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金丸稲荷神社(新宿区/四谷三丁目)の御朱印と見どころ

金丸稲荷神社の紹介

新宿区の荒木町にある金丸稲荷神社の参拝レポートです。

読み方は「かねまるいなりじんじゃ」です。「荒木町奥の細道」という小路の入口付近に鎮座する小さな稲荷神社です。丸ノ内線の四谷三丁目駅から北、都営新宿線の曙橋駅から南に位置しています。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

荒木町の「金丸稲荷神社」へ

8月の中旬、最高気温36度という猛暑日にも関わらず、嫁とともに神社巡りに出掛けてしまいました。

もちろん熱中症で死なないように、対策は万全にしつつです。

目的地は四谷三丁目駅周辺。駅の少し南には、四谷怪談でも知られているお岩さんを祀った、於岩稲荷田宮神社があります。この日はまずそちらに訪れたかったので、そのあとで他にも立ち寄れる神社が近くにないか地図検索したところ、見つけたのが金丸稲荷神社です。

僕たちは先月もこの辺りを訪れていて、前回は四谷から新宿御苑方面の神社をいくつか回りましたので、今回は北の方、曙橋寄りを開拓してみようと。

で、金丸稲荷神社の他にも、津の守弁財天、桝箕稲荷神社などを見つけます。

どの神社も距離的にはじゅうぶん歩いて回れそうではあるのですが、問題は暑さです。対策はしていますが、コロナ禍でして、マスク着用というのがネックになってくるんです。猛暑でのマスクはかなり辛いですからね。

とはいえ、神社巡りは基本屋外ですし、人が密にさえなっていなければ、常にマスク着用をする必要もないかとは思います。ですのでそこは臨機応変に対応して、暑さをしのぐことに。

実際に歩いてみないとどれくらい猛暑にやられるかわかりませんので、そこも歩きつつ、無理はしない方向でと決めて、出掛けることにしました。

朝から自宅を出発し、四谷三丁目駅に降り立ち、まずは目的の於岩稲荷田宮神社に参拝。

暑さもかなり厳しかったですが、水分補給をしつつ、なんとか行けそうでしたので、続いて金丸稲荷神社を目指します。

於岩稲荷田宮神社と金丸稲荷神社は、新宿通りを挟んで反対側にあります。四谷三丁目駅まで来た道を戻り、そこからは地図を確認しつつ路地を進んで行きますと、飲み屋さんが並ぶ一角、少し高い位置に玉垣が見えました。

無事、到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、宇迦能御魂大神(うかのみたかのおおかみ)です。食物や穀物の神様で、五穀豊穣の神様です。倉稲魂命とも表記され、稲荷神と同一です。

創建は江戸時代中期の天和の時代です。美濃国高須藩の祖である松平摂津守義行が、この辺り一帯を幕府より拝領し上屋敷とし、藩の守護神として創建したのが始まりです。

明治5年には荒木町が誕生し、町の発展とともに町民にも崇敬されます。

大正の関東大震災でも災禍を免れ、昭和の東京大空襲では、町が焦土と化すも町民に一人の死者も出なかったことなども、当社の霊験といわれています。

昭和27年には現在の地の隣接地に一度遷座しましたが、昭和50年に再び現在の地に再興されています。

荒木町の歴史とともに、人々に親しまれてきた神社です。

 

境内案内

四谷三丁目駅の北、車力門通りという通り沿いに金丸稲荷神社はあります。

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玉垣に囲まれた、少し高い位置に社殿が見えます。

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細い路地を入ってすぐが石鳥居の入口です。

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一礼して鳥居をくぐり境内へ。

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鳥居の先はこんな景色です。石段を上がって右側が社殿です。

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右手にはご由緒書きがありましたので、目を通します。

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石段を上がって左、道路側にお狐さんがいます。社殿に向かって右の神狐さんがこちら。足元には鞠です。

金丸稲荷神社の狐

 

こちらが左の神狐さん。巻物を咥えています。どちらも顔は怖いですけど、可愛さもあります。

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境内から車力門通りを見ますと、こんな景色です。

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左のお狐さんの後ろに手水鉢です。

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そしてこちらが、金丸稲荷神社の社殿の正面です。かなり古くからあるもののようにも見えます。

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社殿の左脇に社号碑です。境内の左手奥は公園になっています。

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後ろには大きな木も。

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社殿には彫刻が施されています。こちらは左側。狐、稲、松でしょうか。上には獅子と、鳳凰と思われる鳥の姿も。

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こちらは右側です。同じく狐や獅子が彫られています。

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境内から入口の鳥居を見ますと、こんな感じです。

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次に僕たちが向かう予定でした、津の守弁財天への案内も出ていました。どうやら荒木町奥の細道、という路地を通って行きますと、すぐのようです。一礼して鳥居をくぐり、金丸稲荷神社を後にしました。

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参拝を終えて

猛暑の中辿り着いた金丸稲荷は、小さな神社ではありましたが、なんとなく賑やかな感じの神社でした。道路からは少し高い位置にあり、玉垣に囲まれた境内には提灯が提げられ幟旗が立ち、その一角だけお祭りような感じもしました。

この辺りは明治には花街として栄えていたとのことで、そんな名残なのか、現在も飲み屋さんが多い場所でして、どことなく夜の街の雰囲気も漂っていました。

金丸稲荷は、江戸時代よりずっとこの街を見守ってきた神社とのことで、きっと地域の人々にとっても、大事なお稲荷さんなんだと思います。江戸の大火、関東大震災の災禍を逃れ、東京大空襲では町は焦土と化したものの、町民には一人の死者も出なかったとのことで、そんな霊験もあり、より大切にされているのではないかと。

個人的には、少し高い位置にあって、こんなふうに囲まれている神社って、秘密基地感があってすごく好きです。

たまにそういう神社に立ち寄ると、境内を基地にして遊びたくなるんですよね。妙に子供心をくすぐられるんです。すぐお隣が公園ですので、もしかしたらこの境内を使って、実際に遊んでいる子供もいるかもしれないですけど。

境内にはちゃんと神狐さんもいらっしゃって、どちらも顔は怖いですけど、全体的に可愛らしい容姿でした。

一番目を惹いたのは社殿の彫刻です。こちらの創建は江戸時代中期でして、社殿が当初からのものなのか、それとも再建されたものなのかはわからなかったのですが…見た感じはだいぶ歴史を感じるものではありました。そこに狐や稲、獅子や鳳凰など細やかな彫刻が施されていて素敵でした。

街の様子が変わっていく様を、この神社はずっと見守っていたんだと思うと、なんとも不思議な気持ちにもなりますね。江戸、明治、大正、昭和、それぞれこの辺りがどんな景色だったのか、是非見てみたくなります。

この後僕たちは、津の弁財天という神社に向かう予定でおりまして、地図でも確認していたのですが、金丸稲荷の境内に、その案内の看板も立っていました。

どうやら鳥居前の路地が「荒木町奥の細道」と呼ばれる小路のようでして、そこを進んでいくとすぐみたいです。

ちなみに、当社を創建した松平摂津守が上屋敷を設ける以前、荒木政羽という旗本の屋敷がこの地にあったため、この辺りは荒木町と呼ばれるようになったそうです。(諸説はあるみたいですが)

暑さの厳しい中でしたが、金丸稲荷神社、参拝できてよかったです。

続いては、奥の細道の先にある、津の守弁財天へと向かいます。

 

御朱印

金丸稲荷神社では、御朱印は扱っていません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都新宿区荒木町10です。

金丸稲荷神社の公式サイトはありません。

 

電車

丸ノ内線 「四谷三丁目駅」から徒歩5分。

4番出口から地上に出たら、目の前の大通り(新宿通り)を左方向(東)に進みます。少し歩くと左手にみずほ銀行がありますので、その先を左折して車力門通りに入ります。あとはそのまま道なりにまっすぐです。

都営新宿線 「曙橋駅」から徒歩7分。

A1出口から地上に出たら左に進み、すぐに左折して路地を進みます。大通りに出たら反対側に渡り、右手2つ目の路地(車力門通り)を右折です。曲がるところが少しわかりづらいので、地図を見ながらをお勧めします。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。ごく短時間でしたら、神社前の道路に、他の車の迷惑にならぬよう、駐車することは可能かと思われます。近くにはコインパーキングもいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

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