練馬区にある練馬白山神社の参拝レポートです。
読み方は「ねりまはくさんじんじゃ」です。正式名称は「白山神社」のみになります。都内最大の大ケヤキがあることでも知られている神社で、西武豊島線と大江戸線の豊島園駅、西武池袋線の練馬駅から徒歩数分です。
序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。
都内最大の大ケヤキがある「練馬白山神社」へ
この日は練馬にちょいと用事がありましたので、いつものごとくその足で、嫁とともに神社巡りをして帰ろうと。
何気に練馬区の神社って初なんですよね。なかなかご縁がなく練馬区に足を踏み入れる機会もなく。練馬は神社の数もかなり多いのですが、それなのにまだ一社も参拝できていないというのは、このようなブログを書いている身としては、お恥ずかしい限り。
と言いつつ、練馬区だけではなく、都内でまだ一社も訪れていない区というのが、実はまだけっこうあるんですよね。挙げてみますと、荒川区、板橋区、足立区、葛飾区、江戸川区です。
いつか行かねば、と常々思ってはいるのですが。
とにかくまずは未踏だった練馬区へ。
その最初に訪れたのが、こちらの記事で紹介する練馬白山神社です。
練馬白山神社の本務社は、沼袋にある氷川神社でして、御朱印もそちらにて頂けます。で、僕は以前に氷川神社の神職さまから声を掛けて頂き、そちらには参拝しております。その際にぜひ兼務している練馬白山神社にも、という話になり、「もちろんです!近いうちに参拝させて頂き、御朱印を頂きにまた伺います。」と、調子のいいことを言いました。
それからなんと早3年。
クソ野郎ですね。
沼袋氷川神社の神職さまに、謝りたい。
この度の練馬白山神社への参拝は、そんな想いを抱きつつの参拝です。
とはいえもちろんですけど、純粋に楽しみでもあります。練馬白山神社は、都内で最大といわれる大ケヤキがあるとのことで、是非とも見てみたい。
そんなこんなで、まずは練馬駅の北口より、徒歩にて練馬白山神社を目指します。
地図を確認しつつ歩くこと7~8分だったかと思います。
前方に石鳥居と大きなケヤキが見えてきました。
到着です。
ご由緒
ご祭神は、伊邪那美命(いざなみのみこと)です。日本神話の女神で、夫である伊邪那岐命(いざなぎのみこと)とともに国生みを行った神様です。
創建は平安時代とされていますが、詳しいご由緒は明治の火災で焼失してしまい、わかっていません。
平安時代の中期である永保の時代には、源義家が後三年の役で奥州へ向かう際、戦勝を祈願してケヤキの苗を奉納したと伝えられています。
明治初期には6本のケヤキが神社を取り囲んでいましたが、現在残っているのは一本のみです。平成28年までは石段の上と下の2本残っていましたが、平成27年の台風により上のケヤキの幹が折れてしまい、翌年にやむなく伐採されています。現在残っている一本は、樹高19メートル、幹周り8メートルで都内最大のケヤキです。
大ケヤキとともに、古くから親しまれてきた神社です。
現在の社殿は、平成13年に造営されたものになります。
中野区の沼袋にある氷川神社の兼務社となっています。
境内案内
こちらが練馬白山神社の入口です。石鳥居の向こう見えるのが大ケヤキ。
一礼して鳥居をくぐり境内へ。
目の前の大ケヤキに、まず目を奪われずにはいられません。
左手に神楽殿です。その奥には藤棚も見えます。
大ケヤキの存在感がハンパないです。平成28年までは、石段の上にもう一本ケヤキが聳えていたとのことで、ぜひその景色も見てみたかった。
大ケヤキは樹齢700~800年で、高さは19メートル、幹の周囲は8メートルとのこと。でかいです。
幹のコブもすごい。
しばし大ケヤキを見上げて過ごします。
拝殿へと向かうため石段を上がります。上の右手に見えるカヤの木もでかいです。
石段を上がりますと、こんな景色です。前方には二の鳥居と社殿です。
こちらは左手、平成28年までもう一本のケヤキがあった場所です。切り株は見当たりません。
参道を少し進んだ左手には石祠。小さな狛犬さんが護っています。後ほど参拝させて頂くことに。
石祠の先が手水舎です。
手水舎には龍。そして後方には水天宮と書かれた碑です。
二の鳥居をくぐります。
社殿は木の茶色を基調とした建物です。手前には狛犬さん。
こちらが左の狛犬さん。なんともいえない、愛嬌のあるお顔です。心なしか少し上を向いているようにも見えます。
こちらが右の狛犬さん。同じく、少し上を向いているようにも見えます。可愛いです。
拝殿前へ。虹梁と木鼻には彫刻が施されています。木鼻には獅子。
そして中央は龍かと思いきや、麒麟でしょうか。
参拝させて頂きます。
拝殿を振り返りますと、こんな景色です。
右手にお稲荷さんが見えますので、行ってみます。
お稲荷さんは三社稲荷神社です。可愛い神狐さんが護っています。
こちらは社殿を左斜め前から。
拝殿には鳥の彫刻も施されていまして、近づいて見たところ、どうやら左が雀、右が鳩のようです。これはかなり珍しい。
今度は反対側、左手へ。
こちら側には左が梟、右が鶏の彫刻です。
先ほど通り過ぎた石祠に参拝し、白山神社を後にすることに。
一礼して鳥居から境外に出た後、境内に向かい右手に成田山練馬不動尊がありましたので、そちらにも参拝させて頂きます。
最後にもう一度大ケヤキを眺め、練馬白山神社を後にしました。
参拝を終えて
大ケヤキが素晴らしかったです。でかかった。
都内最大のケヤキとのことで、いいものが見れました。行ってよかった。
大ケヤキの脇には藤棚がありましたので、訪れたのがもう少し後の季節でしたら、藤とケヤキというこれまた美しい景色が見れたのではないかと思います。
平成28年までは、今ある大ケヤキの後方、石段の上にもう一本ケヤキがあったとのことで、それが見れなくなってしまったのは残念です。台風でやられてしまったようですので仕方ないのですが、あと数年早く参拝していれば…とどうしても考えてしまいますね。
切り株だけでも残っていないと探してみたのですが、痕跡すら見当らなかったです。
ケヤキはかつては全部で6本あったそうですので、それだけあるとまた景色もかなり違ったのかもしれないですね。
現在残っている一本には、これから先いつまでも、元気に残っていて欲しいです。その一本が見れただけでも大満足です。
このケヤキに因んでか、平成28年には欅坂46(現在の櫻坂46)が初詣に訪れ、ご祈祷を受けたそうです。ゆえにこちらは、ファンの方々にも知られている神社だとか。
大ケヤキにばかり目が行ってしまうのですが、何気に石段の上に聳えていたカヤの木も、かなりでかかったです。
そして石段を上がった先には、社殿の彫刻というもう一つの見どころが待ってました。大ケヤキは事前に知識を仕入れていたのですが、彫刻についてはノーマークでした。
虹梁の麒麟と思われる彫刻もかっこよかったのですが、左右の側面には、スズメ、ハト、フクロウ、ニワトリという、他の神社ではまず見ない彫刻が施されているんです。
これはかなり珍しいのではないかと思います。貴重なものが見れました。
大ケヤキの存在感に圧倒され、珍しい彫刻に見惚れ、大変いい時間を過ごすことができました。
拝殿前の狛犬さんも、少し上を向いているようにも見えまして、可愛らしかったです。
境内社の小さな狛犬や神狐も、それぞれ可愛かったですし。
練馬白山神社、参拝できてよかったです。
続いては練馬駅の南側にある、練馬大鳥神社へと向かいます。
御朱印
練馬白山神社の御朱印は、本務社である沼袋氷川神社の授与所にて頂けます。
僕はまだ白山神社の参拝後、氷川神社に足を運べておりませんので、御朱印を頂きましたら改めて追記で掲載させて頂きます。
御朱印の受付時間
沼袋氷川神社にて御朱印と御守りを頂ける時間は、9時から17時までです。
(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)
アクセス
住所は東京都練馬区練馬4-1-2です。
練馬白山神社の公式サイトはこちらです。
https://nerimahakusan.or.jp/
電車
①大江戸線「豊島園駅」から徒歩4~5分。
A1出口を出て、目の前の道を右に進み、「白山神社入口」の信号を左折すると、すぐ左手です。
②西武豊島線「豊島園駅」から徒歩5~6分。
改札を出たら右手に進み、大通り(豊島園通り)に出たら右折。少し歩いて「白山神社入口」の信号を左折すると、すぐ左手です。
③各線「練馬駅」から徒歩7~8分。
中央北口を出て、駅を背にして左方向に進むと、マロニエ通りに出ますので、そちらを右(北)に進みます。そのまま道なり(途中大きく左に曲がります)に歩いた先、右手です。
駐車場
参拝者用の駐車場はありません。近くにコインパーキングがいくつかあります。
周辺のパワースポット
練馬区の神社一覧