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杉並区の初詣ならココ。おすすめの神社を一覧で紹介。

杉並区の初詣のご案内です。区内の各地域ごとに、初詣にお勧めの神社を一覧で紹介しています。

初詣は大きな神社に出掛けるという方も多いとは思いますが、ご自分の住んでいる地域を守ってくださっている神社(氏神さま、産土さま)に参拝することも大切です。

氏神さまに、前年を無事に過ごすことができた感謝をお伝えし、新年のご挨拶と平安の祈願をしましょう。

杉並区の神社マップ

それでははじめに、杉並区にある神社を地図で一覧にしていますので、参考にして頂ければと思います。

杉並区内の比較的大きめな神社のみ掲載しています。

上記が杉並区にある全ての神社ではありません。小さな神社や祠など、実際にはさらに多くが存在しています。

また、こちらの記事では神社のみの紹介で、寺院は掲載しておりませんので、ご了承ください。

次項より、杉並区内の神社を、それぞれのエリアごとに、ざっくりな説明と併せて紹介していきます。

 

高円寺の初詣

高円寺氷川神社

旧高円寺村の鎮守で、源頼朝が建立させたと伝えられる神社です。日本で唯一のお天気の神様、気象神社が祀られていることでも知られています。最寄り駅は高円寺駅で、南口を出てすぐです。(杉並区高円寺南4-44-19)

 

馬橋稲荷神社

都内には三つしかない双龍鳥居の一つを見ることができます。また、随神門には都内最大と言われる大きな開運鈴が吊るされています。高円寺駅と阿佐ヶ谷駅のちょうど中間に位置しています。(杉並区阿佐谷南2-4-4)

 

高円寺天祖神社

氷川神社とともに、旧高円寺村の鎮守として信仰されてきた神社です。伊勢神宮より天照大神のご分霊を賜り創建されました。最寄駅は東高円寺駅で、北に徒歩3~5分ほどの場所にあります。近隣にある田中稲荷神社は、当社の境外末社になります。(杉並区高円寺南1-16-19)

 

堀ノ内熊野神社

鎌倉時代の中期に創建された神社で、現在の和歌山県にある熊野三山を勧請して創建されました。境内には、杉並区内で最も古い石鳥居があります。青梅街道の南、方南町寄りにあります。(杉並区堀ノ内2-6-6)

 

阿佐ヶ谷の初詣

阿佐ヶ谷神明宮

主祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)、東御殿に月読命(つきよみのみこと)、西御殿に須佐之男命(すさのおのみこと)が祀られている神社です。阿佐ヶ谷駅からすぐ北に位置しています。(杉並区阿佐谷北1-25-5)

 

成宗須賀神社

素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀った神社で。かつてこの地域が成宗村と呼ばれていた頃の鎮守社です。神社の記録が焼失してしまったため、詳しいご由緒は不明ですが、平安時代前期、もしくは江戸時代初期の創建という説があります。南阿佐ヶ谷駅から徒歩6~7分です。(杉並区成田東5-29-3)

 

尾崎熊野神社

樹齢400年といわれる、御神木の巨大なクロマツが聳える神社です。昭和には縄文土器などが境内から出土し、尾崎熊野遺跡と名付けられています。創建の年代は不明ですが、鎌倉時代とも考えられています。最寄り駅は南阿佐ヶ谷駅になります。(杉並区成田西3-9-5)

 

荻窪・西荻窪の初詣

井草八幡宮

平安時代の末期に創建された神社ですが、縄文時代よりこの地は神域だったのではないかと考えられています。都内でも有数の広さを誇る神社です。西荻窪駅と上井草駅の中間、青梅街道と早稲田通りの交差点近くにあります。(杉並区善福寺1-33-1)

 

荻窪八幡神社

平安時代の初期に創建された神社で、歴史の古い神社になります。境内には太田道灌が植えたと伝えられる大きな槇(まき)の木や、祓い門という珍しい門もあります。荻窪と西荻窪の中間、青梅街道沿いにあります。(杉並区上荻4-19-2)

 

荻窪白山神社

北陸の白山という山を信仰する山岳信仰の神社です。歯痛が治ったという逸話が多いことから、歯の神様としても知られています。荻窪駅から一番近い神社で、環八から一本入った静かな場所に鎮座しています。(杉並区上荻1-21-7)

 

天沼八幡神社

安土桃山時代に、武勇の守護神としてこの地に勧請され創建されました。この辺りは低地で度重なる水害に悩まされていたため、後に水の女神である市杵島姫命も祀られるようになりました。荻窪駅の北側、徒歩5~7分の場所に位置しています。(杉並区天沼2-18-5)

 

天沼熊野神社

治病や除災のご利益が大きいと言われ、古くから信仰されている神社です。境内には、新田義貞が手植えをしたとされる大きな杉の切り株があります。荻窪と阿佐ヶ谷の中間くらいに位置しています。(杉並区天沼2-40-2)

 

本天沼稲荷神社

本殿は、赤坂にある山王日枝神社の内殿を移築したものと言われています。社殿には、畳2畳ほどもある、山王祭が描かれた大絵馬が奉納されています。天沼熊野神社からさらに北、下井草寄りにある神社です。(杉並区本天沼2-14-10)

 

神明天祖神社

戦国時代の末期には、すでに創建されていたと伝えられている神社で、天照大神をお祀りしている神社です。南荻窪に鎮座し、荻窪駅と西荻窪駅の中間あたりです。現在は、荻窪八幡神社の境外摂社になっています。(杉並区南荻窪2-37-22)

 

田端神社

旧田端村の鎮守社です。京都の北野神社の分霊を勧請し、創建された神社です。田の端にあったことから田端天神と称されていました。明治になり村内の神社を合祀し、五柱のご祭神となりました。参道の桜並木でも知られている神社です。南阿佐ヶ谷駅、荻窪駅、浜田山駅、高井戸駅の中間に位置しています。(杉並区荻窪1-56-10)

 

西高井戸松庵稲荷神社

この地域がかつて松庵村と呼ばれていた頃の鎮守で、昭和には旧中高井戸村の鎮守だった稲荷神社も合祀しています。境内は大きな木が茂り、狐のミイラを祀った末社もあります。西荻窪駅の南口から徒歩10~15分です。(杉並区松庵3-10-3)

 

永福町・西永福・下高井戸の初詣

大宮八幡宮

八幡神の親子三神が祀られていることから、縁結び、安産、子育てのご利益が大きいとされている神社です。東京のほぼ中心にあることから、「東京のへそ」とも呼ばれています。和田堀公園の南、西永福駅と永福町駅の中間に位置している大きな神社です。(杉並区大宮2-3-1)

 

和泉熊野神社

旧和泉村の鎮守です。現在の和歌山県にある熊野三山を勧請して創建された神社です。境内には徳川家光が鷹狩りの折に立ち寄り手植えしたといわれる松があります。永福町駅の東へ徒歩7~8分です。(杉並区和泉3-21-29)

 

永福稲荷神社

もともとは、近くにある永福寺というお寺の鎮守として創建された稲荷神社です。江戸時代には村の鎮守として信仰されました。永福町駅のすぐ南にある神社で、駅との間にある御嶽神社は、永福稲荷神社の境外末社になります。(杉並区永福1-24-6)

 

下高井戸八幡神社(下高井戸浜田山八幡神社)

室町時代に創建された神社で、戦国武将の太田道灌が、江戸城築城の際に工事の安全を願い、鎌倉の鶴岡八幡宮を勧請したといわれています。住所は下高井戸で、最寄り駅は西永福駅になります。(杉並区下高井戸4-39-3)

 

成宗白山神社

かつてこの地域が成宗村と呼ばれていた頃の鎮守で、近くにある大宮八幡宮とほぼ同年代の創建と考えられている神社です。和田堀公園の北に鎮座しています。(杉並区成田東2-2-2)

 

高井戸・浜田山・久我山の初詣

高井戸第六天神社

鎌倉時代の創建と伝えられていて、旧上高井戸村の鎮守です。明治以前には第六天神と呼ばれていました。人体の完備を神格化した神様である面足之命・惶根之命がご祭神です。高井戸駅の南にある神社です。(杉並区高井戸西1-7-2)

 

宮前春日神社

江戸時代の前期に、この地の名主が新田開発の成功を祈願するため、奈良の春日大社より勧請して創建した神社です。宮前という地名の由来にもなっています。富士見ヶ丘駅の北、荻窪寄りに位置していて、高井戸警察署の近くです。(杉並区宮前 3-1-2)

 

久我山稲荷神社

古くからの久我山の鎮守だった神社です。杉並区では唯一、湯立て神事というものが奉納される神社でもあり、病気平癒の祈願が行われています。久我山駅の近くに位置しています。(杉並区久我山3-37-14)

 

下井草・井荻・上井草の初詣

井草八幡宮

荻窪・西荻窪エリアと重複してしまいますが、近隣で最も大きな神社はこちらの井草八幡宮になります。電車と徒歩ですと少々行きづらい場所ですが、荻窪駅、西荻窪駅、上井草駅からバスで行くことも可能です。(杉並区善福寺1-33-1)

 

本天沼稲荷神社

こちらも荻窪・西荻窪エリアと重複しています。この地域の鎮守として創建された稲荷神社で、下井草駅と荻窪駅のほぼ中間に位置しています。(杉並区本天沼2-14-10)

 

隣接地域の神社

お住まいの地域によっては、杉並区と隣接する・世田谷区・渋谷区・中野区・練馬区・武蔵野市・三鷹市の神社の方が行きやすい場合もあるかと思います。

周辺地域の初詣にお勧めの神社についても、下記にそれぞれリンク記事を貼っておきましたので、是非チェックしてみてください。