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道生神社(調布市/飛田給)の御朱印と見どころ

道生神社の紹介

調布市飛田給にある道生神社の参拝レポートです。

読み方は「みちおいじんじゃ」です。明治に飛田神社と道生神社の二社が合祀され、道生神社となりました。京王線の飛田給駅から東に徒歩5分ほどの場所に鎮座しています。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

飛田給の「道生神社」へ

この日は府中の白糸台という地に用事がありまして、嫁と二人で出掛けて参りました。

普段なかなか行く機会のない場所ですし、せっかくなのでその足で、周辺の神社巡りもしてしまおうという、僕たち夫婦のいつものパターンです。

事前に回れそうな神社を検索し、4ヶ所をピックアップ。

車返諏訪神社、車返稲荷神社、車返福徳稲荷神社、道生神社の4ヶ所です。

このうち、「車返」がつかないのは最後の道生神社だけですね。

車返の三つは、府中市の白糸台という住所になります。それに対し道生神社は、調布市の飛田給という住所。

駅でいいますと、京王線の武蔵野台駅と飛田給駅、4つの神社は全て、この隣接した二駅の周辺にあるのですが、ちょうど府中市と調布市の境界付近でもあるわけです。

ですのでこの日は、車返から飛田給へと、二つの変わった名前の地名の神社を回りつつ、府中市から調布市へ徒歩での移動となります。

車返という地名については、以前訪れた車返八幡神社の記事内で紹介しています。

飛田給の方は、地名の由来には説が二つあるみたいです。

一つは、この辺りが「飛田」という荘園領主から給された「給田地」であったため、飛田給となったという説。

もう一つは、武蔵国にあった悲田院という寺院の給田地であったことから、悲田給(ひでんきゅう)という地名になり、それが転じて「飛田給」になったという説です。

どちらの説だったとしても、給田に関係のある地名であることは間違いないかと思われます。

そんな飛田給にある道生神社は、僕たちがこの日に参拝予定の最後の神社です。

お昼過ぎには用事を済ませ、その後は車返の三つの神社に順調に立ち寄り、締めの道生神社を目指します。

三ヶ所目の車返福徳弁財天を後にし、東へと歩きます。

そして歩くこと10分ちょっとでしょうか。大きくて新しい建物の、飛田給駅に着きました。道生神社はそこからさらに少し東です。

駅からは約5分。

地図を見つつ歩いて行きますと、住宅街の中に公園が現れ、その奥に神社があるのを発見です。

無事、道生神社に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、日本神話の神様で、食物神である宇気母智命(うけもちのみこと)です。保食神とも表記され、稲荷神である倉稲魂命と同一視もされている神様です。

相殿には、比叡山に鎮まる神である、山王様が祀られています。

創建の年代は不明です。元々は、飛田神社と道生神社、二つの神社だったものが、明治17年に合祀され、道生神社となりました。

飛田神社は、現在の地に古くから鎮座していた稲荷神社が、明治維新後に改称されたものとなります。一方、道生神社は、現在の調布飛行場の地に鎮座していた山王社が、明治維新後に改称されたものになります。

二社が合祀された後、昭和18年に旧社地が調布飛行場の用地と指定されたため、現在の地に遷座し、今に至ります。

合祀される以前より、この地の人々に厚く信仰されてきた神社です。

 

境内案内

公園の奥、木が茂る一角が道生神社の境内です。

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入口には両脇に、門のようにイチョウが聳えています。

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こちらが道生神社の入口正面です。

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左のイチョウの方が大きいです。大きな木は、ついつい見上げてしまいます。

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一礼して鳥居をくぐり境内へ。

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すぐ右手が手水舎です。

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水がありませんでしたので、手をはたいてお清めをします。

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参道に戻ります。参道の両脇には燈籠と狛犬さん、そして奥に拝殿です。

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左手はこんな感じです。公園があるので広々としています。

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左手の木は、おそらく桧(ヒノキ)ではないかと。

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右手には、大きな木の切り株がいくつかありました。以前は今以上に大きな木が聳えていたことが窺えます。

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こちらは左右の燈籠です。どちらも三つ巴が彫られていました。

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拝殿へと進みます。緑の中の社殿が素敵です。拝殿前には狛犬さん。

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こちらが左の狛犬さんです。

道生神社の左の狛犬

 

こちらが右の狛犬さん。子供もいてお乳を飲んでいます。どちらの狛犬さんも、だいぶ古いものに見えました。

道生神社の右の狛犬

 

拝殿の左にある御神木も、大きくて素晴らしいです。

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右には「境内地奉納之碑」と書かれた石碑がありました。

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参拝します。とても静かです。

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拝殿を振り返りますと、こんな景色です。木漏れ日が暖かです。

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左手、御神木の脇にはおそらく神輿庫と思われる建物が二つ。

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社殿を左斜め前から、御神木越しに。

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社殿の右奥はこんな感じです。こちらにも切り株がいくつかありました。

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社殿を右斜め前からも。

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内側から見上げる、鳥居脇のイチョウも素敵です。静かな境内にて静かな時間を過ごし、道生神社を後にしました。

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参拝を終えて

道生神社は、とてもひっそりと佇んでいる印象の神社でした。

人の気配も一切なく、静かな時間を過ごさせて頂きました。

お隣が公園でしたので、子供でも遊んでいればまた賑やかだったと思うのですが、そんな姿もなく、本当に静かでした。

境内は何本も立派な木が茂っていまして、それがより静かな空気を造っていた感じがします。中でも入口のイチョウや社殿脇の御神木はひときわ大きく、自然と見入ってしまいました。

大きな切り株もいくつかありましたので、以前はさらに大木の茂る境内だったんだと思います。

また、ヒノキと思われる木もありまして、遠目に黄色の花粉がついているのも見えてしまったので、花粉症の僕はじゃっかんビビりながら境内に入ることに。

季節は花粉症真っ盛りの3月下旬でして、あの花粉たちが風に吹かれて一斉に飛んだらと思うと、もう怖ろしくて。

元々マスクで防備していたということもあり、特に大丈夫だったんですけどね。木の方も、たぶんヒノキだとは思うのですが、もしかしたらスギかもしれません。まだ僕はちゃんと判別ができませんし、ヒノキでもスギでもないかもしれないです…。

木の種類、そろそろちゃんと見分けられるようになりたいです。社殿脇の御神木も、何の木だったのかわからずですからね。

木のことばかり書いてしまっていますが、古い社殿も目を惹きました。特徴のある建物というわけではなく、いたってシンプルではありますけれど、ずっと昔からここにあるんだろうな~と、そう思わせるような社殿でした。いつ建てられたのかはわからなかったのですが、もしかしたら遷座した昭和18年かもしれません。だとしたら70年以上前ですね。

社殿を守る狛犬さんも、お顔がけっこう怖くて、迫力がありました。

あとは、灯籠に三つ巴が彫られていたのも、意外と珍しいのではないかと思います。

一通り境内を散策し、のんびりと過ごさせて頂き、帰路に就くことに。

道生神社の最寄駅は京王線の飛田給駅です。僕はこの駅を利用するのは初でして、まず駅の大きさに驚きました。

失礼ではありますが、飛田給というのはそんなに栄えている街のようにはとても見えず、人も少ないです。にも関わらず、駅が巨大なんです。

その理由は「味の素スタジアム」でした。僕は一度も行ったことはありませんが、Jリーグの試合なども頻繁に行われているみたいです。で、飛田給駅はスタジアムの最寄駅ということで、何かある日は大勢の人が利用するわけですね。それで駅が巨大なんですね。納得です。

味の素スタジアムにもちょっと興味が湧きましたので、気になる何かが行われることがあれば、是非とも行ってみようと思います。

この日4ヶ所の神社は、どこもそれぞれの魅力があり、素敵な神社でした。

いい出会いができました。

 

御朱印

道生神社では御朱印は扱っていません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都調布市飛田給2-39-20です。

道生神社の公式サイトはありません。

 

電車

京王線 「飛田給駅」から徒歩4~5分。

南口を出て、駅を背にして左側(東)にまっすぐ進みます。少し歩くと左手に公園が見えますので、そこを左折したところにあります。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。神社前の道路も狭いので路駐は厳しいかと思いますが、交通量は少ないので、ごく短時間でしたら、他の車に注意して停めることも可能かとは思われます。飛田給駅の周辺には、コインパーキングもいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

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