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平河天満宮(千代田区)の御朱印と見どころ



平河天満宮

平河天満宮の紹介

江戸三大天神の一つ「平河天満宮」へ

千代田区平河町にあるパワースポット、平河天満宮に行って参りました。読み方は「ひらかわてんまんぐう」です。江戸三大天神の一社として数えられている神社で、最寄り駅は半蔵門線の半蔵門駅です。有楽町線の麹町駅や各線四ツ谷駅などからも、徒歩圏内になります。

お盆に実家に帰省した際に、ちょこっとだけ地元の神社巡りをしたのですが、それ以来東京に戻ってから、一度もがっつりな神社巡りには出掛けておりませんでした。

映画を観に行ったり、買い物に行ったりなど、そこそこお出掛けはしてたんですけどね。

そしていつの間にか季節は10月になりまして、暑さもだいぶ和らぐ頃に。朝晩などは少し寒いくらいです。涼しくなるのは嬉しいんですけど、夏が終わるのはちょっと寂しい、そんな季節の変わり目に、久しぶりの神社巡りに出掛けました。

8月くらいからだったでしょうか、嫁が歯の治療のため月に一度ほど、飯田橋にある歯科大学の附属病院に通っておりまして、この日はその通院日。いつもは嫁が一人で出掛けて帰って来るのですが、たまたま僕も時間がありましたので、じゃあ嫁のお供をして、その足で近辺の神社巡りでもしようかと。

飯田橋といえば九段下も近くでして、靖国神社も徒歩圏内です。しばらく訪れておりませんでしたので、ぜひ足を運びたい。

また、靖国神社からもう少し南下した半蔵門には、江戸三大天神の一つである平河天満宮があります。江戸三大天神のあと二社は亀戸天神と湯島天満宮でして、その二か所には僕も訪れているのですが、平河天満宮には未参拝。ですのでこれは、またとない機会でもあるわけです。ずっと気にはなっていた神社ですので。

さらには水道橋や後楽園の周囲にも、まだ一度も訪れたことがない神社がいくつもありますので、その辺りを巡ることにします。前日までに立ち寄る神社をピックアップし、ルートなどもある程度固め、当日を迎えます。

朝イチで自宅を出発し、飯田橋に到着。そのまま駅前の歯科大附属病院へ。

嫁の治療はいつも1時間ほど掛かっていましたので、今回もそれくらいだと踏んで、その間に僕は一人徒歩にて靖国神社へ。

秋晴れの中、久しぶりに訪れた靖国神社にて、身を引き締めさせて頂きました。

そして清々しい気持ちのまま、嫁を迎えに再び飯田橋へ。

10月ではありましたが、この日は思った以上に気温が上がり、歩き回っている僕は既に汗だくに。合流した嫁もびっくりなレベルの汗だくでした。

歯の麻酔で口がおかしくなった嫁と、10月なのに汗だくな僕は、地下鉄を乗り継ぎ平河天満宮のある半蔵門駅に向かうことに。

飯田橋から東西線で九段下、そこから半蔵門線で半蔵門駅へ。九段下での乗り換えでなかなかの距離を歩きましたので、他のルートの方がよかったかも。

半蔵門駅の1番出口から地上に出まして、そこから地図を確認しつつ歩くこと1~2分。路地の奥に鳥居が見えました。

平河天満宮に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、学問の神様としても知られる菅原道真公(すがわらのみちざねこう)です。類まれなる才能の持ち主だった平安時代の学者で、人々からも厚い信頼を得ていた人物です。後に天満天神として神格化されました。

相殿には、誉田別命(ほんだわけのみこと)徳川家康公(とくがわいえやすこう)がお祀りされています。誉田別命は第15代応神天皇の別名でもあり、武神である八幡神と同一とされています。徳川家康公は東照宮のご祭神です。

創建は室町時代の文明10年です。戦国武将で江戸城の城主だった太田道灌が、菅原道真公の霊夢を見て、城内に天満宮を創建したのが始まりです。

天満宮の周囲には多くの梅の木が植えられ、やがてその辺りが梅林坂と呼ばれるようになり、現在の皇居内にもその名が残っています。

徳川家康公が江戸城に入城後に、築城のため平河門外に遷座されます。その後江戸城増築のため、二代将軍秀忠公により、現在の地に遷座されています。その際に遷座地の地名も、当社にちなみ平河町と名付けられています。

徳川幕府をはじめ、紀州徳川家、尾張徳川家、伊井家などからも厚く信仰されてきました。

江戸時代の盲目の国学者、塙保己一も熱心な信者だったそうです。

大正の関東大震災、昭和の第二次大戦により被災し、社殿などほとんど焼失してしまいますが、昭和44年に再建されています。

江戸三大天神の一社に数えられ、現在も多くの参拝者が訪れる神社です。

また、東都七天神と呼ばれる都内にある七つの天神社の一社でもあります。

 

境内案内

平河天満宮は、ビルが立ち並ぶ一角に鎮座しています。

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鳥居の正面へ。社号碑も大きく、その台座には梅鉢紋。鳥居の先には社殿が見えます。右手には境内社も。

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鳥居は銅鳥居で、江戸時代後期に麹町周辺の人々により奉納された鳥居です。梅鉢紋と「麹町」の文字も。第二次大戦中に被弾もしていて、区内最古の鳥居とのこと。

平河天満宮の銅鳥居

 

鳥居の左右の台座には、それぞれ四体の獅子がいます。

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一礼して銅鳥居をくぐり境内へ。参道は少し左に折れて、その先が社殿です。左には境内社のお稲荷さんも。

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右手には一基のみの常夜燈。反対側のものは、第二次大戦時の空襲により破損してしまい、現存はしていないようです。

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左には第二次大戦の慰霊碑です。手を合わせます。境内には梅の木が何本も見られます。

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慰霊碑の先がお稲荷さんの鳥居で、そのすぐ向こう側に撫で牛さんです。可愛いお顔です。コロナのため触れずに祈念をとの案内が出ていましたので、そのようにさせて頂きます。

平河天満宮の撫で牛

 

参道を進もうと顔を上げますと、さらに四頭の石牛さんがこちらを見ていました。笑

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まずこちらが、一対目左手の石牛さん。脇には奉納された方のお名前が書かれたものも建てられています

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こちらが一対目右手の石牛さん。角が欠けてしまっていますね。

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一対目の牛さんの先、左手に手水舎です。お清めをします。

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参道に戻り拝殿へと進みます。

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こちらは二対目、左手の石牛さん。

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こちらが反対側、右手の石牛さんです。

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参道が左斜めに折れていますので、ちょうどこの二対目右の石牛さんの前から拝殿を見ますと、正面からの角度になります。

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石牛さんの先、右手にご由緒書きです。

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拝殿の手前、左右には狛犬さんです。こちらが左の狛犬さん。特徴的な珍しいお顔の狛犬さんです。この奥が社務所になっています。

平河天満宮の狛犬

 

こちらが右の狛犬さん。豪快に笑っているかのようにも見えてしまいます。

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拝殿の正面に立ちます。淡い紫と白を基調とした色合いの社殿で、素敵です。ところどころに梅鉢紋も。

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拝殿へと進みます。お賽銭箱にも梅鉢紋。

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参拝させて頂きます。

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拝殿を振り返りますと、こんな景色です。梅が咲く季節にも来てみたくなります。

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境内を散策してみます。まずは入口の鳥居脇にあった境内社に参拝。扁額には三殿宮と書かれています。大鳥神社、塩神社、浅間神社の三柱がお祀りされていました。

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続いて、撫で牛の手前が入口の、お稲荷さんへ。平河稲荷神社です。

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参道の左右には神狐さん。顔は怖いですけど、小ぶりで可愛らしくもある神狐さんです。参道は右に折れて続いています。

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赤い鳥居をくぐり進みますと、左に力石。「天龍石」と刻まれています。

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こちらが平河稲荷神社の社殿です。ちょうど手水舎の後ろ辺りになります。参拝させて頂きます。

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社殿の左手前には、筆の供養のため築かれた筆塚です。

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稲荷の鳥居を出て、今度は境内の右手側へ。一対目の石牛の脇には、天皇陛下即位三十年を記念して植えられた、おそらく梅と思われる木がありました。

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こちらは拝殿を右斜め前から。

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二対目右の石牛の脇には、近隣にキャンパスがある城西大学により奉納された、布袋尊の像です。布袋様か大黒様か恵比寿様か、かなり迷ったのですが…たぶん布袋様ではないかと。

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こちらは境内の右手、三殿宮の後ろにあたる場所にある、神楽殿です。

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ひととおり境内を散策し、御朱印を頂きに社務所へ。拝殿の左手前に御朱印の案内が出ていましたので、先に目を通します。

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社務所は左の狛犬さんの奥です。御朱印を頂きます。

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御朱印を頂いた際に、神饌の御下がりである、お煎餅を頂きました。神社でお煎餅を頂いたのは初めてです。これはちょっと嬉しい。

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社務所の手前、ちょうど左の狛犬さんと向かい合うような位置に梅の木が一本ありまして、その下には「縁結びの梅」との案内が。お隣の灯籠には、仲睦まじい夫婦らしき彫刻も。

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こちらが「縁結びの梅」です。梅の実がペアで生るとのことですが、この時期は残念ながらその姿を見ることはできず。

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しばしのんびりと過ごさせて頂き、平河天満宮を後にします。

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参拝を終えて

ずっと行きたかった平河天満宮に、ようやく参拝できました。

これで江戸三大天神と呼ばれる三社には、全て参拝したことになります。そういうの制覇するのって、自己満かもではありますが、意外と達成感あるんですよね。

ちなみにですが、江戸ではなく「関東三大天神」と呼ばれている三社がありまして、そちらには平河天満宮は入らずに、国立市にある谷保天満宮が数えられています。僕は谷保天満宮にも参拝しておりますので、東京で大きいといわれる天神さまには、これで全て参拝したことになるわけで、そういった意味での達成感もあったり。

平河天満宮は、まず入口の銅鳥居が立派でして、目を惹く鳥居でした。鳥居の柱に「麹町」と町名が刻まれているというのは、かなり珍しいのではないかと思います。第二次大戦では空襲で機銃掃射を受けたとのことですが、今こうして目にできることがありがたい。よくぞ残ってくれました。

こちらの鳥居、新宿区にある市谷亀ヶ岡八幡宮の銅鳥居とよく似ているとのことで、そちらの記事で確認して見たところ、確かに似ていました。どちらも御鋳物師の「西村和泉家」の作品だそうです。

鳥居をくぐった先、境内には天満宮らしく梅の木がそこかしこに植えられていました。梅鉢紋もいたるところに見られました。

いつもながら思うことではありますが、天神さまには梅の時期にも訪れてみたくなるものですね。

そしてやはり天神さまといえば、神使が牛であるのが大きな特徴の一つです。境内には、撫で牛さんの他、二対の石牛さんがいらっしゃいまして、全部で五頭もの牛さんに出会えます。参道を歩きますと、牛さんが皆こちらを見ているようで、ちょっと可愛かったりもします。

また、牛だけではなく狛犬さんもいらっしゃいまして、左右ともにかなり特徴的なお顔の狛犬さんでした。どちらも「こういうおじさんいるよな」というようなお顔でして…笑。愛嬌のある可愛らしい狛犬さんでした。

決して境内が広いわけではないのですが、その中に5頭の牛さんと2匹の狛犬さんがいるわけです。さらには平河稲荷神社のお狐さんも2匹。神使さんがたくさんいらっしゃる神社です。

ゆっくりと散策して頂き、最後に御朱印を頂いたのですが、その際にお煎餅を頂くという、嬉しいお土産も。神饌の御下がりですので、お土産だなんて呼んでしまってよいかどうかわかりませんが…。たまに御朱印とともに、飴ちゃんなどくださる神社がありますが、こういうのは嬉しいですね。煎餅というのは初めてでした。しかも醤油と胡麻の二種類も。帰宅後に嫁と半分ずつにして頂きました。ありがとうございます。

社務所の前には、梅の実がペアで生る「縁結びの梅」がありまして、こちらは危うく見逃すところでした。煎餅の写真を撮ったりなどしていて、気づきました。危なかった。

ペアになった梅の実や、綺麗に花が咲いている境内も見てみたいものです。

都内でこれまで訪れたことがない神社への参拝は、なんとこれが5月以来なんですよね。ずいぶんと間隔が空いてしまいましたが、やっぱり神社巡りっていいものですね。その再開の初めに、素敵な神社に足を運ぶことができました。

平河天満宮、参拝できてよかったです。

続いては、飯田橋駅の北にある、小石川諏訪神社へと向かいます。

 

御朱印

こちらが平河天満宮の御朱印です。

平河天満宮の御朱印

 

こちらは10月の限定御朱印で、境内社である平河稲荷神社の例大祭の御朱印です。

平河稲荷神社の御朱印

 

この他、毎月一日、二十五日限定の特別御朱印があります。また、月ごとの限定御朱印の案内など、平河天満宮公式サイト内の御朱印ページにて案内がありますので、そちらをご確認ください。

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、10時から16時までです。

(※神社のご都合によりお時間等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都千代田区平河町1-7-51です。

電車

半蔵門線「半蔵門駅」から徒歩2分。

1番出口から地上に出て、目の前の道路(半蔵門駅通り)を右に進みます。信号を渡ってから2つ目の路地を右折した先です。

有楽町線「麹町駅」から徒歩4~5分。

1番出口から地上に出て、そのままの方向で信号を渡り、大通り(新宿通り)を直進。右手の3つ目の路地を右折すると、その先です。

各線「永田町駅」から徒歩7~8分。

4番出口を出て、半蔵門駅方面へと北上です。半蔵門駅通りを歩いた方がわかりやすいかもしれません。

各線「四ツ谷駅」から徒歩10~12分。

新宿通りを麹町方面(東)へと歩き、麹町駅1番出口を過ぎて、右手3つ目の路地を右折です。

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。周辺にコインパーキングがいくつかあります。

平河天満宮の公式HPはこちらです。
http://hirakawatenjin.or.jp/

 

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