長浜神社
宮島のパワースポット「長浜神社」
宮島にあるパワースポット、長浜神社に行って参りました。読み方は「ながはまじんじゃ」です。宮島桟橋から、厳島神社とは反対側の、海沿いにある神社です。
長浜神社は、僕たち夫婦が宮島にて最後に訪れた神社になります。
前日には宮島に上陸し、そのまま島内に宿泊をしまして、一泊二日の宮島観光でした。
世界遺産である厳島神社はもちろん、神の山と呼ばれる弥山(みせん)に登ったり、島内の神社や寺院をあちこち回ったり、美味しい牡蠣を食べたり、宮島満喫コースです。
訪れたのは4月の中旬でして、気候もちょうどいい時期でしたし、さらには天気も快晴でしたので、とっても気持ちいい宮島散策ができました。
この日は広島市内にホテルをとっていましたので、夕方には宮島を出て本土に戻る予定です。
長浜神社には、本土に戻るフェリーに乗る前に、神社巡りの締めとして訪れました。
下に宮島の案内図を載せてみましたが、長浜神社は左下の赤丸のところです。
宮島桟橋から左手に進んだ先ですね。
それに対し、僕たちがこの直前に足を運んでいたのは、案内図で一番右の方にある滝宮神社です。大聖院よりさらに奥にある神社です。
まさに端から端までの移動です。
厳島神社をはじめ、多くの神社や寺院は、桟橋より右手側に集中しています。ですので僕たちも、基本的には右側のエリアを中心に回り、最後に桟橋に戻る前に、左手にある長浜神社へ、といった形ですね。
滝宮神社より、滝小路を歩いて厳島神社まで戻り、表参道へ。前日の朝より宮島に滞在していましたので、名残惜しい気持ちを抱えつつ、桟橋へと向かいます。
二日間がっつりと宮島を散策していますと、土地勘も次第に出来てきますし、宮島という島に、より愛着が湧いてくるものです。素晴らしい景色、神社や寺院、美味しい宮島グルメ、何から何まで名残惜しいです。
そんな名残惜しさもあり、帰りの表参道では、ついつい「揚げもみじ」を食べたり、焼き牡蠣を食べたり、買い食いもしてしまいました。僕は揚げもみじは初めて食べたのですが、美味しかったです。牡蠣も宮島でしたらどこで食べても美味しいですね。
宮島グルメを買い食いで楽しみつつ、ホテルに預けていた大きなリュックを受け取り、宮島桟橋へ。
長浜神社は、桟橋を背にしてそこからさらに左手の先です。
ご由緒
ご祭神は、興津彦命(おきつひこのみこと)と興津姫命(おきつひめのみこと)です。
興津彦命が兄、興津姫命が妹の兄妹神で、日常の食べ物を煮炊きする「かまど」を司る神様です。作物豊穣、火伏せ、家族の守護神としても信仰されています。
相殿には、厳島神社を創建した佐伯鞍職の部下、あるいは鞍職の別名ともいわれている、所翁(ところのおきな)が祀られています。
創建の年代や経緯などは不明です。かつては「長浜えびす神社」と称されていました。
同じく宮島にある大元神社とは、向かい合うような位置にあり、厳島神社の両翼を成していて、両社とも毎年6月の管絃祭では船の上での祭事が執り行われます。長浜神社は、地御前神社より帰ってきた船が最初に立ち寄る神社でもあります。
古くから漁師の信仰が厚い神社です。
社殿前の海岸には、厳島神社の大鳥居と同じ、赤い四脚鳥居があります。
厳島神社の境外摂社になります
境内案内
桟橋より5分ほど歩きますと、海岸に赤い鳥居が見えてきます。
鳥居の右手には、立派な松と社殿らしき姿も。
鳥居は厳島神社の大鳥居と同じく、脚のついた四脚鳥居です。大鳥居のミニ版のような感じに見えますね。
長浜神社に到着です。こちらが正面になります。拝殿の前にもう一つ社がある、ちょっと不思議なパターンです。手前の社は、中には何も置かれていませんでしたので、神楽殿のような建物でしょうか。
立派な松の向こうには、石灯籠が二つ。さらによく見ますと、その間には小さな手水鉢もありました。
しばし、立派な松を見上げます。
鳥居の方を向きますと、その先には瀬戸内海が広がっています。
せっかくなので、鳥居をくぐってから参拝するため、道路を渡って鳥居の前へ。
鳥居の脚が、それぞれ石の上に載っていました。この形は宮島にて、初めて見ましたね。
扁額には「長濱神社」と書かれています。一度鳥居から境外へと出ます。
こちらが、海側から見た長浜神社の鳥居になります。
一礼して鳥居をくぐり、改めて境内へと向かいます。海側の扁額も「長濱神社」と書かれていました。
鳥居をくぐり、社殿の方を見ますと、こんな感じです。社殿が鳥居に対して正面ではなく、斜めを向いています。右の建物は、屋根が葺いてあるものですね。
道路を渡り、拝殿へ。
向かって左手はこんな景色です。近年植えられたのではいかと思われる、まだ小さな松の木も見えます。
拝殿の左手前には御由緒書き。
改めて、拝殿の正面に立ちます。いつ建てられたものなのかはわからなかったのですが、かなり古いもののように見えます。
時間を掛けて、参拝させて頂きます。
拝殿を振り返ると、こんな景色です。この建物が何の建物なのか、やっぱり気になりますね。
拝殿に向かって右手は崖になっていて、ねじねじの木が何本かありました。
周囲の景色を楽しみ、長浜神社を後にします。
参拝を終えて
桟橋から足を延ばして訪れた長浜神社。
厳島神社大鳥居の「ミニ版」のような四脚鳥居があり、海沿いに静かに佇んでいる神社でした。
宮島桟橋を出て右手、厳島神社側は多くの人で賑わっているのですが、左手の長浜神社側は、人の姿はほとんどありません。見掛けるのは地元の人ばかりですね。おそらく観光目的で左手の方に足を運ぶ人は、かなり少ないのではないかと思われます。
僕たちが長浜神社に向かっていますと、ちょうど小学校の帰宅時間だったようで、カープの帽子を被った小学生たちとすれ違いました。さすが広島です。小学生はみんな元気よく、こんにちはと声を掛けてくれました。
長浜神社に近づきますと、まず目に飛び込んでくるのは、海岸にある赤い鳥居です。厳島の大鳥居と比べたらかなり小さな鳥居ですけれど、それでも海と赤い鳥居の景色は、否応なしに目を惹きます。
鳥居は海岸に下りてくぐれるようになっていまして、その先には瀬戸内海が広がっています。僕たち夫婦も鳥居をくぐり、海岸でボケ~っと過ごしていますと、周囲には誰もいませんし、だんだんと現実感も失われ、どこにいるのかもわからなくなってきます。笑
鳥居が石の上に載っかっているのも、初めて見ました。こういうパターンもあるんだな~と。
そしてちょっと不思議な感じがしたのが、社殿の向きです。鳥居とは道路を挟んでいるだけですので、そんなに距離があるわけではありません。しかしながら、鳥居の向きと社殿の向きが真っ直ぐではないんです。むしろ、社殿の方が不自然に斜めに建てられているような印象すら受けました。
この辺りの海岸は、埋め立てによって以前とはだいぶ景観が変わったとのことですので、もしかしたら鳥居の位置なども昔とは変わっているのかもしれません。
社殿はとても古い建物に見えました。そのすぐ手前にも一つ建物がありまして、そちらも不思議な感じがしました。どのような用途の建物なのかわからずで…。もしかしたら、例祭などで利用するのかもしれませんね。
社殿もその前の建物も、いつ建てられたものなのかはわからなかったのですが、近年でないことは間違いないと思います。
瀬戸内海の潮風に吹かれながら、のんびりと参拝させて頂きました。
足を延ばしてみてよかったです。
長浜神社を後にした僕たちは、フェリー乗り場まで戻り、宮島を発ちます。
島内ではかなりの数の神社や寺院を訪れたのですが、それでもまだまだ行けなかったところ、行きそびれているところがいくつかあります。
次はいつ宮島を訪れることができるのかはわかりませんが、いつか宮島の全ての神社、寺院を制覇しようと思っています。
宮島滞在の二日間、素晴らしい時間を過ごすことができました。もう大満足です。
島内に一泊で二日間滞在できるというのは、時間的に余裕がありましたので、宮島を満喫することができました。
宮島のことが、これまでよりももっと大好きになりました。
宮島を後にしてフェリーを降りた僕たちは、本土のフェリー乗り場近くにあった、あなご飯の有名店「うえの」にて、あなごめし弁当を手に入れます。
旅行に出掛ける前に、友人からも勧められていたあなご飯です。食べて行きたかったのですが、時間的な諸々から、お弁当を購入することにしたんです。
そして、電車にて市内に戻った後、ホテルにて頂きました。
うえののあなご飯、めちゃめちゃ美味しかったです!!
この日は市内に戻ってから、原爆ドームに行ったり、近年できたおりづるタワーに上ったり、市内観光も少々楽しみました。
翌日は平和記念公園や資料館を訪れ、さらには宿泊したホテルの近くにあった、白神社にも参拝する予定です。
御朱印
長浜神社の御朱印はありません。
(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)
アクセス
住所は広島県廿日市市宮島町です。
宮島桟橋を出て、左です。海沿いの道を進みますと、5分ほどで左手に赤い鳥居が見えます。
長浜神社の公式HPはありません。厳島神社の公式サイト内に、境外摂社としての掲載があります。
http://www.itsukushimajinja.jp/setumatusya.html
周辺のパワースポット
宮島の神社仏閣巡り
宮島にあるその他の神社や寺院については、全体をこちらの記事でまとめてあります。
廿日市市の神社一覧
僕が参拝した廿日市市の神社一覧です。