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花の窟神社(熊野市)の御朱印と見どころ

花の窟神社の紹介

三重県の熊野市にある花の窟神社の参拝レポートです。

読み方は「はなのいわやじんじゃ」です。花窟神社とも表記されています。伊弉冊尊(いざなみのみこと)が火の神である軻遇突智神(かぐつちのみこと)を産んだ後に亡くなり、葬られた御陵といわれています。高さ45mの大きな岩(窟)が御神体で、社殿のない神社です。日本最古の神社ともいわれています。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

イザナミの御陵「花窟神社」へ

僕はこの度の熊野旅行にあたり、熊野の神社をあれこれ調べるまでは、花の窟神社の存在は知りませんでした。

熊野三山を巡るという目的で計画した熊野旅行ですが、それに伴い周辺の神社などもあれこれ調べていましたところ、花の窟神社というのを目にします。それはまさに岩。岩そのものですね。

まずその絵を見ただけで、行ってみたいと思わずにはいられない。

社殿がなく巨大な岩そのものを御神体としてお祀りしているので、普通の神社とは景色が全く違うんです。惹かれずにはいられません。

さらにはそこが、イザナミの墓所とされている場所だと知れば、なおさらです。

近隣にはイザナミが火の神カグツチを産んだとされる産田神社もありましたので、できればその二社は訪れたいと。

いずれも日本神話にゆかりの深い神社ですね。

そんなわけで、5泊6日で計画した熊野旅行の3日目に、花窟神社と産田神社を組み込みました。さらにはもう一社、近くにある大馬神社も。その三社はいずれも熊野市内です。

この日は新宮市からの出発でして、そこから海沿いを北上し熊野市に入り、まずは産田神社に参拝。僕たち夫婦以外には誰もいない境内にて、贅沢な時間を過ごさせて頂きました。その地でイザナミがカグツチを産んだといわれ、それが語り継がれて現在まで続いているということが、凄いことだと思うんです。はるか昔に想いを馳せつつ、次の花の窟神社へ。

花の窟神社は、道の駅「熊野・花の窟」に隣接していまして、駐車場もそちらになります。旅先で道の駅があるとつい寄りたくなりますので、これは一度で二度美味しい。嫁も僕以上に道の駅が大好きですので、そんな旅のコースにもご満悦。

道中には他にも「紀宝町ウミガメ公園」と「パーク七里御浜」という道の駅があったのですが、なかなか全て立ち寄るだけの時間は確保できなかったため、一か所でも寄れるのはありがたい。

産田神社からは車で5分ほどでした。

迷うことなく無事、道の駅「熊野・花の窟」に到着です。

道の駅の物色は後ほどにして、まずは花の窟神社の参拝へ。

 

ご由緒

ご祭神は、伊弉冉尊(いざなみのみこと)軻遇突智尊(かぐつちのみこと)です。

伊弉冉尊は日本神話の女神で、夫である伊弉諾命(いざなぎのみこと)と共に国生みを行った神様です。伊邪那美命などとも表記されます。軻遇突智尊は伊弉冉尊が産んだ火の神様で、伊弉冉尊はこの出産時に火傷を負い、それが元で亡くなったとされています。

創建の年代は不明です。

軻遇突智尊を産み亡くなった伊弉冉尊が葬られた御陵(墓所)と伝えられています。埋葬された伊弉冉尊にために、近隣の住人たちが季節の花を供えたことから、「花を供えて祀った岩屋」として、花の窟神社という社名になったともいわれています。

高さ45mの巨岩が御神体で、社殿はありません。

巨岩の麓にある「ほと穴」と呼ばれる大きな窪みが、伊弉冉尊の葬地とされています。

一説には、伊弉冉尊を葬った地は産田神社で、花窟神社は軻遇突智の墓所ともいわれています。

御神体の岩窟上から境内の南隅にある柱まで(かつては松の御神木まででした)170mの大綱を掛ける「お綱掛け神事」は、三重県無形文化指定されています。

新宮市にある神倉神社の巨岩「ゴトビキ岩」とは対をなすともいわれ、ゴトビキ岩の「陽石」に対し当社の巨岩は「陰石」とされています。古代から聖地として信仰され、熊野における自然信仰を今に伝えています。

日本書紀にも記され、日本最古の神社ともいわれています。

 

境内案内

駐車場から神社までは、道の駅を通り抜けて行く形です。

 

そして通り抜けますと、前方が森になっていて、花の窟神社の鳥居が見えます。

 

鳥居へと進んで行きますと、左手にイザナミの像です。脇には「神々の母」と書かれたイザナミの顔出しパネルがありましたので、嫁と交互に写真撮影。

 

こちらが花の窟神社の入口。もうこの景色だけで美しいです。右手には社号碑が二つあり、大きな方には「日本最古」とも。そのさらに右手にご由緒書きです。

 

一礼して石鳥居をくぐり境内へ。参道もまた美しい。

 

左右には狛犬さんです。だいぶ新しめかと思われます。こちらが左の狛犬さん。

 

こちらが右の狛犬さん。

 

紺の幟が連なる参道を進みます。参道は左右を木々に囲まれ、少しだけ右に折れて延びています。

 

気持ちのいい空気の中を歩いて行きますと、前方に参籠殿が見えてきます。

 

左手に赤い鳥居です。

 

鳥居の先は境内社の稲荷神社と龍神神社。後ほど参拝させて頂くことに。手水舎があり龍もいます。

 

幟旗の参道を抜けますと、参籠殿の手前は少し開けた感じに。

 

右手の先は、道路を挟んで海ですね。

 

こちらは反対の左手。境内社が少し見えます。

 

参籠殿へと進みます。

 

左に手水舎と、注連縄の掛けられた大きな丸い石。

 

お隣の石が気になりますが、まずはお清めをします。手水鉢には龍がいます。

 

石の脇には説明書きがありました。丸石様という石のようです。まず自分の患部を両手で撫で、次に丸石様を優しく大きく撫で、その手でまた自分の患部を撫で、最後に手水から一杯の水を柄杓で丸石にかけて祈念するとのこと。この後ろの御神木もでかいです。

 

説明書きのとおり、丸石様に祈念します。

花の窟神社の丸石

 

お隣のクスノキをしばし見上げます。

 

参籠殿の手前には、左右に二対目の狛犬さんです。こちらは左の狛犬さん。クスノキのすぐ脇です。

花の窟神社の狛犬

 

こちらが右の狛犬さん。

 

参籠殿に向かって右手の奥には、柱のようなものが見えたので、近づいてみます。こちら、忠魂碑かと思いきや、「お綱掛け神事」で大綱が掛けられる大柱でした。綱がこの柱の先端に掛かっています。

 

参籠殿へ。中は授与所も兼ねているようです。後ほどこちらで御朱印を頂くことに。

 

参籠殿を抜けますと中門があり、その先に大きな岩壁。この巨岩が花の窟神社の御神体です。

 

一礼して中門をくぐり、岩壁を見上げます。高さは45mとのことで、でかいです。

 

右前方に玉垣で囲われた一角がありまして、玉垣の後ろの「ほと穴」と呼ばれる窪みが、伊弉冉尊の葬地とされているところ。

 

右を向きますと、「王子の窟」と呼ばれる大きな岩です。こちらは軻遇突智尊の御神体といわれています。

王子の窟

 

正面の岩壁へと近づいてみます。近づけば近づくほど、その大きさを感じます。

 

伊弉冉尊の葬地へ。白石が敷き詰められています。参拝させて頂きます。

 

「王子の窟」の軻遇突智尊の葬地にも参拝。母と子が向かい合っている形ですね。

 

振り返ると巨大な岩壁。

 

もう一度振り返ると王子の窟。二つの岩を交互に見上げます。

 

御神体の巨岩には、約170mにも及ぶ大綱が、「御綱掛け神事」により掛けられています。先ほど見た大柱を経て、境内の南隅にある柱まで繋がっています。

 

こちらは岩壁の足元。

 

こちらは大綱の真下辺りから見た岩壁。

 

心行くまで巨岩を眺めた後、中門をくぐり戻ります。

 

授与所にて御朱印を頂き、境内社へと向かいます。帰り道の参道も美しいです。

 

稲荷神社と龍神神社はこの先。緑の中に連なる赤い鳥居も素敵です。

 

鳥居を進みますと、まず手前が稲荷神社です。社の中には白石が敷き詰められています。

 

稲荷神社の奥は森です。すぐ後ろは大きな岩でしょうか。

 

そして稲荷神社の右手に黄金竜神をお祀りする龍神神社。

 

参拝を終え、境内を後にします。

 

参拝を終えて

イザナミの墓所ともいわれている花の窟神社。

産田神社と併せて、日本神話ゆかりの神社に足を運べたことが嬉しいです。熊野市まで行った甲斐がありました。

まずですが、参道がとっても美しかったです。緑の多い境内に、紺の幟が連なる参道が延びている景色は、見惚れてしまうほどでした。

参道を歩いていたところ、いきなり蛇が目の前を横切って行ったのはびっくりしましたけれど。しかもたぶんマムシでした。気を付けねば。

そしてやはり一番の見どころは、御神体の巨岩です。もう壁ですね。目の前に立ちますと、いかに大きな壁なのかがよくわかります。

参籠殿を抜けるまでは、窟がちゃんと見えませんので、どんな感じなのかわからないんです。それが参籠殿から出た瞬間、目の前に現れるんです。で、中門をくぐってようやく上まで見えます。

窟の前の空間は、なんとも独特な空間でした。まさに聖地という言葉がふさわしいような場所でした。

イザナミが葬られたという「ほと穴」もしっかり見ることができまして、ここにあのイザナミが…と思うと、不思議な気持ちにもなります。

母と子が向かい合うようになっている、対面のカグツチを祀る「王子の窟」もまた、大きな岩でした。

イザナミがカグツチを産んだ地という産田神社にも参拝し、続いてこちらの花の窟神社にも参拝しましたので、イザナミの最後を辿るような、そんな神社巡りにもなりました。

神倉神社のゴトビキ岩と、こちらの巨岩は陰と陽で対になっているとのことで、そのどちらにも同じ日に参拝できたことも嬉しいです。

花窟神社と産田神社は、境内の造りも似ていました。参籠殿や稲荷神社の位置だったり、あとは丸石なんかもですね。

丸石といえば、手水舎の脇にでかい丸石がありまして、そちらもまた目を惹きました。

ちなみにですが、こちらの花の窟神社は、大谷翔平選手が花巻東高校時代に合宿で訪れ参拝し、丸石にも触れたそうです。つまり、あの大谷さんが触れた石に、僕たち夫婦も触れたわけですね。もう何年も経っていますけれど。

丸石のお隣のクスノキの御神木も大きかったです。もしかしたら大谷さんも見上げたかもしれません。

素敵なものをあれこれ見ることができましたが、ちょっとした心残りも。それは、大綱をちゃんと辿って行かなかったことです。

巨岩のてっぺんから延びている大綱はばっちり見たのですが、そこから先、大柱から境内の隅までというのを、すっかり見忘れてしまい…。大柱もその存在には気付き、しっかり見たんですけどね。あと一歩足りなかったです。かつては松の御神木が終点だったようなのですが、現在は南の隅に小さな柱があり、そちらに結ばれているようです。境内の外、道路側から見れたようでして、後悔先に立たずです。

あとは地味に、本居宣長の歌碑だったり、有馬竜宮塔と有馬道標というのを見逃しております。本当に僕は詰めが甘い。

そんな心残りはわずかにありつつも、いい時間を過ごせたことは間違いありません。

参拝後は道の駅を物色。しばし休憩も。

また、参拝前は気付かなかったのですが、道の駅の駐車場からも、少しだけ御神体が見えることにも気が付きました。

右から二つ目の建物の屋根の向こうですね。

この日のスケジュールはけっこう詰め詰めだったにもかかわらず、居心地が良かったのか、思いのほかのんびりと過ごしてしまいました。

花窟神社、参拝できてよかったです。

続いては、同じ熊野市内にある大馬神社へと向かいます。

 

御朱印

こちらが花の窟神社の御朱印です。

花の窟神社の御朱印

 

こちらは熊野本宮大社とのコラボ御朱印

花の窟神社と熊野本宮大社のコラボ御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印を頂ける時間は、9時から16時までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は三重県熊野市有馬町130です。

花の窟神社の公式サイトはこちらです。
https://hananoiwaya.com/hananoiwaya/iwaya_index.html

 

駐車場

隣接している「道の駅 熊野・花の窟」に、40台ほど駐車できる無料駐車場があります。

また、境内の裏手にも、十数台駐車できる参拝者用の駐車場があります。

 

電車

JR熊野市駅が最寄り駅です。徒歩ですと20分ほどかかります。駅からバスで行くこともでき、新宮市行き約5分「花の窟」降車です。

 

トイレ

道の駅にあります。

 

周辺のパワースポット

 

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