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大馬神社(熊野市)の御朱印と見どころ

大馬神社の紹介

三重県の熊野市にある大馬神社の参拝レポートです。

読み方は「おおまじんじゃ」です。平安時代に征夷大将軍だった坂上田村麻呂が、鬼を討ち取り首を地中に埋め、その上に建立したといわれている神社です。七里御浜海岸にある獅子岩を古来より狛犬としていて、境内には狛犬がいません。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

獅子岩が狛犬の「大馬神社」へ

嫁と二人、5泊6日の熊野旅行で、三重県の熊野市を訪れました。

神社巡りの旅行でして、熊野三山を中心に予定を組んでいたところ、少し足を延ばした熊野市にも気になる神社を発見します。花の窟神社と産田神社の二社です。花の窟神社はイザナミの御陵ともいわれている神社で、産田神社はイザナミがカグツチを産んだ場所といわれている神社です。いずれも日本神話にゆかりのある神社。

そしてです。何気なくその周辺を調べていたところ、「獅子岩(獅子巌)」と「鬼ヶ城」というのを目にします。

獅子岩はその名のとおり、獅子の形をした大きな岩。鬼ヶ城は大岩壁。いずれも七里御浜という海岸にあるようです。

で、そんな獅子岩と鬼ヶ城に深い繋がりといいますか、直結している神社があることを知ります。

それが、こちらの記事で紹介する大馬神社になります。

まずですが、なんと獅子の形をした大きな獅子岩が、大馬神社の狛犬とのことではないですか。また、鬼ヶ城で討ち取られた鬼の首が埋められた地に建てられたのが、大馬神社だと。

そんなのを知ってしまったら、三点セットで訪れてみたくなるものです。

元々立ち寄る予定だった、花の窟神社や産田神社からも近いですし、これはもう行ってしまおうと。さらにはその二社と大馬神社の三社は、「熊野三山」になぞらえて「有馬三山」ともいわれているそうです。

獅子岩と鬼ヶ城は海沿いです。大馬神社のみ海から離れ山の中に入って行くようですが、行けない距離ではありません。熊の出没情報もあるようですので、クマ除けなど対策グッズも持って行くことにします。

そんなわけで、獅子岩、鬼ヶ城、大馬神社の三ヶ所を旅の日程に組み込みました。

しかしです。予定していた熊野旅行の3日目、僕たちはこの日は朝イチで新宮市内にある神倉神社に参拝し、その後北上して熊野市へと向かい、産田神社と花の窟神社に参拝しました。既にお昼も過ぎています。

大馬神社は本宮と里宮がありまして、どちらにも参拝予定でしたので、それなりの時間も要すると思われます。

この日の宿は、那智勝浦の方でして、そこそこ距離があります。ゆえに、そんなにのんびりもしていられません。一応、三ヶ所は巡る予定ではいたものの、時間的に厳しいようでしたら、止むを得ず鬼ヶ城を削ることにしようと。

花の窟神社を後にし、まずは獅子岩へ。獅子岩は道路沿いに展望所のような場所がありますので、そちらに車を停めて眺めることができます。

獅子岩

写真で見ていた巨大奇岩を、実際にこの目で見られるというのは嬉しいです。独特の形状で、確かに獅子に見えますね。怪獣のようにも見えますけれど。

これだけ巨大な狛犬を擁している神社は、大馬神社しかないのではないかと。

いいものが見れました。

ここからは見えませんが、おそらくこの獅子岩の先が、鬼ヶ城かと思われます。そちらにも心惹かれますが、まずは巨大な狛犬さんに挨拶ができたので、このままの流れで大馬神社を目指します。

大馬神社は本宮と里宮がありまして、まずは山奥にある本宮へ。

市街地からけっこうな山道へと入って行き、不安になるような森の中を抜けますと、景色が開けてその先に大馬神社の入口がありました。

無事到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、主祭神が天照大御神(あまてらすおおみかみ)です。日本国民の総氏神で、皇室の祖神です。太陽を神格化した神様ともいわれています。

その他、水波能売神、天児屋根命、譽田別命、仁徳天皇、神武天皇、大山祗命、坂上田村麿将軍、白馬大明神、宇賀御霊大神、白龍大神の十柱がお祀りされています。

創建は平安時代の前期、第52代天皇である嵯峨天皇の御代といわれてます。この地を荒らしていた鬼を、勅命を受けた征夷大将軍の坂上田村麻呂が「鬼ヶ城」で討ち取り、首を地中に埋め、大同4年にその上に社殿を建立したのが始まりとされています。田村麻呂が討ち取ったのは、鬼と恐れられた多娥丸(たがまる)という海賊だとも考えられています。

大馬の名の由来は、田村麻呂が大きな馬に乗っていたから、田村麻呂の愛馬が一緒に埋められたから、大きな馬に乗った田村麻呂の霊が現れたから、「大魔を封じた社」が転じて、など諸説があるようです。

七里御浜にある獅子の頭部の形状をした「獅子岩(獅子巌)」が当社の狛犬とされ、境内に狛犬はいません。獅子岩の「阿」に対し、隣にある神仙洞の岩が「吽」とされています。

本宮と里宮があり、本宮は山の中に鎮座していて、社叢は市の天然記念物に指定されています。

同じ熊野市内の花の窟神社と産田神社と共に、「有馬三山」とも称され、古くから崇敬されてきた神社です。

 

境内案内

こちらが大馬神社の入口です。橋が架かり、その先には巨大な木。左には棟札についての説明書きです。大馬神社には147枚の棟札があるとのこと。

 

右に社号碑と、社叢についての説明書き。

 

橋を渡ります。こちらは、橋から見た右手の景色。川です。

 

橋を渡ると、巨木の脇に石段が延びています。その手前に白い鳥居と、反対側にはご自由にご使用くださいと書かれた杖。

 

白い鳥居は遥拝所のものでした。

 

僕たちはこれから本殿まで向かいますので、遥拝の必要はないのですが、ちょっと覗いてみます。奥には切られた大木の脇に、「守れ千古の神の森」と書かれた碑も。

 

参道に戻ります。左手には、おそらく大馬の大杉を詠ったと思われる歌碑です。すみません、写真ブレブレになっちゃってますが…。

 

そして反対、右手にこんな恐ろしい注意書きが。クマの絵もなかなかインパクトがあります。事前にこの注意情報は得ていましたので、クマ除けグッズ持参で行きます。

大馬神社のクマ注意

 

参道は石畳です。大杉の脇を抜け、進みます。クマ注意だけではなく、両脇にはマムシ注意の看板も。

 

石段はこの先で突き当り、右に折れています。

 

右に折れますと、その先が入口の鳥居です。こちらにも杉の巨木。

 

木が凄いです。

 

御神木の脇を進みます。

 

一礼して鳥居をくぐります。遥拝所もでしたが、鳥居は白です。

 

鳥居をくぐると右手にご由緒書き。

 

そしてクマ除けの鐘。これでもかと言うくらい、鳴らしました。

 

神秘的で美しい参道です。しかし、確かにいつ熊が出てきてもおかしくはない雰囲気。

大馬神社の参道

 

左に境内社です。社号碑には「白菊大明神」と「白龍大神」。こちらは後ほど参拝させて頂きます。

 

参道を進んで行きますと、右に「禊場」とあり、そちらにも石畳が延びています。

 

右の石畳の先には川があります。川が禊場になってる形ですね。行ってみます。

 

川まで下り、禊をします。手のみですが。

 

参道に戻ります。参道は少し左に曲がり延びています。

 

進みます。あちこちに大木が聳えています。

 

前方に手水舎が見えてきます。左手には大きな岩も。

 

参道の右手の先は川でしたが、左手はこんな感じ。完全に山の中です。

 

手水舎の手前、右手には小さな祠。

 

こちらは、境内の奥にある「大馬の清瀧(おおまのきよたき)」の遥拝所でした。

 

遥拝所の後ろには川が流れています。

 

川からさらに山奥の方をよく見てみると、流れ落ちる清瀧の姿も。

 

参道は緩やかな登り坂です。手水舎の手前の木もでかい。

 

先ほど川で禊はしましたが、改めて手水舎でもお清めを。写真少しブレてしまっていますが、手水石が変わった形です。

 

参道はこの先で右に折れています。

 

そして右に折れますと、目の前が社殿でした。

 

左手には御百度石。

 

その先、左前方は、拝殿と繋がっている社務所かと思われます。

 

反対、右には巨大な夫婦杉です。

 

夫婦杉の後ろにも大きなのが一本あるので、見上げると親子みたいになってます。

 

右前方はこんな景色。境内社の後方にも大きな杉が聳えているのが見えます。

 

拝殿へと進み、参拝させて頂きます。

 

拝殿の右手には、坂上田村麻呂をご祭神とする田村社。

 

拝殿と田村社の間に石段があり、その先に大木が見えますので、行ってみます。

 

こちらにも大きな杉が二本。

 

ここからですと本殿も見えます。

 

二本の杉の間に、白馬大明神をお祀りする白馬社です。白馬大明神は、坂上田村麻呂が乗っていた馬です。

 

参道を戻ります。

 

入口近くにあったお稲荷さんへ。赤い鳥居をくぐると前方には「水掛不動」があり、奥には注連縄の掛けられた岩も。

 

白い社殿がお稲荷さんです。「白菊大明神・白龍大神」と「白馬天狗稲荷社」の二つの社号碑がありました。小さな神狐さんたちも。

 

参拝を終え、境内を後にします。

 

参拝を終えて

山深い中に鎮座する大馬神社。

神秘的で素晴らしい神社でした。

特に参道の景色が美しかったです。木々に囲まれた中の石畳は、異世界へと続いているかのようでした。至るところに大木が聳え、川の音が聞こえ、そんな中にいるのは僕たち夫婦だけ。人の気配も一切ありません。

来てはいけない場所に迷い込んでしまったのではないかと、そんな気にもなってしまいました。

巨木たちにも圧倒されました。入口から巨大な杉に出迎えられますし、奥に進んでもまた巨木ですし、だんだん大きさも麻痺してきちゃいましたもの。

おもいきって足を運んでよかったです。

しかしです。やっぱり熊は怖かった。

入口にクマ出没注意の看板がありますし、クマ除けの鐘まであるので、意識せずにはいられません。それに雰囲気からして、おもいっきり熊いそうなんですもの。いつ出てきてもおかしくないです。

事前にクマ情報はチェックしていましたので、しっかり対策はして入ったものの、やっぱり怖さはありました。

大馬神社の場合は川も流れていまして、クマ除けの鈴だと川の音に消されてしまうんですよね。ゆえに僕たちは電子ホイッスルも持参し、何度も笛を鳴らしつつ、参拝しました。

大馬神社に限らず、山の中の神社というのは、どうしてもクマのリスクは避けられません。特に近年はさらに警戒が必要になっています。ですので、最低でもクマ除け鈴、必要に応じてホイッスルや撃退スプレーなど、準備して入った方が安心なのは間違いありません。

帰り際に、入口でこれから作業をするという宮大工の方と行き会いまして、少しお話もさせて頂いたのですが、大工さんもクマ除け鈴めっちゃ付けてました。

ちなみにですが、この記事を書いている2026年時点では、熊の目撃情報があったため、参道の入口に「本殿への参拝はお控え頂き、遥拝所でお願いします」との案内が出ているようです。

神社好きとしては、近年のクマの脅威はなかなか深刻ですね。やっぱり考えずにはいられないですからね。

今回の大馬神社でも、本当は本殿からさらに奥に入って清滝の近くまで行きたかったのですが…熊にビビってしまいそこまで行けませんでした。今になって、行っておけばよかったな~とは思うんですけどね。

まず、無事に帰って来れたことが何よりです。

山奥の本宮を後にし、僕たちは里宮にも参拝。

大馬神社里宮

御朱印も書き置きのものが置かれていましたので、頂きます。

大馬神社の本宮と里宮、どちらも参拝できてよかったです。

この後できれば鬼ヶ城も行きたかったのですが、やはり時間的に少々厳しいものがありましたので、泣く泣くそちらは諦めます。

熊野市を後にして、この日の宿をとっている那智勝浦町まで南下します。

途中道の駅に寄ったりしましたので、1時間ちょっとだったかと思います。無事に那智勝浦町に到着し、ホテルにチェックイン。

そして飲食店街まで出て、夕食に生マグロ丼を頂きました。最高に美味しかったです。

ホテルでは温泉にも入りました。

熊野旅行の三日目も、盛りだくさんの一日でした。

翌日は早起きで熊野古道大門坂を歩き、熊野那智大社に参拝予定です。

 

御朱印

こちらが大馬神社の御朱印です。

大馬神社の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印は里宮で頂けます。書き置きのものが置かれています。頂ける時間は不明ですが、日中の時間帯なら問題なく頂けるかと思われます。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

本宮の住所は三重県熊野市井戸町4333です。

里宮の住所は三重県熊野市井戸町1です。

大馬神社の公式サイトはこちらです。
http://www.oomajinja.com/

 

駐車場

本宮は入口の橋の手前に数台駐車できるスペースがあります。里宮も境内に数台駐車できます。

 

電車

JR熊野市駅が最寄り駅です。本宮は徒歩では厳しい距離で、タクシーで10~15分になります。里宮でしたら徒歩でも20分ほどではないかと。

 

トイレ

ありません。

 

周辺のパワースポット

 

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