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商和稲荷神社(渋谷区)の御朱印と見どころ

商和稲荷神社の紹介

渋谷区にある商和稲荷神社の参拝レポートです。

読み方は、推定にはなりますが「しょうわいなりじんじゃ」です。大正15年に、商いの繁栄と家内安全を願い、地域の守護神として創建されました。渋谷駅の南、恵比寿方面の明治通り沿いに鎮座している、小さな稲荷神社です。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

渋谷の「商和稲荷神社」へ

この日は嫁と二人で渋谷駅周辺の神社巡りに出掛けてきました。

季節は8月の下旬で、一時期のやばい酷暑と比べると少しは暑さも和らいでいますが、それでもまだまだ35度近くの猛暑日です。

そんな暑い中、水筒には氷を入れた麦茶、ポケットには塩飴、あとはタオルハンカチと、万全の暑さ対策をしての神社巡りです。そうまでして回らなくても、と思われるかもしれませんが、そうまでしてでも回りたいんだと思います。

おまけにこの日は台風が接近しているとのことでして、予報も夕方くらいから雨になっていて、雲行きの方も気になります。

これまでにも僕たちは、渋谷区の神社はいくつか参拝しています。

しかしながら、渋谷駅の周辺というのは一度も訪れたことがなかったんです。

渋谷区で訪れているのは、明治神宮や東郷神社など原宿方面か、代々木八幡宮など代々木方面がいくつかです。渋谷駅の近くにもいくつか神社があることは認識していたのですが、なかなか訪れる機会がこれまでありませんでした。

このブログのコメント欄でも、渋谷駅近くにある金王八幡宮がお勧めですよ、というコメントも以前頂いたことがありましたし、いつかその辺りの神社巡りはしてみようとずっと思っていたんですけどね。

そんな中、嫁も僕も何も予定がない一日ができましたので、真夏のクソ暑い中ではありましたが、神社巡りに出掛けようと。

前回ガッツリと神社巡りをしたのは7月の末です。そのときは東新宿を歩き回ったのですが、それ以来ガッツリというのはしていなかったので、久しぶりに神社三昧なお散歩に出掛けようという流れです。

行きたい場所としての候補がいくつかありましたので、まずは行き先を嫁と協議します。その結果、今回ついに渋谷駅周辺が目的地として設定されました。

事前に回る神社をピックアップし、御朱印の有無なども調べ、ルートもある程度決めてしまいます。

そして、僕たちがこの日の渋谷神社巡りで最初に訪れる神社として選んだのが、こちらの記事で紹介する「商和稲荷神社」です。

当日は台風の接近もありましたので、朝イチで自宅を出発し、できるだけ早いうちに渋谷に到着します。

駅からは明治通りを恵比寿方面に歩き、10分くらいかと思います。

交差点の一角に赤い稲荷の幟旗が見え、最初の目的地、商和稲荷神社に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、社名からの推定になりますが、五穀豊穣の神様である倉稲魂命(うかのみたまのみこと)です。宇迦之御魂神とも表記され、稲荷神とも同一です。

創建は大正15年です。詳しい経緯などは不明ですが、商いの繁栄と家内安全を願い、地域の守護神として創建されました。

社名の由来も残念ながらわからなかったのですが、渋谷東商店会とも関わりが深いようですし、商いに関した何かしらが元になっているのかもしれません。

創建の経緯や社名の由来など、詳しいご由緒がわかり次第、追記させて頂きます。

 

境内案内

渋谷駅から明治通りを恵比寿方面に歩いて行きますと、左手に立派な銀杏の木が聳えている一角が現れます。そこが商和稲荷神社です。

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ビルの中に聳える一本のイチョウは綺麗でした。

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道路からですと、銀杏の後ろ側に祠があるのが見えます。商和稲荷神社と書かれた赤い幟も立てられています。

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祠には左側からでも右側からでも行けます。特に理由はありませんが、右から回ってみます。

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赤い鳥居の先、左奥に小さな祠があるのが見えます。

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鳥居の右側には手水鉢。水がありませんでしたので、手をはたいてお清めをします。

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鳥居の前に立ちます。左を見ますとすぐ祠です。

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一礼して鳥居をくぐります。

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祠の正面に立ちます。祠の後ろは鏡になっていました。

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お賽銭箱は足元にありました。参拝します。

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境内から銀杏の方を見ますと、こんな感じです。銀杏の向こうが明治通りです。

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最後にもう一度銀杏を見上げ、商和稲荷神社を後にしました。

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参拝を終えて

商和稲荷神社は、交差点の一角に鎮座する、とても小さな神社でした。

手前には大きな銀杏が一本聳え、その後ろに鳥居と祠があります。

祠は鳥居をくぐった正面ではなく真左にありますので、境内の造りとしては、少々おかしな造りにも見えてしまいます。

さらにはですが、祠の後ろが鏡になっていて、一瞬ものすごく奥行きがあるかのような、不思議な感じもしてしまいました。よく見るとおもいきり自分が映っていて、鏡だということがわかるんですけどね。

また、お賽銭箱も見当たらず、最初はないものだと思ってしまったのですが、祠から少し離れるてみた際に、祠が載っている台の下にあるのを見つけました。

狭いスペースに境内が設けられている形ですので、きっと何かと配置など工夫されて造られたのではないかと思います。

神社巡りをしていますと、商和稲荷神社のように小さな場所に祀られている神社にもよく出会います。小さいながらも、それに合わせた形で、けっこう個性的な造りになっている神社などもあり、そういった視点で見るのもまた楽しいものだったりもします。

今回僕は、この商和稲荷神社に参拝したのは初めてなのですが、その前の道は若い頃に何度となく通っているんです。

近くにクロールというライブハウスがありまして、そちらにちょいちょい足を運ぶことがあり、その際には渋谷駅から歩いて行き、商和稲荷神社を目印にして左折していました。もう10年ほどは前のことかと思われます。

当時は商和稲荷神社などと言う名前も知りませんし、なんとなく赤い幟だけをイメージとして認識していたに過ぎません。幟の奥がどうなっているかだなんて、興味すら持っていませんでした。そんなんですので、当然一度も参拝などしたこともありません。神社があるのをイメージとして認識していただけです。

そんな場所に、今度はライブハウスではなく、その神社自体を目的地として訪れることになろうとは。

自分がこんなふうに神社巡りをするようになるとは思ってもいませんからね。

このたび商和稲荷神社に参拝させて頂き、ずっと素通りしていたこともお詫びさせてい頂きました。

明治通りという交通量の多い通り沿いにあるにも関わらず、それを大きな銀杏が遮っているのか、不思議と境内は静かでした。

この日最初に訪れた商和稲荷神社。

参拝できてよかったです。

この後僕たちは、商和稲荷神社から少し坂を上るような形で、若い頃と同じくクロールというライブハウス方面へ。

目的地はもちろんライブハウスではなく、その先にある「渋谷氷川神社」です。

 

御朱印

商和稲荷神社では御朱印は扱っていません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都渋谷区東1-25-6です。

商和稲荷神社の公式サイトはありません。

 

電車

各線 「渋谷駅」から徒歩10~13分。

各線で南側の出口、もしくは宮益坂方面に出ますと近いです。駅からは明治通りを真っ直ぐ南(恵比寿方面)に進みますと、左手にあります。

各線 「恵比寿駅」から徒歩12~15分。

明治通りに出て、まっすぐ北上(渋谷方面)すると、右手です。

東急東横線 「代官山駅」から徒歩12~15分。

渋谷方面に進み、途中JRの高架をくぐり、明治通りに出てすぐです。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。近くにコインパーキングがいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

渋谷区の神社一覧