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報徳二宮神社(小田原市)の御朱印と見どころ

報徳二宮神社

報徳二宮神社の紹介

小田原のパワースポット「報徳二宮神社」

小田原にあるパワースポット、報徳二宮神社に行って参りました。読み方は「ほうとくにのみやじんじゃ」で、小田原城の敷地内にある神社です。

毎年数回、嫁と二人で旅行に出掛けるのですが、僕達夫婦はいつも旅先で死ぬかと思うくらい歩いてしまうんです。車も持っていませんので電車やバスで移動するのですが、行きたい場所がたくさんあり過ぎて、全て回ろうとしてしまうので、ついついとんでもない距離を歩くことに…笑。

ですのでたまにはのんびりした旅に出よう!と言うことで、散々悩んだ末に、今まで一度も行ったことのない湯河原温泉に行くことに。

季節は夏でしたが、夏の温泉と言うものにあまり行ったことがなかったのと、なんとなく湯河原ならのんびりできそう、と言う理由で選びました。大変失礼なのですが、湯河原ですとそんなにたくさん回る場所が見当たらなかったので…笑。

新宿からロマンスカーに乗り、小田原で各駅停車に乗り換えます。

せっかく小田原で降りたので、小田原城にも行ってみることに。今まで一度も訪れたことがありませんでしたので。

そして小田原城の敷地内には神社もあることが発覚。それが報徳二宮神社です。お城の中ってけっこう神社があったりしますからね。

さらにはもう一つ、蓮池弁財天と言うのも同じく小田原城の敷地内にあることがわかり、そちらも回ってみることに。

まずは小田原駅からてくてく歩き、小田原城内の報徳二宮神社を目指します。

小田原城を遠目に楽しみつつ、駅から歩くこと20分程。

報徳二宮神社の入り口に辿り着きました。

 

ご由緒

報徳二宮神社は、ご祭神が二宮尊徳翁(にのみやたかのりおう)で、その名の通りを二宮尊徳を祀る神社です。

二宮尊徳の読み方ですが、僕はてっきり「にのみやそんとく」かと思っていたのですが、正確には「にのみやたかのり」みたいです。そしてどちらかと言いますと、二宮金治郎(にのみやきんじろう)の方が馴染み深い呼び方かもしれません。金治郎の漢字も「金次郎」ではなく正式には「金治郎」みたいです。学校などによくある、背中に薪を背負いながら読書をして歩く像の人です。その二宮金治郎を祀ってあるのが、こちらの神社になります。

二宮尊徳は、「報徳思想」と言う経済思想を広めた人物です。私利私欲に走るのではなく、社会に貢献することで、いずれ自らに還元されると言う思想です。現在も報徳社と呼ばれる公益社団法人が普及活動をしています。

また、農村の復興などにも尽力し、大変多くの人に慕われた人物です。

明治27年に、二宮尊徳の教えを慕う6か所の報徳社の総意により、二宮尊徳の生地である小田原に、この報徳二宮神社は創建されました。

以来、100年以上経った現在でも、小田原の地で厚く信仰されている神社です。

 

境内案内

季節は7月の終わり、だいぶ暑さも厳しくなってきた頃です。

小田原城の正面入口から入り、散策しながら歩くこと10分程。うっそうと木が茂る中に報徳二宮神社の鳥居が現れました。鳥居の先は、どうやらお堀があった場所に掛かる橋のようです。お堀に水は流れていませんでしたが、とても素敵な入口です。

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橋を渡り進むと、右手の方に拝殿が見えました。どうやら正面の入口ではない方から入ってしまったようで、改めて正面の鳥居を目指します。庭園のような景色の中に拝殿が見えます。手前では何やら工事をしている様子。

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改めて正面の入口から入り直します。こちらが正面入口の鳥居です。

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参道はこんな感じです。手入れが行き届いていて、まるで日本庭園の中みたいです。

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鳥居をくぐった先、左側に二宮尊徳の像。本を持っていますね。

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その先、左側には手水舎があります。

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お清めをした後、本来は真っ直ぐ参道を進むのですが…なんと参道が工事中でした。ちょっと残念な気持ちになってしまいましたが、修復は必要ですからね。きっと素敵な参道を作ってくれるはずです。

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近づけなかったのですが、鳥居の手前には狛犬さんがいました。こちら左の狛犬さん。

報徳二宮神社の左の狛犬

 

こちらが右の狛犬さん。

報徳二宮神社の右の狛犬

 

工事中の参道の先には拝殿が見えます。

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右から迂回して拝殿に向かうことに。そこに社務所があります。参拝後はこちらで御朱印を頂きました。

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社務所の後ろには大きな石碑。緑がうっそうと茂っています。

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拝殿の手前に切り株が飾られていました。大鳥居御用材と書かれていますので、こちらが鳥居に使われた木なのでしょうか。

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その先に拝殿があり、参拝。

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振り返ると、少し離れた場所にですが、二宮金次郎の像がありました。無事参拝を終え、報徳二宮神社を後にします。

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この後小田原城の天守閣まで登り、とても綺麗な景色を楽しみました。そしてもう一つ、小田原城の敷地内には「蓮池弁財天」もありましたので、そちらにも参拝。そして小田原城を後にしました。

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参拝を終えて

小田原城の敷地内、うっそうと緑が茂る中に報徳二宮神社はありました。

境内は日本庭園のようで、とても綺麗に手入れがされています。参道が工事中だったのが残念ですが、こればかりは仕方ありません。

報徳二宮神社と言う名前の神社を訪れたのは今回初めてだったのですが、「二宮神社」と言うのは二宮尊徳を祀った神社だったんですね。これも今まで知りませんでした。

そして、二宮尊徳と言えば、薪を背負って本を読む像が学校などに多くあるかとは思うのですが、どんな人物なのかも僕は勉強不足でよく知りませんでした。報徳思想と言うのを広めた思想家でもあったんですね。

今回の参拝を機に、少しでも知れて良かったです。

この後小田原城の天守閣に登ったのですが、そこからの景色は海も見えて絶景でした。小田原城自体、僕は訪れるのが初めてだったのですが、敷地がとても広くて見どころもたくさんあり、午前中いっぱい小田原城で過ごすことに。

敷地内の蓮池弁財天にも参拝したのですが、そちらはさらにうっそうと木が茂った場所にひっそりと鎮座してる感じでした。報徳二宮神社の方は参拝者もたくさんいて賑わっていたのですが、蓮池弁財天は誰も人がいなくて、現実と隔離されているかのような場所でした。

小田原城報徳二宮神社蓮池弁財天、どれも僕にとっては初めての場所でしたが、訪れることができて大満足です。

この後小田原を後にして、湯河原の五所神社に向かいました。

 

【※追記】

このときの参拝から約5年振りとなる2022年1月に、再び報徳二宮神社に参拝させて頂きました。

もう5年も経ちますので、当たり前ですけど参道の工事もすっかり終わっていましたので、改めて何枚か撮影もしました。

前回紹介できなかった場所など、以下に掲載しておきます。

 

まず、こちらが前回は見逃していました一の鳥居です。今回はこちらから入らせて頂きました。

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参道を進み、こちらは二の鳥居の手前です。こんな素敵な景色だったんですね。

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三の鳥居の先、工事はすっかり終わっています。

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前回は通れなかった参道を歩き、参拝させて頂きました。

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御朱印

こちらが報徳二宮神社の御朱印です。

報徳二宮神社の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、9時から16時半までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は神奈川県小田原市城内8-10です。

電車

各線「小田原駅」から徒歩20分。

小田原駅の東口を出て、小田原城を目指します。小田原城は正面入口、北入口、南入口があるのですが、駅から一番近いのは北入口です。僕は正面入口から入りましたので、神社までは20分程掛かかりました。

駐車場

境内に参拝者用の駐車場があります。

報徳二宮神社の公式HPはこちらです。
http://www.ninomiya.or.jp/

 

周辺のパワースポット

 

小田原市の神社一覧

著者が参拝した小田原市の神社一覧です。