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辰巳稲荷神社(渋川市)の御朱印と見どころ

辰巳稲荷神社の紹介

渋川市にある辰巳稲荷神社の参拝レポートです。

読み方は「たつみいなりじんじゃ」です。渋川町東南の鎮守として崇敬されてきたお稲荷さんで、元は渋川駅前に鎮座していた神社です。渋川駅からは徒歩5分ほどです。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

渋川の「辰巳稲荷神社」へ

群馬の渋川といえば伊香保温泉ですが、僕はこのたび伊香保温泉に行ったわけではないんです。渋川という地自体に所用がありまして、そこで通り掛かったのが、この辰巳稲荷神社なんです。

季節は6月の下旬。かなり暑さが厳しくなってきた頃です。

朝から東京を出発したのですが、渋川って電車だとなかなか行きづらい場所なんですよ。

ですが高速バスと言う便利なものがありまして、車を持っていない僕は、それを使うのが最も楽に行ける方法のようです。高速バスなんて滅多に乗ったことがないんですけどね。

バスに乗るため、2016年に完成したバスタ新宿を、初めて利用することに。

バスタ新宿の便利さにいちいち感動しながら、無事バスに乗り新宿から2時間ちょっと。

渋川駅に降り立ちました。

そこから目的地まで徒歩で移動したのですが、その途中にこの辰巳稲荷神社がありましたので、参拝をしたと言う流れでございます。

僕は東京在住ですし、必然的にこのブログで紹介するのも東京の神社が中心になっています。で、たまに旅行に出掛けた先で神社に立ち寄った場合など、東京以外の神社を紹介している形です。

旅行先での神社は、たいてい観光地にあるけっこう知名度も高い神社だったりします。

しかし今回は旅行と言うわけでもなく、しかも渋川と言うなかなかマイナーな地(渋川の人すみません…)を訪れ、たまたま通り掛かった神社です。

ですので完全に地元の人しか知らないような神社ですよね、きっと。

とは言え、神社の前を通り掛かったからには、やはり参拝せずにはいられません。もちろん素通りしちゃいけないってことはないんですけど、神社を見るとお参りしたくなっちゃうんですよ。

そして、たまたまデジカメも携帯していましたので、ついつい撮影も。

と言うわけで、このブログでも紹介させて頂こうと思います。

 

ご由緒

ご祭神は、五穀豊穣の神様である宇迦之御魂大神 (うかのみたまのおおかみ)です。倉稲魂命とも表記され、稲荷神と同一です。

創建は明治27年です。羽鳥安五郎と言う人物が、京都の伏見稲荷神社より勧請し、創建されました。以来家神として信仰されていましたが、その後は渋川町東南の鎮守として祀られるようになります。

大正15年には、渋川駅前に本殿と拝殿が建立されました。

昭和42年に、駅前の区画整理事業に伴い、現在の地に移転しています。

明治よりこの地の人々に厚く信仰されている稲荷です。

 

境内案内

渋川駅から4分ほど歩くと、「ホテルたつみ」と言うホテルの脇に、稲荷の幟り旗が立っているのが見えます。

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角を曲がってぐるっと回り込んだ先が神社の入口です。

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入口には辰巳稲荷のご由緒。一通り目を通します。

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境内へと進みます。大きな神社ではありませんが、立派な赤い鳥居が立っています。

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鳥居の足元には紫陽花が綺麗に咲いていました。

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一礼して鳥居をくぐります。

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鳥居の先がすぐ社殿です。少し変わった造りをしています。大きくはありませんが雰囲気のある社殿ですね。

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社殿の右手前には「正一位辰巳稲荷大明神」と書かれた石碑。下には小さな鳥居が置かれています。

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左手には社名が掛けられています。

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大きめの鈴を鳴らし、参拝します。

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社殿を背にして、右前の入口の方を見ると、こんな景色です。

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こちらは社殿の左側。

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斜め前からのアングルでも激写。

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しばし周囲をうろうろしたりしてのんびり過ごし、辰巳稲荷神社を後にしました。

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参拝を終えて

たまたま通り掛かり参拝した辰巳稲荷神社。

6月下旬でかなり暑い中で立ち寄ったのですが、思いがけずのんびりと過ごしてしまいました。特に境内が広い神社ではないんですけどね。

この日は所用で渋川を訪れ、神社にお参りする予定は特になかったのですが、ついつい見つけてしまい、立ち寄ってしまいました。

小さな神社ではありましたが、鳥居も大きくて、社殿の造りも少し珍しい感じで、落ち着いた雰囲気がありました。社殿の扉の上に掛けられていた綱も、何かの尻尾のような形をしていて印象に残りました。

また、社殿前の石碑の下には、鉄製かと思われる小さな鳥居が置いてあって、それも目を惹きました。

辰巳稲荷は、元々は渋川の駅前に建てられていたようで、約50年くらい前に現在の地に移ったとのことです。駅前にあった頃の景色も見てみたくなります。

この辺りは渋川市の「辰巳町」と言う地名でして、辰巳稲荷神社も「ホテルたつみ」と言うホテルのすぐ脇にあります。

社名の由来を調べる過程で、地名の由来も知りたくて調べてみたのですが、どちらもわからずでした…。神社が地名の由来になっている土地って多いかと思うのですが、この辰巳町がそのパターンなのかどうかもわかりませんでした。いつかわかった際には、追記させて頂きます。

そして渋川では、辰巳稲荷の他にももう一つ気になる神社が。今回、渋川までは新宿から高速バスを使って行ったのですが、渋川駅に着く直前にもバスの中から一つの神社が目に入り、そこにはとても大きな木があったんです。後ほど調べたところ早尾神社と言う神社で、境内にある大ケヤキが有名みたいです。辰巳稲荷神社とはJRを挟んで反対側にあり、用事が済んだ帰りに時間があれば寄ってみようと思っていたんですけどね。残念ながらその時間が取れませんでした。

結局、渋川で訪れることができた神社は、辰巳稲荷神社の一ヶ所のみです。神社巡りに行ったわけではないので、残念ってこともないんですけどね。

渋川の近くには伊香保温泉もありますし、是非今度は伊香保温泉への旅行がてら、渋川の他の神社にも立ち寄れたらな~と。

新宿からのバスに乗り合わせた他の人達は、おそらく伊香保温泉に向かうであろう方々がほとんどでしたからね。

温泉行きたい。

僕はまだ伊香保温泉に一度も行ったことがないので、死ぬまでに一度は行きたいです。

唯一渋川で訪れることができた辰巳稲荷神社、参拝できて良かったです。

 

御朱印

辰巳稲荷神社では御朱印は扱っていません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は群馬県渋川市渋川辰巳町1694です。

辰巳稲荷神社の公式サイトはありません。

 

電車

JR「渋川駅」から徒歩3~5分。歩いてすぐです。「ホテルたつみ」の脇にあります。

 

駐車場

渋川インターより1kmです。参拝者用の駐車場はありませんが、短時間でしたら神社前の道路に路駐しても問題ないかとは思います。

 

周辺のパワースポット

 

渋川市の神社一覧