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世木神社(伊勢市)の御朱印と見どころ

世木神社の紹介

伊勢市にある世木神社の参拝レポートです。

読み方は「せぎじんじゃ」です。外宮の門前町である山田の地を鎮守する山田産土八社の一社で、伊勢市駅の目の前に鎮座しています。代々神宮の祢宜をつとめていた度会氏にゆかりの神社です。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

伊勢市駅近くの「世木神社」へ

この日は嫁と二人、夫婦旅行で初めて伊勢にやって来た初日です。がっつり伊勢の神社巡りをするため、4泊5日というかなり余裕を持ったスケジュールを組みました。その一日目ですね。

伊勢に着いてから巡った神社は以下の四社。

①御塩殿神社
②二見興玉神社
③伊勢神宮・外宮(豊受大神宮)
④月夜見宮

御塩殿神社と二見興玉神社は二見浦駅が最寄りで、外宮と月夜見宮は伊勢市駅が最寄りです。

今回僕たちは、東京より新幹線と快速を乗り継ぎやって来まして、伊勢での移動手段もそのまま電車やバスが中心になります。あとは徒歩ですね。

この日も伊勢市駅と二見浦駅間を電車で移動し、あとは徒歩で巡りました。

元々この初日は上記の4社で終わりにするつもりでした。翌日は早朝から内宮に向かい、その周辺の神社巡りをする予定でしたので、無理はしないでおこうと。

4社目の月夜見宮への参拝を終えた時点で、時間は16時少し前。一杯引っ掛けつつ早めに夕飯をして早寝をするには、ちょうどいい頃なのではないかと。

しかしです。

どうしても気になる神社が一社ありまして…それがこちらの記事で紹介する世木神社です。

外宮に行くため伊勢市駅を出ますと、左手前方に森のように木が茂る一角があり、鳥居も見えるんです。

神社好きとしては、気にならないわけがない。

そうは言っても、寄り道を優先させて、事前に計画していた神社に行けなくなるような事態は避けたい。

ですので、この日予定していた4社を回った後、時間があれば寄ってみようと、そういう形にしておりました。宿泊するホテルも世木神社の目の前でしたし。

もしこの日が無理でも、伊勢市駅からこれだけ近ければ、どこかで立ち寄るチャンスはあるんじゃないかな、とも思っていました。

そして4社を予定通り回り終わり、結果的に少し余裕があったので、行ってみることに。

気になったまま寄らずに帰るという事態は避けられてよかった。

月夜見宮から伊勢市駅へと歩き、そのまま世木神社に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、天牟羅雲命(あめのむらくものみこと)です。

天牟羅雲命は、瓊々杵命が降臨したとき、この地(葦原中国)には良い水がなかったため高天原へと上がられ、水種を持ち帰り移したといわれている神様です。天押雲命(あめのおしくものみこと)とも表記されます。伊勢神宮三神主の一つである、度会(わたらい)神主の祖先神でもあります。

相殿には、度会春彦神主(わたらいはるひこかんぬし)、菅原道真公(すがわらのみちざねこう)、宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)、大国主命(おおくにぬしのみこと)が合祀されています。

創建の年代は不明ですが、鎌倉時代中期以前であると考えられています。

かつてこの辺りは、宮川の分流である豊川が流れていて、水田の用水として堰(せき)が設けられていました。「堰」に由来し、この辺りは「世木」と呼ばれました。

代々神宮の祢宜をつとめていた度会氏の一族の一つが世木に住み、世木氏を名乗り、遠祖である天牟羅雲命を奉斎し、治水を祈ったことが始まりともいわれています。

また、堰の社として、土宮(外宮の別宮)のご祭神である大土御祖神を祀るのではないかという説もあるようです。

室町時代に世木氏は絶えてしまいますが、その後も産土神として崇敬されます。

明治から大正にかけ、近隣の神社を合祀し、昭和31年に現在の世木神社へと改称されています。

外宮の門前町である山田の地を鎮守する「山田産土八社」の一社で、伊勢市駅のすぐ近くに鎮座しています。

 

境内案内

伊勢市駅の目の前、こんもりとした森が世木神社です。

 

入口が二つあり、どうやらロータリーの向こう側が表参道のようですので、そちらから入ります。こちらが入口の鳥居です。

 

脇には社号碑とご由緒書き。

 

一礼して石鳥居をくぐり境内へ。立派な楠が何本も茂っています。赤い幟が境内社の三吉稲荷神社で、その向こうが世木神社の社殿。

 

右に手水舎です。

 

まずは拝殿へと向かいます。楠の向こう、参道の左手側が社務所です。

 

拝殿の正面へ。拝殿前には二の鳥居。

 

鳥居をくぐり、参拝させて頂きます。

 

続いてお隣の三吉稲荷神社へ。

 

連なる赤い鳥居を抜け、参拝。

 

三吉稲荷の前からは、本殿も見えます。

 

拝殿の左手にも社らしきものがありましたので、行ってみます。

 

こちらは祓殿になります。古来よりこの地には宮川の支流が流れていて、神宮の参拝前に身を清めたそうですが、そのお祓いをする場所が、こちらの祓殿とのこと。

 

御朱印を頂くため授与所に立ち寄ってみたのですが、ご不在のようです。

 

授与所から裏参道へと進むと、その角にあるのは井戸でしょうか。

 

こちらがもう一つの参道の鳥居です。おそらく裏参道かと思われます。鳥居をくぐり、世木神社を後にします。

 

参拝を終えて

伊勢に着いた瞬間から気になっていた世木神社。

伊勢市駅を利用していましたら、否が応でも視界に入る神社ですからね。そんな気になる神社に初日に参拝できました。参拝できなかったら、この後何日もずっと気になっているままだったと思われます。

当初こちらは伊勢神宮とは関係のない神社かと思っていたのですが、そんなことはありません。むしろこんな場所に鎮座していながら、関係ないわけないですよね。

この辺りの鎮守社でありつつ、神宮の祢宜をつとめていた度会氏にも縁のある神社で、さらには古くから神宮参拝前のお祓いを行っていたと。かつてはこの辺りも川が流れていたそうでして、そんな禊の川とも密接に繋がっていた神社なんだと思います。

世木神社は入口が二か所ありまして、最初僕たちはどうやら裏から入ってしまいまして、改めて表からも入りました。おそらく駅を出て目に入る側の鳥居(外宮側)がパっと見ですと正面ぽいんですけど、そっちが裏ですね。方角としてもそちらは西にあたりますし。手水舎の位置などを考えても、ぐるっと回った側の方が表参道ではないかと思います。もちろん、どちらから入ろうが問題はないんですけどね。

大きな神社ではないのですが、境内には立派なクスノキが何本も聳え、緑が多く、森の中のようでした。外から見てもこんもりとした森なので、その中に実際に入れるというのも、なんだか嬉しいものがあります。

参拝者は僕たち夫婦しかおらず、ゆっくりと散策させて頂きました。

さらには神職さんもいらっしゃらずで…。残念ながら御朱印は頂けませんでした。

後日談ではありますが、僕たちは伊勢に滞在していた5日間、毎日伊勢市駅を利用しておりましたので、同じく毎日世木神社にも足を運んでみたんです。しかし見事に全てご不在で、タイミングが合わずです。こればかりはご縁なので仕方ありません。また来いよってことだと思います。

世木神社は「山田産土八社」なるものの一社とのことですが、〇〇五社とか〇〇八社とか、そういうのを知ってしまうと、全部制覇してみたくなっちゃうんですよね。今回は伊勢神宮巡りが主なので、そこまでの余裕はないですけど、山田産土八社もいつか全部巡れる日がきたらな~と。そのときまた、こちらにも寄らせて頂けたらと。

世木神社、参拝できてよかったです。

この後はいったんホテルに戻り、少し休憩してから居酒屋へ。

本当は海幸という居酒屋さんに行こうと思ってたんですけど、少々距離があるお店でして、歩き過ぎて疲労度マックスだったので、近場に変更。満船屋という居酒屋さんに入りました。

伊勢の海の幸と、美味いお酒で、この日の疲れも吹っ飛びました。

そして翌日の朝食をコンビニで調達し、ホテルに戻り、びっくりするほど早い時間に就寝。

翌日は早朝から猿田彦神社経由で、内宮に向かう予定です。

 

御朱印

世木神社では、二つの御朱印を頂くことができます。世木神社と境内社の三吉稲荷神社の御朱印です。

このたび僕はタイミングが合わず頂けませんでしたので、授与所に貼られていた御朱印案内を、そのまま紹介させて頂きます。

世木神社の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印を頂けるのは、日中の時間帯になりますが、ご不在のことも多いようですので、確実に頂きたい方は事前の電話確認をお勧めします。電話番号は「0596-28-7024」です。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は三重県伊勢市吹上1-2-6です。

世木神社の公式サイトはありません。

 

電車

JR/近鉄「伊勢市駅」から徒歩1分。

外宮側に出て、ロータリーの左前方に見える森が、世木神社です。

 

駐車場

ありません。周辺にコインパーキングがいくつかあります。

 

トイレ

ありませんが、伊勢市駅のトイレがすぐです。

 

周辺のパワースポット

 

伊勢の神社巡り

伊勢神宮と周辺の神社巡りについては、こちらの記事でまとめてあります。

 

伊勢市の神社一覧

著者が参拝した伊勢市の神社の一覧です。