小野照崎神社
入谷のパワースポット「小野照崎神社」
台東区の入谷にあるパワースポット、小野照崎神社に行って参りました。
読み方は「おのてるさきじんじゃ」です。東京の下町である入谷に古くから鎮座する神社です。最寄駅は入谷駅か鴬谷駅になります。
僕はこの日、「台東区神社マップ」と言うものを手に、嫁と二人でこの辺りの神社巡りをしていて、この小野照崎神社が4か所目の神社でした。
こちらが台東区神社マップです。
近くにある秋葉神社に参拝し、その後地図を見ますと小野照崎神社が近くにありましたので、行ってみることに。
神社に関する予備知識はゼロの状態ですので、どんな神社なのか全く知らないままでの参拝です。
全て「台東区神社マップ」を頼りに、近い神社から制覇している状態です。
しかし、この神社マップなのですが、一見とても丁寧でわかりやすい地図に見えるのですが、意外に大雑把なんですよ。笑
大きな目印などがあまり記載されていませんので、途中けっこう道に迷いながらの神社巡りです。スマホに住所を打ちこんで、ちゃんと検索しながら行けば良かったのですが、それも面倒だったので…。
とは言え、迷った末に辿り着くと言うのは、辿り着いた時の喜びは大きいですけどね。笑
二つ目に寄った矢先稲荷神社と、三つめに寄った秋葉神社はけっこう迷いました。
それに比べますと、この四つ目の小野照崎神社は比較的すんなり辿り着くことができました。
ご由緒
創建は仁寿2年です。西暦852年ですので、かなり歴史の古い神社です。上野照崎の地に創建され、寛永の時代になり入谷に移転し、現在に至ります。
ご祭神は小野篁命(おののたかむらのみこと)と菅原道真命(すがわらみちざねのみこと)です。
小野篁は平安時代の実在の人物で、皇族でありながら、その生涯を清貧に生きました。際立った才能を持ち、「学問の神様」「芸術の神様」として崇められています。相殿に祀られている菅原道真も、同じく学問の神様です。
境内には富士山から運ばれた溶岩で築いた「富士塚」があり、その高さは約6メートルです。毎年富士山の開山に合わせて、6月30日と7月1日には登ることもできます。
また、映画寅さんシリーズ「男はつらいよ」で長年主演していた渥美清さんにも所縁の深い神社です。渥美清さんがまだ俳優として売れていなかった時に、「大好きなタバコを一生吸いません。ですので仕事をください」と、この小野照崎神社に願かけをしに行き、数日後に男はつらいよの主演を獲得した、と言う有名な逸話も残っています。
また、明治時代の作家、樋口一葉とも所縁のある神社です。彼女の代表作「たけくらべ」にも、「小野照さま」として名前が登場しています。
そのようなエピソードもあり、芸能、芸術関係にも信仰の厚い神社として、多くの人に親しまれています。
境内案内
近くの秋葉神社から歩くこと10分ほど。突然右側に鳥居が現れました。住宅街の中でしたので、近付くまで気付きませんでした。鳥居の手間には、可愛らしい狛犬さんが並んでいます。
一礼して鳥居をくぐると、左手に手水舎です。
手水舎でお清めをして拝殿へ向かいます。緑が多く茂っていて気持ちの良い境内です。この右手奥が拝殿です。
こちらが拝殿の正面。とても歴史を感じる拝殿です。厳かな雰囲気がありました。
拝殿に向かって左の狛犬さん。台東区の狛犬さんはみんな凛々しい感じがしますね。気のせいでしょうか。
向かって右の狛犬さんです。やっぱり凛々しいです。ちょっと笑っているようには見えますが。笑
静かな空気が流れる中、参拝。
参拝後、境内をのんびり散策。拝殿に向かって左手に、富士山から運んだ溶岩で築いたと言う「富士塚」がありました。門を守るのは狛犬さんやお狐さんではなく、お猿さんです。
富士塚に向かってさらに左側の奥に、稲荷神社と織姫神社が。こちらにも参拝。
こちらの稲荷神社と織姫神社ですが、少し変わったお狐さんが守っていました。こちらは左のお狐さん。
こちら右の狐さん。僕はこの姿勢の狐さんは見るのは初めてかもしれません。
鳥居がもう一つありましたので、そちらからの角度でも一枚。小野照崎神社の入り口は二か所です。
僕が最初に入って来た鳥居の近くには、御嶽神社と三峯神社も境内合祀されていました。
境内を一通り散策した後、最後に拝殿に向かって右にある社務所で御朱印を頂きました。
御朱印を頂き、小野照崎神社を後にしました。
参拝を終えて
僕が小野照崎神社を訪れたのはゴールデンウィーク中だったのですが、参拝者も多くはなく、のんびり境内を散策することができました。とても静かな空気の中での参拝でした。
正面の鳥居前に狛犬さんが一対。拝殿前にも狛犬さんが一対。そして境内の奥にある稲荷神社と織姫神社を守っていた、珍しい容姿のお狐さんが一対。富士塚を守っていたお猿さんが一対。
一つの神社で狛犬さん、お狐さん、お猿さんがいると言う、あまり他では見られない形が見れて、ちょっと贅沢な気もしました。笑
お猿さんが守っていた富士塚ですが、ちゃんとした山になっていて、一合目から十合目まであるとのこと。毎年6月30日と7月1日のみ、この富士塚に登ることができるみたいなんです。僕が参拝した日は残念ながら外からしか見ることができませんでしたが、いつか登ってみたいな~と。
渥美清さんの逸話も参拝した後に知ったのですが、渥美さんも仕事がなくて困っていた時、ここに参拝しに来ていたんだな~と思うと、なんだか感慨深いですね。
学問と芸術の神様を祀る小野照崎神社。とても素敵な神社でした。
御朱印
こちらが小野照崎神社の御朱印です。
御朱印の受付時間
御朱印と御守りを頂ける時間は、9時半から16時までです。
(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)
アクセス
住所は東京都台東区下谷2-13-14です。
電車
①日比谷線 「入谷駅」から徒歩3分。
②JR 「鴬谷駅」から徒歩7分。
最寄り駅は日比谷線の入谷駅になります。4番出口を出て徒歩3分です。僕は稲荷町駅からいくつか神社を回ってから来ましたので、稲荷町駅からだと20~30分掛かるかと思います。
駐車場
参拝者用の専用駐車場はありませんが、近くにコインパーキングがいくつかあります。ご祈祷の方のみ駐車できるスペースは神社にあるようです。
小野照崎神社の公式HPはこちらです。
http://onoteru.or.jp/
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