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秋葉神社(台東区)の御朱印と見どころ

秋葉神社の紹介

台東区松が谷にある秋葉神社の参拝レポートです。

読み方は「あきばじんじゃ」ですが、「あきはじんじゃ」とも読まれます。秋葉原という地名の起源になった神社で、古くより火伏せの神様として信仰されています。上野と浅草の中間辺り、入谷駅の近くに鎮座しています。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

入谷駅近くの「秋葉神社」へ

僕はこの日、同じ台東区内の下谷神社と矢先稲荷神社を回り、秋葉神社が三か所目の参拝です。

最初に立ち寄った下谷神社で「台東区神社マップ」と言うものを頂いてしまい、せっかくなので近くの神社を嫁と二人で回ってみることに。

こちらが台東区神社マップです。

特に予定のない一日でしたので、こちらのマップを元に、急遽台東区の神社巡りをすることに。思ってもいない展開でしたが、季節は5月でして、歩き回るのにも気持ちがいい時期でしたし、これもまたワクワクするものです。

真夏の暑い最中や真冬の極寒の中でしたら、おそらくこういう散策は躊躇するんでしょうけどね。4月~5月って一番気持ちのいい季節ですし。

で、マップを見たところ、二つ目に訪れた矢先稲荷神社から近い場所に秋葉神社がありましたので、そのまま秋葉神社に向かうことに。

元々この日は下谷神社だけ参拝し、他の神社を訪れる予定は全くありませんでしたので、秋葉神社に関する予備知識はゼロです。わかっているのは社名だけ。

秋葉といえば秋葉原をまず思い浮かべるのですが、果たして関連しているのかどうかもわからぬままに。

本当はそれなりに神社について予備知識を携えてから参拝した方が、面白さはあるんでしょうけどね。

どんな神社なのか全くわからずに訪れるのも、それはそれで楽しいものです。まさに行き当たりバッタリの神社巡りですね。

未知との遭遇に期待しながら、矢先稲荷神社からはマップを見て歩くこと10分。

若干道に迷いつつも、秋葉神社に到着しました。

 

ご由緒

ご祭神は、火の神である火産霊神(ほむすびのかみ)、土の神である埴山毘売神(はにやまひめのかみ)、水の神である水波能売神(みずはのめのかみ)です。

火産霊神は神産みにおいてイザナギとイザナミとの間に生まれた神で、迦具土神(かぐつちのかみ)とも称されます。埴山毘売神と水波能売神は、イザナミが迦具土神を産み死に至る苦しみの中、産まれた神になります。

創建は明治3年です。明治のはじめに大火が頻発したため、明治天皇の勅命により、現在のJR秋葉原駅構内にあたる地に、三柱のご祭神が勧請され創建されました。当初は鎮火社と称されます。

火伏の神様として知られていた秋葉大権現が勧請されたわけではありませんが、そう誤解した人々が、「秋葉さん」「秋葉様」と称すようになり、火除地(空地)となっているその地域が「秋葉の原(あきばのはら)」「秋葉っ原(あきばっぱら)」と呼ばれるようになります。現在の秋葉原という地名の起源です。

明治21年に火除地に鉄道駅が設置され、それに伴い現在の地に遷座します。

いつしか秋葉社と称されていましたが、昭和5年に現在の秋葉神社へと改称されます。

火伏せの神様として、現在も厚く信仰されている神社です。

 

境内案内

台東区神社マップを頼りに、近くにある先稲荷神社からてくてく歩くこと10分。こちらが秋葉神社の鳥居です。奥には「神輿庫」と書かれたシャッターが見えます。

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参道の両脇には住宅街。のんびりした雰囲気の参道です。

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参道を進むと左手に手水舎。

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お清めをして後ろを向くと拝殿の正面になります。思っていたよりも大きな拝殿でした。

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こちらは拝殿に向かって左の狛犬さん。凛々しいです。

秋葉神社の左の狛犬

 

こちらは向かって右の狛犬さん。

秋葉神社の右の狛犬

 

他に誰も人がいなかったこともあり、ゆっくり時間を掛けて参拝。

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参拝を終え、拝殿に向かって左手の社務所へ。閉まっていたのですが、呼び鈴を押すと神主様の奥様が対応してくださいました。

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御朱印を頂き、秋葉神社を後にしました。もう一つ鳥居が見えましたので、そちらから出てしまったのですが、こちらが拝殿に向かって正面の鳥居ですので、表参道の入口かと思います。僕たちは裏参道から入ってしまったことに、このとき気付きました。

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参拝を終えて

秋葉神社へは、この日三つめの神社への参拝でした。

鳥居も大きくはなったので、きっと拝殿も小さいのかな~、などと勝手に思いながら参道を進むと、とても立派な拝殿が現れてちょっと驚きました。もちろん嬉しい驚きです。

帰る際に気付いたのですが、僕たちがくぐった最初の鳥居は裏参道のもので、帰りにくぐったのが表参道でした。別に裏から入ろうが表から入ろうが問題はないのですが、初めての神社では、なんとなく正面の表参道から入りたい気持ちもあります。これまであまり意識はしていませんでしたので、今後神社を訪れる際には、できるだけそこもチェックしつつ、鳥居をくぐろうと思います。

休日でしたが他の参拝者の姿はありませんでした。とても静かでのんびりと境内を散策しながら参拝することができました。

宮司さんが不在でして、奥さんがご対応してくださり、書き置きの御朱印も頂けました。その際、小さいお子さんが二人いらして、とても可愛いらしかったです。僕達が社務所を後にする時、ずっと手を振ってくれていました。

秋葉神社と言う名前の神社は、全国に400社程あるらしいのですが、僕が同名の神社を訪れたのはこれが初めてです。総本社は、静岡の浜松にある秋葉山本宮秋葉神社(あきはさんほんぐうあきはじんじゃ)とのこと。こちらの秋葉神社は、その総本社より勧請された神社ではありませんが、いつかそちらにも行ってみたいです。

秋葉神社というのが、火伏せの神様として広く知られているということも、このたび初めて知りました。

こうして神社巡りをしていくと、少しずつ色んなことを覚えていくものですね。

僕の嫁は、やかんに火をかけたままうっかり忘れると言う失態が過去に数回ありましたので(大事には至りませんでしたが)、二度とそのようなことがないよう、しっかりと秋葉さまに参拝させて頂きました。

秋葉神社、参拝できてよかったです。

続いては、そこから少し北にある、小野照崎神社へと向かいます。

 

 

御朱印

こちらが秋葉神社の御朱印です。

秋葉神社の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、9時から16時までです。宮司さんが不在の時には書き置きのものになります。また、社務所に誰もいない日や時間帯もあるとのことですので、確実に頂きたい方は「事前に電話で日時を伝えてからいらしてください」とのことです。秋葉神社の電話番号は「03-3844-5748」です。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都台東区松が谷3-10-7です。

秋葉神社の公式サイトはありません。

 

電車

日比谷線 「入谷駅」から徒歩5分。

銀座線 「稲荷町駅」から徒歩15分。

僕は稲荷町駅からいくつか神社を回り、秋葉神社にも参拝しました。稲荷町駅から徒歩ですとそれなりに距離がありますが、最寄駅の日比谷線の入谷駅からですと近いかと思います。

また「めぐりん」と言うバスを利用すると「北上野二丁目」もしくは「北上野」のバス停から徒歩2分です。

 

駐車場

参拝者用の専用駐車場はありませんが、近くにコインパーキングがいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

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