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武蔵野八幡宮(武蔵野市/吉祥寺)の御朱印と見どころ

武蔵野八幡宮の紹介

武蔵野市吉祥寺東町にある武蔵野八幡宮の参拝レポートです。

読み方は「むさしのはちまんぐう」です。吉祥寺駅からは北に徒歩10分ほど、五日市街道沿いに鎮座しています。旧吉祥寺村の鎮守社で、村の歴史とともに歩んできた神社です。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

吉祥寺にある「武蔵野八幡宮」へ

僕は吉祥寺のお隣、三鷹に住んでいるのですが、この武蔵野八幡宮の存在はずっと知りませんでした。

吉祥寺には、嫁と二人でよく井の頭公園まで散歩に出かけたり、買い物に行ったりします。そのついでと言ってはなんですが、井の頭公園の中にある「井の頭弁財天」には頻繁にお参りをしています。

しかし、他に吉祥寺に神社があることを全く知らずに過ごしておりました。

嫁と神社巡りを数年前から始めているのですが、最近になって自宅の近くの神社を検索してみると、この「武蔵野八幡宮」が出てきましたので、そこで初めて知ることに。

それも小さな神社ではなく、それなりに大きな神社のようですし、これはぜひとも行ってみようと。

場所を確認すると、なんと僕と嫁がたまに遊びに行く、映画館の屋上にある古びたバッティングセンターのすぐ近くではないですか。

吉祥寺駅からも歩いてすぐの距離です。

今まで遊びに行っていた場所のすぐ近くで、しかも大きめの神社に全く気付かないとは…。おそらくその前はこれまで何度となく通ったかと思うのですが、目に入ったことはなかったです。ふがいない。

おそらく人は、自分の関心がないことには目が向かないようにできているんだとは思うのですが。きっと神社に関心を持っている今なら、見逃すこともないとは思うんですけどね。

そんな武蔵野八幡宮の存在を知り、いても立ってもいられずに、さっそく嫁とともに参拝に向かうことに。

 

ご由緒

ご祭神は誉田別尊(ほむたわけのみこと)比売神(ひめがみ)大帯比賣命(おおたらしひめのみこと)です。

誉田別尊は第15代天皇である応神天皇の別名で、八幡神と同一です。比売神は、宗像三女神、天照大御神、卑弥呼など諸説のある女神です。大帯比賣命は、応神天皇の母である神功皇后の別名です。

創建は延暦8年です。桓武天皇の時代で、奈良時代の末期になりますので、大変歴史の古い神社になります。

創建された場所は、現在の吉祥寺ではなく、本郷(現在の水道橋駅の近辺)です。征夷大将軍だった坂上田村麻呂が、宇佐神宮より宇佐八幡大神のご分霊を勧請し、創建したと伝えられています。

その後、江戸時代の前期に起きた「明暦の大火」という大火事の被害により、本郷の住民が現在の吉祥寺の地へと移住し、その際に神社も同地に遷座され、今に至ります。

吉祥寺の歴史とともにあり、武蔵野の地に遷座してからも、村民の氏神として、神田上水水源地の守護神として、厚く信仰されてきた神社です。

吉祥寺という地名も、元々本郷にあった「吉祥寺村」が、住民の移住とともに引き継がれ、現在の地名になったそうです。吉祥寺村は「吉祥寺」というお寺が由来になっている村名で、お寺は現在、文京区の本駒込に移され現存しています。

 

境内案内

僕と嫁は、7月に武蔵野八幡宮を訪れました。まだそんなに暑くもなく、雨上がりで気持ち良い日でした。

吉祥寺駅で電車を降り、北に向かい歩くこと10分ほど。

森が茂っているような場所が見え、鳥居も見えました。

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雨上がりなせいか、なんだか神秘的な雰囲気があります。

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鳥居の手前、左側には弁財天が。

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弁天様の先、少し奥まったところに手水舎があります。この手水舎、なんと柄杓をかざすと、龍の口から自動で水が出ます。

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一礼して鳥居をくぐると、右側に珍しいものが。ウドが生えていました。

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開けた参道を進むと狛犬さん。こちらは左の狛犬さんです。写真ちょっと逆光になってしまいましたが…。

武蔵野八幡宮の左の狛犬

 

こちらが右の狛犬さん。こちらも逆光の写真ですみません…。

武蔵野八幡宮の右の狛犬

 

狛犬さんの先、右手にはいくつかの神社が境内合祀された社があります。提灯には、「鹿島神社」、「稲荷神社」、「須賀神社」、「三島神社」、「出雲神社」、「大鳥神社」が書かれています。

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その先には、他に誰も人がいない雨上がりの拝殿が。とても静かです。

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こちらが拝殿の正面です。立派な拝殿です。

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雨上がりの澄んだ空気の中、厳かに参拝。

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参拝を終え、拝殿に向かって左側の社務所へ。こちらで御朱印を頂きました。

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こちらは斜めから撮影した拝殿です。なんだかかっこいいです。

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拝殿を背にして入り口を見るとこんな感じです。最後にもう一度境内を散策して、武蔵野八幡宮を後にしました。

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参拝を終えて

平日と言うこともあり、他の参拝者は誰もいない中、嫁と二人でお参りして御朱印を頂いて来ました。

吉祥寺にこんな場所があったとは。

今まで吉祥寺には頻繁に出掛けていたにも関わらず、一度も訪れなかったことをちょっと後悔しました。知らなかったとは言え。

おそらく何度となく車で神社の前は通っているんですけどね。神社に興味がなかった頃は、視界にすら入っていなかったのかもしれません。

このたび初めて訪れた武蔵野八幡宮は、雨上がりだったせいか、なんだか境内がとても神秘的な空気になっていました。

静かな境内には僕と嫁の二人きりしかいませんでしたので、余計にそう感じたのかもしれません。

また、雨の神社が素敵だということに、今更ながら気付かされた気がします。雨には雨の良さがあるんだな~と。

神社巡りに関しては、もしかしたら天気というのは関係ないのかもしれません。それぞれの天気で、それぞれの魅力があるのではないかと、そんなことを悟りそうにもなってしまったり。

当初は、近所ではありますので、もっと晴れた日に出直そうかとも思っていたんです。雨だと神社ってなんだか暗いんじゃないかと、勝手にそんな印象も持っていましたので。しかし結果的に、雨の神社の魅力というものに気付くことができた、いい機会になりました。行ってよかった。

吉祥寺にある神社の中では、大き目な神社かと思いますので、この日はほぼ人がいませんでしたけれど、おそらく初詣なんかは、多くの人で賑わうんだろうな~と。そんな景色も見てみたいですけれど。

参拝した後は、すぐ近くにある寂れたバッティングセンターに行き、ちょっと遊んでから電車で帰宅しました。

いい参拝もできましたし、いいバッティングもできました。

駅からも近く、いつもの僕らの行動範囲内にある神社だと言うことが判明しましたので、また吉祥寺に行った際には是非お参りしようと思います。

武蔵野八幡宮、参拝できてよかったです。

 

御朱印

こちらが武蔵野八幡宮の御朱印です。

武蔵野八幡宮の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、10時から17時までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都武蔵野市吉祥寺東町1-1-23です。

武蔵野八幡宮の公式サイトはありません。

 

電車

JR中央線 / 京王井の頭線 「吉祥寺駅」から徒歩10分。

吉祥寺駅の北側(井の頭公園と反対側)に出て、サンロード商店街をまっすぐ北に歩きます。そうすると五日市街道に突き当たりますので、そこを左折。少し歩くと右側に鳥居が見えます。わかりやすい場所ですので、迷わずに着けるかと思います。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありませんが、近くにパーキングがいくつもあります。

 

トイレ

ありません。

 

周辺のパワースポット

 

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