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篠塚稲荷神社(台東区/浅草橋)の御朱印と見どころ

篠塚稲荷神社の紹介

台東区柳橋にある篠塚稲荷神社の参拝レポートです。

読み方は「しのづかいなりじんじゃ」です。新田義貞の家臣で、新田四天王の筆頭と言われた篠塚重広(しのづかしげひろ)という武将が、古くから祈願を続けていたことから、篠塚稲荷と称されるようになった神社です。浅草橋駅のすぐ南に鎮座しています。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

浅草橋の「篠塚稲荷神社」へ

この日は嫁と二人で、朝から台東区の神社巡りをしていました。

「台東区神社マップ」というのがありまして、それを頼りに神社を回るんです。台東区には神社がたくさんありますので、とても一日では回り切れないんですけどね。

この日は浅草橋駅をスタート地点にしての神社巡りです。マップに載っているものから、載っていないもので偶然見つけた神社まで、ここまでで計11ヶ所もの神社を訪れています。徒歩での移動でそれなりの距離を歩いていますので、だいぶ足も疲れてきた頃。

ですので、11ヶ所目の藏前神社への参拝を最後にして、どこかでお昼ご飯がてら一杯引っ掛け、帰路に就くつもりでした。

しかしです。

台東区神社マップなんですけど、けっこう大雑把な地図なんですよ。で、あまり細かい道とかまでは載っていないマップですので、路地を入るような神社に向かう場合には、事前にスマホで住所入力をして、GPSも頼りに向かう感じだったんです。ですので、必然的にGoogleマップも頻繁に見ることになるわけです。

そうしたところ、帰りに電車に乗る予定だった、浅草橋駅から近いところに、もう一つ神社があるのを見つけてしまったんです。

それがこちらの記事で紹介します、篠塚稲荷神社です。

一瞬見なかったことにしようかとは思ったのですが…やはり、近くに神社があるというのに素通りはできません。知ってしまったからには。知らなければ良かったのですが。

その辺り、僕も嫁もけっこうストイックなんですよ。アホなんですけどね。

二人とも歩き疲れと空腹でだいぶヘロヘロにはなっていましたが、せっかくですのであと一ヶ所、気力を振り絞って行ってみることにしました。

お昼ご飯とビールはあと少しお預けです。

そして浅草橋駅から歩くこと3~4分。

この日最後の参拝にと決めた、篠塚稲荷神社に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、食物や穀物の神様である倉稲魂命(うかのみたまのみこと)です。宇迦之御魂命とも表記され、稲荷神と同一です。 

創建の年代は不明ですが、南北朝時代以前であると考えられます。

南北朝時代の正平年間、新田義貞の家臣で新田四天王の筆頭といわれ武勇を轟かせた篠塚重広(しのづかしげひろ)という武将が、古くからこの地にあった稲荷社に祈願を続けていたことから、篠塚稲荷と称されるようになります。

江戸時代には寺子屋(篠塚学校)が開設され、大正11年まで続きますが、廃校となっています。

昭和20年には空襲により被災しますが、戦後すぐに復興され、昭和35年には現在の社殿が造営されています。

 

境内案内

浅草橋駅の近く、大きな通りから少し入った場所、交差点の角に篠塚稲荷神社を見つけます。

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一礼して石鳥居をくぐります。鳥居の先、左には小さな手水鉢があります。こちらでお清め。

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鳥居の右手には、篠塚稲荷神社のご由緒書き。

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社殿へと進みます。社殿と隣の建物が一体化していて、ちょっと不思議な造りです。

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参拝させて頂きます。

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社殿の左側に社務所の入口らしきドアがありました。完全に社殿と繋がっていますね。

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御朱印はないようでしたので、社務所には寄らずに、篠塚稲荷神社を後にしました。

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参拝を終えて

とても小さな神社だったのですが、社殿の造りが変わっていましたので、印象に残りました。

社殿と隣の建物が一体化してるんですよね。神楽殿などと繋がっている社殿はたまに目にしますが、そういった形ともまた少し違い、そうなってしまった感といいますか、そうせざるを得なかった感もあるような気がします。

おそらく隣の建物は宮司さんのご自宅ではないかと思うんですけどね。

事前に調べたところ、こちらでは御朱印は扱っていないようでしたので、社務所には寄らなかったのですが…どうせならノックしてみればよかったです。ノックしようとは思ったのですが、もし社務所じゃなかったらと思うと恐ろしくて。

昔はこちらが寺子屋だったりこともあるようですので、その頃はもっと大きな神社だったんだろうな、とは思います。大勢の子供たちが毎日のように出入りしていたんだろうなと。

また、篠塚重広がお参りに通っていた頃は、この辺りはどんな景色だったんだろうな~など、色々と想いを馳せてしまいます。

小さな神社ではありましたが、訪れることができてよかったです。

こちらの篠塚稲荷神社を最後に、この日の神社巡りは終わりにしました。

結局12ヶ所もの神社を巡ってしまいましたので、歩き疲れて足が痛かったです。

この後、まだ昼間ではありましたが、浅草橋駅の近くにあった居酒屋に入ってしまい、お昼ご飯がてら酔っ払いになりました。

歩き回った後のお酒は最高です。

とても充実した神社巡りができました。

かなりの数の神社は回ったのですが、それでもまだ「台東区神社マップ」に載っている神社で、訪れていない神社がたくさんあります。

また時期を見て、全部制覇を目指そうと思います。

 

御朱印

篠塚稲荷神社では御朱印は扱っていません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都台東区柳橋1-5-1です。

篠塚稲荷神社の公式サイトはありません。

 

電車

総武線/浅草線 「浅草橋駅」から徒歩3分。

総武線でしたら東口、地下鉄の浅草線でしたらA1出口から歩いてすぐです。

 

駐車場

参拝者用の専用駐車場はありません。近くにコインパーキングがいくつかあります。短時間でしたら通行の妨げにならぬよう、神社前の道路に路駐も可能かとは思われます。

 

周辺のパワースポット

 

台東区の神社一覧