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金刀比羅神社(宮島)の御朱印と見どころ

宮島にある金刀比羅神社の紹介

宮島にある金刀比羅神社の参拝レポートです。

読み方は「ことひらじんじゃ」です。厳島神社の出口(西回廊)近くにある小さな神社で、厳島神社の境外末社です。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

宮島の「金刀比羅神社」へ

4月の中旬に、嫁と二人で三泊四日の広島旅行に出掛けまして、そのうちの二日間を宮島にて過ごすという、宮島満喫計画を立てました。

まずは宮島にある神の山、弥山(みせん)に登り、下山してからは牡蠣三昧と神社巡り。そのまま宮島内に宿泊し、翌早朝には厳島神社に参拝してやろうと目論見ます。

二日間でも足りないくらいだとは思うのですが、できる限り宮島を味わい尽くそうと。

宮島には厳島神社以外にもたくさん神社があるので、それらにもできるだけ参拝してみる予定です。

僕たちは過去にも二度宮島を訪れていまして、今回が三度目になるのですが、これだけ宮島に長時間滞在するのは初めてです。

宮島に上陸したこの日は、予定通り弥山への登山を終え、下山してからは美味しい牡蠣とビールでほろ酔いに。ホテルのチェックインまでは時間がありましたので、その間に厳島神社周辺の神社巡りを決行です。

まずは厳島神社のさらに先にある、清盛神社と大元神社を回り、再び厳島神社の辺りまで戻ります。

厳島神社は、参拝する場合、社殿に向かい左手の入口にて拝観料を払い、東回廊から入る形となっています。で、社殿に向かい右手にある西回廊の先が出口です。

出口を出ますと、正面には宝物館があり、右手には大願寺というお寺があります。

そして左手、柳小路というお土産物屋さんが並ぶ通りの入口に、小さな神社があるんです。

その神社が、こちらの記事で紹介する金刀比羅神社です。

失礼ながら、僕は過去に二度宮島を訪れた際に、金刀比羅神社に参拝したかどうか記憶がありません…。厳島神社には参拝していますので、出口で金刀比羅神社は間違いなく目にしているはずなんですけどね。

過去二回のときは、まだこのブログも始めていませんでしたし、そこまで神社というものに興味を持っていたわけではないので、もしかしたら金刀比羅神社は素通りしてしまっていた可能性もあります。だとしたら金刀比羅さん、ごめんなさい。

今回は、そんな金刀比羅神社にも、しっかり参拝させて頂きます。

同じく金刀比羅神社のように、過去に素通りしてしまっているのでは?という小さな神社は他にもいくつかあります。今回は時間にも余裕があるので、それらにもしっかり立ち寄るつもりです。

まずは金刀比羅神社から。

過去に参拝していないかもという非礼を詫びつつ、鳥居の前に立ちます。

 

ご由緒

ご祭神は、大物主神(おおものぬしのかみ)佐伯鞍職(さえきのくらもと)です。

大物主命は、日本神話の神様で、国造りの神である大国主命の協力者、もしくはその和魂(にぎみたま)とも考えられています。佐伯鞍職は、飛鳥時代の安芸の豪族で、厳島神社を創建し、初代神主となった人物を神格化した神様になります。

香川県の金刀比羅宮が総本社です。

創建の年代は不明です。金刀比羅宮のご祭神は大物主神ですが、佐伯鞍職がこちらに祀られるようになった経緯なども不明です。

大正4年には留守口恵比寿神社を、昭和38年には大願寺の境内にあった住吉神社を合祀しています。

本殿の中にある玉殿は、当時高い技術を持っていた島内の大工棟梁が集まり、組上げられたものといわれています。

厳島神社の境外末社です。

 

境内案内

厳島神社を西回廊から出て橋を渡りますと、すぐ左に見えるのが金刀比羅神社です。

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鳥居の正面へと進みます。鳥居のすぐ奥に社殿です。とても小さな神社です。

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左手前にはご由緒。

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鳥居は木の鳥居です。小さな神社ですが、境内は綺麗に手入れされているのが外からでもわかります。

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一礼して鳥居をくぐります。

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鳥居のすぐ先、左右に石灯籠があり、その後ろがもう社殿です。

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左には手水石。

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手水石の後ろには、一本の木が真っ直ぐに伸びています。

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木は杉でしょうか。金刀比羅神社の境内には、この一本と、奥にももう一本の、二本の六派な木がありました。

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右側はこんな感じです。お土産屋さんが隣接しています。

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社殿の前へと進みます。かなり古い建物に見えます。

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参拝します。境内には僕たち夫婦以外に参拝者の姿はありませんでしたので、時間を掛けて参拝させて頂きました。

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社殿を右斜め前から見ると、こんな感じです。

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参拝を終え、鳥居をくぐり境外へ。すぐ脇が、お土産物屋さんなどが並ぶ、柳小路という通りです。

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左手に、後ろから見る厳島神社を楽しみながら、次の目的地へと柳小路を進みます。

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参拝を終えて

厳島神社を出て、すぐ左手にある金刀比羅神社。

小さな神社ですし、ほとんどの人が通り過ぎてしまう神社です。おそらく僕たち夫婦も以前はそうだったのではないかと。

そんな金刀比羅神社に、このたびはしっかりと参拝させて頂きました。

境内も広くはありませんが、木の鳥居がありその先には手水石もありました。社殿の前には石灯籠も。

左手には、手水石の後ろと社殿の脇に、立派な木も二本あります。

社殿はいつ建てられたものなのかはわからなかったのですが、だいぶ古い建物のように見えました。特にこれといった特徴はないものの、趣があって惹かれる社殿でした。

境内から右手を見るとお隣のお土産物屋さんの壁なのですが、左手がとっても素敵な景色です。

隣接する柳小路の向こうにはすぐ川が流れていて、下には鹿さんがいたりします。で、その向こうには厳島神社の赤と白の西回廊。

さらに少し振り返りますと、橋の向こうには大願寺の護摩堂が見え、もっと振り返ると、九本松や門も見えます。

金刀比羅神社の境内からは、そんな厳島神社西側の景色を楽しむことができます。

境外には人が行き交っているのですが、境内まで入ってくる人は本当に少ないので、その空間を僕と嫁とで満喫させて頂きました。

今回僕たちは、宮島をゆっくりのんびり回るつもりで予定を立ててやって来ていますが、やっぱり時間に余裕のある旅っていいですね。

あれも見たいこれも見たい、あっちもこっちも行きたいとなりますと、限られた時間ではどうしても慌しくなってしまいますからね。もしくは何かを削らないといけなくなります。

今後も旅行に出掛ける際には、できるだけ時間に余裕のある旅にしたいものです。

金刀比羅神社、参拝できてよかったです。

続いては、そのまま厳島神社の裏手を進み、東回廊近くにある「三翁神社」へと向かいます。

 

御朱印

金刀比羅神社の御朱印はありません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は広島県廿日市市宮島町です。

宮島桟橋からは徒歩15分ほどです。厳島神社を出て橋を渡り、すぐ左手です。

金刀比羅神社の公式サイトはありません。厳島神社の公式サイト内に、境外末社としての掲載があります。
http://www.itsukushimajinja.jp/setumatusya.html

 

周辺のパワースポット

 

宮島の神社仏閣巡り

宮島にあるその他の神社や寺院については、全体をこちらの記事でまとめてあります。

 

廿日市市の神社一覧

僕が参拝した廿日市市の神社一覧です。