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品川区の初詣ならココ。おすすめの神社を一覧で紹介。

品川区の初詣のご案内です。区内の各地域ごとに、初詣にお勧めの神社を一覧で紹介しています。

初詣は大きな神社に出掛けるという方も多いとは思いますが、ご自分の住んでいる地域を守ってくださっている神社(氏神さま、産土さま)に参拝することも大切です。

氏神さまに、前年を無事に過ごすことができた感謝をお伝えし、新年のご挨拶と平安の祈願をしましょう。

品川区の神社マップ

それでははじめに、品川区にある神社を地図で一覧にしていますので、参考にして頂ければと思います。

品川区内の比較的大きめな神社のみ掲載しています。

上記が品川区にある全ての神社ではありません。小さな神社や祠など、実際にはさらに多くが存在しています。

また、こちらの記事では神社のみの紹介で、寺院は掲載しておりませんので、ご了承ください。

次項より、品川区内の神社を、それぞれのエリアごとに、ざっくりな説明と併せて紹介していきます。

 

品川の初詣

品川神社

源頼朝により創建された神社で、東京十社の一つです。境内の入口には、都内でも三つしか存在せず、東京三鳥居の一つである双龍鳥居があります。浅間神社を合祀していて、品川富士と呼ばれる大きな富士塚もあり、社殿の裏手には板垣退助のお墓もあります。東海七福神の大黒天も祀られています。最寄駅は新馬場駅、北品川駅になります。(品川区北品川3-7-15)

 

利田神社

江戸時代初期に創建された神社で、元々は旧目黒川の河口に鎮座していました。鯨が暴風雨で品川沖に迷い込み、江戸中が大騒ぎになったことがあったそうですが、その鯨を供養した碑もあります。鯨碑があるのは都内で唯一です。北品川駅と新馬場駅の中間辺りに位置しています。(品川区東品川1-7-17)

 

荏原神社

創建は飛鳥時代の末期とも考えられている、大変歴史の古い神社です。北品川の鎮守である品川神社に対し、南品川の鎮守です。東海七福神の恵比須が祀られている神社でもあります。社殿の屋根から顔を出す二頭の龍も必見です。最寄り駅は新馬場駅です。(品川区北品川2-30-28)

 

寄木神社

日本武尊(やまとたけるのみこと)の東征の際に、妃である弟橘媛(おとたちばなひめ)が嵐を鎮めるため入水しました。寄木神社は、そのときの船の残木を祀ったとされる神社です。新馬場駅と天王洲アイル駅の中間にあります。(品川区東品川1-35-8)

 

南品川諏訪神社

鎌倉時代に、信州の諏訪大社を勧請して創建された神社です。元は天妙国寺というお寺の境内鎮守として創建されました。最寄り駅は青物横丁駅です。(品川区南品川2-7-7)

 

稼穡稲荷神社

かつてこの地域には薩摩藩島津家のお屋敷があり、元々はその屋敷内に祀られていた神社です。境内にある樹齢500~600年の御神木である大銀杏は必見です。新馬場駅から歩いてすぐです。(品川区北品川2-32-3)

 

松下稲荷神社

天妙国寺というお寺の門前に松の大木があり、その場所に京都の伏見稲荷大社を勧請して創建された神社です。社名もそれに由来しています。最寄り駅は青物横丁駅です。(品川区南品川5-3-23)

 

東関森稲荷神社

読み方は「とうかんもりいなりじんじゃ」です。同名の神社が同じ品川区内の大井にもありますが、こちらは南品川の東関森稲荷神社です。元は熊野社が祀られていて、その後に稲荷神が勧請されています。新馬場駅と青物横丁駅の中間にあります。(品川区南品川4-17)

 

大崎・戸越の初詣

居木神社

元々は居木橋の近くに鎮座していましたが、風水害が多かったため現在の地に遷座しています。その際に五つの神社を合祀したため、五社明神とも呼ばれていました。境内にある富士塚はしながわ百景にも選ばれています。最寄り駅は大崎駅、大崎広小路駅です。(品川区大崎3-8-20)

 

戸越八幡神社

旧戸越村の鎮守です。村内の水源地にご神体が現れ、その場所に京都の石清水八幡宮の御分霊を勧請し、創建された神社です。社殿は今から200年ほど前に建立されたものになります。戸越駅、戸越銀座駅、戸越公園駅が最寄り駅になります。(品川区戸越2-6-23)

 

品川貴船神社

飛鳥時代の末期、和銅の時代に創建されたと考えら得れている、大変歴史の古い神社です。貴布裲大明神と呼ばれていましたが、江戸時代に現在の社名である貴船神社になりました。品川貴船神社とも呼ばれています。最寄り駅は大崎駅です。(品川区西品川3-16-31)

 

荏原金刀比羅神社

江戸時代の中期、高松城主だった松平頼久が家臣に命じ、高松の発展などのために、四国の金刀比羅宮の御分霊を勧請し、江戸に創建された神社です。現在の地に遷座したのが昭和5年になります。商売繁昌、海上安護、家内安全の神様として親しまれています。戸越銀座駅と大崎広小路駅中間辺りに位置しています。(品川区荏原1-16-4)

 

戸越伏見稲荷神社

京都の伏見稲荷大社の御分霊を勧請して、江戸時代の中期に創建された稲荷神社です。現在は、同じく品川区内にある下神明天祖神社の飛び地境内社となっています。戸越公園駅から徒歩ですぐの場所にあります。(品川区戸越5-10)

 

宝徳稲荷神社

戸越銀座商店街の中にある小さなお稲荷さんです。縄文時代の創建とも言われる、新潟県の宝徳山稲荷大社より御分霊を勧請し、創建された神社です。大崎駅、戸越駅、戸越公園駅、下神明駅の中間に位置しています。(品川区豊町1-3)

 

五反田の初詣

桐ヶ谷氷川神社

この辺りは湧水の多い土地で、かつては境内に「氷川の滝」と呼ばれる泉がありました。現在もその名残である湧水があります。旧桐ヶ谷村の鎮守で、江戸時代の創建と考えられています。最寄り駅は不動前駅になります。(品川区西五反田5-6-3)

 

雉子神社

「きじじんじゃ」と読みます。徳川三代将軍の家光がこの地に鷹狩りに訪れた際に、一羽の白雉が社地に飛びいったことから、その社名がつけられました。旧上大崎村、旧下大崎村、旧谷山村の鎮守です。五反田駅と高輪台駅の中間にあります。(品川区東五反田1-2-33)

 

袖ヶ崎神社

平安時代に、京都の稲荷山から勧請され創建された神社です。元は忍田稲荷大明神と呼ばれていて、現在の社名になったのは明治になってからです。最寄り駅は高輪台駅です。(品川区東五反田3-6-20)

 

誕生八幡神社

戦国武将である大田道灌が、夫人の懐妊にあたり創建したといわれている神社です。夫人が男児を無事に出産したことから、誕生八幡と呼ばれるようになり、現在も安産の守り神として信仰されています。境内の大きな夫婦イチョウや、目黒のさんま祭りの中心地としても知られています。最寄り駅は目黒駅です。(品川区上大崎2-13-36)

 

武蔵小山の初詣

三谷八幡神社

近くにある小山八幡神社から分社して創建された神社になります。元々は出世稲荷社が祀られていた場所に八幡社が祀られました。信仰上の問題から、氏子が二分したと言われています。最寄り駅は武蔵小山駅です。(品川区小山5-8-7)

 

小山八幡神社

平安時代中期に創建された神社です。小山という名のとおり、区内随一の高台に鎮座し、その景観は品川百景にも選ばれています。荏原七福神の大国天も祀られています。近くにある三谷八幡神社は、こちらより分かれて創建された神社になります。西小山駅と洗足駅の中間に位置しています。(品川区荏原7-5-14)

 

葛原神社

下総の豪族であった千葉氏の一族がこの地に住みつき、千葉氏の守護神である妙見社として戦国時代に創建された神社です。西小山駅と荏原中延駅の中間辺りに位置しています。(品川区荏原6-2-13)

 

小山厳島神社

通称、弁天神社とも呼ばれ、境内には弁天池があります。弁天池はカルガモの親子でも話題になったことがあります。最寄り駅は洗足駅になります。(品川区小山7-2-14)

 

京極稲荷神社

元々は、丸亀藩京極氏の邸内社として江戸時代初期に創建された神社です。明治維新後は下屋敷が引き払われ、地元の有志により管理されるようになりました。武蔵小山駅と不動前駅の中間にあります。(品川区小山2-15)

 

火防稲荷

「ひぶせいなり」と読みます。防火の神様として信仰されている神社です。関東大震災による火災の教訓により創建されたといわれています。武蔵小山駅から徒歩ですぐです。(品川区小山4-4-15)

 

旗の台・荏原町の初詣

旗岡八幡神社

源氏ゆかりの神社です。源頼信が下総へ戦に赴いた際にこの地に宿営し、戦勝を祈願したのが発祥とされています。高台に源氏の白旗を立てたことから、この地が旗岡と呼ばれるようになったそうです。毎年2月に行われる甘酒祭でも知られています。(品川区旗の台3-6-12)

 

旗の台伏見稲荷神社

第二次大戦時に、この神社に出征祈願をして戦地に赴いた120名が、全員無事で生還したと言われています。また、この地域一帯が空襲を受けた際にも、神社の周辺は被害がなかったという言い伝えもあるお稲荷さんです。最寄駅は旗の台駅です。(品川区旗の台5-15-2)

 

鮫洲の初詣

鮫洲八幡神社

この地がかつて御林町と呼ばれた漁師町だった頃、もしくはそれ以前から、総鎮守として鎮座している神社です。当時は御林八幡宮と呼ばれていました。昭和になり白山神社が合祀され、現在に至ります。鮫洲駅から徒歩ですぐです。(品川区東大井1-20-10)

 

青雲稲荷神社

元は、現在も近くにある泊船寺というお寺の境内に創建された稲荷神社です。大井七稲荷の一つにも数えられています。鮫洲駅から北側に徒歩ですぐです。(品川区東大井1-2-9)

 

梶原稲荷神社

この地にあった萬福寺というお寺の守護神として、稲荷神が勧請され創建されました。その後萬福寺が火災により現在の大田区に移転し、稲荷神社が残った形となったものです。鮫洲駅と立会川駅の中間に位置しています。(品川区東大井3-9-15)

 

白玉稲荷神社

この近くにあった清伝寺というお寺の境内に、元々は祀られていたお稲荷さんです。明治の神仏分離より、寺院より分かれた形です。大井七稲荷の一つにも数えられています。清伝寺は現在の鮫浜小学校近くにありましたが明治に廃寺になり、品川天龍寺に合併されています。(品川区東大井2-9-15)

 

幸稲荷神社

青物横丁駅から南側に徒歩ですぐの場所にある、小さな稲荷神社です。鮫洲駅からも徒歩圏内です。境内には特徴のある顔をしたお狐さんがいます。(品川区南品川3-4-18)

 

立会川の初詣

天祖諏訪神社

浜川町と元芝の鎮守です。元々は、神明社と諏訪社が、それぞれ立会川を挟んで建てられていたそうです。昭和になりその二つが合併して現在の形となりました。東海七福神の福禄寿も祀られています。安産や厄除のご利益でも知られています。立会川から徒歩すぐです。(品川区南大井1-4-1)

 

九頭龍権現水神社(大井の水神社)

大井町駅と大森駅の中間にある大井鹿島神社の境外末社です。大井の水神社とも呼ばれています。九頭竜権現社として創建され、溶岩を積み上げた洞窟の中に祠があり、社殿はありません。大井町駅と大森駅が最寄です。(品川区南大井5-14-19)

 

火防稲荷神社

近くに住んでいた大飴屋が、商売上で火を扱うことから、火防の神様として勧請し創建したと言われているお稲荷様です。立会川駅から北に徒歩ですぐです。小さな神社です。(品川区東大井2-18-14)

 

大井町・西大井の初詣

大井鹿嶋神社

平安時代の前期に、現在の茨城にある鹿島神宮より御分霊を勧請し創建された神社です。古来より行われてきた奉納相撲は、渋谷氷川神社、世田谷八幡宮と並び、江戸郊外の三大相撲の一つとして知られてきました。大井町駅と大森駅の中間に位置しています。(品川区大井6-18-36)

 

下神明天祖神社

かつてこの辺りは蛇窪村と呼ばれ、蛇窪村が上蛇窪村と下蛇窪村に分かれた際に、下蛇窪村の鎮守として創建されました。境内には区内最大と言われる大きな狛犬や、榧(かや)の木があります。最寄り駅は下神明駅になります。(品川区二葉1-3-24)

 

東関森稲荷神社(大井)

読み方は「とうかんもりいなりじんじゃ」です。同名の神社が同じ品川区内の南品川にもありますが、こちらは大井の東関森稲荷神社です。昔よりこの辺りは稲荷森と呼ばれ、稲荷森稲荷、藤花森稲荷とも呼ばれていた神社です。大井町駅、下神明駅、西大井駅の中間あたりにあります。(品川区大井2-16-14)

 

大井蔵王権現神社

平安時代の末期に創建されたと伝えられている神社です。江戸時代には、江戸の町中に火事や疫病が流行ったときに、この地域だけは権現神社のご加護で無事だったとの言い伝えもあります。荏原七福神の福禄寿も祀られている神社です。最寄り駅は大井町駅です。(品川区大井1-14-8)

 

滝王子稲荷神社

瀧王子稲荷神社とも表記されます。瀧氏と呼ばれていたこの地に勧請され創建されたお稲荷さんです。境内には、品川区の天然記念物に指定されているタブノキが聳えています。富士山を模した富士塚もあります。大井町駅、西大井駅、大森駅の中間に位置しています。(品川区大井5-12-8)

 

作守稲荷神社

かつてこの辺りには薩摩藩主である島津家の抱屋敷があり、その屋敷神として創建されたお稲荷さんです。大井町駅と立会川駅の中間にある小さな神社です。(品川区大井4-12-14)

 

西大井・中延の初詣

上神明天祖神社(蛇窪神社)

「東京の白蛇さま」と呼ばれ、親しまれている神社です。蛇窪神社とも呼ばれています。荏原七福神のひとつである弁財天も祀られていて、境内では個性的な白蛇を見ることもできます。最寄駅は中延駅になります。(品川区二葉4-4-42)

 

金子山稲荷神社

この辺りはかつて金子と呼ばれ、開墾された際に創建された稲荷神社です。古墳の上に鎮座している神社です。最寄駅は西大井駅です。(品川区西大井4-11-3)

 

隣接地域の神社

お住まいの地域によっては、品川区と隣接する・港区・江東区・目黒区・大田区・渋谷区の神社の方が行きやすい場合もあるかと思います。

周辺地域の初詣にお勧めの神社についても、下記にそれぞれリンク記事を貼っておきましたので、是非チェックしてみてください。