高円寺氷川神社
気象神社がある高円寺の「氷川神社」へ
杉並区の高円寺にあるパワースポット、高円寺氷川神社に行って参りました。読み方は「こうえんじひかわじんじゃ」です。正式名称は「氷川神社」のみになります。高円寺駅の南口から歩いてすぐの場所にあります。日本で唯一の気象神社が祀られていることでも知られています。
僕は随分前から、高円寺と言う街がとても好きでした。頻繁に遊びにも行っていましたし、3年程高円寺で働いていたこともあります。
毎年夏には阿波踊りが行われるのですが、それにも欠かさず遊びに行っています。知り合いが踊ったりしているので。
個人的に、高円寺はとても馴染みの深い街なんです。
にも関わらず、この氷川神社へは今まで一度も参拝したことがありませんでした。
神社の存在は認識していましたし、前を通り過ぎることもしょっちゅう。
それなのにいつも素通り…。
神社に全く興味がなかったんでしょうね。
しかし、2年程前から嫁と二人で神社巡りを始め、高円寺の氷川神社の存在を思い出しました。ネットで調べてみると、境内には日本で唯一の「気象神社」なるものも祀られているとのことで、ぜひ行ってみたくなります。
何故今まで一度も行かなかったんだろう、大好きな街にある神社でありながら、一度も行っていないなんて失礼だ、と自分を責めました。
と言うことで、早速嫁と高円寺まで出掛け、参拝して来ました。
ご由緒
総本社は埼玉県さいたま市にある氷川神社です。埼玉、東京近辺に約200社が存在し、高円寺の氷川神社もその一つです。
源頼朝が奥州征伐の際に高円寺に立ち寄り、社殿を建立させたと伝えられています。
以来、この地の鎮守として高円寺の人々に親しまれています。
第二次世界大戦の際に社殿が焼失してしまいましたが、昭和46年に再建されました。
ご祭神は須佐之男命(すさのおのみこと)です。素盞鳴命とも表記されます。
また、境内には日本で唯一の気象神社が合祀されています。
気象神社は、大二次大戦中に高円寺にあった、大日本帝国陸軍の陸軍気象部の構内に元々は造営されました。当時の気象観測員が気象予報の的中を祈願したと言われています。
その後氷川神社に移転し、現在は境内で合祀されています。
気象神社のご祭神は、日本神話で知恵を司る神である、八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)です。
日本で唯一、天気の神様として存在している神社でもあります。
南高円寺にある天祖神社とともに、旧高円寺村の鎮守として、信仰されてきました。
境内案内
高円寺駅の南口を出て、歩くこと3分ほど。ゆるやかな坂を下る途中に鳥居が現れます。黒い鳥居ですね。
鳥居の手前に看板が出ています。気象神社推してますね~。
一礼して鳥居をくぐり境内へ。右側に手水舎があります。
早速お参りするため拝殿に向かいます。こちらは拝殿手前、左の狛犬さん。
こちらは右の狛犬さん。少し笑っているように見えます。
そして拝殿へ。戦時中に一度焼失して再建されたとのことで、比較的新しい建物です。全体的に色は黒が基調ですね。
二礼二拍手一礼。「氷川宮」と書かれています。
お参りを終え、境内を散策することに。拝殿に向かって左に鳥居があります。こちらが気象神社へと続く鳥居です。
鳥居をくぐるとこんな感じです。先には気象神社が見えます。ちょうど光が差して、神々しい感じになってます。
氷川神社のご由緒を書いた石碑もありました。
参道を進み気象神社へ。こちらでも一対の狛犬さんがお出迎え。
狛犬さんの先に、気象神社のご由緒が書かれたものがあります。左のものはかなり古いですね。もう字もほとんど読めません。
気象神社にもお参りをして、その後ろに回ると社が3つ。境内合祀されている、御嶽神社、日枝神社、伏見稲荷神社です。
そのまま氷川神社の後ろを一周回ると、その先にはたくさんのお神輿が納められている場所が。
お神輿の前にあった銀杏の木がとても素敵でした。写真ではわかりづらいかもしれませんが、銀杏の実がたくさん生っていました。
境内を散策し終わり、拝殿に向かって右にある社務所へ。
建物の中に入った場所に受付があり、こちらで御朱印を頂きました。御守りもこちらにあります。
社務所側から見た境内はこんな感じです。
こちらは横からのアングル。左が拝殿で、右が本殿になります。
こちらは斜め前から見た拝殿です。色のバランスがなんだか素敵です。もう一度境内を散策し、氷川神社を後にしました。
参拝を終えて
高円寺と言う街が個人的に馴染みの深い街であるにも関わらず、今まで一度も訪れることがなかった氷川神社。ようやく参拝することができました。
雑多な街、高円寺にありながら、とても静かな場所でした。
毎年夏に行われる阿波踊りの時などは、神社の前の通りに出店がびっしりと出ていて、とても賑やかなイメージがあったのですが…何もない時に訪れると、静寂に包まれている場所でした。
社務所にも誰もいないのでは?御朱印は頂けないのでは?と思うくらい静かでした。無事御朱印は頂くことはできましたが。笑
大きな木が何本かあり、神社の黒と木々の緑のコントラストが素敵でした。
また、気象神社と言うものの存在も今回初めて知りました。天気の神様は日本でもここにしかないんですね。
どうしても晴れて欲しい日などは、ここにお参りすることにします。
僕も嫁も、氷川神社と言う名称の神社を訪れたのは今回が初めてです。
いつか総本社である埼玉の氷川神社にも参拝してみたいです。
御朱印
こちらが高円寺氷川神社の御朱印です。氷川神社と気象神社が一枚に書かれた御朱印です。
また、追記になりますが、2018年3月に再訪した際には御朱印が新しいものに変更になっていました。氷川神社と気象神社がそれぞれ一枚ずつになり、季節によって押される印も違うようです。僕たちは3月に訪れましたので、ひな祭りの印鑑でした。
こちらが高円寺氷川神社の御朱印です。
こちらが気象神社の御朱印です。左上に雲の印がありますが、こちらはその日の天気によって変わるようです。この日は曇りでしたので雲の印でした。
御朱印の受付時間
御朱印と御守りを頂ける時間は、9時から17時までです。
(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)
アクセス
住所は東京都杉並区高円寺南4-44-19です。
電車
①JR中央線・総武線 「高円寺駅]から徒歩3分。
高円寺駅の南口を出て、駅を背にしてロータリーの左側、ゆるい下り坂になっている道を進むとすぐです。
②丸の内線 「新高円寺駅」から徒歩10~15分。
新高円寺駅からですと、歩くと少し距離があります。
駐車場
境内に駐車場がありますが、台数は少ししか停められません。近くにコインパーキングがいくつかあります。
氷川神社の公式HPこちらです。
http://khj-kisyoujinjya.jp/
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