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赤石神社(高千穂町)の御朱印と見どころ

赤石神社の紹介

高千穂町の三田井にある赤石神社の参拝レポートです。

読み方は「あかいしじんじゃ」です。高千穂で唯一、手力雄命をお祀りしている神社で、勝負事やスポーツの神様としても信仰されています。毎年境内では奉納相撲も行われています。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

高千穂の「赤石神社」へ

嫁と二人、4泊5日という日程で高千穂に神社巡りにやって来まして、この日はその2日目です。

早朝にホテルを出発し、既に8か所に足を運び、次に向かう赤石神社が9か所目の神社になります。

しかしその前に、時間もお昼の13時少し前でしたし、おなかもだいぶ減ってきたのでランチを。

ちょうど次に向かう赤石神社の近くにお蕎麦屋さんがあるのをチェックしていたので、そちらに行ってみることにしました。

それが「おたに家」さんというお蕎麦屋さんです。

僕は十割のもりそば、嫁は温かい地頭鶏そばを頼みまして、どちらも文句無しに美味かった。

追加で高千穂牛のコロッケとかも頼んじゃいましたし。車の運転がなければ、僕は間違いなく日本酒を頼んでました。

美味しいお店で食事ができると、それだけで幸せな気分になりますね。たまたま入ったお店が美味しいと、なおさらです。

店内には高千穂牛の肉味噌など、美味しそうな瓶詰めもありましたので、お土産にいくつか買わせて頂きました。

さらにはおたに家のお兄さんが、とっても気さくに話してくれまして、お兄さんも神社が好きとのことで、高千穂の神社情報も教えてくれたり。次に向かう赤石神社の場所も少々曖昧だったのでお聞きしたところ、丁寧に教えてくださいました。

赤石神社はおたに家さんからも近くです。天気もいいですし、せっかくなので散歩がてら歩いて行こうかと思い立ち、おたに家さんの駐車場に車を置いたまま行かせて頂くことにします。それも快く了承してくださりました。

僕たちはまだ高千穂にて2日目ですが、ここまで地元の方々には親切にして頂いてばかりです。高千穂をさらに好きになっちゃってます。

そんな幸せな気分で、おなかも満たした僕たちは、徒歩にて赤石神社へと向かうことに。

長閑な田園風景を眺めつつ、歩くこと7~8分だったかと思います。

坂道の上に、鳥居が見えました。

赤石神社に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、手力雄命(たぢからおのみこと)です。日本神話の天岩戸伝説で、天照大神がお隠れになった岩戸を押し開き、天照大神の手を引き導き出した、力持ちの神様です。

創建の年代や経緯などは不明です。

高千穂では唯一、手力雄命を祀る神社で、スポーツや勝負の神としても信仰されています。

毎年彼岸の最後の日である9月26日の結願(けちがん)には、境内で奉納相撲が行われています。

 

境内案内

坂を上がって行きますと、赤石神社の鳥居が見えてきます。

 

左手にはいくつもの石碑。

 

こちらが赤石神社の入口です。七五三の注連縄が掛けられた石鳥居と、右に社号碑です。

 

一礼して鳥居をくぐります。扁額が立派です。

 

石段の上には石灯籠が見えますが、社殿はまだ見えません。周囲は森です。

 

左は竹林です。その前には注連縄が一本掛けられていて、石碑が二つ。

 

石段を上がります。

 

石段を上がり切りますと、前方に社殿です。

 

左手には注連縄が張られ、その向こうにひときわ大きな木。

 

大木はスダジイの木でした。奥の木も同じくスダジイのようです。足元の石碑には「南無阿弥陀仏」と刻まれています。

 

参道を進みます。

 

社殿の右手前には、大きな杉です。

 

境内は静かな森の中です。聞こえてくるのは鳥の声だけ。

 

足元には、参道を横切るように、水の通り道と思われるものが。

 

社殿前には数段の石段です。

 

社殿の手前にも、木と木に注連縄が掛けられていますので、そちらをくぐり進みます。

 

左の足元に手水石。

 

社殿はここまで高千穂で見てきたものとは色が少し違い、黄土色に近いです。参拝させて頂きます。

 

社殿の右手前に、丸い石です。

 

振り返りますと、こんな景色です。

 

境内の右手は坂になっていて、しいたけの原木が並んでいました。

 

社殿の右奥はこんな感じ。

 

反対側、左手には石のお堂です。

 

中には石仏の姿が見えます。参拝させて頂きます。

 

お堂の左後方にも、注連縄が掛けられた木々。

 

こちらは社殿を左斜め前から。

 

境内の左奥まで行きますと、こんな素敵な景色も見られます。

 

参拝を終え、石段を下ります。こちらは先ほどのスダジイを上から。

 

赤石神社を後にします。

 

参拝を終えて

手力雄命がお祀りされている赤石神社。

ここまで高千穂にて、手力雄命の像や絵は何度となく目にしていたのですが、お祀りされている神社はこちらだけとのことで、ようやくご挨拶ができたことになります。

天岩戸伝説でも、とっても重要な役割を担っている神様ですからね。足を運ぶことができて嬉しいです。

まず、おたに家さんから神社までの道のりも、長閑でとっても気持ちよかった。ここまで基本は車での移動でしたので、のんびり散歩というのもまたいいものですね。

道中の景色は、こんな感じでした。

日本の原風景といいますか、どこか懐かしくなるような、素晴らしい景色した。ずっとこのまま変わらずにあって欲しいと願ってしまう風景です。

そんな長閑な景色の先、小山の上に赤石神社はありました。

僕たち夫婦以外は全く人の気配がなく、鳥の声しか聞こえない、静かな森の中でした。

高千穂の神社では大木の聳える景色が当たり前ではあるのですが、こちらの境内にも大きなスダジイとスギが聳えていました。スダジイというのは、もしかしたら他ではまだ見ていないかもです。

そして赤石神社では、珍しいものもあれこれ。

参道の途中を横切っていた水路や、拝殿手前の丸い石(どのような石なのかはわからず)、シイタケの原木、黄土色の社殿などなど。

境内にお堂のある神社はこれまでもいくつかありましたが、赤石神社には石のお堂がありまして、これまた珍しいものではないかと。参道には「南無阿弥陀仏」の石碑もありましたので、神仏習合が残っている神社です。

境内には石碑も多かったですし、注連縄が掛けられている場所も多かったです。

参拝を終えた僕たちは、再び徒歩にておたに家さんに戻ります。

その途中、バス停がありまして、待合室の中に大師堂があるのを見つけ、こちらにも参拝させて頂きました。

そしておたに屋さんに戻り、車を停めさせて頂いたお礼のご挨拶。

ちなみにおたに家さんからの景色も最高です。

お蕎麦も美味しかったですし、おたに家のお兄さんと神社のお話もできましたし、赤石神社までのお散歩も楽しめましたし、いいこと尽くしです。

もちろん、赤石神社にも参拝できてよかったです。

素敵な時間を頂きました。

続いては、天岩戸五社の残り一社、石神神社へと向かいます。

 

御朱印

赤石神社の御朱印はありません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井尾谷です。

赤石神社の公式サイトはありません。

 

駐車場

鳥居の前に1台でしたら駐車できるスペースがあります。

赤石神社の駐車場

地図が実際の道と少し違いわかりづらいのですが、赤線で描いた道です。どちら側からでも行けます。×印のところは実際には道がありません。

 

トイレ

ありません。

 

周辺のパワースポット

 

高千穂の神社巡り

高千穂の神社マップや神社巡りについては、こちらの記事でまとめてあります。

 

高千穂町の神社一覧

著者が参拝した高千穂町の神社の一覧です。