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報徳二宮神社(小田原市)の御朱印と見どころ

報徳二宮神社の紹介

小田原にある報徳二宮神社の参拝レポートです。

読み方は「ほうとくにのみやじんじゃ」です。二宮尊徳(二宮金治郎)をお祀りしている神社で、尊徳の生地である小田原に、明治に創建されました。小田原城内に鎮座しています。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

小田原城にある「報徳二宮神社」へ

毎年数回、嫁と二人で旅行に出掛けるのですが、僕たち夫婦はいつも旅先で死ぬかと思うくらい歩いてしまいます。

行きたい場所がたくさんあり過ぎて、全て回ろうとしてしまうので、ついついとんでもない距離を歩くことになっちゃうんですよね。車で回るならそこまで歩かないんでしょうけど、電車やバスを利用しての旅も多いので、そうなると必然的になかなかの距離を歩いてしまうんです。

歩き過ぎる旅行も楽しいのですが、たまにはのんびりした旅行でもしてみようかと、嫁とそんな話になりまして、散々悩んだ末に、今まで一度も行ったことのない湯河原温泉に行くことになりました。

伊豆や箱根などは何度も訪れているんですけどね。近隣にある湯河原は、今までノーマークでして。

季節は夏でしたが、夏の温泉というのもあまり行ったことがなかったのと、なんとなく湯河原ならのんびりできそう、というイメージで選びました。大変失礼なのですが、湯河原ですとそんなにたくさん回る場所が見当たらなかったので…これなら歩き回ることもないだろうと。

新宿からロマンスカーに乗り、小田原で各駅停車に乗り換えます。

せっかく小田原で降りたので、小田原城にも行ってみることに。小田原城は子供の頃に行った覚えがなんとな~くあるのですが、大人になってからは一度もなかったので。小田原観光をちょこっとしてから、温泉に向かうことにしました。

駅からは徒歩で小田原城に向かったのですが、意外と距離があり、結局今回も歩くことに…。

そんな話をしつつ、小田原城に入りますと、そこに神社があるのを発見してしまいます。

つまり、報徳二宮神社は全く参拝するつもりもなく、たまたま見つけてしまった神社です。ゆえに予備知識もゼロで参拝することに。

神社巡りに慣れている方でしたら、そんなことないんでしょうけどね。まだまだ神社巡り初心者ですので、そういうことが多々あるんです。

行き当たりばったりの神社巡りにはなってしまいましたが、これも何かのご縁ですので、まずは報徳二宮神社に参拝させて頂くことに。

 

ご由緒

ご祭神は、二宮尊徳翁(にのみやたかのりおう・にのみやそんとくおう)です。

二宮尊徳は、江戸時代後期の思想家、経世家、農政家で、「報徳思想」と言う経済思想を広めた人物です。報徳思想は、私利私欲に走るのではなく、社会に貢献することで、いずれ自らに還元されると言う思想です。二宮金治郎としても知られていて、「尊徳」は正式には「たかのり」と読むのですが、一般的には「そんとく」と読まれ定着しています。農村の復興などにも尽力し、大変多くの人に慕われた人物です。

創建は明治27年です。

尊徳が農村の救済や教化運動のために設立した報徳社は、彼の没後も存続し、社員の間で尊徳を祀る神社創建の動きが起きます。そして明治27年に、尊徳の生地である小田原の小田原城址内に創建されました。

現在の社殿は、明治42年に造営、改築されたものになります。

平成6年には、創建百年記念奉告祭が斎行されました。

境内にはオープンカフェもあり、小田原城観光とともに、多くの参拝者が訪れる神社です。

 

境内案内

小田原城に向かっていますと、うっそうと木が茂る中に鳥居が現れました。こちらが報徳二宮神社の入口です。後から気付くことになりますが、こちらは裏参道の入口でした。

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鳥居をくぐり参道を進みますと、右手の奥、庭園のような景色の中に社殿が見えました。この時点で裏参道から入ったことに気付きました。拝殿の手前では何やら工事をしている様子も。

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表参道の鳥居へ。

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参道はこんな感じです。手入れが行き届いていて、まるで日本庭園の中みたいです。

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鳥居をくぐった先、左側に二宮尊徳の像。本を持っています。

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その先、左手には手水舎です。

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お清めをした後、本来は真っ直ぐ参道を進むのですが…参道が工事中でした。こればかりは仕方ない。修復は必要ですからね。きっと素敵な参道を作ってくれるはずです。

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工事のため近づけなかったのですが、鳥居の手前には狛犬さんがいました。こちら左の狛犬さん。特徴のあるお顔です。

報徳二宮神社の左の狛犬

 

こちらが右の狛犬さん。左右どちらも個性的で可愛らしい。

報徳二宮神社の右の狛犬

 

工事中の参道の先に拝殿です。

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右から迂回して拝殿に向かうことに。そこに社務所がありました。参拝後はこちらで御朱印を頂きます。

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社務所の後ろには大きな石碑。当社創建の中心人物だった、福住正兄翁の頌徳碑です。正兄翁は箱根湯本の老舗旅館「福住」の主人だったとのこと。

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拝殿の手前に切り株が飾られていました。大鳥居御用材と書かれています。

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迂回して拝殿に辿り着き、参拝。

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振り返ると、少し離れた場所にですが、二宮金次郎の像がありました。無事参拝を終え、報徳二宮神社を後にします。

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参拝を終えて

小田原城の敷地内、うっそうと緑が茂る中に報徳二宮神社はありました。

境内は日本庭園のようで、とても綺麗に手入れがされています。緑も多いので、境内の中にいるだけで気持ちがよかったです。

参道が工事中でして、狛犬さんなどに近づけなかったのが少々残念ではあります。狛犬さん、かなり個性的で可愛いお顔だったので。

修復は大切ですからね。またいつか訪れた際には、狛犬さんをじっくり見たり、工事の終わった参道を踏みしめて歩いてみたいと思います。

報徳二宮神社と言う名前の神社を訪れたのは今回初めてだったのですが、「二宮神社」と言うのは二宮尊徳を祀った神社だったんですね。これも今まで知りませんでした。

そして、二宮尊徳と言えば、薪を背負って本を読む像が学校などに多くあるかとは思うのですが、どんな人物なのかも僕は勉強不足でよく存じあげておりませんでした。報徳思想と言うのを広めた思想家でもあったんですね。

さらには尊徳さんの読み方が、本当は「たかのり」だというのも初めて知りました。金治郎も、「金次郎」ではなく正式に「金治郎」というのも初耳でしたし。

勉強になります。今回の参拝を機に、少しでも二宮尊徳さんについて知れて良かったです。

報徳二宮神社の参拝後には小田原城に行き、天守閣まで登ったのですが、そこからの景色は海も見えて絶景でした。

小田原城は敷地がとても広くて見どころもたくさんあり、結局午前中いっぱい小田原城で過ごすことに。

敷地内には報徳二宮神社だけではなく、蓮池弁財天というのもありましたので、そちらにも立ち寄り、参拝させて頂きました。

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蓮池弁財天は誰も人がいらっしゃらず、どこか隔離されたような、異世界感がじゃっかん漂う場所でした。こちらも緑が多く素敵なところでしたけれど。

報徳二宮神社、小田原城、蓮池弁財天、どれも訪れることができて大満足です。

小田原を後にした僕たちは、湯河原に向かうことに。

湯河原では五所神社に参拝予定です。

 

【※追記】

このときの参拝から約5年振りとなる2022年1月に、再び報徳二宮神社に参拝させて頂きました。

もう5年も経ちますので、当たり前ですけど参道の工事もすっかり終わっていましたので、改めて何枚か撮影もしました。

前回紹介できなかった場所など、以下に掲載しておきます。

 

まず、こちらが前回は見逃していました一の鳥居です。今回はこちらから入らせて頂きました。

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参道を進み、こちらは二の鳥居の手前です。こんな素敵な景色だったんですね。

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三の鳥居の先、工事はすっかり終わっています。

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前回は通れなかった参道を歩き、参拝させて頂きました。

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御朱印

こちらが報徳二宮神社の御朱印です。

報徳二宮神社の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、9時から16時半までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は神奈川県小田原市城内8-10です。

報徳二宮神社の公式サイトはこちらです。
http://www.ninomiya.or.jp/

 

電車

各線「小田原駅」から徒歩20分。

小田原駅の東口を出て、小田原城を目指します。小田原城は正面入口、北入口、南入口があるのですが、駅から一番近いのは北入口です。僕は正面入口から入りましたので、神社までは20分程掛かかりました。

 

駐車場

境内に参拝者用の駐車場があります。一の鳥居の左手側です。台数はそこまで多くありませんが、近隣にはコインパーキングもあります。

 

周辺のパワースポット

 

小田原市の神社一覧

著者が参拝した小田原市の神社一覧です。