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改代稲荷神社(新宿区/神楽坂)の御朱印と見どころ

改代稲荷神社の紹介

新宿区にある改代稲荷神社の参拝レポートです。

読み方は「かいたいいなりじんじゃ」です。牛込稲荷神社とも称されています。東西線の神楽坂駅と、有楽町線の江戸川橋駅の中間辺りに位置している、小さな稲荷神社です。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

神楽坂の「改代稲荷神社」へ

気持ち良く晴れた一月の中旬、嫁と二人で神楽坂の神社巡りに出掛けまして、改代稲荷神社はこの日3ヶ所目に訪れた神社です。

改代稲荷はGoogleの地図にて見つけました。元々は、神楽坂にある大きな神社、赤城神社への参拝がこの日一番の目的ではあったのですが、せっかくなので周辺の神社巡りもしようという流れでして、事前に地図にて神社検索を。

で、「新宿区 神社」とかでいつも検索をして、大小に関わらず回れそうな神社に片っ端から立ち寄って行く、というのが僕たち夫婦のいつもの神社巡りです。

そんなことをしていますと、たまにとんでもない距離を歩いてへとへとになったりはするんですけどね。それでも様々な土地での、散歩がてらの神社巡りは楽しいものです。

この日はお昼過ぎに神楽坂駅に降り立ちまして、まずは駅からすぐの赤城神社へ。続いてそこから飯田橋寄りにある筑土八幡神社へ。

二社への参拝を終え、再び神楽坂駅方面へと戻ります。

駅の西には「北野神社」がありまして、そちらには元々立ち寄ろうと思っていました。で、地図を確認していますと、筑土八幡神社から北野神社までの道のりに、小さな神社ではありそうですが、二つのお稲荷さんがあるのを見つけます。

その一つが「改代稲荷神社」で、もう一つが「願満稲荷」というお稲荷さんです。どちらも場所的には赤城神社の裏側です。

筑土八幡神社を後にし、地図を見ながら神楽坂の路地を歩きます。

神楽坂はその地名の通り、坂が多いです。僕たちは緩やかな坂をのんびりと歩いていたのですが、途中かなり急な坂があるのもちょいちょい目にしました。

のんびり歩き5分ほどで、まずは地図上の「願満稲荷」に到着です。そこには「真清浄寺」というお寺があり、お稲荷さんは境内にあるのかな?と思い入って探してみたのですが、見当たらず。

結局、お寺に参拝し、入口にあったお地蔵さんに手を合わせ、後にすることに。

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帰宅後に調べたところ、どうやら境内ではなく、境外の左手にあったようです。かなり小さな祠のようですが、もっとちゃんと確認すればよかった。無念。

そんな願満稲荷を見逃した僕たちが次に目指したのが、改代稲荷神社です。

緩い坂を下り、少し交通量の多い道へと出ててくてく歩いて行きますと、右手に石鳥居が現れ、その奥にはお稲荷さんが見えました。

無事、改代稲荷神社に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、社名からの推定になりますが、五穀豊穣の神様である宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと)です。倉稲魂命とも表記され、稲荷神と同一です。

改代稲荷神社という社名の他に、牛込稲荷神社とも呼ばれています。

創建の年代や経緯などは残念ながらわかりませんでした。わかり次第、追記させて頂こうと思います。

 

境内案内

てくてくと歩いていますと、銭湯とコインランドリーの向かいに、小さなお稲荷さんを見つけました。こちらが改代稲荷神社です。

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鳥居の正面に立ちます。石鳥居は少し赤みがかっています。

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一礼して鳥居をくぐり境内へ。

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すぐ目の前にお狐さん。その後ろには赤と白の社殿です。

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右手には小さな手水鉢もありました。

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社殿の前へと進みます。お狐さんの存在感がけっこうでかいです。

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こちらが左のお狐さん。顔が大きくて可愛いです。

改代稲荷神社の左の狐

 

こちらが右のお狐さん。どちらも鼻がバッテンになっていますね。

改代稲荷神社の右の狐

 

参拝します。

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社殿を振り返るとこんな感じです。鳥居の向こうに見えるのが銭湯です。

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こちらは社殿を左斜め前から。

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後ろは社務所なのかな~と思ったら、「改代町会館」と書かれていました。

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こちらは鳥居の外、社殿を右斜め前からも撮影し、改代稲荷神社を後にしました。

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参拝を終えて

改代稲荷神社は、小さなお稲荷さんでした。

そこそこ交通量の多い道路沿いに鎮座していますので、ひっそりと、という印象はそんなにありません。むしろ目の前には銭湯やコインランドリー、郵便局などありまして、改代稲荷もそんな生活に密着した場所の一部、といった印象です。

小さな神社ではありましたが、特徴のある石鳥居だったり、お狐さんの容姿だったり、記憶には残る神社でした。

石鳥居は小さなものでしたが、色が少し赤みがかっていて、不思議な感じがありました。表現が正しいかどうかわかりませんけれど、一瞬「鉄が少し錆びた感じ」にも見えてしまいまして、鉄の鳥居なのかな?と思ってしまったほどです。よく見ると石でしたので、なぜ赤っぽくなっているのだろう?と。

お狐さんの方は、左右どちらもお顔が大きくて、三頭身くらいです。で、鼻がバッテンになっていて可愛いらしくもありつつ、よく見ると意外と怖い顔をしていたり。

石鳥居もお狐さんも、心行くまで眺めさせて頂きました。

そして僕は改代稲荷という社名も気になりましたので、帰宅後に調べてみました。変わった名前だな~と思いまして。

改代稲荷のある場所は、新宿区の「改代町(かいたいちょう)」というところです。改代町にあるお稲荷さんなので、改代稲荷神社と呼ばれているのは推測できるんですどね。

そもそも、新宿区に改代町という場所があることも、僕はこのたび初めて知りました。当たり前かもしれませんが、新宿と言えど様々な町名があるんですね。

改代町は元々は牛込村の一部だったそうです。江戸時代の前期、江戸城の整備に伴い、雉子橋(現在の千代田区にある日本橋川に掛かる橋)付近の住民が移転し、代地として与えられた場所とのこと。で、当初は牛込築地替代町と記されていたそうです。

替代町がいつしか改代町になり、現在に至っているんですね。

元々この辺りは沼地だったものを埋め立てて宅地にしたとのことですので、改代稲荷の創建も、住民が移住したその頃なのかもしれません。

神楽坂の小さなお稲荷さん、改代稲荷神社。

参拝できてよかったです。

続いては、そこから少し西にある「北野神社」へと向かいます。

 

御朱印

改代稲荷神社では御朱印は扱っていません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都新宿区改代町43です。

改代稲荷神社の公式サイトはありません。

 

電車

有楽町線 「江戸川橋駅」から徒歩5分。

4番出口を出て、神楽坂駅方面(南)に歩きますと、5分ほどで到着します。

東西線 「神楽坂駅」から徒歩7分。

1番出口を出て、赤城神社の左手の坂を下っていくルートがわかりやすいかと思います。坂はかなり急坂です。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。少しの時間でしたら、他の車の迷惑にならぬよう、神社前の道路に路駐することも可能かと思われます。近くにはコインパーキングもいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

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