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伊勢山皇大神宮(横浜市)の御朱印と見どころ

伊勢山皇大神宮の紹介

横浜市にある伊勢山皇大神宮の参拝レポートです。

読み方は「いせやまこうたいじんぐう」です。伊勢神宮の遥拝所として国費により創建され、後に神奈川県の総社としても整備された神社です。横浜や横浜港の総鎮守で、「関東のお伊勢さま」とも称されています。最寄り駅は桜木町駅になります。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

横浜の「伊勢山皇大神宮」へ

6月の末、伊勢山皇大神宮に初めて訪れました。

神社とは一切関係ありませんが、僕はプロ野球が好きでして、小さい頃から広島カープのファンなんです。

出身は長野ですし、現在は東京在住ですので、広島とは特に縁はないのですが、なぜか小学生のときからカープが大好きなんですよね。

で、プロ野球シーズンには野球観戦というのが一つの楽しみだったりします。

最近はカープ人気により、広島のマツダスタジアムのチケットがなかなか取れないのですが、数年前までは毎年一度は広島まで出掛けたりもしていました。

セ・リーグの場合、神宮球場、東京ドーム、横浜スタジアムと3ヶ所の球場が関東にありますので、東京在住の僕でもカープの試合をけっこう観ることができるんです。

とは言え今シーズンはまだ開幕してから一度も観戦に行けずにいたのですが、6月末に横浜スタジアムのチケットを確保することができたため、嫁と二人で横浜まで出掛けることにしたんです。

そしてせっかく横浜まで行くのなら、横浜の神社もいくつか回ってみようと。

僕たちは数年前にも横浜を訪れた際に、二ヶ所だけ神社に参拝しています。羽衣町にある厳島神社と、元町にある厳島神社の、二つの厳島神社です。

どちらも参拝はしたのですが、そのときの僕たちはまだ、御朱印を頂くという習慣もない頃でしたので、今回はその御朱印も頂きに行こうかと。

二つの厳島神社は、それぞれ関内駅と石川町駅が最寄です。お隣どうしの駅です。

そしてさらにもう一つお隣の桜木町には、こちらの記事で紹介する「伊勢山皇大神宮」という、横浜の総鎮守である大きな神社があるとのこと。

これまで桜木町は何度となく訪れているのですが、そのような神社があることを一切知りませんでした。今回調べてみて初めて知識を得ることに。桜木町にそんな大きな神社があったんですね。

行きたい神社が決まってくると、自然とその日のルートも決まってくるものです。

この日はまず桜木町に降り立ち伊勢山皇大神宮へ。次にお隣の関内で羽衣町厳島神社、続いてもう一つお隣の石川町で、元町厳島神社と諏訪神社へ。参拝を終えたら中華街でランチをして、横浜スタジアムに向かうというコースです。

この日は関内にホテルを取りましたので、羽衣町の厳島神社に行く前には、荷物も預けて身軽になる予定です。

当日、天気は気持ちのいい晴れだったのですが、今年は例年よりもだいぶ早く梅雨が明けてしまい、既に30度を超える灼熱の気温。熱中症に気を付けつつの神社巡りになりそうです。

まず最初の目的地である伊勢山皇大神宮に向かうため、桜木町駅に降り立った僕たちは、観覧車など見える方とは反対側の出口へ。桜木町にて観覧車と反対側の出口に出るのは、僕は今回が初めてです。

地図を確認しつつ、もみじ橋という橋を渡り、左斜めへと坂を上って行きますと、石段と鳥居が姿を現しました。

無事、伊勢山皇大神宮に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、、日本神話の神様で、皇室の祖神であり日本国民の総氏神とされる、天照大御神(あまてらすおおみかみ)です。太陽を神格化した神様とも考えられています。

創建は明治3年です。外来文化に接する横浜の地に、日本人の精神的支柱となる神社信仰確立のため、国費により創建されました。旧戸部村(現在の戸部町)に元々鎮座していた神明社を、当時は野毛山と呼ばれていた、港と横浜中心部を一望できる現在の地に遷座させた形です。元々の神明社のご由緒は不明です。

伊勢神宮の遥拝所として創建され、県内の総社としても整備されました。野毛山も遷座に伴い伊勢山へとその名も変わることとなりました。

社殿は伊勢の神宮に倣った神明造で造営されますが、創建当時の社殿は大正12年の関東大震災にて倒壊してしまい、昭和3年に再建されています。平成30年には、創建150年の記念事業として、伊勢神宮から正宮の旧社殿を譲り受け、新たな本殿として移築されています。

「関東のお伊勢さま」「汽笛の聞こえるお伊勢さま」と呼ばれ、横浜の人々に厚く崇敬されている神社です。

 

境内案内

こちらが伊勢山皇大神宮の入口です。広々とした石段が延び、左脇には大きな桜の木も見えます。右奥は駐車場になっているようです。

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石段を少し上がると、黒い大きな最初の鳥居です。

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左手には桜や楠などがあり、緑が綺麗です。紫陽花も咲いています。

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鳥居へと続く石段とは別に、左斜めにももう一本石段が延びていました。そちらには後ほど行ってみます。

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一礼して鳥居をくぐります。天気は気持ち良い晴天。暑いですけれど。

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鳥居の先、左手には石碑が二つ。手前が伊勢山碑、奥が将公顕徳碑と刻まれています。

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右にも石段があり、上が広くなっているようですので上ってみることに。ランドマークタワーも見えます。

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上がった先は広場になっていました。振り返り鳥居の方を見るとこんな景色です。

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広場の先には二つ目の鳥居があり、その先に社殿も見えます。この広場は開けていて気持ちいいです。

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社殿側へと下りる石段がありましたので、そちらを下りますと、左手に境内案内。目を通します。

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境内案内のお隣には石碑が二つ。片方は歌碑でした。

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社殿へと続く石段の下から右手を見ますと、とそちらにも立派な桜の木がありました。

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二の鳥居へと進みます。木の鳥居です。

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石段を上りきり、一礼して鳥居をくぐります。

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鳥居の先、右手には「照四海」という常夜灯です。横浜港を行き来する船の目印になっていたものだそうです。

伊勢山皇大神宮の照四海

 

照四海のさらに右手には桜が何本も。春にも来てみたくなります。

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反対側、左手に手水舎です。

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お清めをします。手水鉢は大きな岩です。

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参道に戻り、注連柱をくぐります。正面には茅の輪と拝殿。

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拝殿前はかなり開けていて広いです。写真は左手です。奥に何かあるようなので、後ほど行ってみます。

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右手に大きな社務所です。

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こちらが拝殿の正面。後ろの木々と空の青が綺麗です。

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茅の輪の前にはくぐり方の説明がありました。茅の輪をくぐり拝殿へと歩を進めます。

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拝殿の正面に立ちます。本殿が移築工事中との説明書きもありました。

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晴れ渡る6月の空の下、参拝します。

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拝殿から振り返るとこんな景色です。

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境内を散策してみます。まずは左手の方へ。写真は拝殿を左斜め前から。

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左の端には、囲われて神域になってる一角がありました。

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拝殿の左奥に境内社が二つ並んでいましたので、行ってみます。

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まずは左側の社から。こちらは子之大神と杵築宮、と書かれています。手前には大きなクスノキも。参拝します。

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クスノキをしばらく見上げます。でかいです。

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続いて右側の境内社へ。こちらは大神神社と書かれています。

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大神神社の鳥居の先には、岩が祀られていました。磐座(いわくら)と呼ばれるもので、社殿ができる以前の、古代の祭祀場が再現されているものとのことです。参拝します。

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磐座の前からは、いつもでしたら右手に本殿が見えると思われるのですが、工事中で見ることはできませんでした。

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拝殿前に戻ります。社務所の右手にはランドマークタワーがけっこう近くに見えます。

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拝殿に向かい左手の後方には、太鼓楼です。

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太鼓楼の脇には石段があり、ここを下ると入口の石段と繋がっています。下りてみます。

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石段の途中には大きな石碑と神輿庫。

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そこから二の鳥居の方にも参道が繋がっています。途中トイレもありましたので、用も足します。

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ぐるっと回って再び拝殿前へ。今度は右斜め前から拝殿を。

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右手の授与所にて御朱印を頂きました。

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授与所の先に「紅葉坂参道」の矢印があり、その先には鳥居も見えます。どうやらそちらからも境外に出られるようです。行ってみます。

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鳥居をくぐると長い石段です。下ります。

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石段の途中、こちらにも手水舎がありました。

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手水舎の奥は立ち入りはできませんでしたが、庭園になっていて、右手の建物は茶室のようです。奥には塔のような彰忠碑も見えました。

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石段を下りた先にも鳥居がありましたので、一礼して境外へ出て、伊勢山皇大神宮を後にしました。こちらは外から見た紅葉坂参道の鳥居です。

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参拝を終えて

じっとしていても汗が流れてくる、とても暑い中での参拝だったのですが、晴れ渡った青空の下、気持ち良い参拝ができました。

僕はこれまでにも桜木町には何度か来たことがあります。桜木町と言えば駅前が開けていて、ランドマークタワーや観覧車が目の前に見えるというイメージでした。駅のそちら側(東側)にしか出たことがなかったんです。

しかし伊勢山皇大神宮があるのは、駅の反対側。

まず、桜木町駅の西側ってこうなってたんだ、というのがちょっと新鮮でした。

伊勢山皇大神宮のある伊勢山へは、もみじ橋という橋を渡って向かいます。橋の先には坂が続いていて、皇大神宮の入口はその途中にあります。駅からは10分くらでした。

境内は広々としていて、空がとても広く感じました。

特に拝殿前の空間は広々とした印象で、青い空と社殿や後ろの緑の対比がとても綺麗でした。

社殿と空、鳥居と空、木々と空。この日の天気が青空の気持ちいい晴れでしたので、空の青と境内の対比が、一段と鮮やかになっていた感じがします。僕は個人的に、それらの対比が一番印象に残っています。

社殿へと続く石段も広々としていて、両脇には桜の木もありましたので、春には桜の参道を楽しめると思います。

石段を上がった先、拝殿の前には茅の輪があり、6月30日と12月31日は大祓神事と書かれていまして、この日は6月29日だったので、果たしてくぐって良いものかどうか迷ったのですが…せっかくですのでくぐらせて頂きました。

6月末の茅の輪くぐりというのは、正月から半年間のけがれを祓い、残り半年間の無病息災を祈願するという意味があるそうです。

くぐり方も間違えないようにして、しっかりくぐってから参拝しました。

残念ながらちょうど本殿が工事中でして、横からなどもその姿を拝むことはできなかったのですが、3月より移築工事が行われているみたいです。伊勢神宮の正宮旧社殿を譲り受けたとのことですので、その移築工事が行われている模様。工事の完了が夏の終わりくらいを予定しているとのことですので、移転後の本殿も是非見てみたいですね。

社殿の左奥には二つの摂社が祀られていて、後ろには深い緑が茂っていました。この空間が森の中のにいるようで、とても心地良かったです。

左の杵築宮と子之大神の脇には大きなクスノキがあり、見上げているだけで癒されました。

そして右の大神神社は大物主大神を祀っているのですが、大物主大神が岩そのものに宿っている「磐座」を祀ったものとのことで、鳥居の先には岩がありました。

二つの摂社にも、時間を掛けて参拝させて頂きました。

一通り境内を散策したあと最後に御朱印を頂き、こちらが僕たちにとっては、横浜で頂いた最初の御朱印になりました。

この日の神社巡りで最初に訪れた伊勢山皇大神宮。

とっても素敵な神社でした。参拝できてよかったです。

この後僕たちは桜木町駅まで戻り、一つお隣の関内駅へ。

関内駅からは、羽衣町にある厳島神社へと向かいます。

 

御朱印

こちらが、伊勢山皇大神宮の御朱印です。

伊勢山皇大神宮の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、8時半から18時半頃までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は神奈川県横浜市西区宮崎町64です。

伊勢山皇大神宮の公式サイトはこちらです。
http://www.iseyama.jp/

 

電車

JR/ブルーライン 「桜木町駅」から徒歩10分。

JRですと北改札から西口に出て、もみじ坂方面です。地下鉄(ブルーライン)ですと南1口が一番近いです。

京浜急行 「日ノ出町駅」から徒歩10分。

改札は一ヶ所です。改札を出て左に延びる大きな道路を真っ直ぐ進み、途中で右折です。

みなとみらい線 「みなとみらい駅」から徒歩15分。

桜木町方面に進み、JRの高架下を通り、もみじ坂方面です。

 

駐車場

鳥居の脇に30台停められる参拝者用の駐車場があります。年末年始(12月31日の夜~1月3日まで)は使用禁止になっています。近くにはコインパーキングもいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

横浜市の神社一覧

僕が参拝した横浜市の神社一覧です。