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湯島天満宮【湯島天神】(文京区)の御朱印と見どころ

湯島天神の紹介

文京区にある湯島天神の参拝レポートです。

読み方は「ゆしまてんじん」です。正式名称は湯島天満宮(ゆしまてんまんぐう)です。江戸・東京を代表する天満宮で、受験シーズンには多くの受験生が参拝に訪れる神社です。境内に咲き誇る春の梅の花でも知られています。最寄駅は千代田線の湯島駅です。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

湯島天神として親しまれる「湯島天満宮」へ

湯島天神は、都内でも有名な神社の一つですし、僕もその名前はすいぶん前から知っていました。にも関わらず、これまで一度も訪れたことがありませんでした。

僕は、この湯島天神には、少々苦い思い出があるんです。

もう20年ほど前になりますが、僕は東京で大学受験をしました。

その際に、受験生が皆行く神社としてなんとなく聞いていましたので、僕も行ってみることにしたんです。当時はインターネットなどありませんので、湯島天神への行き方などもよくわからないまま…。しかも東京の地理や路線なども全くわからない状態で。

御茶ノ水から行けると言う曖昧な情報だけを頼りに一人で出掛けたのですが、それ以外は全て勘です。御茶ノ水駅に降り立ち、そこから神社のありそうな方向に勘で進むだけという、今思えば、かなり無謀な挑戦をしたことに。

結果的に、当然と言えば当然なのですが、湯島天神に辿り着くことはできませんでした。

ただ歩き回って疲れ果て、しかも帰り路もわからなくなったりして、へとへとになって帰りました。

苦い青春の思い出です。

その時から約20年。

ようやくこの度、湯島天神への参拝を果たすことに。

この日は朝から嫁と二人で、東京十社に数えられている神社を巡っていました。まずは王子にある王子神社、その後が文京区の白山神社と根津神社へ。そして最後に神田明神へと向かうルートです。

そして、そのルートの途中に、この湯島天神があるのを事前に見つけた僕たちは、あわよくば湯島天神にも行ってみようと考えていました。時間に余裕があれば。

三つ目の根津神社への参拝を終えた時点で、少し夕暮れが近付いてはきていたのですが、まだ少しは余裕がありそうでしたので、おもいきって行ってみることにしたんです。

根津神社の最寄駅は、千代田線の根津駅で、湯島天神の最寄駅は、同じく千代田線でその一つ隣りの湯島駅です。

根津駅から湯島駅まで電車に乗り、湯島天神を目指します。

湯島駅からは徒歩5分掛からないくらいだったでしょうか。

無事、念願の湯島天神に到着しました。

 

ご由緒

ご祭神は、天之手力雄命 (あめのたぢからをのみこと)と、菅原道真公 (すがわらのみちざねこう)です。

天之手力雄命は、日本神話の天岩戸伝説で、天照大神がお隠れになった岩戸を押し開き、天照大神の手を引き導き出した、力持ちの神様です。菅原道真公は、平安時代の類まれなる才能の持ち主だった学者で、学問の神様としても知られています。 

創建は飛鳥時代より前の雄略天皇二年(458年)です。雄略天皇の勅命により、天之手力雄命を祀る神社として創建されたのが始まりとされています。

南北朝時代の正平10年に、住民からの請願により、菅原道真公が勧請され合祀されました。

戦国時代には太田道灌により再建されています。

江戸時代には徳川家康が江戸城に入城した後に、徳川家により厚く崇敬されました。

江戸時代中期には火災により社殿が焼失してしまいましたが、その後再建されてうます。

また、明治18年に改築された社殿も老朽化が進んだため、平成7年に再び造営され、現在に至ります。

古くは湯島神社と称されていましたが、平成12年に湯島天満宮に改称されています。

古くから江戸・東京を代表する天満宮であり、通称「湯島天神」として親しまれ、学問の神様として崇敬され、多くの受験生や修学旅行生も参拝に訪れる神社です。

春には境内に咲き誇る梅の花でも知られています。

 

境内案内

こちらが湯島天神の入口になります。鳥居のすぐ後ろには大きな銀杏、参道の先には社殿が見えます。

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鳥居の左手には湯島天満宮のご由緒。旧社名の「湯島神社」で書かれています。

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鳥居の足の部分には、それぞれ四方に狛犬さんがいました。

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一礼して鳥居をくぐります。空の青と銀杏の緑が綺麗です。

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鳥居の後ろにある銀杏はとても大きくて見事な銀杏です。

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参道を進みます。正面には立派な拝殿が見えます。

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参道の左手が、ちょっとした休憩スペースのようになっていました。

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休憩所の脇には小さな末社。こちらは後ほど参拝することに。

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参道の右手には大きな宝物殿です。

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左手、休憩所の先に手水舎です。その手前には牛さんが見えます。

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まずは手水舎でお清めをします。手水舎に施された彫刻も素敵でした。

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手水舎の左脇には「撫で牛」です。天神信仰では牛が神の使いと考えられています。こちらの撫で牛で、自分の身体の悪い部分を撫でると良くなるそうです。たくさん撫でさせて頂きました。

湯島天神の古い撫で牛

 

手水舎の右手にも、同じく「撫で牛」です。左の撫で牛の方が古く、こちらの撫で牛の方が新しいもののようです。こちらもたくさん撫でさせて頂きます。

湯島天神の新しい撫で牛

 

撫で牛を思う存分撫で、拝殿に向かいます。梅の緑が綺麗です。

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こちらは拝殿前、左の狛犬さんです。狛犬さんの台座には梅が描かれていますね。

湯島天神の左の狛犬

 

こちらが右の狛犬さん。どちらも古いもののように見えます。

湯島天神の右の狛犬

 

茶色を基調とした拝殿は、大きくて立派です。

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夕暮れが迫るひと時。参拝させて頂きます。

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参拝を終え境内を散策してみます。こちらは拝殿の左手。立派な楠があります。

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左手の広くなっている方に行ってみます。こちらは楠越しからの拝殿。

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さの先に社務所がありました。こちらで御朱印を頂きました。

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社務所の前には境内案内図。境内はけっこう広いです。見どころも多そうですね。

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拝殿に向かい左手、参道の左側にあたる場所が「梅園」と言う庭園になっています。僕たちが訪れたのは4月の終わりでしたが、梅の時期にはここが梅の花で満開になっているはずです。

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梅園の中には石碑がたくさんありました。この左の石碑は「奇縁氷人石」というもので、境内で迷子の子供が出た時に、それを知らせる場所だった名残だそうです。

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梅園には池もあり、橋も掛かっています。素敵な日本庭園です。梅の緑が綺麗でしたが、是非梅が咲いている時期にも来てみたいですね。

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梅園を散策し、再び拝殿前に戻ります。拝殿の右手には御守りなどの授与所です。

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授与所の手前奥にはもう一つ鳥居がありましたので、そちらにも行ってみます。鳥居の前にも石碑がいくつか並んでいました。右は文具に所縁があると言う石碑です。

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その先には「講談高座発祥の地」と刻まれた碑です。

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鳥居の先には石段が延びていて、こちらが湯島天神へと続く男坂になります。

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男坂に向かい左手が、勾配が緩やかな女坂です。

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せっかくですのでいったん鳥居をくぐり、男坂を下ってみます。男坂と女坂の間にも、梅がたくさんありました。

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こちらは男坂を下からのアングルで。

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再び男坂を上がり、境内に戻り拝殿前へ。こちらは右斜め前から撮影した拝殿です。

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拝殿の右奥にも道が続いていますので、そちらにも行ってみます。

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その途中、右手には「努力」と書かれた石碑です。こちらは王貞治さんが白梅を奉納した際に、記念として建立されたものだそうです。

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さらに進みますと、その先には末社があります。社殿の後ろにあたる場所です。

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こちらには末社が二つ。まずは右側の戸隠神社に参拝します。狛犬さんもいます。

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続いて左側の笹塚稲荷にも参拝。

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二つの末社の右脇にも石段が続いています。こちらが夫婦坂になります。

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せっかくですので夫婦坂も下りてみて、いったん境外へ。こちらは鳥居ではなく門ですね。写真は境外から見た夫婦坂です。

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再び夫婦坂を上り境内へ。こちらは社殿を真後ろから見た絵になります。大きな本殿を見ることができます。こちら側からも参拝できるようになっていましたので、参拝します。

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再び社殿の脇を通り、拝殿前に向かいます。こちらは社殿を斜め後ろからのアングルで。こうして見ますと、社殿の大きさがよくわかるかと思います。

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一通り境内を散策しましたので、正面の鳥居に向かいます。

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入口近くにあった末社である火伏三社稲荷社にも参拝し、湯島天神を後にしました。

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参拝を終えて

20年前に行けなかった湯島天神。

この度、無事参拝することができました。20年越しの参拝です。

少し陽が落ち始めた時間帯に訪れたのですが、それでものんびりと散策させて頂き、心地良い時間を過ごすことができました。

湯島天神は梅の名所としても有名だというのを僕は全く知らなかったのですが、境内にはたくさんの梅があり、梅の綺麗な緑が広がっていました。梅の咲く時期ではありませんえしたが、梅園は素敵な日本庭園で、歩いているだけで気持ち良かったです。

きっと梅の咲く季節には、綺麗な花が咲き乱れる景色が広がっているんだと思います。今度は是非その景色も見てみたくなりました。

また、入口の鳥居の後ろにあった大きな銀杏や、拝殿前の楠も素敵でした。

梅の緑の奥に建つ、茶色を基調とした社殿はとても大きくて荘厳な雰囲気があります。後ろにも回れるようになっていて、本殿も見ることができます。後ろ側からの景色もなかなか素敵で、印象に残りました。社殿はかなり大きいものでした。近くで見るとけっこう迫力がありました。

他にも、手水舎を挟むようにいた二頭の撫で牛さん。

僕は撫で牛と言うものは、まだ一度だけしか撫でたことがありません。その一度は、中野にある新井天神北野神社です。

それ以来二度目の撫で牛さんだったのですが、新しいものと古いもの、どちらもこれでもかと言うくらい、撫でさせて頂きました。

湯島天神には、いくつか入口があるのですが、正面の入口ではない側に、三つの石段があります。男坂、女坂、夫婦坂です。僕たちは最初湯島駅から男坂に到着してしまい、正面から入り直した形です。何も入り直す必要はないんですけどね。

男坂の下には、心城院と言うお寺があり、そちらにも寄ってみたのですが、綺麗な音がする水琴窟があり、その音を楽しんだりもしました。

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お時間に余裕のある方は、是非こちらにも立ち寄ってみてください。

のんびりと湯島天神を散策し、さて帰ろうかと思った時に、宝物殿の入口で梅干しが売られているのを見つけてしまい、ついつい買い求めてしまいました。

こちらの梅干しです。

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帰宅後に美味しく頂きました。

梅干しも購入できましたし、境内では梅や銀杏の緑に癒され、撫で牛も撫で、大きな社殿に圧倒され、三つの坂を上り下りし…盛りだくさんの参拝でした。

ようやく訪れたことができた湯島天神。

夕暮れに梅の緑が映える、とても素敵な神社でした。

参拝できて良かったです。

湯島天神を後にした僕たちは、東京十社の一つである、神田明神へと向かいます。

 

御朱印

こちらが湯島天神の御朱印です。

湯島天神の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印を頂ける時間は、8時半から17時半までです。御守りを頂ける時間は19時半までとなっています。また、開門は午前6時、閉門は午後8時です。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都文京区湯島3-30-1です。

湯島天神の公式サイトはこちらです。
http://www.yushimatenjin.or.jp/

 

電車

千代田線 「湯島駅」から徒歩5分。3番出口からになります。

銀座線 「上野広小路駅」から徒歩7分。A4口からになります。

大江戸線 「上野御徒町駅」から徒歩7分。A4番出口からになります。

JR山手線・京浜東北線 「御徒町駅」から徒歩10分。北口からになります。

 

駐車場

コインパーキングが二ヶ所隣接しています。公式サイト内の交通案内ページに詳しい案内が出ています。

 

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