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練馬大鳥神社(練馬区)の御朱印と見どころ

練馬大鳥神社の紹介

練馬区の豊玉北にある練馬大鳥神社の参拝レポートです。

読み方は「ねりまおおとりじんじゃ」です。毎年11月には、数万人が訪れる盛大な酉の市が行われることでも知られている神社で、練馬駅のすぐ南に鎮座しています。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

酉の市でも知られる「練馬大鳥神社」へ

桜もだいぶ散ってしまった4月の中旬、嫁と二人で練馬の神社巡りに出掛けて来ました。

西武池袋線沿いにちょいと用事がありましたので、その足で近隣の神社にもぜひ参拝して行こうではないかと。

まず最初に下車しましたのは、西武池袋線の練馬駅。僕はもう20年以上東京で暮らしておりますが、西武池袋線というのはほとんど乗ったことがない気がします。秩父に行くときに特急のようなものには乗った記憶があるのですが。それを除けばもしかしたら、一度もないかもしれません。

ですので当然ながら、練馬駅というのも初。

練馬区自体に普段あまり足を運ぶ機会もありませんので、なんだかちょっと遠出してきた気分です。

事前に参拝したい神社をいくつかピックアップしていまして、練馬駅では三社に参拝予定。

まず向かったのは、都内で最大のケヤキがあるという練馬白山神社です。

練馬白山神社は、以前からいつか行こう行こうとずっと思っていた神社でして、ついにその参拝が叶いました。大きなケヤキを心行くまで眺めてきました。

そして続いて向かいましたのが、こちらの記事で紹介する練馬大鳥神社です。

どの地域でも大鳥神社がありますと、毎年酉の日には酉の市で賑わうものですが、こちらの練馬大鳥神社の酉の市も、かなり盛大で大勢の人が訪れるみたいです。

ぜひとも酉の市にも行ってみたいものですが、酉の市は11月で今は4月。平日ですし、おそらく酉の市の賑わいとは対照的な、静かな境内がお出迎えしてくれることと思われますので、それを楽しみに向かうことに。

一か所目に訪れた練馬白山神社は駅の北側で、練馬大鳥神社は南側ですので、まず練馬駅まで戻り、反対側へ。

地図を確認しつつ歩いて行きますと、路地の中に突然境内が現れました。

練馬大鳥神社に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、天之日鷲命(あめのひわしのみこと)鶴霊神(つるのれいじん)の二柱です。

天之日鷲命は、現在の徳島県にあたる阿波国(あわのくに)を開拓し、穀麻を植え紡績の業を創始した、忌部氏(いんべし)の祖神です。麻植神(おえのかみ)であり、その子孫は木綿や麻の栽培を仕事としました。また、天照大御神が天岩戸にお隠れになった際、天日鷲神が神々の踊りに合わせ、弦楽器を奏でたとされています。

鶴霊神は、当社の創建に由来する鶴の神さまです。

創建は江戸時代前期の正保です。この地に三羽の鶴が飛来し、村人はこれを瑞祥として大切に保護しました。その鶴が死んでしまった後、祠を建て霊を祀ったのが、始まりとされています。

後に現在の地に社殿を建立し、鳥に関係した和泉国一宮の大鳥神社(大鳥信仰の総本社であり、現在の大阪府堺市に鎮座しています)より、天之日鷲命を勧請しています。

毎年11月に行われる酉の市は、数万人が訪れる盛大なものとしても知られています。

 

境内案内

練馬大鳥神社の入口は、商店街の路地の中です。

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向かって右手に社号碑とご由緒書き。

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石鳥居へと進みます。

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左手に手水舎がありました。

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手水舎の後ろには、古い社号碑と神名碑です。どちらも明治のものとのこと。

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一礼して石鳥居をくぐり境内へ。

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参道は少し右斜めに延びていて、その先に社殿です。

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左手には石薬師如来。目の病に霊験があるといわれている薬師如来です。後ほど参拝させて頂きます。

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拝殿へと進みます。

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社殿の右手が神楽殿。

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左手が授与所と社務所です。

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拝殿には彫刻が施されているのが見えます。

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水引虹梁の彫刻は二羽の鶴です。

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お賽銭箱には、左に凰紋、右に三つ巴の二つの神紋です。参拝させて頂きます。

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拝殿を振り返りますと、こんな景色です。並ぶ松が綺麗です。

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拝殿に向かって右手側は、こんな感じで広々しています。神楽殿の前ですね。

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石薬師如来に参拝し、境内を後にします。

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参拝を終えて

練馬大鳥神社は、商店街の中でそこだけ開けた空間になっていて、ちょっと不思議な感じもする神社でした。

周囲はかなり建物が密集しているのですが、そんな景色とは対照的に、何もない空間が広がっています。ですのでその中にある拝殿や神楽殿、石薬師如来などが、より目を惹くんです。

拝殿の彫刻も美しかったです。

こちらの大鳥神社の創建は、この地に飛来した鶴を祀ったことが始まりになっているとのことで、そんなご由緒に因んでか、綺麗な鶴が彫られていました。

何本も伸びている松も印象的でした。そんなに大きな松ではないのですが、細い松がスラっと伸びて並んでいる景色は綺麗でした。

毎年11月の酉の市では、この境内に数万人が訪れるとのことですが、この日の風景からは、そんなに大勢の人が訪れる様子が想像できません。

僕は酉の市といえば、若い頃は新宿の花園神社に行ったりしていましたが、近年は府中の大國魂神社にて、毎年熊手を買い求めています。

ですのであまり各地の酉の市というものに行ったことがありませんので、こちらの盛大な酉の市はちょっと気になりますね。行ってみたくなります。

また、境内に祀られている石薬師如来のお祭りもあるみたいですので、そちらも同じく気になります。

コロナの影響で、近年どこの神社のお祭りにも行かれていませんので、余計にそう思うのかもしれません。

酉の市も気になりますが、もう一つこちらの神社は、気になることが。

大鳥神社といえば、日本武尊(やまとたけるのみこと)をお祀りしている神社がほとんどではないかと思うのですが、こちらの大鳥神社は天之日鷲命なんですよね。で、その経緯などがどうやら不明みたいなんです。ぜひ知りたいところではありますけれど。

次回はぜひ酉の市に訪れてみたいものです。酉の市のときにのみ、御朱印も頂けるみたいですし。

練馬大鳥神社、参拝できてよかったです。

続いては、すぐお隣にある東神社へと向かいます。

 

御朱印

練馬大鳥神社の御朱印は、11月の酉の市と、毎月8日(境内の石薬師堂のお祭り)のみ頂くことができます。

僕はこの度どちらにも当てはまらない参拝でしたので、残念ながら御朱印は頂けておりません。

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂けるのは、11月の酉の日が8時から24時まで、毎月8日が10時から14時頃までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都練馬区豊玉北5-18-14です。

練馬大鳥神社の公式サイトはこちらです。
http://torinoichi.info/

 

電車

各線「練馬駅」から徒歩2~3分。

西武線なら中央口、大江戸線ならA2出口より出ます。駅前の大通りを渡り、ソフトバンクショップと寿司屋の間の路地に入ると、すぐ右手です。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。近くにコインパーキングがいくつもあります。

 

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