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睦稲荷神社(墨田区/曳舟)の御朱印と見どころ

睦稲荷神社の紹介

墨田区東向島にある睦稲荷神社の参拝レポートです。

読み方は推定ですが、「むつみいなりじんじゃ」、もしくは「むついなりじんじゃ」です。睦稲荷社とも称されています。境内には榊(さかき)の木が伸びている、小さな稲荷神社です。曳舟駅の近くです。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

曳舟の「睦稲荷神社」へ

暑さもだいぶ和らいだ9月の中旬、浅草に用事がありまして、嫁と二人で出掛けることになりました。

僕たち夫婦と親交のある陶芸家さんが栃木にいらっしゃいまして、年に一度、都内でギャラリーを開いているんです。そちらにお邪魔するため、夫婦ともども浅草まで遊びに行ってしまおうと。

昨年もその陶芸家さんのギャラリーが同じく浅草で8月にありまして、そのときもギャラリーに顔を出しつつ、その足で浅草の神社巡りもがっつりとさせて頂きました。

で、今回も流れとしては全く同じです。

陶器を見に行きつつ、どうせならその足で周辺の神社巡りもしてしまおうと。

前回は浅草周辺の神社を巡りましたので、今回は隅田川の反対側、スカイツリーの近辺を回ってみることにしたんです。

2ヶ月ほど前にも、僕は嫁とスカイツリーに遊びに行きまして、その際には近くにあった「高木神社」と「飛木稲荷神社」の二ヶ所に参拝しました。

本当はそのとき、さらに何ヶ所かの神社を回ろうと計画はしていたのですが、猛暑にやられ断念したんです。それに加えランチで暴飲暴食をしてしまい、動けなくなったという理由の方が大きいですけれど。

ですので今回は、2ヶ月前に回りきれなかった神社をこの機会に訪れてみようと。

それらの神社は以下の3つです。

  1. 向島秋葉神社
  2. 三囲神社
  3. 牛嶋神社

この三ヶ所を回ってから浅草に向かうというルートで当日の予定を立て、まずは曳舟駅から向島秋葉神社を目指すことにしました。

その際に地図で向島秋葉神社の確認をしていましたところ、もう一つ小さな神社を見つけてしまったんです。

それが、こちらの記事で紹介する「睦稲荷神社」です。

画像検索などで確認しますと、かなり小さな神社のようです。

方向的には秋葉神社に向かうのと逆になってしまうのですが、距離は近そうです。なので、秋葉神社に向かう前に、ちょっと立ち寄ってみようかと。

当初は3つだった参拝予定の神社が、4つになりました。こうして僕たちの神社巡りはいつも、どんどん数が増えていきます。

お昼には浅草に移動する予定でしたので、朝イチで自宅を出発し、電車を乗り継ぎまずは曳舟駅へ。

天気は生憎の曇り空ですが、気温はだいぶ涼しめで、散策はしやすそうな一日です。

曳舟駅から地図を見つつ歩くこと3分ほど。

迷うことなく睦稲荷神社に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、穀物や農業の神様で、五穀豊穣の神様である稲荷大神(いなりのおおかみ)です。

創建は大正13年です。この地域が寺島村と呼ばれていた当時、村民の手により建立されました。翌大正14年に、京都の伏見稲荷大社より御分霊が勧請されています。

以来、この地の鎮守として信仰されてきた神社です。

 

境内案内

睦稲荷神社の入口は、大きな道路沿いにありました。こちらが鳥居の正面になります。

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一礼して鳥居をくぐります。

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小路の先に、二つ目の鳥居と社殿が見えます。

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参道を進み、社殿の前へ。とってもシンプルな神社です。

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鳥居の足元には、伏見稲荷と書かれた碑が建てられています。

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二つ目の鳥居をくぐり、祠の前へと進みます。

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参拝します。祠の左右には赤い幟が綺麗に並んでいました。

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社殿の左手には、心願成就と書かれた大きな切り株です。両脇には商売繁盛、家内安全と書かれています。

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切り株の前に、睦稲荷のご由緒が書かれているのを見つけました。

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後ろに伸びているのは榊(さかき)の木です。

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上の額は、建立55周年での、本殿改築を記念したものでした。

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社殿を左斜め前からも撮影。

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社殿を振り返りますとこんな景色です。ひととおり周辺も散策し、睦稲荷神社を後にしました。

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参拝を終えて

事前に把握していましたとおり、睦稲荷神社はとても小さな神社でした。

大きな道路沿いの小さな路地の入口に、社名の入った赤い鳥居があり、そこから少し進んだ先に、二つ目の鳥居と社殿があります。

特筆するような目立つものもなく、本当にシンプルな、路地の途中にある小さな社でした。

そんな中でも目を惹いたのは、社殿の後方にあった大きな切り株です。そこには「心願成就」と書かれていました。もしかしたらその切り株は、かつて境内にあった御神木かもしれません。全然関係ない切り株の可能性もありますが。

境内にある緑は、切り株の後ろに榊の木が一本茂っているのみでした。

社殿の脇にはご由緒が書かれていましたので、かろうじて創建年代などは知ることができたのですが、肝心の社名の読み方が、いくら調べてもわからず…。

どのような由来で睦稲荷神社という社名になったのかも、全くわからずです。

社務所でもあれば聞けたのですが、それも見当たりませんでしたし、帰宅後にネットで調べても、結局情報は出てきませんでした。

全然関係ない神社ですが、埼玉県に睦神社というのがあるようでして、読み方は「むつみじんじゃ」です。そちらを参考にするのでしたら、おそらくこちらも「むつみいなり神社」になるかとは思います。

また「睦(むつみ)」というのは、お祭りなどで御神輿を担ぐ集まりを指す言葉でもあります。関東を中心に使われる単語のようでして、一つの集団を表すみたいです。おそらく阿波踊りの連みたいなものではないかと思われます。

近くの牛嶋神社にも、「~睦」というのがいくつかあるみたいですし、その「睦」が元になっている社名の可能性は高いのではないかと。

村民の手により創建されたお稲荷さんとのことですので、何かしらの「睦」が創建したのかもしれませんね。

そう考えますと、やっぱり読み方も「むつみ」でいいのかな~と勝手に解釈することにしました。

と、社名について文字数を割いてしまいましたが、もし正式な読み方がわかった際には、追記させて頂こうと思います。

小さな神社でしたが、手入れが行き届いていて綺麗でしたので、大切に守られている神社なのだと思います。

足を延ばして立ち寄り、参拝できてよかったです。

続いては、睦稲荷神社からも近くにある、向島秋葉神社へと向かいます。

 

御朱印

睦稲荷神社では御朱印は扱っていません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都墨田区東向島2-22-3です。

睦稲荷神社の公式サイトはありません。

 

電車

伊勢崎線 / 亀戸線 「曳舟駅」から徒歩3分。

西口を出て右に進みます。少し歩くと左斜めに延びた道がありますので、そちらに入り、大きな通りに出たら右。そこからすぐ、右手に鳥居が見えます。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。曳舟駅の周辺に、いくつかコインパーキングがあります。

 

周辺のパワースポット

 

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