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穴澤天神社(稲城市/矢野口)の御朱印と見どころ

穴澤天神社の紹介

稲城市矢野口にある穴澤天神社の参拝レポートです。

読み方は「あなさわてんじんしゃ」です。脇を流れる三沢川に岩の洞窟があり、穴澤という社名の由来になっています。境内下の洞窟からは、「東京の名湧水57選」に選ばれている湧き水が湧き出ています。最寄駅は京王よみうりランド駅です。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

矢野口の「穴澤天神社」へ

僕の嫁は、実家が稲城なんです。生まれも育ちも稲城市です。

僕は嫁と知り合う前までは、稲城と言うのが都内にも関わらず、どこにあるのか知らなかったんですけどね。失礼ながら。

最近は何かと嫁の実家に行く用事があり、この日もそんな一日でした。

午前中で用事が済んでしまい、午後は特に予定もなく。

ですので、どこか稲城の神社でも行ってみようか、という流れになったわけです。

で、嫁が前から行きたがっていた穴澤天神社に行ってみることに。嫁は以前にも行ったことがあるらしく、場所は把握しています。よみうりランドの近くみたいです。

南武線と京王相模原線を乗り継いで行くのが良いかな~なんて話し合っていたところに、なんとそのタイミングで、嫁の弟さんが友人から自転車をもらったんです。

嫁の実家にはママちゃりが一台あっただけなのですが、この日に新品の自転車が追加され、二台になりました。

しかもこれがなかなか高そうな自転車で、乗り心地も抜群です。

サドルの高さなど調整して、さっそくお借りすることに。

僕は普段自転車を乗る生活をしておりませんので、かなり久しぶりの自転車です。ゆえに慣れるまでは少しおぼつかなかったのですが…。

嫁と二人で初めてのサイクリングに出掛けることになりました。

道を知っているという嫁の後を追いかける形で、サイクリングに出発です。

稲城って、東京ではあるんですけど、とっても田舎な感じなんですよ。地方にいるかのような感じなんです。

歩いてる人とかも少ないですし。

ですので自転車もかなり走りやすいです。車にさえ注意すれば。

順調に自転車を漕ぎ始め、15~20分ほど経ったでしょうか。

よみうりランド駅に到着し、遠くに見える遊園地にテンションも上がります。

そしてそこからさらに少し進むと、車で行く際の穴澤天神社の入口があります。そちらを通り過ぎてもう少し進みますと、表参道の鳥居に到着しました。

 

ご由緒

ご祭神は、少彦名命(すくなひこなのみこと)です。大国主命の国造りに力を貸した神様で、温泉、医薬、知識、酒造の神など、様々な性質を持った神様です。 

相殿には、菅原道真公(すがわらみちざねこう)と大己貴命(おおなむちのみこと)がお祀りされています。

ご祭神にはもう一つ説があり、本来はこの土地の神様である穴澤神を祀っていたのではないかとも考えられています。

創建は飛鳥時代より前、紀元前423年とされています。詳しい創建の経緯などは不明です。

境内の下を流れる三沢川に岩の洞窟があり、社号の「穴澤」はそれに由来しています。当時の洞窟は崩れてしまい、現在のものは再建されたものとのこと。

洞窟内には石仏像がありましたが、明治の神仏分離令により、別当であった威光寺に遷されました。この時に威光寺の境内に作られた弁天洞窟は、現在「新東京百景」に選ばれています。

江戸時代の中期には菅原道真公が合祀され、大正7年には大己貴命が合祀されています。

現在の社殿は昭和61年に改修されたものとなります。

境内の下にある洞窟の祠からは、「東京の名湧水57選」に選ばれている湧水が湧き出ていて、これを汲みに多くの人が訪れます。

 

境内案内

よみうりランド駅から京王線沿いを東に進みますと、まず穴澤天神社への西参道の入口が現れます。坂を上って行く参道です。車でしたらこちらから入ることができます。僕たちは自転車で表参道を目指すため、こちらの入口は通過。

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西参道の入口からさらに少し進んだ場所に、表参道の入口があります。自転車を停められるスペースがありましたので、こちらに駐輪して向かうことに。

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一礼して鳥居をくぐります。そして、けっこう急な石段を上ります。

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石段を上り切った先には「郷社穴澤天神社」と書かれた社号碑がりました。ここを右手に進みますと、先ほどの西参道の入口に通じています。

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登って来た石段を上から見るとこんな景色です。そこそこ長い石段です。

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石段を上がり左手に参道が続いていますので、そちらに進みます。山の中ですね。

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途中、穴澤天神社のご由緒書き。

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少し先に二つ目の鳥居が見えます。広々とした境内です。

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鳥居の手前、右手には慰霊碑や戦役紀念碑と書かれた石碑が並んでいました。手を合わせます。

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石碑の向かい側には、合祀されている末社です。左が神明神社、右が山王神社です。こちらには後ほど参拝することに。

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二つ目の鳥居をくぐります。その先で参道は左に少し折れて延びています。

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こちらは鳥居の脇に聳えていた木です。天に昇って行く龍のようで、とても魅力的な形になっています。

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参道を進むと右手に古札納所があり、その手前に石碑がありました。何が書かれた石碑かわかりませんでしたが…。

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その先、参道が左に少し折れた辺りまで来ますと、社殿の全体像が見えてきます。

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ようやく社殿の正面に。周囲は深い森のようになっています。

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左手には参集所と神楽殿です。

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右手には御神老木が納められている東舎です。

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この老木は、古くから御神木として伝えられてきたものとのこと。とても大きなものでした。

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御神老木の先に手水舎。こちらでお清めをします。

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風情があって素敵な手水舎でした。かっこいい龍もいました。

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拝殿に向かいます。とても静かです。

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こちらは拝殿手前、左側の狛犬さんです。

穴澤天神社の左の狛犬

 

こちらは右の狛犬さん。どちらも苔むしています。

穴澤天神社の右の狛犬

 

社殿は山の中にひっそりと佇んでいる感じです。厳かな雰囲気も纏っています。

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とても静かな空気の中、時間を掛けて参拝させて頂きます。

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拝殿の手前、右手には稲荷社がありましたので、そちらにも参拝します。祠の前には、少し変わった容姿をした神狐さんがいました。

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社殿の左手には、宝物殿、心身を清めるための潔斎所、その奥には神輿庫がありました。

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社殿の左から奥に道が続いていましたので、行ってみます。

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本殿の裏手に出ました。なかなか凄い景色が広がっていて、びっくりしました。谷のようになっていて、壁面には洞窟のような穴もあります。

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上には深い森が広がっています。神域のような空気が漂っていて、もしかして来てはいけない場所に来てしまったのでは?と少し不安に。

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再び拝殿前に戻ります。こちらは拝殿を左斜め前からのアングルで。

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拝殿に向かい左手に社務所があります。こちらで御朱印を頂きました。隣りには「筆塚」と書かれた石碑があり、書道家などの供養塔とのこと。

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御朱印を頂きましたので、元来た参道を戻ります。拝殿を背にした景色はこんな感じです。

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山の方に登る石段がありましたので、ちょっと行ってみます。

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完全な山道が続いていました。どうやらこの先には「小澤城址」があるようなので、行ってみようかな~とも考えたのですが…距離がどれくらいかわからず、やめました。

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来る時に通り過ぎた境内社にも参拝します。その脇には下へと続く階段があり弁天坂と書かれています。

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階段を下りてみます。この先に弁天社と御神水があるようです。

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弁天社と思われる鳥居が見え、御神水と思われる水の流れる音も聞こえてきました。

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こちらが「東京の名湧水」にも選ばれている湧水です。御神水として、無病息災と長寿にご利益があるとのこと。

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湧水のお隣に弁天様です。

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鳥居をくぐり、弁天様にも参拝します。

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弁天様の奥に続く洞窟があり、入れそうでしたので行ってみました。左の奥には祠がありましたので、参拝します。神秘的な場所でした。

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弁天社と御神水の側にも鳥居がありましたので、一礼してくぐり、穴澤天神社を後にしました。

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参拝を終えて

初めて訪れた穴澤天神社。

とても素敵な神社でした。山の中にある神社でして、とても静かです。

近くに京王相模線が走っていますので、時折その電車の音が聞こえてくるくらいです。

僕たちが訪れたのは三月の中旬でしたので、虫の声などもすることもなく。

ひたすら静かでした。

この日は日曜日だったので、参拝者も多いのかな~と思いながら訪れたのですが、僕と嫁以外はほとんど他の参拝者の方も見当たらず、静かな空間をほぼ独占させて頂きました。

周囲を森に囲まれた境内はけっこう広くて、見どころも色々あります。

一番印象に残ったのは、本殿裏側の谷のようになっている場所ですね。入ってしまって良かった場所なのかどうか、ちょっと不安ではありますが。

深い森が広がっていて、本殿のすぐ後ろには立派な木が聳え立っています。そしてその後ろには谷が広がっていて、壁面には洞窟のような穴もありました。

少し空気が張り詰めている感じもしました。

神域といった感じです。心が洗われるような、そんな場所でした。

他にも境内に聳え立つ大きな木だったり、風情がある手水舎だったり、珍しい植物だったり。

プロ野球のジャイアンツの練習場も近いことなどから、社務所には長嶋茂雄さんが戦勝祈願に訪れた時の写真などもあったみたいです。嫁がそういってました。僕は見逃してしまいましたが。

澄んだ空気の中、のんびりとゆっくりと散策させて頂きました。

また、境内の下にあった御神水と弁財天も、神秘的な場所でした。

湧水を汲みに訪れる人も多いようで、僕たちがいる時にも、ペットボトルを大量に持ったおじさんおばさんが水を汲んでました。

御神水の隣りが弁天社で、その奥が洞窟になっているんです。

こちらも入って良いのかな~と、少々不安な気持ちを抱えながら入ってみたのですが、穴の奥には祠もあって、なんだか神秘的な場所でした。けっこう水が滴り落ちていて、服がそこそこ濡れてしまいましたが。

この洞窟とは別のもので、穴澤天神社とも深い関わりがある、近くの威光寺と言うお寺には「弁天洞窟」なるものがあり、もともと穴澤天神社にあった石仏像があるようですので、是非そちらにもいつか行ってみようと思います。

山の空気が気持ち良い穴澤天神社。

参拝できてよかったです。

この後は、自転車で嫁と多摩川沿いのサイクリングロードを走ったりして、久しぶりにちゃりんこを楽しみました。

翌日は筋肉痛になりましたが。

自転車って久しぶりに乗ると楽しいですね。

 

御朱印

こちらが穴澤天神社の御朱印です。

穴澤天神社の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、8時から17時までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都稲城市矢野口3292です。

穴澤天神社の公式サイトはありません。

 

電車

京王相模原線 「京王よみうりランド駅」から徒歩5~7分。

南部線 「矢野口駅」から徒歩20~30分

矢野口駅からですとけっこう距離がありますので、電車でしたら京王よみうりランド駅から徒歩で向かうのがベターだと思います。

 

駐車場

境内に参拝者用の駐車場があります。西参道から入ることができます。特別な日でなければ、問題なく駐車できるかと思います。

 

周辺のパワースポット

 

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