浅草富士浅間神社
浅草のパワースポット「浅間神社」
台東区の浅草にあるパワースポット、浅間神社に行って参りました。読み方は「せんげんじんじゃ」です。「浅草富士浅間神社」とも呼ばれる神社で、最寄駅は各線の浅草駅になります。
「浅草」「浅間」ともに「浅」の字が入りますので、若干ややこしいです。笑
浅間神社は、富士山を信仰する神社です。富士山を神格化した浅間大神(浅間神)、浅間神と同一だと考えられている木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)を祀っている神社で、関東、甲信、東海地方などに多く存在しています。
それゆえに、浅間神社には「富士塚」と呼ばれる、富士山を模して造られた山があることが多いんです。中には実際に登れる富士塚もけっこうあります。ミニ富士山みたいな感じですね。
僕もこれまでの神社巡りで何度か浅間神社に参拝し、富士塚にも登っています。
千駄ヶ谷にある「鳩森八幡神社」の富士塚や、品川の「品川神社」の富士塚はかなり大きなもので、山頂からの眺めも気持ち良かったのを覚えています。
とは言え、これまでに訪れた浅間神社は全て境内社ばかりでして、「浅間神社」と言う社名の神社に訪れたことは今まで一度もなかったんです。何度も富士塚には登ってますし、僕自身の記憶もちょっと怪しかったので、念のため自分のブログ内で確認したんですけどね。笑
やっぱりこれまで一度も、浅間神社と言う社名の神社には訪れてなかったです。
ですので、この浅草の浅間神社が、その社名を持つ神社としては、初めての参拝と言うことになります。
この日は朝から嫁と二人で台東区の神社巡りをしていまして、浅間神社はこの日7ヶ所目に訪れる神社です。
8月末のまだまだ暑さが厳しい時期でしたので、汗だくになって浅草周辺を歩き回りです。
時間もお昼を少し過ぎた頃で、おなかも減ってきました。
この浅間神社と、もう一ヶ所、浅草神社に参拝したらランチにしようと決め、空腹に耐えながら浅間神社を目指します。
6ヶ所目に訪れた袖摺稲荷神社から、歩き始めること3~4分でしょうか。
浅草警察署のある交差点の一角に、浅草富士浅間神社はありました。
無事到着です。
ご由緒
ご祭神は、日本神話の女神である木花佐久耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)です。富士山を神格化した浅間神とも同一視されています。
創建の詳しい年代は不明ですが、江戸初期の寛文の時代だと考えられています。富士信仰が盛んだった江戸時代に、富士山遙拝所として創建されました。当初は浅草の南寄り、現在の蔵前の地に勧請されましたが、その後幕府の命により、富士に似た小丘であった現在の地に遷座したと伝えられています。
江戸時代には、浅草寺子院の修善寺により管理されていましたが、明治の神仏分離より、現在は浅草神社の兼務社となっています。
現在の社殿は平成10年に再建されたものとなります。
毎年5月と6月の縁日では、植木市が開催されることでも知られている神社です。
江戸時代の富士信仰とともに、「浅草のお富士さん」とも呼ばれ、現在まで厚く崇敬されている神社です。
境内案内
浅草富士浅間神社は、交差点の一角にあります。石段の上に鳥居、その先に社殿が見えます。
石段を上がった先、鳥居の手前左手には、浅間神社のご由緒。
一礼して鳥居をくぐります。
鳥居の先、参道の左手に手水鉢です。龍の頭も見えます。
お清めをします。龍の顔がけっこう迫力があります。
手水鉢の反対側、参道の右手に富士塚です。登頂できるみたいなので、後ほど登ってみることに。
拝殿に進みます。こちらが浅間神社の拝殿正面です。
拝殿の右手に社務所です。社殿も社務所も新しめな建物ですね。
参拝します。蝉の声が凄かったです。
こちら、拝殿を背にして参道を見た景色になります。浅間神社は、境内自体が周辺の道路から一段高い位置にあります。
参拝を終え、富士塚に行ってみます。富士塚の中央には「子授け石」と書かれた真ん丸な石がありました。
向かって右手が登山口になっています。いざ、浅草富士へ。
無事に登り切りました!山頂にあった祠にもお参りします。
こちらは山頂からの景色です。交差点の向かいに見える茶色い建物は、浅草警察署です。
山頂から拝殿を見ますとこんな景色です。手前の木に蝉が何匹もとまっていて、大合唱でした。
下山。無事帰って来れました。笑
拝殿を斜め前からも激写。
拝殿の右奥に小路がありましたので、行って良いものかどうか躊躇しつつも、ちょっと行ってみます。
拝殿の後ろ、本殿も見えました。
行き止まりでしたので引き返し、社務所へ。こちらで御朱印を頂き、浅間神社を後にしました。
参拝を終えて
「浅草のお富士さん」と呼ばれる浅間神社への参拝。
富士塚にも登頂できましたし、御朱印も頂けました。境内にはずっと僕と嫁しかおらず、のんびりゆっくりと徘徊させて頂きました。
社殿前の木にはたくさんの蝉がとまっていて、大合唱で凄かったですけれど。笑
さらに蝉たちは木にとまっているだけではなく、木から木へ飛び交っていたりして、嫁がボクサーのような動きでぶつかるのを回避していました。笑
そんな境内で一際目を惹いたのは、やっぱりミニ富士山である富士塚です。
富士塚に登頂するのは、僕はこれが何度目でしょうか。大きいものも小さいものも合わせたら、5つ目くらいかもしれません。
こちらの富士塚は大きくはないのですが、登山道も綺麗に整備されていて、登りやすかったです。笑
小さいとは言え、やっぱり山頂は他の場所よりも高くなっていますので、見える景色も違ってきますね。遠くまで見渡せるわけではないんですけど、それなりに気持ち良いものはありました。
浅間神社は、境内自体が周囲の道路などよりも一段高くなっているんです。なので富士塚はさらにそこから少し高い位置ですので、思っていたよりも山頂は高く感じました。
僕は富士塚には何度か登っているものの、まだ本物の富士山には一度も登ったことがないんですよね…。
僕は長野県の茅野市と言うところで生まれ育ちまして、八ヶ岳の麓です。両親は山が大好きで、小さい頃から登山にはしょっちゅう行っておりました。
しかし大人になって上京してからは、登山とはすっかり縁遠くなってしまって…。
いつか富士山も登ってみたいな~と漠然とそんな想いはあるのですが、なかなか実行にまで移せないんですよね。僕は現在41歳ですが、おそらく今後体力は落ちて行く一方ですので、できるだけ早いうちにチャレンジしよう、とは思ってるんですけどね。
待ってろよ、富士山。
なんとか50歳になるまでには…。笑
きっと今後も僕は神社巡りで富士塚に登る度に、そう思うんでしょうね、きっと。笑
富士塚が一番印象的な浅間神社でしたが、手水鉢の龍もなかなか迫力があって素敵でした。一般公開はされていませんが、本殿の観音扉の内側には、明治維新前後の作と思われる下り龍の漆喰彫刻があるらしく、どんなものなのか見てみたいですね。見れないですけど。苦
毎年5月と6月には、植木市が行われるとのことで、僕は植木市と言うものに一度も行ったことがないので、そちらも興味があります。
タイミングさえ合えば、浅草観光がてら、是非訪れてみたいですね。
この日7ヶ所目に訪れた浅草富士浅間神社。
参拝できて良かったです。
この後僕たちは、この日の神社巡りの締めとして、浅草寺に隣接する「浅草神社」へと向かいます。
御朱印
こちらが浅草富士浅間神社の御朱印です。
御朱印の受付時間
御朱印を頂ける時間などは特に決まっていないようですが、社務所が閉まっている場合には、浅草神社の授与所で頂くことができます。浅草神社で御朱印が頂ける時間は、9時から17時までです。また、7月1日~7日は「夏詣期間限定御朱印」が頂けるようです。
(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)
アクセス
住所は東京都台東区浅草5-3-2です。
電車
①銀座線 / 浅草線 / 伊勢崎線 「浅草駅」から徒歩12~15分。
②つくばエクスプレス 「浅草駅」から徒歩12~15分。
③日比谷線 「三ノ輪駅」から徒歩17~19分。
④JR常磐線 / 日比谷線 / つくばエクスプレス 「南千住駅」から徒歩21~23分。
⑤伊勢崎線 「とうきょうスカイツリー駅」から徒歩22~25分。
徒歩ですとどの駅からも少し距離はありますが、各線の浅草駅が一番近いです。バスですと「浅草警察署前」が一番近くです。
駐車場
参拝者用の駐車場はありません。近くにコインパーキングがいくつかあります。
浅間神社の公式HPはこちらです。
http://www.asakusajinja.jp/asakusajinja/sengenjinja.html
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