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大山阿夫利神社・下社(伊勢原市)の御朱印と見どころ

大山阿夫利神社・下社の紹介

伊勢原市にある大山阿夫利神社・下社の参拝レポートです。

読み方は「おおやまあふりじんじゃ・しもしゃ」です。神奈川の霊山である大山に鎮座する神社で、山頂には本社、中腹には下社がそれぞれ鎮座しています。こちらは下社の紹介記事になります。大山は「あめふりやま」とも呼ばれ、雨乞いや五穀豊穣の祈願の対象とされてきました。古くより「大山詣り」として大勢の参拝者が訪れています。小田急線の伊勢原駅が最寄り駅で、下社まではケーブルカーで行くことができます。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

「大山阿夫利神社」の下社へ

大山阿夫利神社は、以前から気にはなっていた神社です。いつか行ってみたいな~と。

僕は都内在住ですので、伊勢原は行こうと思えばそこまで遠くないですし。とはいえ近いわけでもなく、そうなるとなかなか気軽には足が向かないもので。

そんな中ですが、神社参拝も兼ねての「登山」目的で、大山阿夫利神社に行くという案が僕たち夫婦間で浮上。

と言いますのも、今年の5月に念願の高千穂峰に登ることにしたんです。天孫降臨伝説のある、宮崎と鹿児島にまたがる霧島連峰の第二峰で、死ぬまでには登ってみたいと思っている山です。

僕は長野の山奥で生まれ育ちまして、両親が登山好きだったこともあり、子供の頃は頻繁に登山をしておりました。しかし大人になってからはすっかり離れてしまい…数年前に嫁と高尾山に登ったくらいです。

つまり、登山初心者と言えるレベル。

しかし高千穂峰は気軽に登れるような山ではなく、おもいっきり「登山」になるようですので、これはできるだけ若いうちに行かねばいかんと。さらには山を舐めたらいかんので、ちゃんと体力作りも含め、準備をしてから行かねばと。

で、浮上したのが大山登山になるわけです。

大山は、登山初心者が「高尾山の次に登るのにちょうどいい山」と言われているそうでして、これは大山阿夫利神社の参拝も兼ね、登山の練習としても絶好の山なのではないかと。

大山阿夫利神社は下社と本社がありまして、本社が山頂で下社が中腹です。下社まではケーブルカーでも行けるのですが、どうやら乗らずに歩くルートも大山登山の定番の一つみたいです。

ケーブルカーについては使うかどうか少々迷いはしたのですが、そこは無理をしないことにして、登山は下社からに。初心者がいきなり無理をすると、きっとろくなことがないですからね。

装備の方は、数年前に登山靴は購入していたものの、他が全然揃っていなかったので、決行までに少しずつ購入し、万全にします。まずは形から。

そして4月の中旬、ついに決行を迎えます。

僕たち夫婦に加え、下社までは嫁の妹も一緒です。そこからは別行動にはなりますが。

早起きして電車を乗り継ぎ、伊勢原駅に降り立ちます。伊勢原駅の北口には、大山阿夫利神社の大きな鳥居がりました。駅からはバスに25分ほど乗り、「大山ケーブル」バス停まで。

そこからケーブルカー乗り場までは、「こま参道」というなかなか大変な参道を歩いて15分とのこと。

いざ、大山阿夫利神社へと歩き始めます。

 

ご由緒

ご祭神は、大山祇大神(おおやまつみのおおかみ)大雷神(おおいかずちのかみ)高龗神(たかおかみのかみ)です。本社が大山祇大神、奥社に大雷神、前社に高龗神がお祀りされています。

大山祇大神は、山の神や水の神で、富士山の御祭神である木花咲耶姫の父です。大雷神は雷の神様で、火災や盗難除けの神として信仰され、大山では大天狗とも呼ばれています。高龗神は水の神様で、大山では小天狗とも呼ばれています。

創建は、第10代天皇である崇神天皇(すじんてんのう)の時代とされています。紀元前の古墳時代です。

大山は古くから山岳信仰の地であり、「あめふり(あふり)山」とも呼ばれ、雨乞いや五穀豊穣祈願の対象でした。また、山頂の巨石崇拝や、山腹の湧水地信仰も見られた山です。

奈良時代には神宮寺として雨降山大山寺が建立され、本尊として不動明王が祀られ、神仏習合の霊山として栄えます。

鎌倉時代にかけては武家の崇敬を受け、源頼朝公が太刀を納めたとも伝えられています。

江戸時代には年間20万人もの参拝者が「大山詣り」を行い、山内は大変な賑わいだったそうです。

明治の神仏分離令以降、大山寺の名称は使われなくなり、現在の大山阿夫利神社となっています。大山寺は女坂の途中に場所を移し再建されています。

昭和12年にはケーブルカーが開通し、終戦後には再び大いに賑わうようになり、昭和52年には下社の造営が行われました。

古来より大山の山岳信仰とともに、厚く崇敬されてきた神社です。

 

境内案内

バス停からスタート。青空が気持ちよく、ところどころに見える桜が綺麗です。

 

こちらが「こま参道」の入口。名物である「大山こま」にちなんで付けられた名前だそうです。

 

少し進んだ先、右手に稲荷社がありましたのでご挨拶。

 

こま参道は階段の連続。お土産物屋さんをちら見などしつつ、歩きます。

 

いくつもの階段を上がり、橋を渡ります。

 

そして参道の入口から歩くこと10分ちょっとで、ケーブルカー乗り場です。ここを右に行くとケーブルカー、左に行くと男坂と女坂。

 

男坂の入口にある追分社にも参拝したかったので、階段をさらに上がることに。

 

こちらが追分社です。参拝させて頂きます。

 

この右手が男坂です。見るだけで恐ろしい。僕たちはケーブルカーで下社へ。

 

ケーブルカーに乗車すると、たった6分で阿夫利神社駅に到着。神社はその少し先です。

 

そしてこちらが下社へと続く石段です。

 

石段の下、右手には茶屋が並んでいます。

 

石段を少し上がると左に手水舎。お清めをします。

 

石段は続きます。

 

立派な杉の木も。大木があちこちに聳えています。

 

長い石段を上がると鳥居です。

 

鳥居の手前に狛犬さんです。こちらが左の狛犬さん。

大山阿夫利神社の狛犬

 

こちらが右の狛犬さん。

 

その先に二対目の狛犬さん。こちらが左。脇の石灯籠も素敵です。

 

こちらが右です。

 

一礼して鳥居をくぐります。すぐ前方が赤と白を基調とした拝殿。

 

左には立派な獅子山。富士山の岩で造られた獅子山で、獅子が五頭います。日本三大獅子山の一つとのこと。

 

右には満開の枝垂れ桜。その奥は祈祷の待合所である客殿です。

 

鳥居の脇には、巨大な木太刀を担いだ像です。かつては鳶などの職人さんたちが、木太刀を江戸から担いで運び、大山詣りをしたそうです。

 

拝殿へと進みます。

 

参拝させて頂きます。

 

拝殿を振り返るとこんな素敵な景色です。

 

社殿の右が授与所です。後ほど御朱印を頂くことに。

 

枝垂れ桜の後ろ、客殿のお隣は茶寮になっています。

 

鳥居と獅子岩を少し引きの絵で。後ろには高く聳える杉が何本も。

 

境内からは相模湾まで見えます。

 

こちらは社殿を右斜め前から。右手前に見えるのは護摩木です。左脇には上に剣のある「め組」も。

 

社殿と授与所の間に「大山名水」と書かれた入口。左には小ぶりな狛犬さんもいます。どうやらこの先にご神泉があるようですので、行ってみます。

 

中はこんな空間に。ご神水も頂けるようですので、帰りにもう一度寄ってみることにします。この奥は地下の巡拝道になっていて、「ぼけ封じ」の双体道祖神などが安置されていました。

大山阿夫利神社のご神水

 

ご神泉から戻り、社殿に向かって左のエリアを散策してみます。獅子山の右には、国学の祖といわれる権田直助の像です。幕末から明治前期の国学者です。

 

左手奥が、山頂にある本社への登山口になっているようです。行ってみます。

 

社殿の左手にあたるエリアには、いくつかの石碑が並んでいます。

 

奥には摂社の浅間社。

 

登山口の方に進みますと、大天狗の碑や「輝け杉の子」の像です。

 

杉の子のお隣が、天満宮。

 

そしてこちらが、入山祓所になります。こちらで入山修祓料の100円を納め、自らお祓いをしてから、頂上の本社に向かう登山口へ。

 

参拝を終えて

山頂にある本社への登山前に、まずは無事下社に参拝することができました。

ケーブルカー乗り場までの「こま参道」がけっこう距離が長く、階段だらけです。ですので歩くのがキツイ人は、こま参道だけでもなかなか辛い道のりになってしまうかもしれません。

こま参道の途中にはお土産屋さんがいくつかあったのですが、帰りにゆっくり見させてもらうつもりで、行きは足早に通り過ぎました。本当はもっとのんびり歩きたかったのですが、この後に登山が待っているかと思うと、どうしても気持ちがそっちに行ってしまって。

ケーブルカーを降りて進んだ先、いっきに景色が開けた先の、下社の石段の景色が素敵でした。登山前のこの石段を上がらなければいかんのかと思うと、じゃっかんマイナスな気持ちも生じなくはありませんが、やっぱりその素敵な景色のプラスには敵いません。

そして石段を上がり切りますと、前方には社殿や枝垂れ桜の境内、後方には相模湾まで見渡せる景色です。もうどっちを見たらいいのかわからなくなるほど。

ちょうど枝垂れ桜が一番綺麗に咲いているタイミングでして、その美しさに見惚れてしまいました。

境内には、石碑などもあちこちにありまして、五頭の獅子がいる獅子山もかっこよかったです。その後方には大きな杉が何本も聳えていて、そちらにも惹かれました。

鳥居の脇には大きな刀を持った像がありまして、そちらの像にて、かつては職人さんたちが巨大な木太刀を担ぎ、大山詣りをしたというのを知りました。この風習は他では聞いたことがありませんので、阿夫利神社独自のものかと思われます。重たい木太刀を担いでの参拝、きっとキツかったろうな~と。昔はもちろんケーブルカーだってなかったですからね。

赤と白を基調とした社殿も立派でした。

社殿の中にはご神泉がありまして、そちらは独特の空気が漂う空間になっていました。

枝垂れ桜の後ろには、お洒落なカフェ(茶寮)がありまして、素敵な景色を眺めながらお茶ができるようになっているっぽく、ぜひとも寄ってみたかったのですが、この後は山頂まで登らねばいかんので、そうのんびりもしていられません。

茶寮に限らず、本当はもう少し境内でのんびりしたかったんですけどね。まずは本社まで行かねば。

嫁の妹とは、いったんここから別行動になります。妹はお寺が好きですので、少し下山したところにある大山寺へ。そして僕と嫁は山頂の本社目指して登山開始です。

僕たちも時間と気持ちに余裕がれば、ぜひお寺の方にも行きたかったんですが、それはまた今度の機会に。

気合いを入れて、山頂を目指します。

 

御朱印

下社では、常時三つの御朱印を頂くことができます。

こちらが大山阿夫利神社・下社の御朱印です。

大山阿夫利神社・下社の御朱印

 

こちらが摂社の浅間社の御朱印です。

 

こちらが摂社の二重社の御朱印です。(こちらは本社からの下山時に参拝しました。)

 

上記の他、季節限定の御朱印もあります。今回は4月の参拝で、春限定の御朱印を頂きました。

大山阿夫利神社の春限定の御朱印

 

本社と社務局にもそれぞれ別の御朱印があり、末社の追分社と勝海舟神社が社務局で頂けます。本社の御朱印は山頂にて頂けますが、神職さまがご不在の場合は、下社の授与所にて頂けます。

御朱印情報は大山阿夫利神社の公式Xで更新されていますので、そちらをご確認ください。

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、9時から16時半(土日祝日は17時)までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は神奈川県伊勢原市大山355です。

大山阿夫利神社の公式サイトはこちらです。
https://www.afuri.or.jp/

公式Xはこちらです。
https://twitter.com/afurijinja/

 

電車

小田急線「伊勢原駅」から、バス&徒歩&ケーブルカーで約50分。

伊勢原駅北口の4番乗り場より「大山ケーブル行」に乗車して約25分。「大山ケーブル」バス停下車でそこから徒歩で約15分。さらにそこからケーブルカーで6分です。

ケーブルカーを使わない場合、プラスで40~50分ほど掛かります。

伊勢原駅からのバスの時刻表(行き)はこちら

大山ケーブルからのバスの時刻表(帰り)はこちら

大山ケーブルカーの時刻表はこちらです。

 

駐車場

こま参道の下に市営駐車場があります。

 

トイレ

大山ケーブルバス停のすぐ近く、大山ケーブル駅、下社の石段の下にあります。

 

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