派な桜。

 

拝殿の前へ。

 

参拝させて頂きます。

 

拝殿を振り返りますと、こんな感じ。

 

境内を散策してみます。こちらは拝殿を左斜め前から。

 

奥まで行きますと本殿も見えます。

 

今度は左斜め前から、イチョウ越しに。

 

境内の左手に見えた大きな二本の木は、左がケヤキ、右がサワラでした。

 

左奥に境内社が見えますので、行ってみます。

 

奥まで行きますと、本殿を左手からも見れます。

 

こちらが境内社の入口です。狛犬さんもいます。

 

左の狛犬さんには子供もいます。その後ろの碑は御大典記念碑です。

 

奥にも小さな一対の狛犬さん。おそらく一代前の狛犬さんかと。

 

境内社は五所神社です。厳島姫命、宇迦御魂命、日本武尊、淤母陀琉命、疽神がお祀りされています。参拝させて頂きます。

 

五所神社の脇には立派なクスノキ。奥は竹林になっています。

 

参拝を終え、粕谷八幡神社を後にします。

 

参拝を終えて

久しぶりに訪れた都内の神社でしたが、とっても素敵な神社に足を運ぶことができました。

境内には色んな種類の木々がありまして、緑が綺麗で、その印象が一番強く残っています。もちろん季節的なことや天気もありますけれど、ほんとに緑が鮮やかで、気持ちのいい空間でした。

入口には大きな「別れの杉」の切り株があり、徳冨蘆花さんがそこに立って客人を見送っていたんだと思うと、同じ場所に今自分が立っていることが不思議に思えます。

別れの杉は枯れてしまい、切り株は残されているのですが、ぜひ杉が聳えていた景色も見てみたくなります。

現在は二代目の杉が植えられているとのことですが、その杉がどこにあるのか見つけられず…。それが少々心残りではあります。

ちなみにですが、芦花公園の名前の由来が徳冨蘆花さんだということも、僕は初めて知りました。

別れの杉は現存していませんが、先述させて頂いたとおり、境内にはたくさんの木が聳えています。アカマツ、メタセコイア、イチョウ、サクラ、ケヤキ、クスノキ、サワラなどなど。大きな木も何本かありまして、見上げた景色もまた迫力がありました。

一番大きかったのはやはり拝殿前のイチョウですね。

僕が訪れたのは新緑の5月ですが、春には桜、秋には銀杏も綺麗でしょうし、季節よって違う景色が楽しめることと思います。ぜひ他の季節にも来てみたくなります。

神社のお隣は大きな芦花公園でして、芝生が広がっていて、子供たちが遊んでいたり、散歩をしている人がちらほら。で、神社の境内も含め、公園の一部のような感じにもなっていますので、全体的にのんびりとした雰囲気が漂っています。ついつい芝生で昼寝でもしたくなるような空気です。

そんな空気溶け込むかのように、僕たち夫婦ものんびりとした時間を過ごさせて頂きました。

ヨシタケシンスケ展と粕谷八幡神社、同じ日にその二か所に足を運べただけで、とってもいい休日だな~と。

粕谷八幡神社、参拝できてよかったです。

続いては、芦花公園駅と千歳烏山駅の中間辺りに位置する、烏山神社へと向かいます。

 

御朱印

粕谷八幡神社の御朱印はありません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都世田谷区粕谷1-23-18です。

粕谷八幡神社の公式サイトはありません。

 

電車

京王線「八幡山駅」から徒歩15~17分。

改札を出たら右、路地を南へと進み、粕谷区民センター通りを右折です。

京王線「芦花公園駅」から徒歩17~19分。

改札を出たら南口に出て、目の前の千歳通りを南(右)に進み、粕谷区民センター通りを左折です。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。神社の少し東に芦花公園の駐車場があります。

 

周辺のパワースポット

 

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