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産田神社(熊野市)の御朱印と見どころ

産田神社の紹介

三重県の熊野市にある産田神社の参拝レポートです。

読み方は「うぶたじんじゃ」です。伊弉冉尊(いざなみのみこと)が火の神である軻遇突智神(かぐつちのみこと)を産んだとされる地に鎮座する神社です。それが産田の名の由来にもなっていて、安産祈願の神社としても崇拝されています。さんま寿司発祥の地ともいわれています。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

イザナミがカグツチを産んだ「産田神社」へ

5泊6日での熊野旅行の三日目です。

前日には新宮市に入り、熊野三山の一社である熊野速玉大社に参拝。そのまま新宮市内のビジネスホテルに宿泊し、三日目のこの日は、朝イチで巨岩「ゴトビキ岩」のある神倉神社に参拝しました。

ゴトビキ岩までは恐ろしく急な石段を上がって行かなければならず、なかなか大変な神社ではありましたが、険しい道を楽しみながら参拝ができました。

続いて向かいましたのが、こちらの記事で紹介する産田神社です。

本当は新宮市でもう一社、阿須賀神社というところに立ち寄りたかったのですが、時間的に少々詰め詰めな感じになりそうでしたので、そちらは後日に回しました。一応、予備日っぽいのを一日作ってありましたので、そちらに回す形です。

産田神社は、新宮市からは北の熊野市にあります。新宮市は和歌山県、熊野市は三重県ですので、和歌山から三重へ、ですね。僕たちはこの前日には奈良県の十津川村にある玉置神社まで足を運んでおりましたので、この二日間で三つの県を跨ぐことに。

今回の熊野旅行は、移動距離がけっこう長いです。

旅の一番の目的は熊野三山だったのですが、周辺の神社もあれこれ事前に下調べをしていますと、行きたいところがどんどん出てきてしまうんですよね。今回、熊野市まで足を延ばそうと思ったのは、この産田神社と、花窟神社、大馬神社という、その三社にどうしても行きたかったがためです。

産田神社は伊弉冉尊が軻遇突智神を産んだ地、花窟神社は伊弉冉尊の墓所とされる地、大馬神社は巨大な獅子岩が狛犬の社です。そんなの、行きたくなる決まっているじゃないですか。

翌日は朝イチで大門坂から熊野古道を歩き、熊野那智大社に参拝予定だったため、この日の宿は新宮市からは南の那智勝浦町。つまり、新宮市→熊野市→新宮市→那智勝浦町という、北に南に行ったり来たりの、なかなかなハードスケジュールにしてしまうのですが、致し方ない。

せっかく熊野まで出掛けるのならと、ついつい詰め込み過ぎてしまうんですよね…。

そんなわけで、神倉神社への参拝を終えた僕たちは、海沿いを走りいっきに熊野市まで向かいます。

まずは熊野市での最初の目的地、産田神社へ。

神倉神社からは30分ちょっとでした。

迷うこともなく、無事到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、伊弉冉尊(いざなみのみこと)軻遇突智神(かぐつちのみこと)です。

伊弉冉尊は日本神話の女神で、夫である伊弉諾命(いざなぎのみこと)とともに国生みを行った神様です。伊邪那美命などとも表記されます。軻遇突智神は伊弉冉尊が産んだ火の神様で、伊弉冉尊はこの出産時に火傷を負い、それが元で亡くなったとされています。

創建の年代は不明ですが、紀元前の第10代崇神天皇の御代ともいわれています。

本殿の左右には弥生時代のものとされる神籬(ひもろぎ)跡があり、その頃から祭祀が行われていたとも考えられています。神籬は「産田神社祭祀遺跡」として市の文化財に指定されています。

鎮座地は伊弉冉尊が軻遇突智神を産んだ場所といわれ、産田の社名の由来にもなっています。近くにある花窟神社は、伊弉冉尊の墓所ともいわれています。産田神社が伊弉冉尊の墓所で、花窟神社は軻遇突智の墓所という説もあります。

古くより安産や子授け祈願の神社として、崇敬されてきました。

社叢は「産田神社社叢」として市の天然記念物にも指定されています。

大祭の「奉飯の儀」では、子供の成長を願い、汁かけ飯、骨付きさんま寿司、赤和え、神酒からなる「奉飯」が振る舞われていて、さんま寿司発祥の地とされています。

 

境内案内

こちらが産田神社の入口です。鳥居の脇には杉の巨木が聳えています。その手前には社号碑。

 

入口、社号碑の反対には祭祀遺跡や神事の説明書きです。すみません、左の奉飯のところが反射してしまって写真見えづらいですけど。

 

この入口の杉の存在感が凄い。でかいです。

 

見上げずにはいられない。

 

一礼して鳥居をくぐります。

 

左手に境内社の稲荷神社があるようですので、そちらは後ほど。



気持ちのいい森の中の参道を進みます。

 

参道には文化財についての説明書き。入口付近にも、同様のもので神籬(ひもろぎ)についての説明書きがありました。

 

前方に見えるのは参籠殿(さんろうでん)です。左に古い手水鉢があり、右に手水舎です。その先に小さな門ですね。

 

お清めをします。龍がいます。

 

門をくぐりますと、参籠殿の前は少し開けていて、石灯籠と狛犬さんです。

 

左手は奥の方まで森が続いています。市の天然記念物にもなっている、産田神社社叢ですね。

 

右手はこんな感じです。道路が通っていて、その先が駐車場です。

 

狛犬さんにご挨拶。こちらが左の狛犬さん。特徴のあるお顔です。

産田神社の狛犬

 

こちらが右の狛犬さん。どちらも何とも言えない可愛らしさが。

 

参籠殿へ。

 

参籠殿の中はこんな感じです。社務所も兼ねているような造りになっています。前方にはご本殿。

 

本殿前のお白砂に上がるには、靴を脱いで用意されている履物に履き替える形となっています。くれぐれもそのまま行かぬようご注意を。

 

御朱印は書き置きのものが置かれているようですが、この日はありませんでした。近くにある花の窟神社でも頂くことができます。

 

靴を履き替え、本殿前へと進みます。

 

左には、花の窟神社と産田神社についてや、神籬についての説明書きも。

 

お白砂に上がらせて頂きます。

 

白い丸石が敷き詰められています。安産祈願の際に、目を閉じて後ろ手でこちらの石を拾い、石が細長いと男の子、丸いと女の子が生まれるという占いがあるそうです。

 

本殿へと進みます。本殿前にも狛犬さんです。

 

こちらが左の狛犬さん。足元には宝珠です。

 

こちらが右の狛犬さん。

 

参拝させて頂きます。後ろの木も凄いです。

 

振り返りますとこんな景色です。

 

そして本殿に向かい右手の玉垣の方に進んで行きますと…

 

本殿の脇に神籬の跡です。太古に祭祀が行われ、依り代として使われたと考えられているもの。

産田神社のひもろぎ

 

本殿の姿も見えます。

 

反対、左側に回ってみますと、こちらにも同じように神籬跡が。どちらも「産田神社祭祀遺跡」として市の文化財に指定されています。

 

他に参拝者の姿もない清とした境内にて、しばし過ごさせて頂きます。

 

境内の端には、ひときわ白い丸石が置かれている場所も。

 

本殿前を後にし、参道を戻り、途中の境内社の稲荷神社へ。こちらにも手水舎があり、龍がいました。

 

稲荷神社への途中、こんな不思議なものも。招き猫さんがいました。

 

稲荷神社にも参拝させて頂きます。

 

参拝を終え、産田神社を後にしました。

 

参拝を終えて

この日二か所目に訪れました産田神社。

僕たち夫婦以外には他の参拝者の姿もなく、贅沢な時間を頂きました。とっても静かでした。

最初に訪れた神倉神社が、物凄い石段だったり、参拝者も絶えなかったりと、何かと賑やかなところもあったので、余計にこちらの静かさが際立っていた気がします。

産田神社は、イザナミがカグツチを産んだとされる場所に鎮座する神社です。日本神話に直結する神社ですね。

僕たちは近年、高千穂、伊勢、霧島など、日本神話に縁のある地の神社巡りをけっこうしておりまして、神話の時代からそのまま繋がっているような場所にも、いくつも足を運びました。

熊野の地で、またしてもそんな神社に訪れることができるとは。

日本神話の時代から現在まで繋がっているって、凄いことだと思うんです。もちろん言い伝えですから、実際はどうだったのかなど知る由もありませんが、思いを馳せるとロマンを感じます。

さらにこちらでは、太古の神籬(ひもろぎ)跡というのが残っていますので、遙か昔にここで祭祀が行われていたことは間違いないはずです。弥生時代の土器も見つかっていますので、もしかしたらその時代から祭祀が行われていた可能性だってあります。つまり遙か昔からここは神聖な場所であったわけです。

そこに今、自分が立っていることが不思議です。

本殿の前にはお白砂といわれる丸石が敷き詰められていまして、そちらもまた美しかったです。

本殿前は靴を履き替えないと立ち入れないのですが、そういったパターンも僕はこちらが初でした。そういう意味でも特別な場所だとより意識しつつの参拝になりました。

そんな特別な場所を、僕たち夫婦だけで独占してしまって申し訳ないくらいでしたもの。

入口の杉の巨木も迫力がありましたし、本殿の後ろはクスノキだと思うのですが、そちらもまた目を惹きました。本殿は木々に囲まれ、静かに佇んでいました。

また、産田神社は、さんま寿司発祥の地といわれていまして、そう言われると無性にさんま寿司が食べたくなるもの。回転寿司などでたまにさんまは見掛けはしますが、僕はもう随分食べていない気がします。熊野名物といわれるめはり寿司の方は初日に食べたんですけどね。どこかでさんま寿司も食べられたらと。

産田神社、参拝できてよかったです。

続いては、イザナミの御陵ともいわれる、花窟神社へと向かいます。

 

御朱印

こちらが産田神社の御朱印です。

産田神社の御朱印

 

御朱印の受付時間

産田神社の御朱印は、近くにある花窟神社の授与所にて頂くことができます。御朱印を頂ける時間は、9時から16時までです。また、産田神社の参籠殿内に書き置きのものが置かれている場合もあります。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は三重県熊野市有馬町1814です。

産田神社の公式サイトはありません。

 

駐車場

10台ほど駐車できる参拝者用の駐車場があります。鳥居に向かって右手脇の細い道を進んですぐです。

 

電車

JR有井駅が最寄り駅です。徒歩ですと15分です。もしくは本数は少ないですが、熊野市駅からバスで行くこともできます。「産田神社前」降車です。

 

トイレ

観光案内のサイト等には「トイレあり」と記載されているのですが、境内や周辺には見当たりませんでした。

 

周辺のパワースポット

 

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