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妻恋神社(文京区/湯島)の御朱印と見どころ

妻恋神社の紹介

文京区湯島にある妻恋神社の参拝レポートです。

読み方は「つまこいじんじゃ」です。日本武尊とその妃である弟橘姫命をお祀りする神社で、日本武尊が亡き妃っを恋い慕ったことから、妻恋と称されるようになったといわれています。湯島駅、御茶ノ水駅、末広町駅のちょうど中間くらいに位置しています。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

湯島の「妻恋神社」へ

季節は4月の終わり。この日は嫁と二人で、「東京十社」に数えられている神社を、朝からいくつか回っておりました。

昨年末に赤坂の日枝神社で「東京十社巡り」の御朱印帳を購入したのですが、それっきり十社巡りを行っていなかったため、そろそろ回らねばと。

そう思い立ち、まずは十社のうちの北区にある王子神社へ。そこから電車を乗り継ぎ、文京区に入り白山神社、根津神社と回ります。これらは三ヶ所とも、東京十社に数えられている神社です。

そして三ヶ所目の根津神社の後には、東京十社ではないのですが、ずっと行きたかった湯島天神が近くにありましたので、そちらにも参拝します。

湯島天神からは、東京十社の一つでもある神田明神が徒歩圏内でしたので、神田明神をこの日の神社巡りの最終地点に決めます。

神田明神へは、以前一度だけ訪れたことがあるのですが、その際には「東京十社巡り」の存在も全く知りませんでしたので、改めて東京十社巡りの一環としての参拝です。

既に陽も傾き始めた中、湯島天神より足早に神田明神を目指します。

湯島天神から神田明神へは、徒歩で10~15分くらいの距離かと思うのですが、ほぼ真っ直ぐ南下する形ですので、わかりやすい道です。

朝から歩き回っていて、疲れもかなり溜まっている僕と嫁は、無言で歩き続けます。

そんな中、緩い下り坂を進んでいますと、突然嫁が「あ、鳥居」と一言。

嫁の指さす方向を見ますと、下り坂から左に脇道を入った先に、確かに鳥居が見えます。よく見るとその周辺には赤い幟旗も立っています。

幟には「妻戀御社」の文字。

おそらく位置的には、湯島天神と神田明神のちょうど中間くらいの場所です。

ノーマークだった神社を、偶然見つけてしまいました。

見つけてしまったからには、寄らないわけにはいきません。

いや、寄らなくても良いんでしょうけれど、寄りたくなってしまうんですよ。

せっかく見つけたのだから、と。

その神社が、こちらの記事で紹介する妻恋神社です。

夕暮れが迫る時間帯ではありましたが、寄り道をしてみます。

 

ご由緒

ご祭神は、日本古代史上の伝説的英雄である日本武尊(やまとたけるのみこと)、その妃である弟橘姫命(おとたちばなひめ)、五穀豊穣の神様である倉稲魂命(うかのみたまのみこと)の三柱です。

創建の詳しい年代は不明ですが、4世紀頃(飛鳥時代以前)と伝えられています。

日本武尊が東征のおりに、走水の海(現在の三浦半島)から房総へと船で渡る際、大暴風雨に遭い船が沈みそうになりました。日本武尊の妃である弟橘姫命は、このときに海に身を投げて海神を鎮め、日本武尊の一行を救ったといわれています。

その後、日本武尊が湯島の地に滞在した際に、妃を恋い慕う姿をあわれんだ郷民が、二人を祀ったのが始まりとされています。

また、日本武尊が亡き妃のことを、「吾妻者耶(あづまはや)」と恋い慕ったことから、妻恋明神と称されるようになったそうです。関東のことを「あずま」と言うようになったのは、これに由来するという説も。

後に稲荷明神が合祀され、江戸時代には妻恋稲荷と称され、多くの参拝者が訪れます。(日本武尊が東征のおりに稲荷明神を祀ったという説もあります。)

当初は現在の湯島天神南東の台地に鎮座していましたが、江戸時代の前期には現在の地に遷座しています。

関東大震災や、第二次大戦時の戦災で社殿が焼失していますが、その都度再建されています。

平成23年の東日本大震災でも、本殿の屋根が崩壊してしまいましたが、同年に修復されています。

 

境内案内

こちらが妻恋神社の入口の鳥居です。周囲は高いビルに囲まれています。

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一礼して鳥居をくぐります。扁額には「妻戀神社」と難しい字で書かれてます。

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鳥居の先、右手に妻恋神社のご由緒です。

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石段を上ります。

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石段を上がった先、左手が妻恋神社の拝殿です。白を基調としたシンプルな社殿ですね。

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拝殿に向かい右後ろにあたる場所、石段を上がってくると正面に見える位置に、妻恋稲荷です。こちらには後ほど参拝させて頂くことに。

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拝殿に向かい左手に手水鉢がありました。小さいですけれど、緑に囲まれた素敵な手水鉢です。お清めをします。

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夕暮れの静かな時間の中、参拝させて頂きます。

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拝殿の右手が授与所です。残念ながら閉まっていて、御朱印は頂けませんでした。

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妻恋神社では、御朱印の書置きを郵送で頂くことができるようです。

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拝殿の左手には水子地蔵と書かれた立て札。奥へと続く小路がありましたので、行ってみます。

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突き当たりにお地蔵さんです。手を合わせます。

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再び拝殿前に戻ります。拝殿を背にして妻恋稲荷を見ますと、こんな景色になります。

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一礼して妻恋稲荷の鳥居をくぐります。

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妻恋稲荷にも参拝させて頂きます。

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お隣には馬頭観世音の碑です。こちらにも手を合わせます。

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一通り境内を散策させて頂き、妻恋神社を後にしました。

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参拝を終えて

偶然通り掛かり立ち寄ることができた妻恋神社。

夕方の陽が落ちかけた頃に訪れたせいか、人の気配もなく、とても静かでした。

境内も広いわけではなく、社殿も大きいわけでもなく、派手さや賑やかさはありませんでしたが、とても落ち着いた空気が流れていました。

白を基調とした社殿や、緑に囲まれた手水鉢も素敵でした。

残念ながら社務所が閉まっていまして御朱印を頂くことができなかったのですが、後日調べましたところ、どうやらこちらの社務所は祭祀の時以外は基本的には閉まっているようです。直接頂きたい場合には、例祭の日に絞って伺うしかないっぽいですね。

しかし、なんとこの妻恋神社は、御朱印を郵送でも受け付けてくださっているようです。珍しいパターンではありますが、例祭に行けない場合には、お願いしようかと思います。

この度偶然見つけた妻恋神社ですが、僕たちは同じ社名の神社に昨年末に訪れているんです。中野にある妻恋神社です。

この記事を書く際に妻恋神社ついて調べたのですが、中野の妻恋神社は、この文京区の妻恋神社から分霊を勧請して創建された神社でした。

そんな予備知識がありましたので、今回この妻恋神社を発見した時には「あ、ここがたぶん中野妻恋神社の本社だ!」と、ちょっと嬉しくなってしまいました。

「妻戀御社」と言う難しい漢字も、以前中野で訪れた際に調べていましたので、今回も読むことができました。

僕たちは中野の妻恋神社も、他の神社に行く途中にたまたま発見したんです。で、こちらの文京区の妻恋神社も、同じく他の神社に向かう途中に偶然発見。

日本武尊と弟橘姫命の夫婦に所縁のある妻恋神社に、僕たちも夫婦で訪れることができましたので、この偶然に感謝したいと思います。

妻恋神社で静かな時間を過ごした僕たちは、この後近くにある神田明神に向かい、参拝しました。

東京十社巡りの御朱印を頂くために訪れた神田明神でしたが、既にかなり陽が落ちておりまして、社務所もとっくに閉まっている時間で…結局御朱印は頂くことができませんでした。

他の神社をのんびり散策し過ぎました。

ですのでまた次回、どこかで機会を作り、神田明神には御朱印を頂きに行く予定です。

その際には、こちらの妻恋神社まで足を延ばして、御朱印をリベンジしようかな~とも考えています。

朝からかなりの距離を歩いた神社巡りでしたが、どの神社もとても素敵で、充実した時間を過ごすことができました。

へとへとになりましたが、大満足です。

 

御朱印

参拝よりだいぶ後になってしまいましたが、銀行振り込みと郵送にて、御朱印を頂きました。

こちらが妻恋神社の御朱印です。湯島で2月と9月に行われている「ねこまつり」期間中でしたので、ねこまつり限定のものを頂きました。

妻恋神社のねこまつり限定御朱印

 

御朱印の受付時間

社務所は祭祀の時以外は基本的に閉まっています。その代わり、郵送で御朱印を送って頂くことができます。御朱印代は銀行振り込みになります。

詳細は妻恋神社のサイト内の下記ページに掲載されていますので、ご確認ください。
http://www.tsumakoi.jp/drm00.html

2月と9月に行われている湯島のねこまつり期間中には、申し出ればその限定御朱印を送って頂くことも可能です。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都文京区湯島3-2-6です。

妻恋神社の公式サイトはこちらです。
http://www.tsumakoi.jp/

 

電車

JR線 / 丸ノ内線 「御茶ノ水駅」から徒歩10~12分。

JRなら聖橋口から、丸ノ内線なら1番出口からになります。

千代田線 「湯島駅」から徒歩10~12分。

5番出口からになります。

銀座線 「末広町駅」から徒歩8~10分。

4番からになります。

丸ノ内線 / 大江戸線 「本郷三丁目駅」から徒歩15~17分。

どちらも本郷通り方面の出口からになります。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。近くにコインパーキングがいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

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