阿佐ヶ谷神明宮
阿佐ヶ谷のパワースポット「神明宮」
杉並区の阿佐ヶ谷にあるパワースポット、神明宮に行って参りました。読み方は「しんめいぐう」です。正式名称は神明宮ですが、阿佐ヶ谷神明宮とも称されています。阿佐ヶ谷駅の北口から歩いて5分程の場所にあります。
僕はこの神明宮には、今までも三度参拝しています。
そのうちの一度は、人生で初めての厄払いと言うものをしに行きました。前厄と言うやつですね。
嫁と二人で神社巡りをするようになって2年程経つのですが、神社を訪れると、厄年の一覧みたいなものがよく掲示されています。それらを目にして、自分が今年前厄だと言うことを認識し、これは厄祓いをせねばいかん、と。
そこで厄払いをしてくれる近所の神社をネットで検索したところ、神明宮が出てきたわけです。
僕は三鷹に住んでいるのですが、神明宮は阿佐ヶ谷ですので近いです。それに過去にも訪れたことがある神社でしたので、なんとなく親近感があり、神明宮で厄払いをすることに。
初めての厄払いですので、それなりに緊張していたのですが、ちゃんと流れもわかりやすく説明して頂き、テンパることもなく、無事厄払いを済ませてきました。なかなか貴重な体験でした。
厄払いについては、僕が別で書いているこちらのブログで詳しく紹介しています。
今回、神明宮へは四度目の参拝です。
御朱印は以前頂いていたのですが、その際も写真など一切撮っていませんでしたので、撮影も兼ねて嫁と再び参拝することに。
夏の暑い中、阿佐ヶ谷駅で電車を降り、神明宮に向かいました。
ご由緒
建久元年(1190年)頃の創祀と伝えられています。源頼朝が鎌倉幕府を開いた頃です。
日本武尊(やまとたけるのみこと)が、東征の帰途に阿佐谷の地で休息し、後に尊の武功を慕った村人が一社を設けたのが始まりとされています。
その後、横井兵部と言う土豪が伊勢神宮に参拝した際に神の霊示を受け、三重県の宮川の霊石を持ち帰り、神明宮に安置したと伝えられています。その霊石は今も御神体として御本殿に鎮っています。
ご祭神は、主祭神が天照大御神(あまてらすおおみのかみ)で、神明宮の御正殿に祀られています。天照大御神は、皇室の祖神で、日本国民の総氏神である神様です。太陽を神格化した神様であり、伊勢神宮のご祭神です。
また、東御殿には夜を統べる神であり、月を神格化した神様である月読命(つきよみのみこと)。西御殿には、金星を神格化した金星神と考えられている、海を統べる須佐之男命(すさのおのみこと)が祀られています。
明治以降に「天祖神社」と社号が変更されましたが、平成2年に江戸時代からの名称である「神明宮」に復称されました。
古くから阿佐ヶ谷の地に鎮座し、人々に厚く信仰されている神社です。
境内案内
阿佐ヶ谷駅の北口を出て右に進み、道路を渡りそのまま少し細い道を進むと、鳥居が姿を現します。
鳥居の先には大きな木がたくさんあり、緑がとても綺麗です。
鳥居をくぐると右側に手水舎。
手水舎にも緑が重なっていて、とても綺麗な絵になっています。
手水舎の向かい、少し先の左側に、見ざる言わざる聞かざるの三猿さんがいます。うっかりすると見逃してしまう場所です。聞かざるさんが葉っぱで隠れてしまっていますが。
参道を進むと、右手に大きな能楽殿があります。
その向かい側には、神明殿と書かれた大きな建物が。結婚式などで使われる建物です。
その先には北野神社(天神様)が祀られています。学問の神様である菅原道真が祀られている神社です。五角形の枠をくぐってお参りする形です。僕はここ以外では、このような五角形の枠を見たことがありません。五角形には「ごかく=合格」と言う意味があるみたいですね。
参道から正面を向くと、大きな門が見えます。瑞祥門(ずいしょうもん)と言う門です。ここからの景色は厳かな雰囲気がありますね。
門の脇には猿田彦神社が祀られています。
そして瑞祥門に向かいます。とても立派で重厚感のある門です。
門の扉には菊の紋が。皇室・皇族の菊紋です。
門を抜けた先はいっきに開けた景色になっています。先には大きな拝殿が。少し圧倒される感じがありますね。
そして参拝。拝殿の先には、御正殿、東御殿、西御殿の3つの本殿が見えます。本殿が見えると言うのは、なかなか珍しい形かと思います。本殿のある場所は、空気が張り詰めている感じがしました。以前にここで厄払いをして頂いた際には、本殿の目の前まで行き参拝させて頂きました。その際も異空間にいるような不思議な感覚になったことを覚えています。
御正殿には天照大御神。東御殿には月読命。西御殿には須佐之男命。
参拝を終え、境内を散策。拝殿右側には、日本武尊(やまとたけるのみこと)、伊弉諾命(いざなぎのみこと)、伊弉冉命(いざなみのみこと)が祀られた元宮があります。
元宮の隣にも大きな木が。開けた境内と大きな木々が、とても神秘的な空間を作っています。
拝殿側から瑞祥門を見るとこんな景色です。
こちらは拝殿に向かって左にある社務所です。こちらで御朱印を頂くことができます。
社務所の裏側に抜ける道があり、そちらも散策してみることに。まず目に入ったのは、小さめの手水舎です。
なぜこちらにも手水舎があるのだろう、と思いながら進むと…別の入り口がありました。初めて知りました。こちらにも鳥居があります。正面の入口には狛犬さんはいなかったのですが、こちら側にはいました。
左の狛犬さんです。
右の狛犬さんです。
一通り境内を散策し終え、神明宮を後にしました。こちらは瑞祥門側から見た正面入り口の鳥居です。
参拝を終えて
神明宮は、独特の雰囲気がある神社です。
開けた空間に鎮座する3つの本殿が、拝殿からよく見えると言うのもその理由かもしれません。
天照大御神、月読命、須佐之男命の三貴神をご祭神で祀っている神社は日本でも希少と言われていて、とても珍しいとのことです。
境内はとても開けていて、大きな木もたくさんあります。開放感があって歩いているだけで気持ち良いです。
僕は阿佐ヶ谷と言う街が以前からとても好きなんです。よく訪れていた街なのですが、駅からすぐの場所にこんな神社があると言うのを知ったのはここ最近です。
こんな素敵な場所があるとは。以前は全く知りませんでした。
人生初の厄払いで神明宮を訪れた際には、本殿の目の前まで行けると言う特典も頂きました。
厄払いも含め、僕は過去に三度神明宮を訪れていたのですが、今回初めて別の入り口があることも知りました。ちゃんと散策してみないと、色々見逃してしまいますからね。僕も嫁も詰めが甘いので、いつも肝心な場所を見逃したりしていますので。笑
今回はしっかり境内を見て回り、三猿も初めて確認しました。今まで全く気付かなかったので…笑。
夏の暑い中での参拝でしたが、開けた空間と神聖な空気で、とても心地良かったです。
御朱印
こちらが神明宮で頂いた御朱印です。
御朱印の受付時間
御朱印と御守りを頂ける時間は、8時半から17時までです。開門、閉門時間は季節によって若干変わりますが、6時から17時までの間でしたらどの季節でも開門されています。
(※神社のご都合によりお時間等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)
アクセス
住所は東京都杉並区阿佐谷北1-25-5です。
電車
①JR中央線・総武線「阿佐ヶ谷駅]から徒歩5分。
阿佐ヶ谷駅の北口を出て、駅を背にして右側に道路を渡ります。そのまま少し細い道を、道なりに北側に歩いてすぐです。
②丸の内線「南阿佐ヶ谷駅」から徒歩10~15分。
南阿佐ヶ谷駅からですと、歩くと少し距離があります。
駐車場
参拝者用の駐車場があります。
神明宮の公式HPはこちらです。
http://shinmeiguu.com/
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